俺のパンツが無い。   作:彼是

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練習に書いた作品です。

不定期です。

みんなあべこべ好きですか?

俺は大好きだ。

皆さんお気に入りありがとうございます。
この場所でお礼をいいます。

ありがとう!!!ありがとう!!

自分でも少しはマシになったと思い見てみたら修正したくなった。
後悔はしていない。

6月7日に大型修正しました。




普段の朝 第4回修正版

 俺のパンツが無い。

 

 

 朝、寝巻きを洗濯機に入れる時に昨日のパンツが無いことに気が付いた。 

 

 

「……………」

 

 

 よくあることだったりする。

 

 

 

 

 

 俺の名前は万丈目 圭(まんじょうめ けい)。私立大石学園に通う、ちょっと変わっている4回生の学生をしている。

 制服に着替え終え、幼馴染達が居るであろうリビングに向かうことにする。

 

 

「おはよう」

 

 

 慣れ親しんだリビングに入るとおいしそうな匂いが充満していた。そんなリビングにはいつもの様にお隣さんであり幼馴染である結城家の4姉妹が寛いでいた。

 

 

「圭、おはよう」

 

 

 俺の挨拶に一番最初に返事を返したのは結城家の長女結城 咲(ゆうき さき)。結城家特徴のシルバーの髪にツインテール、少し猫目チックな目が特徴の同い年の勝気な子だ。

 咲は少し前に父さんが奮発して買った青色のソファーに寝転がり、我が物顔でテレビを見ている。

 

 

「圭さん、おはようございます」

 

 

 白いエプロン姿でダイニングキッチンから返事を返してくれたのは、咲より少し明るいシルバーの髪色に髪をハーフアップに優しそうな目をした咲の双子の妹の次女(ゆき)

 

 

「おは~」

 

 

 テーブルにちょこんと座り、テレビを見ているショートヘアにりんごの髪留めを付け、生意気そうな顔をしているのが三女の(てん)

 

 

「おはようございます」

 

 

 この中で一番背が小さく、雪の手伝いでテーブルに食器を並べているウェーブロングヘアにクリッとした目が特徴の子が四女(ゆい)

 

 

 両親同士の付き合いで4人は生まれた時からの付き合いだ。

 両親が殆ど帰って来ないので、男一人危険だと派遣されているのがこの4姉妹である。個人的には一人でも大丈夫だと思っている。

 

 

「もうすぐ出来ますから、座って待ってて下さい」

 

「うん」

 

 

 俺はテーブルに座りリビングを見渡す。

 いつも通り咲は毎朝テレビの占いを見てるし、雪はご飯を作り、それを唯が手伝い、天はテレビを見ながら足をプラプラさせて何もしない。

 本当に使えないヤツだ。咲?アイツキッチン出入り禁止だから……

 

 

「やった!」

 

 

 ソファの方から小さな声でそんな言葉が聞こえてきた。

 見れば、占いで咲の星座がラッキーになっていた。

 

 

 

 

今日の獅子座のあなたは超ラッキー!

気になるあの子に急接近!?

ラッキーカラーはシルバー

ラッキーアイテムは赤いリボン

 

 

 

「お兄さん、パンは何枚?」

 

 

 そんなテレビを見ていると、唯が無表情に見える顔でトングをカチカチ鳴らしながら話しかけてきた。よくみれば1ドットほど口元が緩んでいるので分かりにくいが楽しそうだ。

 

 

「1枚欲しいな」

 

「ん。飲み物は?」

 

 

 唯は言葉足らずだがいい子で気が利く、背が小さいからチョコチョコしてかわいい。だが本気(ガチ)変態女郎だ。

 

 

「圭にい」

 

 

 急に話しかけてきたのは天だ。ぶっちゃけ相当どうでもいい事だろうし無視する事にする。

 

 

「今日は飲み物はコーヒーがいいな」

 

「圭にい~」

 

「わかった」

 

「ね~」

 

 

 トングをカチカチさせるのか気に入ったのか、唯はカチカチさせながらコーヒーを入れに行った。

 

 

「咲、そろそろご飯だぞ」

 

「わかったわ」

 

「…………」

 

 

 天がわざわざ来て裾を引っ張る。シワになるだろうが。引っ張るんじゃない。

 

 

「ゆ」

 

 

「グスン……無視しないで……」

 

 

 天が半泣きになりながらしがみ付いてくる。俺にハッキリ言って罪悪感は一切ない。こいつは得意なことに泣き真似が入る奴だ。騙されてはいけない。

 

 

「すまんな。気がつかなかった。おい、シワになってるじゃねぇかふざけんなよ」

 

「ヒドイ!私だけ扱いがヒドイ!」

 

「で?何のようなんだ?」

 

「え?」

 

「え?ってお前が呼んだんだろ?」

 

「??そういえば何で声かけたんだろう?」

 

「嘘やろお前……」

 

 

 どうでもいい所か、何も無い話だった。

 

 

「天だし仕方ないわね」

 

 

 咲がそう言いつつ席に着く。少しため息交じりなのは気のせいだろうか?まあ天が身内なら苦労しそううだ。

 

 

「天だし」

 

 

 唯がコーヒーを持ってきてくれた。妹の唯ですら天の扱いはこれだ。だが一番仲がいいと俺は思う。

 

 

「天ちゃんは・・・」

 

 

 この中で一番の良心である流石の雪も苦笑い。雪も天だけ唯一いじる。そして一番天に甘い。

 

 

「天、馬鹿だしね」

 

「ちょ!咲ねぇ!馬鹿は悪口だ!」

 

「だって本当のことでしょう?ねぇ?」

 

 

 にやけ面で俺と唯に意見を求める咲。俺も言うけど流石に馬鹿は悪口だと思うぞ?テストの点が真っ赤なのは知ってるが……

 

 

「天は馬鹿なのは学校のみんな知ってる」

 

「私のクラスでも有名だしね~」

 

「なんで咲ねぇのクラスの人まで、私の成績知ってるんだよ!?」

 

「私が学園の裏サイトに拡散した」

 

 

 唯は俺に向かって無表情でピースをする。こいつマジでやべぇな。

 

 

「うわぁぁぁぁん!!」

 

「ひ、ひでぇ・・」

 

 

 ちなみに成績は 咲 唯 俺 雪 超えれない赤壁 天の順番だ。勉強が出来そうな雪が勉強できず、勉強が苦手そうな咲が勉強が出来るとは世の中間違ってる。

 

 

「はいはい。もうご飯できますからみんな座ってください」

 

 

 大体最後は雪がまとめる。雪は誰にでも優しく甘く、まとめ役をすることが多くみんなのお父さん役だ。

 

 

「ん、天も泣いてないで早く座れ」

 

 

 唯が喚いている天を無理やり席に座らせる。彼女の中で死体蹴りは基本。今日も唯ちゃんの天への扱いは酷い。

 

 

「ぐすん」

 

 

 雪と唯ちゃんが朝御飯を持ってきてくれる。

メニューは目玉焼きにウインナーにプチトマトが乗ったポテトサラダとパンだ。

 運び終え、全員が席に着いた。

 

 

「それでは」

 

 

「「「「いただきます!!」」」」

 

 

 カチャカチャと各々が食べ始めた。個人的に目玉焼きは半熟、かける調味料は醤油、これ鉄板。

 俺は唯が入れてくれたコーヒーを飲み、一息ついた。

 

 

「ところで俺のパンツ取ったの誰?」




ネタはパクるモノ。
さてパクッた作品わかるかな?

天かわいい。修正前より天の扱いが酷い。俺好きな子には意地悪してしまうタイプなんだ…


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