ラブライブ!サンシャイン!! 〜希望の光〜   作:リオート

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やっと本編に入ります。
自分はアニメとオリジナルを織り交ぜてストーリーを作っていきます。
それでは、どぞ。


第1章 新天地
第4話 ようこそ 沼津へ


洋希「とうちゃーーーーく!」

 

長い旅路を経てようやく沼津に到着した。何回乗り換えはあったもののほとんど座れたからそれほど辛くなかった。そういや途中でおばあちゃんに席をゆずったよ。俺優しいー。

 

洋希「でもまさかあいつにあんなこと言われるとは思わなかったわ〜」

 

 

 

 

 

時を真姫戻して...出発前...

 

 

 

 

 

 

 

瑠美「ひろ君のこと、好き」

 

ほうほう最後の最後でそんないやみを......って

 

洋希「ええええええええええええええええええええええええええええええ!?」

 

ま、まままままさかまさかそんなまさか!?嘘だろ!?あの瑠美から告白されたぞ!これはきた!俺も晴れて非リア充卒業じゃああああ!?遠距離恋愛になるけどこれもまた一興、ハッハッハー知沙姉に自慢してやるぜぇぇー!

 

 

 

 

 

 

なんて思っていた矢先

 

 

 

瑠美「ま、冗談だけどね♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋希「次あったら覚えてろよ」

 

1人で心の中でウェイウェイしていた俺の気持ちをぶっ壊しやがって...絶対許さん...。沼津で彼女作ってあいつに一泡吹かせてやるからな...。

と洋希をこんなにも切れさせた瑠美さんですが、当の本人、なんでやっとの思いで「好き」と言えたのに「冗談」の一言で消し炭にしてまったんだろうと家でもがき苦しんでいるのは洋希には知るよしもありません。

 

洋希「にしても知沙姉遅いな〜」

 

俺が到着する頃にはいるってのを聞いていたんだがどこにもそれらしい姿が見当たらない。なんかあったんじゃないかと普通は思うが俺はそんなことこれっぽっちも思っちゃいません。なぜなら...あっほらスマホに通知が。

 

『ごめーん今起きたーすぐに迎えに行くから適当に時間潰しててー』

 

なんて気の抜けたメッセージが届いた。まだ寝坊癖治ってなかったのかよ...。よく1人ぐらしできるよな...。

仕方が無いのでとりあえず沼津駅周辺で時間を潰すことにした。さて何しよう、とりあえず書店が見えるのでそこに入ってみることにした。中は東京とはさほど変わらず本が置いてある。結構人がいるなーと思いながら面白そうな本を探す。

 

???「花丸ちゃん!アイドルの本あったよ!」

???「よかったね!ルビィちゃん!マルもこんなに買っちゃったずら」

 

今どき「ずら」とか言うやつがいるのかーなんて思いながら特に面白そうな本も無かったので書店を後にした。まあまあ時間を潰せたかと思ったがまだ知沙姉は来ない。さすがにイライラしてきた。てか最近イライラしかしてない気がする。まあだいたいあの冗談女のせいだけどね。

あと少しぐらいで来るだろうと淡い期待をしつつちょっといくつか裏路地っぽいところがあるのでちょっと覗いてみる、アニメや漫画ならここで女の人が悪い人に変なことされてる、なんてのがあるがまあそれはないだろうと思い最後の裏路地をみた、そこには

 

???「は、離してください!」

 

マジか、ほんとに襲われてるよ。しかも男3人に。男2人が女の子の腕をそれぞれ片方ずつ掴み、残り1人が女の子の前に立っている状況だ。

 

男A「大丈夫だよ、暴れなきゃなんにもしねぇよぉ」

 

いやいや暴れなくても絶対なんかするでしょあいつ。だって目がやばい目してるもん。どうしよう、とりあえず警察に連絡するか?いやそれじゃあいつらが何しでかすかわからない。これは僕がやるしかありませんね。スマホに110と打ち込みそのまま電源を切る。こうすれば万が一のときすぐに警察を呼べる。ま、そんなことはないだろうけどね。スマホをポケットにしまい裏路地に入っていく。

 

洋希「あんたら、こんな所でなにしてんだ?」

 

男3人と女の子が俺の声に反応し、一斉にこっちを向く。

女の子の前に立っていた男が俺の前まで歩いてきた。

 

男A「んだてめぇ?」

 

男はガムをクチャクチャさせながら俺に聞いてくる。正直こんな奴の質問に答えるのはいささか気分が乗らないがしょうがない。

 

洋希「ただの通りすがりの高校生さ、たまたまアンタらがイヤラシイことしているのを見つけてね、とりあえずその子を離してもらおうか」

 

お、ちょっとそれっぽく言えたぞ。ナイス俺。奥にいる女の子はもう泣きそうな顔でこっちを見てくる。大丈夫、今から俺が君の「希望」になってやるよ。そんなことを考えていたら男が

 

男A「離してもらおうかだぁ?随分俺たちを舐めてやがんな!」

洋希「ならどうしたら離してくれる?」

男A「そんなに離してほしいか、ならよう...」

 

男は俺の質問に答えるまえに叫びながら拳を向けてきた。

 

男A「ここでお前が死ねぇぇぇぇぇ!」

 

まあ殴られるとは思ってたので、俺はそれをタイミングよく掴んだ。結構ガッチリとした手だったが、殴る力はそれほど無かった。俗にいうナリヤンってやつかな。ちゃんと鍛えなきゃダメだぞ?

どうやら止められるとは思ってなかったらしく、男の顔に焦りが見え始めた。

 

洋希「いきなり殴るなんてあぶないなぁ...」

男A「こ、こいつ...」

洋希「先に殴ったのはあんただからな...俺が殴っても文句いうなよ?!」

男A「ちぃ!」

 

すると男はすぐさま俺が掴んでいた右手を離し(洋希は左手で掴んでました)今度は左手で殴りかかってくる。さすがにこれは読めたので、さっと男の攻撃を避けた。そして、がら空きの男の腹に思いっきり拳をねじ込んだ。「グホォ!」といって男はたおれた。ちょっとやりすぎたかな?と罪悪感をもちつつ、今度は女の子を掴んでいる男2人の方を睨みつけた。

 

洋希「さぁ、次はどっちが相手してくれんだ?」

 

ちょっと悪役ぽくいってみたけど、あ、これ楽しいな。なんて思ってると右腕を掴んでいた少し小太りの男のが、

 

男B「よ...よくも兄貴をー!」

 

おいおい、そんな雑魚が言うようなセリフで俺を潰そうとするつもりか?

この男もさっきの男同様殴りかかってきたのでこれもヒョイと避けた。体型のせいか動きも早くなかった。そして殴りかかってきた腕を掴みそのままぶん投げた。

そしてさっき殴り飛ばした男の上に落としてやった。男は見事に下敷きになりました。

よし、あと一人...

 

男C「野郎、ぶっ殺してやぁぁる!!!!」

 

なんかどっかの日曜洋画劇場で聞いたことあるようなセリフが飛んできたが...まあいい。

俺は来るタイミングを見計らい肘を思いっきり振った。肘は男に見事命中し、男は倒れた。

この勝負、俺の勝ちかな?

俺はすぐさま女の子の安否を確認する。女の子の方に向かうと女の子はペタンと地面に座り込んでいた。あまりの出来事に多分この状況を理解できていないんだろう。そんな彼女に俺は「大丈夫?」といって手を差し出した。女の子は少し戸惑いつつも「だ、大丈夫です...ありがとうございます...」といって、俺の手を掴んだ。

知沙姉と瑠美以外の女の子と手を握ったことがなかったので、少しドキッとしてしまった。

 

洋希「と、とりあえず広いとこにでよっか!ここじゃ危ないし!」

???「は、はい...」

 

恐らく赤くなっているだろう顔を見られないように、彼女の前を歩き、大通りにでた。

 

 

 

 

 

数分後...

 

俺たちは駅の近くのベンチに腰掛けている。あんな事件があってさすがに知沙姉も来てると思ったのだが連絡なし。これこなかったら俺どうすりゃいいんだよ...。

 

???「あの...助けてくれてほんとにありがとうございます」

 

考え込んでいた俺に、女の子がお礼をいってきた。まああれをスルーしてあとで事件になってたら罪悪感で眠れなくなってただろうし。

 

洋希「たまたま通りかかっただけだから気にしないで、困ってる人がいたら助けるのは当たり前だし」

 

よくある返しを言ったら、女の子は顔を少し赤らめて目をそらした。俺、なにかまちがったこといったかな?

 

???「つ、強いんですね...空手とかやってたんですか?」

洋希「いや?そういうのは全然」

???「じゃあ、あれはどこで...」

洋希「昔父さんと毎日のように取っ組み合いしてたからさ、なんかあーいうのに強くなっちゃったんだよねぇ」

???「と、取っ組み合いであんなに強くなれるんですか...?」

洋希「さぁ...」

???「えぇ...」

 

まあその取っ組み合いが結構ガチだったてのもあるのかな。なにはともあれ父さんには感謝しないとな。今なら父さんの言った「お前もいつか守るもんができるからつよくなっとけ!」って言葉の意味がわかる...。ありがとう、父さん...。

 

???「そう言えば、なんて名前なんですか?あんまりこの辺じゃみかけない人だけど...」

 

そういや名前いってなかったな。てかそんなに他のとこからきたってわかるのかな?いたって普通の格好をしていると思うのだが...。知沙姉のとこいったら聞こう。

あ、質問に答えないと。

 

洋希「俺は赤羽洋希、君は?」

 

もしかしたら、また会うことがあるかもしれないから一応聞いておこう。決してナンパではないからな。勘違いするなよ君たち。

 

???「私、渡辺曜って言います、春から高校生2年生です!」

 

どうやら渡辺と言うらしい、結構よく聞く名字だが名前は初めてかな。曜って結構珍しいと思う。

お互いの自己紹介が終わり、俺は渡辺にある疑問を投げかけた、

 

洋希「そういや、なんで渡辺は俺に敬語使ってるの?」

 

さっきから気になっていたので聞いてみると、

 

曜「え、だってあなたって三年生なんじゃ...」

洋希「俺も渡辺と同じで春から2年生だぜ」

曜「えええ!?」

 

どうやら服装と見た目で年上に見えたらしい。渡辺は「なんだ〜」とまるで肩の重りが外れたような感じで軽々としていた。元々敬語とか慣れてないんだろうな。

 

曜「じゃあ、もう敬語じゃなくてもいいんだよね?」

 

おいおい、仮にも命の恩人だぞ。少しぐらいは敬意をもってもらいたいのだね。ま、こんなこといったらただの性格悪いやつになるのでそんなことはいいません。ここは清く受け入れるのが男ってもんよ。

 

洋希「おう、構わないぜ」

曜「じゃあ赤羽くん!よろしくね!」

洋希「こちらこそよろしく!」

 

沼津にきて初めての出会い、ここから俺の新しい物語が始まる...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てか、知沙姉遅スギィ!

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょう。
だんだん小説書くのが楽しくなって来ました。
こうやってアニメのキャラと自分のオリキャラを会話させるのをしたかったので、凄く楽しいです。
今回はラブライブ!キャラが3人でましたね。えっ、1人しか出てない?ノンノン、ちゃんと読めばあとの2人もちゃんとでてます。
多分次回は知沙姉着くかな。お楽しみに。
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