ラブライブ!サンシャイン!! 〜希望の光〜   作:リオート

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ダイヤ「あけましておめでとうございます、洋希さん」
洋希「あけましておめでとうございます!」
ダイヤ「今年もルビィ共々、よろしくお願いします」
洋希「よろしくお願いします!あ!あとダイヤさん!」
ダイヤ「なんです?」
洋希「誕生日おめでとうございます!」
ダイヤ「!...お、覚えていてくれたのですね...」
洋希「そうですけど...なにか?」
ダイヤ「い、いえ!別になにも...」
鞠莉「あらダイヤ!誕生日祝ってもらえたのね!」
果南「よかったねダイヤ!結構忘れられること多いから、祝ってもらえて良かったね!」
ダイヤ「べ、別に!///高校生にもなって誕生日なんてそんな...///」ホクロポリポリ
鞠、果「またまた〜」
洋希(俺なんか間違ったこといったかなぁ...)


どうもみなさん、あけましておめでとうございます!
リオートです!
みなさんは神社にお参りなどしましたか?
新年で早速いいことありましたか?
私はモンストで40連爆死して新年早々酷かったです(泣)
今年も「ラブライブ!サンシャイン!!〜希望の光〜」は続きますのでよろしくお願いします!
それでは本編どうぞ!


第4章 TOKYO
第40話 誘いと再会


千歌「この前のPVが5万再生?」

 

セミの鳴き声が響く部室の中で、うちわをあおぎながら千歌は言った。

 

洋希「そんなに伸びたのか!?」

善子「ランタンが綺麗だって評判になったみたい」

 

まだあげてそんな日数は経っていないはずだが...とまさかの動画の伸びに俺は驚きを隠せなかった。

しかしこれだけではなかった。

 

善子「ランキングも...」

 

といってランキングの項目を確認すると...。

 

デンッ!![99位]

 

 

梨子「99位!?」

花丸「ずらっ!?」

洋希「うっそだろお前...」

 

あんだけ伸び悩んでいたランキングがまさかの2桁代まで到達したのだ。これには全員びっくり仰天。

 

千歌「きた...きた!キタ━(゚∀゚)━!」

 

歓喜の声をあげながら千歌が近づいてきた。

 

千歌「それって全国でってことでしょ?5000以上いるスクールアイドルのなかで100位以内ってことでしょ!」

 

まさに今千歌が言った通り。現時点で全国のスクールアイドルは5000以上いる。そしてその中で俺らは99位。もうすごいの一言では収まらないぐらいだ。

 

梨子「一時的な盛り上がりってこともあるかもしれないけど...それでもすごいよ!!」

洋希「いや、今回はちゃんと正攻法でやったからな。そのへんは大丈夫だと思うぜ」

善子「なによそれ!それじゃあ堕天使が正攻法じゃないみたいじゃない!」

洋希「あれはダメだ。刺激が強過ぎる。特に問題はこの子」

 

俺はルビィの頭にポンと手を置いた。

 

ルビィ「ルビィですか!?」

曜「そういえば洋希、血吐いて倒れたもんね...」

洋希「そう、だから今回はそういうチートなしでやったから大丈夫ってこと」

花丸「ルビィちゃんが...チート...マルは...チートって言われるほどじゃなかったってことずらか...」

ルビィ「花丸ちゃん...気にするとこ違うと思うよ...」

 

あれは健全な男子にはダメですよ。あれでいったい何人の男子が瀕死に陥ったことやら...。

 

千歌「ねぇねぇ!!後はなにかないの!」

ルビィ「後は...ランキング上昇率では1位です!」

花丸「すごいずら!」

洋希「なんだよ...結構上がんじゃねぇか...」

曜「洋希、そのネタいいかげん飽きた」

洋希「...勘弁してくれよ...」

善子「とかいわれながらも続けるのね...」

洋希「俺は止まんねぇかr...」

千歌「なんかさ、このままいったらラブライブ優勝できちゃうかも!」

 

俺の言葉を遮って、千歌からとんでもない言葉が飛んできた。優勝とは...大きく出たもんだな...。あと俺の渾身のネタを軽くスルーしないでくれ。

 

梨子「そんな簡単なわけないでしょ...」

千歌「わかっているけど...でも、可能性は0じゃないってことだよ」

洋希「そうだな、それぐらい余裕もてるぐらいが、ちょうどいいと思うぜ」

 

実際ダンスの出来も良くなってきている。最初のライブに比べても確実にレベルアップはしている。だからあながち千歌の言うことは間違っていない...と思う。

 

千歌「おお!?珍しくひろくんが私に共感してくれた!」

梨子「明日は雪でもふるのかしら...」

洋希「...俺、そんなにお前に対して、否定的だったっか...?」

千歌「うん」

洋希「...君...素直なやなぁ...」

 

いつもぶっ飛んだことしかいわないからそれに対して発言してるだけなんだが...そんな印象持たれていたのか...。てか雪はふらねぇから。

 

ピロンッ

 

 

洋希「ん?なんだ今の音?」

ルビィ「メール...ですね」

 

どうやら千歌のパソコンにメールが届いたらしい。ルビィはすぐさまカーソルを合わし、メールを開いた。

その内容とは...。

 

ルビィ「Aqoursのみなさん、東京スクールアイドルワールド運営委員会...」

曜「東京?」

ルビィ「ってかいてあります!」

千歌「東京って...あの東にある京...」

梨子「なんの説明にもなってないけど...」

洋希「そのまんまじゃねぇか...」

 

にしても東京スクールアイドルワールド運営委員会がいったいなにを...ん?東京...

少しの沈黙ののち、全員はハッとした。

 

全員「東京だぁぁ!!」

 

あこがれの場所からの誘いに、全員目を輝かせていた。改めて内容をみると、どうやら委員会主催のイベントに出てほしいとのことらしい。

 

洋希「こんなに早く東京とはなぁ...」

 

そう、転校してきた俺からしたら、数ヶ月ぶりの東京。でもまさかこんなにも早くあそこに返り咲くなんて...。別に嫌なわけではないのだが、こんなにも早いと懐かしさとか感じられないから、ちょっと残念な気もする...。

 

洋希「あいつに...連絡しとくか...」

 

運営委員会からの連絡を受けた俺たち。開催は今週の日曜日なのだが、千歌が「せっかく東京にいくなら観光したい!」という提案をだしたので、前日の土曜日に東京にいくことになった。金は大丈夫なのか?ときくと「お小遣い前借りで!!」と少々焦り気味に言っていた。ちゃんと考えてから発言しましょ?

 

 

 

 

 

そして東京に向かう前日の夜。俺はある人物に電話をかけていた。数秒のコールののち、その人物の声が聞こえた。

 

瑠美「もしもし!?どうしたのひろくん!?」

 

お相手は幼馴染の瑠美。実に数ヶ月ぶりの会話となる。お互いなにかと忙しかったらしく。あまり連絡がとれなかった。というより、あんなことがあったから、お互い連絡とりずらかったのだろう。

 

洋希「久しぶりだな瑠美、元気か?」

瑠美「それはこっちのセリフだよ!静岡に行ったっきり全然連絡くれないんだもん!!心配しちゃったよ!」

洋希「ごめんごめん、こっちもこっちで忙しくてさ」

 

長年付き添った幼馴染の声。その声に安心感を感じた。

 

瑠美「そっか...それで?なにかあったの?」

洋希「ああ、実はな...」

 

本題を切り出すと、瑠美は驚きもしたが、同時に嬉しそうな声をだした。

 

瑠美「じゃあ、明日秋葉原に行けば会えるの?」

洋希「そうだな。だから久々に会わないかって...」

瑠美「絶対いく!!」

 

あんまりにも大きな声に俺はスマホを耳から遠ざけた。嬉しいのは分かるけど...少しは俺の耳もきずかってくれないかねぇ...。

 

瑠美「ところでひろ君」

洋希「ん?なんだ?」

瑠美「私があげたミサンガ、まだ付けてる?」

洋希「ミサンガ?...あっ...」

 

ミサンガといえば、東京を旅立つ前に瑠美が俺にくれたやつだ。まあ普通なら未だに腕に巻かれているはずだが...。

 

瑠美「その反応...まさか...」

洋希「...机のなかでございます...」

瑠美「やっぱり!!どうせ「付けてると汚れたりするのがもったいない!」とか思って外しちゃったんでしょ!」

洋希「さようでございます...」

 

昔から俺は人から貰ったものは大事にする。なのでミサンガといえども、やはり瑠美からの送りもの。安易に付けて汚したりしたくなかった。だから机のなかに大事に保管していたのだが...どうやら瑠美にはお見通しだったようだ...。さすが幼馴染。略してさすおな。

 

瑠美「はぁ...変わらないね、ひろ君...」

洋希「そんな数ヶ月じゃ人は変われねぇよ...」

瑠美「でも安心した!」

洋希「なにが?」

瑠美「ん?ひろ君はひろ君なんだなって!」

洋希「俺は俺?」

瑠美「ま、それはいいとして、明日、楽しみしてるね!」

洋希「おう、じゃあおやすみ」

瑠美「おやすみ!ゲームして夜更かししちゃダメだぞ!」

洋希「最近は控えてるよ!!」

 

そういって通話を切った。なんだか昔に戻った気分だった。あんなに気軽に話したの久々だなぁ...。別にAqoursのやつらと気軽に話せないわけじゃないけど...やっぱ話しやすさのレベルが違うっていうか...やっぱお互いをちゃんと理解してるからかな。

そんなことを考えながら、ゲームはせずに、明日に備えて眠りについた。

 

 

 

 

 

 

次の日。

俺は集合場所の十千万にやってきた。少し早めに来たから俺が一番乗りと思ったが、先に梨子が来ていた。

 

洋希「おはよう梨子、随分早いな」

梨子「おはよう洋希くん、なんか早起きしちゃって...家にいても落ちつかないから...」

 

梨子も梨子で、なかなか緊張しているようだ。まあ東京でライブするんだから緊張するのも無理ないか...。

 

千歌「おっはよう二人とも!!」

洋、梨「おはよ...って、えっ?」

 

いつもの千歌ならこんな反応をしなかっただろう。しかし今は事態が違う。無駄に派手なトップス、無駄に派手なスカート、無駄に派手なシューズ、そして無駄にデコレーションされたバッグ、さらにさらにピンクのメガネにでっかいリボン。はて、お前は東京に何しに行くつもりだ?

 

梨子「いったいなにが...どうしたの...」

洋希「東京いける嬉しさで頭のネジが数本抜け落ちたんだろ...」

千歌「どう!かわいいでしょ!」

 

という千歌の後ろで、美渡さんがニシシと笑いながら千歌を見ていた。なるほど、この格好の原因はあんたか。

 

梨子「東京行くからって...そんなに構えなくても...」

洋希「普通の格好でいいんだぞ...」

千歌「梨子ちゃんとひろくんはいいよ、内浦から東京行くなんて、一大イベントなんだよ!」

洋希「なあ梨子...東京って...こんな場所だと思われてないよな...?」

梨子「大丈夫...千歌ちゃんだけだと思うから...」

 

東京出身の俺らからしたからとても心配なのだ。外からの東京のイメージがこんななのかと。まったくもって心外だ。

 

ル、花「おはようございます!!」

 

元気な挨拶と共にルビィ、花丸がやってきた。まさか彼女たちは変な格好してこないだろうと、不確定な予想を持っていた。

 

洋、梨「おはよ...え''っ...」

 

しかしその予想は大ハズレ。なんということでしょう。ルビィちゃんも千歌と同様、無駄に派手な洋服を身にまとい、髪にはたくさんのリボン。ああ、ルビィちゃんもそっちにいってしまったか...。

さらに問題なのは花丸。探検隊かなにかか?お前は鉱石採掘にでも行くのか?といわんばかりの格好をしている。しまいにはピッケルを装備してるぐらいだ。

 

ルビィ「どうですか?...ちゃんとしてますか?」

花丸「こ、これで渋谷の険しい谷も大丈夫ずら!」

 

ますます東京の印象が心配になってくるなおい。

 

梨子「なに?その仰々しい格好は...」

ル、花「ガーン!!」

洋希「それに渋谷は険しくない」

千歌「二人とも地方感まるだしだよ!」

梨、洋「あなたもよ」「お前もな」

千歌「ええっ!!」

 

このままだと内浦が変なところだと思われてしまうので、千歌たちには即刻着替えてくるように命じた。

着替えがおわったところで、俺たちは志満さんの運転する車で駅まで送ってもらうことになった。

 

花丸「結局...いつもの服になってしまった...」

 

と車内で1人、格好を悔やんでいる花丸。いや、そんなにいい服あるなら最初からそれ着ようよ。

 

洋希「いや、全然そっちの方がかわいいと思うぞ?」

花丸「ほんとずら!?えへへ〜♪」

洋希「ああ!...少なくともさっきよりはな...」

梨子「でもそのずらは気をつけたほうがいいかも...」

花丸「ずらっ!?」

 

まあ確かに地方感あるもんなそれ。俺は別にいっててもいいと思うけど...。

そんな指摘を受けた花丸は外を眺めるルビィに一声かけた。

 

花丸「ルビィちゃん」

ルビィ「ん?」

花丸「まるがずらって言いそうになったら、止めてね?」

ルビィ「うん!いいよ!」

 

二人の仲の良さを改めて感じた。やっぱりルビマルは見てて癒される、とこんなに余裕ぶってはいるが、曜たちとの集合時間はとっくに過ぎてるのだった。

 

 

 

 

 

ようやく沼津駅に到着した俺たち。すぐさま曜たちと合流しようとしたのだが...。

 

ヨハネ「ふふっ...天津雲井の彼方から、堕天使たるこの私が、魔天にて、あまたのリトルデーモンを召喚しましょう...」

 

そこにいたのは堕天使ヨハネ、しかも顔を真っ白にして翼をはやして、爪を伸ばしに伸ばしている。これは地方感というより、異質感が漂っている。そのせいか人だかりが出来ている。なんでライブやる前から目立ってるんですかあなたは。

 

千、花、ル「くっくっく」

千歌「善子ちゃん」

ルビィ「やってしまいましたねぇ」

花丸「善子ちゃんもすっかり堕天使ずら〜」

洋希「地方感丸出しだったお前らが言えることじゃねぇぞ...」

ヨハネ「だから善子じゃなくて...ヨハネ!!」

 

と叫ぶと、見ていた人たちは驚いてみんな散らばっていった。しかしその後と女の子が1人みていたが、すぐさま母親に連れていかれた。あの子...変な影響受けなきゃいいけど...。

 

曜「それにしても...みんな遅いよ!!」

洋希「すまん、こいつらの服装を正してたらこんな時間に...」

曜「正す?そんなに酷かったの?」

洋希「今の善子みたいな...」

曜「ああ...なんとなくわかったかも...」

ヨハネ「それよりリトルデーモン、早く彼の地に...」

洋希「とりあえずお前はその顔と背中の翼、あと爪をどうにかしてこい。じゃないと東京つれてかないぞ?」

善子「うっ...わ、わかったわよ!!今直してくるから、置いてかないでよ!!」

洋希「はいはい...」

 

そういって善子は1度家に帰っていった。あいつ何にも言われなかったらあのまま行くつもりだったのかな...。

その帰りを待つ間、俺は荷物をとりに一旦車にもどった。

 

梨子「どうだった洋希くん?」

洋希「善子が堕天してただけだった」

梨子「そ、そう...」

 

荷物を下ろしていた梨子も、これにはおもわず苦笑い。

もうなんかここまでで驚きまくったから、変な疲労感を感じてるよ...。

 

志満「二人とも」

 

そんな会話をしてると、運転席の志満から声をかけられた。

 

志満「みんな、あんまり東京になれてないから、宜しくね?」

洋希「はい!任せてください!」

 

と志満さんの頼みに精一杯答えたのだが、梨子はどこか浮かない表情をしていた。

 

梨子「はい!...」

 

 

 

 

荷物をもって千歌たちのところまで来ると、浦の星トリオの3人がいた。

 

洋希「3人とも、どうしたんだ?」

むつ「見送りに来たんだよ!千歌たちの!!」

洋希「へぇ、わざわざありがとな!」

むつ「あとそれ、クラスのみんなからだから、赤羽くんたちも食べてよね!」

 

そういって千歌が既に受け取ったのっぽパンを指さした。ほんとに気が利くったらありゃしないよこの子たち...。

 

むつ「それ食べて、浦女のすごいとこみせてやって!!」

千歌「うん!!」

よしみ「それじゃあ...」

 

トリオ「いってらっしゃい!!」

Aqours「いってきまーーす!!」

 

3人に見送られた俺たちは電車を使い、東京を目指した。途中なんかいか乗り換えがあるので、結構ややこしい。沼津くるときも、こんなんだったなぁ...。

 

千歌「えっと...次は?」

曜「あれじゃないかな?」

洋希「うん、それであってるぞ」

千歌「よかったぁ...」

曜「やっぱり電車慣れしてる人がいると安心だね」

洋希「まあ東京にいる時は結構乗ってたからな」

 

そんな会話をしつつ俺たちが乗る電車は確実に東京へと近づいていった。途中にみえた綺麗な海。まるで俺たちの旅立ちを祝うかのような鳥達。そんな景色に千歌たちは胸を踊らせていた。

そして、俺たちは到着した。

 

 

 

ワイワイガヤガヤ

 

善子「ここが魔の東京...」

 

相変わらずの賑わい。久々の秋葉原だが、まあまあ行き慣れているのもあり、千歌たちほどの喜びはないが、里帰り?と考えればまあいいだろう。

 

千歌「あぁ〜みてみて!ほらあれ!スクールアイドルの広告だよね!?」

曜「あんまりはしゃいでると、地方から来たって思われちゃうよ?」

ルビィ「そ、そうですね...なれてますぅって感じにしないと...」

 

周りを指さしながら歓喜の声を漏らす千歌を曜が注意した。

まあ確かに駅前であれやこれやいってたら東京慣れしてるとは思わないよな。

 

洋希「でも別にいいんじゃないか?そのへんは気にしなくても...」

千歌「なら...」

 

千歌は突然道の真ん中に飛び出した。そして...

 

千歌「ほんとに原宿っていっつもこれだからマジやばくなぁい?おーほっほっほ!!」

 

なにをするかと思えば。慣れてる感だそうとして、アホ晒したぞこいつ。通り過ぎる人たちは、「かわいい」と言っているが恐らく皮肉に違いない。すいません、そいつただのアホです。

 

曜「千歌ちゃん...」

梨子「ここ秋葉...」

千歌「...テヘペロ♪」

 

来てそうそうこれか...。先が思いやられるぜ...。

 

洋希「ま、千歌のアホ晒しはさておき、早速神社に...」

???「あの...」

 

本題を切り出そうとした時、不意に誰かが俺に話しかけてきた。なにごとかと思いその方を振り向いた。そこには...。

 

洋希「...瑠美?」

瑠美「うん!...ひろ君...だよね?」

 

ショートヘアーの青みがかった髪。そして黄色のピン止め。主な特徴はそれぐらいしかないが。幼馴染の顔は見るだけですぐわかった。

 

洋希「ああ、そうだよ」

瑠美「本物だよね?間違えてないよね?」

洋希「間違えてないぞ...ただいま、瑠美」

 

そう、瑠美と再開したら言おうとしていた言葉。あの時「いってきます」っていった俺がまず言わなければいけない言葉だ。それに気づいたのか、瑠美の目に涙が溢れてきていた。

 

瑠美「やっぱりそうだ...うぅっ...うぅ...ひろ君ーーーーーー!!」

洋希「どわぁ!!?」

Aqours「!?」

 

結構な勢いで飛びつかれたので、俺はそのまま大きく倒れた。相変わらず力はお強いようで...。

突然の出来事に千歌たちは目をぱちくりさせていた。

 

瑠美「会いたかったよぉ...」

洋希「だからっていきなり飛びつかなくても...」

瑠美「ごめんごめん...あんまりにも嬉しくて...」

 

目に涙を浮かべながら瑠美はいった。

 

瑠美「おかえり...ひろ君...」

洋希「ああ、ただいま」

 

久々の幼馴染との再開。10数年共に日々を過ごしてきたやつと、数ヶ月ぶりだが、会えただけでもほんとに嬉しい。おかえりとただいま。それが言いあえるだけでなんだか満足だった。そんななか...。

 

千歌「あのぉ...」

曜「お取り込み中のとこ悪いんですけど...」

 

なにやらかしこまって千歌たちが話しかけてきた。

 

洋希「どうした?」

千歌「えっと...その子はいったい...」

瑠美「ひろ君、この子たちがひろ君の言ってたAqours?」

洋希「おう、そうだぜ」

梨子「私たちのことは、知ってるのね...」

瑠美「ひろ君から聞いたからね!」

洋希「そういやお前たちには話してなかったな」

 

俺と瑠美は立ちあがり、千歌たちのほうを向いた。なんだかみんな息を飲み込んで身構えている。瑠美にそんな警戒するところあるか?

 

洋希「紹介するぜ、こいつは...」

瑠美「瑠美です!ひろ君の...」

 

そうそう、俺の幼馴染って言ってくれればこいつらも変な勘違いは...。

 

瑠美「彼女です!!」

 

そう!俺の幼馴染...って...

 

洋希「...は?」

Aqours「えっ...」

 

 

Aqours「ええっーーーーー!!??」

 




電車で移動中...

ルビィ「花丸ちゃん、顔色悪いけど大丈夫?」
花丸「ううっ...気持ち悪いずら...」
善子「あんなにのっぽパン食べるからよ...」
洋希「大丈夫か?なんなら俺によっかかってもいいぞ?」
花丸「じゃあ...そうさせてもらうずら...失礼するずら...」
洋希「はいよ」
花丸「ずらぁ...♪」
ルビィ「花丸ちゃんの顔色が一気に良くなった...」
善子「ずら丸!あんたそれをねらって...」
花丸「なんことずら♪」
善子「めちゃくちゃ元気じゃない!!」
花丸「洋希先輩...やっぱり横になってもいいですか?」
洋希「構わないけど...俺の膝枕になるぞ?」
花丸「むしろそれでお願いするずら!!」
洋希「え、あ、おう...じゃあどうぞ...」
花丸「お邪魔するずら〜♪はぁ...♪」
ルビィ「洋希先輩の隣満喫してるね...」
善子「くっ...別に羨ましくなど...」
花丸「ジャンケンじゃマルには勝てないずら」
善子「うるさいわね!」
洋希(あっ、坂本龍馬当たった)モンスト


電撃G's magazineの最新号のAqoursのページで、ルビィちゃん、梨子ちゃん、果南ちゃんの自分の学年別推しが揃っているページがあったので、見ていてニヤニヤしてしまいました(変態)
かなルビりこもっと流行れ。
あ、あと自分のTwitterのせたので、良ければフォローよろしくです!
そんなわけで次回もお楽しみに!ヾ(・ω・`)

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