ラブライブ!サンシャイン!! 〜希望の光〜   作:リオート

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花丸「リオートさんは本は読んでますか?」
リオート「最近はライトノベルを読み始めたよ」
花丸「それじゃあダメずら!やっぱり現代の人たちはもっと文学作品を読まないと!」
リオート「といわれてもねぇなんか普通の本てなんか読みずらいんだよねぇ...」
花丸「だから、国語が苦手なんじゃないずら?だからいつも国語のテストの点数が...」
リオート「すいません文学作品も読むのでそれ以上は言わないでください」

どうもみなさんこんにちは、テストが近くなり次の国語のテストが心配なリオートです。テスト近いとか言っておきながら、普通にゲームだのやっています。完全にバカですね。はい。

それでは本編どうぞ!



第17話 飛び込み大好き東京の美人ピアニスト

千歌「ねぇ、二人はスクールアイドル興味ない?」

 

ところ変わって、俺たちは到着したバスに乗っている。バスの中は相変わらず人がいないのである。千歌はいつも通りにスクールアイドル部への勧誘を行っているのである。なんとしてでも部員を増やそうという意志が感じられる。

 

ルビィ「ルビィは...お姉ちゃんが...」

 

さっきまでの飴をもらって嬉しそうにしてた笑顔とは一変してルビィちゃんの顔が曇った。

その意味を説明しようと花丸ちゃんが口を開く。

 

花丸「ルビィちゃん、ダイヤさんの妹ずら」

千歌「ええ!?ルビィちゃん、ダイヤさんの妹なの!?」

 

突然の千歌の叫びに思わず俺は耳を塞ぐ。

いちいち声がでかいんだよこいつは...

 

曜「ダイヤさん、なんでかスクールアイドルを嫌ってるしね」

ルビィ「はい...」

洋希「あれが嫌ってる人のいうことなのかなぁ...」

 

スクールアイドルを嫌ってる人が、あそこまでμ'sを崇める訳がないんだよなぁ...ますますわかんなくなってきた。頭痛い。

 

曜「でも、部員も大切だけどまずは曲作りだよね!」

洋希「そうだな、そのためにも「あの子」には協力してもらわないと」

 

「あの子」、東京からきたロングヘアーの美人ピアニスト桜内梨子に協力してもらわなくては作曲するのは至難の技だろう。だがあの様子だと協力してくれる可能性は低い。どうしたら俺たちに協力してくれるか、帰ってから考えよう。

 

千歌「そう言えば、花丸ちゃんたちはどこまで行くの?」

花丸「沼津のほうにノートを届けるところで...」

洋希「沼津?」

花丸「はい、実は入学式の日...」

 

 

入学式が終わり、一年生は自分たちの教室でそれぞれの自己紹介を行うことになった。出席番号順で自己紹介をおこなっていったがこれと言って問題はなかった、そう「津島善子」の番になるまでは...

 

善子「堕天使ヨハネと契約して、アナタも私のリトルデーモンになってみない?」

 

善子の突然の意味不明な発言によって、クラスに数秒の沈黙がおとずれた。それもそのはず、善子の放った言葉は普通の人には理解ができない、世間、一般にいってしまえば「中二病」というものである。そして善子はその沈黙に耐えられなくなったのか、颯爽と教室を抜けどこかへ行ってしまった。

 

花丸「それっきり学校に来なくなったずら」

洋希「へ、へぇ...」

 

あいつ、入学初日からやらかしたな。俺みたいに中二病に理解があるやつだったらいいけど、あいてはまだ名前もわからない奴らだぞ。ましてや純粋な女子高生、理解されるはずもない。なんで高校生になってまでそれがわからないかなぁ...。あいつ、癖なのかな。

 

洋希「あいつに伝えといてくれ、やるときは考えてやれって」

花丸「?、よくわからないけど伝えておくずら」

洋希「あと気になったんだけど、花丸ちゃんは善子ちゃんとはどれくらいのつきあいなの?」

花丸「善子ちゃんは幼稚園のときからの友達ずら、だからこれぐらいはしてあげるずら、それに善子ちゃんには早く学校にきてほしいずら」

 

多分この子は普段から友達に対して面倒見がよかったりするのだろう。人見知りのルビィちゃんが一緒にいるのを見ると、ルビィちゃんも花丸ちゃんの優しさなんかを感じたからいまこうなっているのだろう。

 

しばらくしてバスは千歌の家と俺の家の近くのバス停に止まった。もっといろんな話をききたいと思ったが今日はこれまでのようだ。千歌と俺はバスを降り、まだバスに乗っている花丸ちゃんたちにバイバイと手を振った。

 

千歌「やっぱり花丸ちゃんたち可愛いよね!いつかスクールアイドル部に入ってくれないかなぁ」

洋希「そうだな、部員が増えれば部を作るための武器にはなるしな」

 

と表向きには千歌に同意の意見を述べているが、正直あの子たちが入ってくれそうな雰囲気は今のところ感じられない。花丸ちゃんはスクールアイドルそのものをしらないし、ルビィちゃんにはダイヤさんという壁がある。これで二人が入ってくれるとは到底思えないが、それを言うと千歌がブーブーいってきそうなので心の内に閉まっておいた。話しの途中で千歌は突然「あっ」と何かを思い出したかのような顔になった。そして段々額から汗をかき始めた。

 

千歌「そうだ!今日は帰ったら家の手伝いがあるんだった!早く帰んないと美渡姉に怒られる!」

洋希「なら早く帰んないとな」

千歌「うん!だから今日はここでバイバイね、また明日!」

 

そう言うと千歌は自分の家に向けて全速前進で走り出した。俺はその後ろ姿に向けて「じゃあな」と声をかけると、千歌は俺に背をむけたまま右腕を上げた。

一人取り残された俺も、家に帰ろうとしたのだが、ふと海のほうをみると何やら女の子が一人砂浜にたっている。俺はそれが誰かすぐにわかった。俺らが今1番求めている存在、飛び込み大好きな東京の美人ピアニストの桜内梨子さんである。なぜ彼女がここにいるか分からないが、また飛び込むんじゃないかと少し不安が出てきた。が、どうやら飛び込みはないらしい。海の地平線に浮かぶ夕日を見つめて動こうとしない。たまにハァとため息をついたりしている。多分まだ「海の音が聞きたい」なんて思っているのだろう。ちょっと話をしようと近づこうとしたが、普通に近づくのじゃおもしろくないと思い、俺は桜内に気づかれないようにそっと近づき、後ろから手で桜内の目を覆う。

 

洋希「だーれだ♪」

梨子「えっ、えっ!?」

 

突然のことに理解が追いつかない桜内は手をバタバタさせて慌てふためいている。

あー、この子もイタズラしたらいい反応してくれる子なだな。

流石に数回しか会ってない奴の声は分からないだろうと思い、俺は覆っていた手を離した。視界が開けた桜内は即座に振り返り俺の姿を確認する。

 

梨子「なーんだあなただったんですか、よかった〜変な人じゃなくて」

 

自分を驚かせた犯人が知り合いだったのを認識した桜内はホッとした表情を浮かべていた。

 

洋希「ごめんごめん、ちょっと驚かせようとしただけ、それより、こんなとこでなにやってたんだ?もしかして、この前のやつ?」

 

俺の質問にさっきまでの安堵の表情が一変し、桜内は顔を曇らせる。やっぱりこの前のことがまだ解決出来ていないのだろう。それもそうだ、あんな飛び込みで海の音がちゃんと聞こえるはずがない。

 

梨子「赤羽さん、私どうしても海の音が聞きたいんです」

 

といわれてもこの時期に海にはいるのは厳しいし、今すぐに聞くことは...ん?そういえば果南先輩、ダイビングショップやってたよな、もしかしたら...

俺はポケットからスマホを取り出し、ある人に電話をする、その相手は先ほど別れた千歌だ。

数秒のコールののち、千歌の声が聞こえ始めた。

 

千歌「はいはーい、どうしたのひろ君?」

洋希「なあ千歌、果南先輩ってダイビングショップしてるよな?」

千歌「してるよー、それがどうかしたの?」

洋希「それは一般の人でも普通にダイビングできるのか?」

千歌「できるよ!果南ちゃんにいえばいつでも」

洋希「そりゃよかった、果南先輩に俺と千歌と曜、あと一人を合わせて4人で日曜日いくって連絡しといてくれないか?」

千歌「かまわないけど、あと一人って?」

洋希「それは来てからのお楽しみだ♪」

千歌「えぇ!教えてくれてもいいじゃ〜ん」

洋希「まあまあ、とにかく頼むわ、あ、あと曜にも連絡頼むわ」

千歌「人使い荒いなぁ」

洋希「これもスクールアイドル部のためなんだぞ」

千歌「えっ?そうなの?」

洋希「まあ、今にわかるさ」

千歌「ん〜わかった、じゃあ連絡しとくね」

洋希「おう、ありがとな千歌」

千歌「どういたしまして、じゃあね!」

洋希「手伝い頑張れよ」

 

俺の激励で会話は終了した。待ちぼうけていた梨子に対して俺はさっきまでの話しを簡単に話す。

 

洋希「てわけで、今週の日曜日、君にはある場所についてってもらうよ」

梨子「でも私その日用事が...」

洋希「嘘!?」

 

そうだった。突拍子に考えた案だから桜内の予定とか考えてなかった。どうしよう、これでは果南先輩のところにいく意味が無くなる...。両手で頭を抱えていると突然桜内がふふっと笑い出した。

 

梨子「冗談ですよ♪その日はなんにもないので大丈夫です」

 

さっきのお返しと言わんばかりか、完全に1本取られてしまった。まったく最近の子は、まだ知り合って間もない子を驚かせるのが好きなのか。教育がなっとらんらよ!と思ったのだが、先ほどの自分の行為を思い出し、完全なブーメランだったのに気がついた。これからは気おつけないといつ犯罪者扱いされるかわかんないしな。

 

洋希「じゃあ今週の日曜日、ここに集合な時間は後で連絡するよ」

梨子「連絡って...私たちいつ連絡先交換しましたっけ?」

 

そういえばまだ連絡先を交換してなかった。前の飛び込み事件のときに、交換してると思い込んでいた。ならばどうするか、答えは1つ。

 

洋希「なら交換しない?連絡先」

 

なんということだ。無理やり予定をぶち込んでおきながら、遂には連絡先まで交換させようとするこれまたレベルの高いナンパのようになっている。別にそんなことは考えてませんよ?これも()()()()()()()()()の為だからね。

 

梨子「いいですよ、じゃあ...」

 

といって桜内もポケットからスマホを取り出し、お互いに連絡先を開示し、入力すると、「桜内梨子」という連絡先が新たに生まれた。

 

洋希「これでOKだね、じゃあ詳しいことはまた連絡するから、今日はこの辺で、じゃあね」

 

この場を去るために家へと踏みだしたのだが、数歩歩いたのち、後ろから声をかけられた。

 

梨子「赤羽さん!」

 

桜内の呼びかけに、俺は反応し体をむける。まだなにか言いたそうな顔をしているのでどうしたと問うと、

 

梨子「あの...ありがとうございます!」

 

まさかのお礼の言葉だった。多分ここまでしてくれたことに対する感謝の意だろう。だがこの言葉はまだ早いのだ。

 

洋希「どういたしまして!君が海の音をちゃんと聞けたらもう1度その言葉、聞かせてね!」

 

桜内は「はい!」といって笑顔を返してくれたが、俺の計画で、桜内が本当に海の音を聞けるかは正直分からない。だが何としても彼女の悩みを解決してあげたい。なぜなら俺は彼女の「希望」なのだから。

 

やってやるぞという意気込みと上手くいくかどうか分からない不安が体の中をめぐりに巡って混沌を生み出しながら、俺は家への帰路をたどっていった。




花丸「リオートさんはどんなライトノベルを読んでるんですか?」
リオート「今読んでるのはソードアート・オンライン だね」
花丸「なんかいかにもゲームってかんじがするずら...」
リオート「読んでみる?面白いよ」
花丸「じゃあ借りるだけ借りるずら、面白くなかったらすぐ返すずら」

数日後...

花丸「次の巻貸して欲しいずら」
リオート「どハマりしとるやん!」

今回ライトノベルをよんでそれを参考に書いてみましたがいかがだったでしょう。以前と違うと感じた方がいると思います。もし、前のほうがよかったと思ったらいつでもコメントしてください。
それではまた次回ヾ(・ω・`)

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