ルビィ「どうしたんですか?」
リオート「いやねぇ、なかなか書こうっていう気持ちが出てこなくて...」
ルビィ「ルビィになにかできることありますか?」
リオート「じゃあなにか一言お願いします」
ルビィ「がんばルビィ!」
リオート「よし書くか」
ルビィ「今のでいいんですか!?」
実際ルビィちゃんに応援してもらえたら何でもできそう(なんでもできるとはいってない)
どうもリオートです。ラブライブサンシャインの2期が決定しましたね。今からもうたのしみです。一応この作品、2期も書くつもりなので、2期が始まるまでには1期を完結させたいと思っています。
それでは本編どうぞ。
ダイヤ「お断りしますわ!」
千歌「こっちもぉ!?」
洋希、曜「だよね(な)...」
生徒会室に来た俺たちは早々にダイヤさんに申請書を提出したがこのザマである。
ダイヤ「第一部員すらたりてないじゃないですか、部活の申請には最低でも5人は必要だと」
千歌「そ、それは...おいおい...」
ダイヤ「それに、作曲のほうはどうなったんですの?」
千歌「それは...多分...いずれ!...可能性は無限大!」
洋希「実際かなり厳しい状態です」
千歌がふざけるので俺が上手くフォローした。
まったく、これ以上ダイヤさんをイライラさせてどうすんだよ...。
呆れているダイヤさんに千歌が更にしゃべりだす。
千歌「でも同じだったんですよね、ユーズも」
ダイヤ「!...」
曜「えっ」
洋希「はぁ?」
おい、今こいつユーズっていったぞ。この前ちゃんとμ'sって教えたのにまたユーズっていいやがったぞ!やばい、なんかダイヤさんから変なオーラを感じるぞ...。
千歌「しりませんか?第2回ラブライブ優勝!音ノ木坂学院!ユーズ!」
だ、ダメだこいつ。早く止めないと...
洋希「千歌!ユーズじゃなくてだな...」
ダイヤ「それはもしかして、μ'sのことをいっているのではないですか...?」
千歌「あれぇ...あれってμ'sって言うんだっけ...」
洋希「俺がこの前教えただろ...」
ダイヤ「...お...」
洋希「お?」
ダイヤ「お黙らっしゃーーーーーい!」
ダイヤさんが突然叫び声を上げたので、俺たちはそれに驚き後ずさりをする。そしてその矛先は千歌に向けられた。
ダイヤ「よりにもよって名前を間違えるとは!あぁん!?」
おいおい、どこのヤクザだよ。いまどきのヤクザでも「あぁん!?」なんていわないぞ。
ダイヤ「μ'sはスクールアイドルたちにとっての伝説!聖域!聖典!宇宙にも等しい人類の源ですわよ!その名前をまちがえるとは!片腹痛いですわ...」
どうやらダイヤさんは根っからのμ'sファンらしいな。じゃなきゃこんな物騒な顔して怒鳴り散らさないもんな...。
ダイヤさんは怒鳴り散らしながら千歌に近づいていき、後ろの機材があるところまで追い込んでいった。
千歌「ち、ちかくないですか...?」
洋希「千歌、それはダジャレなのか?」
千歌「そうそう!私の名前の千歌と、近いをかけて...じゃなーい!」
ダイヤ「真面目に聞いてますの?」
千歌「ご、ごめんなさい...って!今のはひろ君が悪いでしょ!」
洋希「はてさてなんのことやら」
曜「うわぁ...」
そんなゲスいなぁ...みたいな目で見てもおれは動じないからな。だって悪気はないから。もともと言えばこいつがμ'sをユーズってよんだのがいけないからな。
ダイヤ「どうせあなたの事ですから、たまたま見つけて面白そうだから私もやってみよう、なんて軽い気持ちなんじゃありませんか?」
千歌「そ...そんなことないですよ!」
ダイヤ「では、μ'sが9人になって最初に歌った曲は?」
千歌「え、えぇっと...」
おい!これはチュートリアルみたいな問題だぞ!これは答えてくれよ!まったく、ダイヤさんにあんまり調子に乗られるのは困るしな。ここはいっちょ、俺のμ's愛を見せてやりますか!
ダイヤ「ぶっぶーですわ!答えは...」
洋希「僕らのLIVE 君とのLIFE、通称ぼららら、ですよね?」
ダイヤ「!...そ、そうですわ...」
曜「すごい洋希!」
洋希「μ'sが好きなら当たり前だ」
千歌のほうを向いてそう言うと、千歌はえへへっとにやけている。お前のフォローしたんだから少しは感謝しろよ!
ダイヤ「あなたはちゃんとμ'sをしっているのですね」
洋希「ダイヤさん以上にしってるかもしれないですよ?」
ダイヤ「ほぉ、なら試してみますか?」
洋希「いいですよ、どっちがμ'sについて詳しいか...」
ダイヤ、洋希「勝負!」
曜「な、なんか始まっちゃったよ...?」
千歌「面白そう!頑張れひろ君!」
曜「もう訳わかんないよー!」
そしてそのまま俺とダイヤさんによるμ's検定バトルが始まったのである。
ダイヤ「μ'sがUTX屋上で歌った曲の名前は?」
洋希「ユメノトビラですね」
ダイヤ「くっ...」
洋希「じゃあそのユメノトビラで最初のパートで真ん中にいた3人は?」
ダイヤ「それは確か...園田海未、高坂穂乃果、絢瀬絵里ですわ!」
洋希「おお、正解です」
ダイヤ「こ、このくらいは当然ですわ」
ちょっと詰まってた感じあったけどね...。
かれこれ30分ほどたっているが、お互いに正解しあっているのでなかなか終わらない。
ダイヤ「では私から、ずばり!μ'sのリーダーは?」
洋希「それは簡単ですよ、高坂穂乃果さんですね!」
ダイヤ「ふふ、かかりましたね洋希さん」
洋希「えっ?」
ダイヤ「ぶっぶーですわ!μ'sにリーダーというものは存在しません」
洋希「ど、どういうことですか...?」
ダイヤ「前に雑誌に書いてありました。「μ'sはみんながセンターであり、リーダーはない」と」
洋希「そ、そんな...」
俺は膝をつき、そのまま地面に手をつく。
やってしまった、μ'sを知り尽くしていると思っていたのに、こんな穴があったとは。
千歌「ひろ君が...負けた...」
曜「あ、あれで負けなんだ...」
ダイヤ「それでは、お引き取り願いますわ」
千歌「あ、それでスクールアイドル部のほうは...?」
ダイヤ「承認しないにきまっているでしょう」
曜「ですよねぇ〜」
千歌「く〜、また何回でも来ますから!」
ダイヤ「何度来ても認めませんけどね」
そう言って千歌と曜は生徒会室を後にした。
俺はというと、まだ生徒会室だ。
ダイヤ「あなたも早くでていっていただけますか?こっちにはやらなければいけない仕事が沢山あるんですわ」
俺は立ち上がりながらダイヤさんに向かって思ったことを口にする。
洋希「ダイヤさん、やっぱりスクールアイドル好きなんじゃないですか」
ダイヤ「!...」
俺の一言でダイヤさんの表情がかわった。ダイヤの過去に何かしらあったのだろう。
洋希「教えてくれませんか?なぜそこまでスクールアイドル部設立を認めないのか」
ダイヤ「詳しくはお教えできません、ですがこれだけはいえます」
洋希「...」
ダイヤ「あなたたちに、私たちと同じく思いをしてほくないんです」
洋希「それはどういう意味で?」
ダイヤ「それ以上はいえません、さあ早く出ていってください、仕事をしなければならないので」
たぶん問い詰めてもこの人は教えてくれないだろう。名前の通りダイヤのように口が硬そうだし。
洋希「じゃあ俺は帰ります。でもダイヤさん、いつかちゃんと教えてもらいますよ」
ダイヤ「その時になったら、お教えしますわ」
洋希「わかりました、じゃあさよなら」
ダイヤ「さよなら」
生徒会室を出た俺はさっきの言葉の意味を考えていた。「私たちと同じ思いをしてほしくない」
まず、「私たち」という所が気になる。やっぱりダイヤさんはスクールアイドルをやっていて、なにかしらのトラブルがあった、というのが1番有力だろう。なにがあったのか知ることが出来なければダイヤさんにスクールアイドル部を認めてもらえるかもしれない。
一人そんなことを考えながら歩いていると昇降口まで着いた。そこには千歌と曜がいた。
千歌「あ!きたきた!遅いよひろ君!」
洋希「わるいわるい、ちょっと話をしてたんだ」
曜「なんの話?」
洋希「秘密♪」
千歌、曜「えっ...」
突然千歌たちがヒソヒソし始める。といっても丸聞こえだけどね。
千歌「まさかダイヤさんにまで手を出して...」
曜「千歌ちゃん、気おつけないといつ洋希が他の女の子とくっついちゃうか...」
洋希「あのなぁ...そんなことは話してないから。俺がそんな女たらしにみえる?」
千歌、曜「みえる」
洋希「普通に傷つくからやめてくれ」
バスに乗って帰るために、バス停に来た俺たち。バスが来るまで時間があるので海岸沿いの所に座ってバスを待つことにした。
千歌「それにしても、ダイヤさんもあそこまで言わなくていいよねぇ〜」
洋希「お前はμ'sについて知識を得てくれ」
千歌「す、すいません...」
曜「私も少しμ'sについて知っておこうかな、これからスクールアイドルやるわけだし」
洋希「まあ俺らからしたら大先輩なわけだし、いい参考になると思うぜ」
千歌「うぅでもどうしよう、このままスクールアイドル部が認められなかったら...」
曜「じゃあ...やめる?」
千歌「やめない!」
その答えに曜がニコッと笑う。
洋希「曜、いまのって...」
曜「千歌ちゃんにはね、ああやっていうと絶対に「やめない!」っていうんだ」
洋希「さすが幼馴染、あのアホ千歌をよくわかってるな」
千歌「何2人で話してるの〜!?」
俺たちがコソコソ話してると、気になったのか千歌が入り込んできた。
洋希、曜「別に、なんでもない!」
千歌「そんな二人笑顔で言われても納得出来ないよ!」
もぉ〜っという千歌を尻目に、俺は後ろにチラッと見えた人影が気になったので後ろを向いた。そこには以前知り合った国木田花丸ちゃんがいた。
千歌もそれに気づいたようだ。
千歌「花丸ちゃ〜ん!」
花丸「あ、どうも」
千歌「やっぱりかわいい!」
洋希「それに同感、花丸ちゃんかわいいよな」
曜「洋希...?」
洋希「あっ」
そういや前に曜に、「女の子に軽くかわいいなんて言っちゃダメ」とかいってたな。だからこんな変なオーラだしてるのか。
洋希「お、お美しゅうございます...」
曜「言い方の問題じゃないよ!」
洋希「じゃあどういうことだよ!」
千歌「ねえねえ二人とも、あの後ろにいるのってルビィちゃんだよね?」
洋希、曜「ん?」
そう言って千歌が指さした方向には木がある。その後ろから赤い髪の毛がピョコっとでている。
洋希「ルビィちゃんだな」
曜「ルビィちゃんだね...」
千歌「おーい!ルビィちゃーん!」
ルビィ「ピギィ!」
千歌に呼ばれてビックリしたのか、小動物のような鳴き声を出したルビィちゃん。
ルビィ「こ、こんにちは...」
千歌「ルビィちゃんもかわいいなぁ〜」
洋希「それな〜」
ルビィちゃん、1度は出てきてくれたのだが、また木の後ろに隠れてしまった。
千歌「まだ私たちのこと警戒してるのかな?」
洋希「かもな、でもいい考えがあるぜ」
千歌「なになに?私にも教えて!」
曜「あんまりいい方法じゃなさそう...」
洋希「ふっふっふ、それはだな...」
そう言って俺が取り出したのはよくあるペロキャンというやつだ。これをルビィちゃんのほうに近づける。
洋希「ほーらほら怖くなーい怖くなーい...食べる?」
するとルビィちゃんは目を輝かせて木の後ろから出てきた。そしてそのままキャンディを取ろうとするのだが...
洋希「ほい」
ギリギリのところで俺はキャンディをヒョイっ下げ。ルビィちゃんから遠ざける。
頬をプクーっと膨らませて、こんどは取ってやると言わんばかりの表情をみせ、またキャンディを取ろうとする。それに合わせて俺はまたキャンディをヒョイっ下げる。それを繰り返し、ついにはルビィちゃんがまるで獲物を狙う狼のように身を構えだした。
数秒の沈黙が続いた。そしてルビィちゃんが飛びかかって来たのに合わせて俺はキャンディを思いっきり上に投げた。するとルビィちゃんは飛びかかってきた勢いで、俺の体に突っ込んできた。これで捕獲完了です。
洋希「へへ、捕まえた♪」
花丸「す、すごいズラ」
千歌「なるほど!あんなふうにやればいいんだね!参考になったよ!」
曜「いやいや、あれ普通の子には意味無いからね、ルビィちゃんだからできたんだからね、それと洋希!ルビィちゃんに近づきすぎだよ!」
洋希、花丸、千歌「あっ」
ルビィ「ピ...」
洋希「ま、まずい...」
離れようとしたがなぜだかルビィちゃんが俺の服を掴んで離さないのだ、これはさすがに逃げることができない。これはまたぶっ倒れますわ。
そう思っていた、だが、
ルビィ「ピギィ...」シュゥー
洋希「あれ?」
花丸「ルビィちゃん?」
千歌「てっきりまた叫び出すのかと思ったのに...」
曜「どうしたんだろ?」
俺はしゃがんでルビィちゃんの顔をのぞき込む。見るとルビィちゃんの顔は真っ赤になっていた。
洋希「ル、ルビィちゃん?大丈夫...?」
ルビィ「えっあっだ、大丈夫です...」
やりすぎたか...。少し後悔しつつも、恥ずかしがってるルビィちゃんをみて、内心可愛いなと思っている自分がいた。俺ほんとにクソ野郎だなと自分で自分を非難した。
ヒュルルー
あっそういや。
俺は上から落ちてきたものを軽くキャッチした。落ちてきたものの正体は先ほどなげたキャンディである。
俺はそれをルビィちゃんに差し出した。
洋希「ごめんねルビィちゃん、ちょっとやりすぎちゃった、これお詫びのしるしに...」
ルビィ「えっ!いいんですか!ありがとうございます!」
キャンディを受け取るとさっきまで顔を真っ赤にしていたのが嘘のように喜んだ。
ルビィ「花丸ちゃん!キャンディもらったよ!」
花丸「よかったねぇ〜ルビィちゃん」
なんかルビィちゃんと花丸ちゃんの会話が孫とおばあちゃんみたいに聞こえてしまう。花丸ちゃんの話し方がおばあちゃんっぽいからそう聞こえちゃうのかな?
すると後ろから殺気を感じ振り向くと、曜が不機嫌そうな顔をしていた。
洋希「ど、どうしたんだ曜...?」
曜「洋希、さっきの、1歩間違えたら犯罪だよ」
洋希「えっ...」
千歌「たしかに、あれは男の子がやっていいものではないかなぁ...」
洋希「...」
洋希「すいませんでした」
ルビィ「こんなに早く洋希さんとくっつくなんて...」
リオート「まあこんな役回りになるかもしれないけど頑張ってね♪」
ルビィ「それってリオートさんがルビィのこと好きだから書きたいだけじゃ...」
リオート「なにか問題でも?」
ルビィ「お姉ぇちゃーん!どうにかしてよー!」
今後も不定期に更新しますがよろしくお願いします。