俺のパンツが無い。   作:彼是

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皆さん読んで頂きありがとうございます。

修正してるんですが中々うまくいきません・・・



普段の朝と朝飯 咲の場合 第一回修正版

「おはよう」

 

私の幼馴染で大好きな人の声が聞こえる。

 

「圭おはよう」

 

私はいつもの様に出来る限り素っ気無い態度を取ってしまう。

テレビを見る振りをしてバレない様にチラチラ姿を見る。

 

(今日もいい朝だわ~)

 

今日も朝から圭の姿を見れて満足だ。

でも出来れば抱きつきたい、撫でられたい、さ、触りたい・・・

 

(ダメダメ!それは犯罪よ咲!流石に嫌われる!)

 

圭は昔から変わっていた。

他の男子は女と触れないし警戒しているが圭は無防備なのだ。

女に不注意に撫でたり近づいたりする。

つい昨日も後輩のマリーの頭を撫でていた。

 

ありえない!てかマリー殺す。

私でもこの数年撫でてもらってない!天も殺す!

 

普通は圭に触れるのは多分二人きりで・・

 

ブンブン

 

朝からこの考えは流石にダメだ。

私は頭を軽く振り妄想を振り払う事にする。

丁度テレビではいつも見ている占いの結果が出ているのでそれに集中する。

 

今日の獅子座のあなたは超ラッキー!

気になるあの子に急接近!?

ラッキーカラーはシルバー

ラッキーアイテムは赤いリボン

 

「やった!」

 

赤いリボンは後で天のヤツを借りよう。

 

「咲そろそろご飯だぞ」

 

「わかったわ」

 

そっけない態度を取るが後でいつもの様にさり気なく圭の隣を確保しなければ。

 

「ヒドイ!私だけ扱いがヒドイ!」

 

「天だから」

 

「天だし」

 

いつもの様に天イジリに乗る。

 

天は狡い。

圭に弄られるおかげで堂々とセクハラをする。

うん、やっぱ天殺すわ。

 

「天ちゃんは・・・」

 

「天、馬鹿だしね」

 

「ちょ!咲ねぇ!馬鹿は悪口だ!」

 

「だって本当のことでしょう?」

 

天は馬鹿だ。

勉強もそうだけど圭に対する態度等もはっきり言ってアウトだ。

圭以外にやったら犯罪である行為等をする事もある。

 

「そうだけど~」

 

「はいはい。もうご飯できますからみんな座ってください」

 

いつもの様に雪の言葉で天弄りが終わり私は圭の隣を自然に取ろうとする。

 

「は~い」

 

「ん」

 

唯と目があった。

 

「「・・・・」」

 

(あん?アンタどういうつもり?)

 

(私もたまには隣がいい)

 

(はぁ!?約束でしょう!?朝は私と雪が優先で夜は唯と天優先って!)

 

(今日は朝がいい)

 

(アンタ勝手すぎない!?ダメ!)

 

(今日だけ、後で天のお仕置き手伝う)

 

(う~晩は変わりなさいよ)

 

この間数秒である。

 

私と唯は平和的に席に着いた。

圭のいきなりの爆弾発言に私達は止まる。

 

「ところで俺のパンツ取ったの誰?」

 

「「「「・・・・・」」」」

(・・・取ったの誰!?唯!?)

(今回は私じゃない、いつも雪お姉ちゃんがクンカクンカしてたのは知ってる)

(え!?してない!そんな事はしてないよ!取ったのも私じゃ無いよ!)

(ごめん・・私・・)

(はぁ!?天後で屋上ね)

 

「・・・・・」

(みんなだけ色々持ってて私は持ってないもん!いいじゃないか!もしバレたら全員道連れにするかならな!!特に唯!言ったらあの事圭にいに言うからな!)

 

「・・・」

(天・・・アンタって子は・・)

 

「・・・(ブンブン)」

(マジで言うからな!?咲姉がシーツ持ってる事や雪姉がお)

 

「け、圭さんの勘違いじゃあ~」

 

雪・・・あんた何持ってるのよ・・

 

「そ、そうよ!前みたいにあんたの勘違いじゃあないの?」

 

ま、まあ、私もバレるわけにはいかないんだけど・・・

 

「そうです。お兄さんの勘違いです」

 

「そ、そ、そうだぜ!圭にいの勘違いだぜ!」

 

特に唯に言う事は無いわ。

でも天・・・声が震えてるわよ?

バンバン肩を叩くなんてうらやましい。

後さり気無いセクハラはやめなさい。

 

「天」

 

「な、なんだよ。私は何も知らないぜ」

 

「てん」

 

「し、知らない!」

 

あ、まずい。アレは口を割る。

私でも割る。普通に羨ましい。

 

「先にご飯にしましょう」

 

「「あ、はい」」

 

今ここに修羅がいるわ。

 

「そ、そう!そうしましょう!」

 

「うん」

 

圭ちょっと不思議がってたけどなんとか乗り切ったわ。

 

 

 

 

「天、醤油取って」

 

「ほい、咲ねえ」

 

「天ちゃん、ソース取ってくれる?」

 

「はい、雪ねえ」

 

「天、塩取ってくれ」

 

「はいはい、圭にい」

 

「天、ウインナー貰うね」

 

「はいよ、唯・・って私のウインナー取るなよ!」

 

また唯は・・雪に怒られるわよ。

 

「あ~私のウインナー・・・」

 

「ほらよ」

 

「いいの!?ありがとう!」

 

圭のウインナー!?

 

ガタ

 

「咲、座ってろ」

 

「ッチ」

 

圭に免じて今回は許してやろう。

 

「うめぇ~!圭にいのモゴモゴ」

 

「言わせねえよ」

 

天は圭に口を塞がれている。

 

「・・・いいなぁ・・」

 

「ぐぬぬぬぬ」

 

「しまった・・」

 

雪も唯も羨ましそうだ。

 

「美味しい!流石圭にいのウモゴモゴ」

 

「だから言わせないって」

 

あ!また!

 

ガタ

 

「ちょっと!あんた!天とくっつき過ぎじゃない!?」

 

「そうです!・・・私だって・・」

 

雪!わかるわ!

 

「兄さん兄さん」

 

唯が圭の裾を引っ張る。

 

「ん?」

 

「私悪い事しました。だから・・」

 

「ちょっと唯!今私達が話してるんですけど!」

 

「そうです!天ちゃんばっかりずるいです!」

 

「待って雪ねぇ!なんで私が責められるの!?」

 

「先に私のお仕置きが・・」




さて話を進めるか・・・

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