俺のパンツが無い。   作:彼是

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クリスマスとか…マジないわ……

遅くなって申し訳ないです…次回は多分来年になります。



パジャマパーティー

 俺は吐く息白く、厚着に厚着を重ね着るぐらいに寒いクリスマス前日に開催する泊まり会に参加する事にした。

 

 

 事前に調べなかった俺が悪いのだが、やはりパジャマパーティはハードルが高くないか?

男だらけの密集空間とか俺は耐えれるのだろうか?

 

 

「で?どいった心境の変化なの?」

 

 

 寒空の下、ジュンと一緒にジュンの男友達の家に歩いて向かってる最中に質問を受けた。

さて、どう答えようか?俺、実は転生者でこの世界を楽しむ為に参加するんだ。とか?

 

 

「……ま、まぁ。たまには男友達同士で集まるのもいいかなぁ~と」

 

 

 嘘は言ってない。でもジュンにはバレてるだろうな……

 

 

「ふ~ん。まぁいいけど。今回のパーティの友人はいい奴らだから圭も気に入ると思うけど、しんどかったりしたら言いなよ?」

 

 

「お、おう」

 

 

 しんどかったら言えって……保護者かな?保護者だな……

 

 

「その返事あやしいなぁ……ちゃんと言うんだよ?ただでさえ最近様子がおかしいんだから……大体圭は」

 

 

 ジュンの友人に家に着く10分間お説教を受けた。内容はもっとお洒落をした方がいいとか色々だ。

 

 

 友人の家は大き目の総合住宅の一つで俺んちよりは大きい。しかも玄関前にある庭におっきいワンコまで居やがる。ワンコワンコ。

 

 

「お~よしよし。ゴン美元気か~」

 

 

 ほう。あの子はゴールデンレトリバーはゴン美と言うか……もふりてぇ……

 

 

「ちょっとゴン美。これじゃあチャイム鳴らせないよ。圭悪いけどインターホンを鳴らしてよ」

 

 

「お、おう」

 

 

 あの犬、ジュンにめちゃくちゃ懐きすぎだろ。絶対離さないぞってぐらい抱きついてきている。

てか撫でられて嬉ションしている。この世界、動物まで逆転してるのか?調べたこと無いけどありえそうだ。とりあえずインターホンを鳴らすか……

 

 

ピーンポーン

 

 

『はい。皆本です』

 

 

 インターホンから若い男の声がする。皆本は記憶に無いので、この声持ち主が俺の知らないジュンの友達なのだろう。

 

 

「えっと……黛と万丈目で」

 

 

『ああ!よくきたね!今、鍵を開けたから入ってきてよ!』

 

 

 あれ?なんかイメージと全然違うぞ。クラスの男達とかと違う、もっとキャピャピ?している。

 

 

「ゴン美!お座り!よ~しよ~しいい子だね。また後で遊ぼうね。お待たせ圭」

 

 

 ジュンがゴン美を満足させて開放されたようだ。後で遊ぶ時に俺参加しよう。

 

 

「鍵開けたから入ってくれってさ」

 

 

「そうなんだ。じゃあお邪魔しま~す」

 

 

 勝手知ったる他人の家とジュンは玄関を開け、家の中に入っていく。

 

 

「お、お邪魔します」

 

 

 玄関に入るとジュンは靴を脱ぎ靴箱に入れていた。

 

 

「あ、この家は靴はそこにある来賓用靴箱に入れてね。入れないと靴取られるから」

 

 

 見れば玄関の端にはペット用の靴拭きタオルやマット、スプレーなど置いてある。

ほうほう。つまり家の中にも居るんですね。

 

 

「OK。でも家にペットが居るわりに臭いきつくないね」

 

 

 ペットの居る家は獣臭くなることが多いのだが、この家はほとんどしない。

 

 

「亮のお父さんが綺麗好きだからね」

 

 

 靴をしまいスリッパに履き替え、廊下を進む。壁の下にはシートが張ってあるので猫が居そうだ。

奥にはリビングがあり、曇りガラス面積が多い扉の下には小さな影が数匹うろうろしているが見える。くっそかわえぇ。

リビングの手前に階段と洗面所ともう一つ部屋があった。これでいつでもトイレが借りれる。

 

 

「お、チビ達がお出迎えしてくれるな。圭。悪いんだけど、そこにある柵設置してくれる?」

 

 

「OK。これだね。えっとこうかな?」

 

 

「うん。それで大丈夫。チビ達、活発ですぐどこか行くからね」

 

 

 洗面所前にあった柵を使い道を塞ぐ。これでチビ達なる奴らは出て行かないと……

 

 

「じゃあ開けるよ。わ!こら!ちょっと!」

 

 

 ジュンが扉を開けると我先にと可愛い毛玉達がジュンの足、廊下へ向かっていく。

 

 

 おぉ!?なんだ!?子猫に子ウサギ、子犬!しかも計8匹ほどいるじゃねぇか!どんなけ居るんだよ!

 

 

「圭。その子。その圭の足元に居る子、持ち上げる時気をつけてね」

 

 

「お、おう」

 

 

 圧倒されていたら足元に子ウサギが俺の靴下をクンクンしてた。危ない危ないこのままだと蹴ってる所だ。

 

 

ミャ-ミャ- クゥ~ン

 

 

「はいはい。チビ達は出ちゃだめだからね~」

 

 

 ジュンはチビ達を慣れた手つきでリビングに戻していく。俺もうまいこと待ち上げようとするが難しい。

ウサギの持ち上げ方って耳持ちながら腰を持つんだっけ?めっちゃ嫌がるだけど……

 

 

「あ~圭違う違う。この子はこうやって……ね」

 

 

 ジュンは正面から手を出さず後ろからやさしく前足と後ろ足を抱え込んで、後ろから抱きしめリビングへ連れて行く。

 

 

 な~るほど。そうやって持つのね。

 

 

ミャーミャー

 

 

 気づけばミケ猫?っぽい子猫が俺の右脚を上っていた。眼が合うとミャーと一鳴きするのが、かわいすぎる。

 

 

「じゃあ一緒に行くか」

 

 

ミャー

 

 

「しっかり捕まっとけよ~」

 

 

ミャー

 

 

 俺この家大好きだわ。




パソコンが壊れてからデータ飛んで吐きそうです。
てか適当ですが色々なプロットが消滅。
がんばりますがゆっくりお待ちください。

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