吹っ切れた。
短いです。
買い物を終え一旦みんなと別れる。
着替えとかあるしな。
「じゃあ後でね」
「ああ」
「圭にい!結局晩飯は!?」
「秘密」
俺は買ってきた物を冷蔵庫に入れ部屋に戻り一息つく。
今日も疲れた。宿題は後でする。後でだ。・・・ちゃんとするよ?
今が16時37分だから飯まで後1時間程か。
あ。本屋に寄って喧嘩仕事の最新刊買えばよかった。
どうすかな~まあたまにはゆっくりしてるか・・
~天と唯の夕食前~
「さてと」
私は部屋に戻り鍵をかける。
更に念入りに付けたチェーンロックまでかけるぜ!
・・・前にハッスル中に親に入られてから付けた物だけど付けてよかった。
「ゴクリ」
ついに手に入れた物を私は取り出した。
みんなは持ってるが私は持っていなかった男物のパンツだ。
そう!男物パンツだ!べ、別にやましい事はしないぞ?ただ・・そう!教材!保険体育の教材だから!
と・・とりあえず・・
コンコン
「天、貸してた本返して」
っち。唯の奴タイミングが悪いなぁ~えっと・・あったあった。
パンツをベットの下に隠し鍵を開け本を返す。
「はいよ。ありがとう」
「・・・どうだった?」
「面白かったぜ」
・・・ドアを締めようとしたら足をドアの隙間に入れてきやがった。
「・・・なんのよう?」
「まあまあ。ひさしぶりに天の部屋でゲームしよう」
「いや。今はそんな気分じゃないから」
私は早く勉強をだな。
「私がそんな気分」
コイツ・・気づいてるな!意地でも部屋に入る気か!
「・・・空気嫁」
「 い や 」
稀にみる笑顔だな~
~咲の夕食前~
部屋に戻り二人の馬鹿な声を聞きながら宿題を終わらせる。
今日の宿題難しい。やっぱり数学は苦手だ。
えっと・・・
問1 江戸時代、吉原が移転したのは何年?答え1656年
問2 遊男はランクを全て答えよ。答え「太夫」「格子」「端」
遊男かぁ~ソープみたいなものか。
圭なら買うな。欲しい。誰か売ってくれないかな?
・・・勉強しよう・・・
チラリと時計を見る。
後10分程で夕食だ。
圭は何を作ってくれるかな?
・・・・肉じゃがだったらいいなぁ~
・・・後で雪に謝ろう・・・
とりあえず早く宿題終わらして洗濯物しよう。
~雪の夕食前~
「これでよしっと」
私は自分の部屋に戻って着替え等してから宿題を終わらせ圭さんの家に行く。
圭さんの家の前に立ち辺を見渡す。
「・・た・ただいま~」
圭さんの家に入る時の私のささやかな楽しみ。
家に入ってからひと呼吸してから靴を脱ぎ入っていく。
「おじゃましま~す」
キッチンに入ってエプロンに着替え圭さんがいつ来てもいいように準備する。
・・・圭さんのエプロン出したりするの凄い恥ずかしい。
ドタドタ
「雪!すまん!遅くなった!」
「いいんですよ。あ。エプロンはそこです」
あ。今凄く夫婦っぽかった!
「ああ」
圭さんのエプロン姿・・・いい。
「ん?どうした?」
「い、いえ!なんでもないです!」
危ない危ない。チラリとチラリと見るだけだから。
さて晩飯どうしよう?
誰のメニューを作るか・・・