【SNS】
その一つのフェイ○ブックで俺の昔の写真が出回ってるとジュンに言われた。
(はて?昔の写真?
ぶっちゃけ俺の写真なんて得に思う事は無い。むしろ、この世界の人と違う感性なので最悪興奮するかも知れない・・・ないか・・・考えても欲しい。
多数の女の子が自分の写真が欲しいと思われて、少しでもうれしいと思わない思わないヤツがいるのか?あ、いたわ。前の世界の友人だが。
「で?どうする?よかったら警察に相談する?」
日光差す暖かい昼下がり、ちょっと埃っぽい教室で俺はジュンに心配されていた。気持ちは痛いほどわかる。もし俺が逆の立場でジュンのはだけた写真など売られていたら即通報する。見たいとは一切思わないが・・・
「いや。いいよ。昔ってアレだろ?運動会とかのだろう?」
一般男子達は行事系は消極的なのでノリ易い俺がよく頼まれる。コスプレ、借り物、ダンス等ぶっちゃけ写真とか今更である。く、草野球の時にバイトしたぐらいだしな。
「・・・コレだよ」
「ん?・・・?」
ジュンが見せてくれた携帯の画面を見て脳が認識を否定したように理解出来なかった。
(?えっと・・・え?)
ゆっくりと画面の中身を理解していく、その中身は確かに俺の写真だった。しかし年齢が小学生の・・・
「待ってくれ。なんで?どういう事?」
「わからない。でも俺の友人は殆ど見た事あるって」
「マジか・・・」
なぜ小学生の俺の写真が出回ってるかマジで不明だ。てか写真の俺、虫かごと網持ってめっちゃ笑顔でピースしてるよ・・・
「調べとこうか?」
「ん~いいや。流した犯人大体わかるし」
「え?」
ぶっちゃけ犯人は結城家の誰かだろう。小学生の俺の写真を持ってるヤツなんて殆どいねぇよ。しかも虫かご持って写真取られるタイミングもあいつ等以外ねぇ。
1 雪 無い。まず機械が得意ではない。SNSとかぜってぇやってない。
2 咲 無い。人のプライベートを流すヤツではない。むしろ知られたらブチ切れる。
3 天 ありえる。流石に自分から流すアホではない。あるとしたら間違った、友人に上げたかな?
4 唯 ド本命だ。最近アイツにかまってやってない。
「で?唯か?」
「遺憾」
違うらしい。じゃあ誰だろうか?
実は犯人は俺だった。昔小学校の卒業アルバムを作る際、提出した写真から出回ったらしい。しかも拡散した理由が
調べてくれた唯には感謝である。
あ、別に投稿スピードは趣味に関係ないです。別の作品を書いてます。
しかしある程度完結してから上げます。