魔法夫婦リリカルおもちゃ箱   作:ナイジェッル

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第01話 『life break』

 のどかな時間が過ぎていく。平和な日々が過ぎていく。

 大きな争いはなく、疫病も流行らず、魔法という高次の介入もない。

 ゆったりとした穏やかな日常は何物にも代えがたい。極々ありきたりな幸せを享受する。

 

 これはそんな毎日を送る、一介の夫婦の身に起きた波乱万丈な物語。

 

 

 

 

 ―――喫茶店翠屋―――

 

 ここ海鳴市では知る人ぞ知る名店の一つ。食通雑誌「なにこれ凄い!」名店100選にも選ばれた、輝かしき喫茶店。とあるおしどり夫婦が経営する、安らぎの館として知られている。

 

 今でこそ安定した人気を博している翠屋だが、何も最初からこれほどの注目を浴びていたわけではない。ほんの数年前までは、雑誌にも乗らない、地元の住民行きつけの店だった。

 

 この翠屋は、初代店長の高町士郎が経営していた喫茶店だ。その頃も、かなりの実力派の店として知られていたのだが、ある日を境にその店から腕利きの店長が姿を見せなくなった……そう、事故で亡くなられたのだ。

 それ以来、店の経営は全てその妻であった桃子が担っていた。

 無論、人気はある程度、維持できていた。その高町桃子の美貌も去ることながら、味や接客にも高水準を留めるその力量から、当時より若干質が落ちたものの、地元の人々から愛される喫茶店の看板を護り続けていた。とはいえ、客足が減ったのも事実だった。

 

 そこに、一人の青年がやってきた。

 高町桃子の娘の、婿である。

 

 彼は妙齢である桃子の負担を軽減するが如く、その翠屋で多くの活躍を魅せた。

 娘、高町なのはとの和気藹々とした接客も高く、料理の質も初代店長、高町士郎に勝るとも劣らないほどの実力をつけていた。次第に地元の住民だけでなく、それらの噂を聞きつけた人々も足を運ぶようになった。

 

 高町桃子から預かった大切な店であるこ翠屋を、ここまで盛り返したのは他でもない。彼と、その妻高町なのはの目まぐるしい働きがあったからだと周囲の人間は語る。

 

 しかし、彼らは知らない。

 その青年は日本人でなければ、地球人でもない。

 異世界から現れた――――元、魔法使いであることを。

 

 

 

 

 

 

 元、魔法使いの高町クロノは、今日も喫茶店の経営に精を出す。

 彼は仕事着である執事服を着こなし、開店前のテーブル拭き、床掃除など、最低限度の準備に取り掛かっていた。

 既に店はクロノに引き継がれ、今や店長の地位に座してはいるが、初心を忘れることなかれ。雑用などは今もその身で行っている。

 

 「うん、ざっとこんなものかな」

 

 汚れが落ち、塵も排除されたクリーンな店内はいつ見ても清々しい。

 お客様が来ても不快にならないように。姑が来てもいびられないように。

 これで客人を持て成す準備は整った。

 綺麗な店にこそ、笑顔は生まれると高町クロノは豪語する。

 

 ”しかし、早死にすると確信していた僕が、今や結婚した上に喫茶店の店主か……こんな幸せな未来があるなんて、昔の自分では想像もできなかっただろうな”

 

 こうして店を任せられることも、愛した女性と結婚できたことも、全て、全て、叶わぬ幻想であると諦めていたかつての自分を思い、今の幸せを噛み締める。

 

 かつて地球で起きた災厄ヒドゥンという超常の災害の解決を最後に、彼はクロノ・ハ―ヴェイという偽名を捨て、故郷から離れ、開発技師及びヒドゥン対策会議議長も辞任した。故郷で手に入れた富も、名声も、称号も、所詮は飾りでしかなかった。故に、そこまでの後悔はない。むしろ重荷が消え去って、清々したと思えるほどだ。

 

 まさにミッドチルダの地位の頂点に若くして昇りつめた秀才であった男は、ただ小さな喫茶店で働くことを至上とした。今でも議長なんぞの位よりも、この店の店長であることの方が有意義だと感じて止まない。

 

 ヒドゥン解決の際に知り合い、恋人となった高町なのはと結婚したクロノ・ハラオウンは今、高町クロノとして新たな人生を歩んでいる。実は翠屋で働き始めてもう4年もの歳月が経っており、ヒドゥン事件からだと10年の月日が流れているのだが、彼としては、それほどの月日が経った実感が少ないところだ。幸せな時間ほど流れるのは速く、あっという間ということなのだろう。

 

 しかし、周囲の人の流れも、関係も、確かに変化は起きていた。

 

 母のリンディは日々忙しくミッドチルダで行政官の仕事に明け暮れている。高町恭也改め月村恭也と月村忍は夜のデートからなかなか帰ってこない。居候組は立派な社会人となり独立し、少し家が寂しくもなった。それでも、高町家を離れた後も月に一度のペースで手紙を送ってくれるし、時には帰郷し、仕事で疲れ切った羽根を癒していく。各々の道を歩み、進んでも、彼女達の安息の地は今も昔もこの高町家なのだ。

 

 「おはよークロノくん!」

 

 暫くすると、エプロンを着たなのはが元気よく現れた。髪を一つに束ね、クロノと同じポニーテイルにしている。

 初めて会った時は8歳の少女であったなのはも、今や見紛う事なき立派な女性になった。そして今日に至るまで二人三脚で人生を共にしている、頼もしい妻だ。

 

 「おはようなのは。今日は早起きできたんだ」

 「うわーその珍しい!っていう表情が私の心を貫いてるよ……」

 「すまない。でも、あのなのはが早起きするなんて本当に驚いた。今日は槍でも降るんじゃないかな?」

 「全然反省してない!? しかもソレ凄く失礼だよ!!」

 

 ふがーと怒る高町なのは。それを優しく彼女の頭を撫でて落ち着かせるクロノ。

 こうした何気ない触れ合いも、昔では考えられないことだ。

 全てにおいて未熟だったあの頃の自分は「ヒドゥンを止める」という目的さえ果たせれば何でもよかった。自分の身も、他人の命も度外視していたと言っても過言ではない。

 人並みの生活など要らぬ。母親の愛情も要らぬ。多くの人間を不幸にする、あの災厄を喰い止める為にひたすら多くのモノを捨ててきた。それらがどれだけ馬鹿げたことなのかを知るもせずに。

 そんなバカで、どうしようもない人間だった己が、こうして好きな人と出会い、変わることができた。小さな恋心が、自ら命を投げ出す愚かな自分を変えてくれた。それだけで、この女性には感謝してもしきれない。彼女がいなければ、今頃自分はこの温かみを知ることもできない、時の狭間で果てていたのだから。

 

 「貴方たちは本当に熱が冷めないのねぇ」

 

 奥の部屋から現れた高町桃子は、呆れた様子でその甘い空気について素直に感想を述べる。彼女自身も故人である高町士郎とは子供が生まれてもイチャラブしていたのだから人のことは言えない。そして相変わらず美しく、若い。とても子持ちとは思えない外見だ。年齢を高く見ても25~7歳ぐらいにしかどうしても見えない。

 

 「お楽しみのところ悪いのだけど、なのは。営業の下準備、行うわよ!」

 「はい!」

 

 すぐさま公私を分け、意識を切り替えたなのはの顔は仕事人のそれだ。

 彼女もまだ桃子から受け継ぐべき技術が山ほどある。この翠屋で働き続けた現在でも、未だになのはは半人前。桃子と比べれば一人前には程遠い。

 気合いの入った瞳で厨房へ向かう妻と義母を見送った。

 

 いつもと変わらぬ風景だ。

 バタバタと忙しく、慌ただしい。

 けど、この日常こそがクロノの全てだった。

 今まで味わえなかった人並みの幸せがここにある。

 

 「さて、今日も一日がんば………ん?」

 

 お客様には最高のおもてなしを…と、クロノも気合いを入れ直したその時だった。

 彼はある“違和感”に気付き、ぴたりと動きを止めた。

 

 「…………」

 

 クロノは耳を澄ませる。すると、その違和感の正体に気づくことができた。

 あまりにも外が静か過ぎるのだ。鳥の鳴き声も、車が走行する音も何ひとつとして外から聞こえない。日常的だった馴染み深い騒音が一切しない。まるで世界が静止したかのような無情の静けさがそこにあった。

 

 「これは……まさか………人避けの結界!?」

 

 平和な日常とは縁無きものが、この周辺に張られていると知ったクロノはなのは達が向かった厨房に向かって即座に駆けた。もはや反射的にとすら言えよう。

 

 超常の技術が存在しない世界で生活を続けていたせいで勘が鈍ったのか。元開発技師たろう者が今までこの異変に気づけなかったとはあまりにも情けない。

 

 “魔法とはまた異なる力を感じる。感覚的には魔法の術式に酷似しているが魔力が感じられない。いや、今はそんなことはどうでもいい!”

 

 この異常の正体を突き止めるのは後回しだ。今は厨房に入った二人の安否を確認することが最優先。なにせこの人除けの結界、自分達に少なからず害であると見てまず間違いない。多くの人目につきたがらず、ここ周辺を無人にする理由など、とても好ましいものではないだろう。

 

 そして今、この状況で狙われやすい人間など深く考えずとも分かる。闘う力が無い、一般人であるあの二人だ。強盗にも歯が立たない二人が結界なんて扱う輩を相手に防衛ができるはずもない。

 しかし、今更誰が、何の目的でここに仕掛けてくる? イデアシードやヒドゥンの件は既に片をつけている。あれから10年もの月日が流れているんだ。今更ミッドチルダがクロノに干渉してくる意味はないはず。そもそも恨まれるようなことをした覚えがない。

 

 「なのは!桃子さ―――」

 

 厨房のドアを開けた瞬間、何者かの蹴りがクロノの顔面に放たれた。

 

 「いきなりですかッ!!」

 

 クロノは咄嗟に両腕を構え、これを受け止める。

 しかし、その蹴りはあまりにも―――

 

 “―――重い!!”

 

 まるで振り落とされた鉄塊を受け止めたかのような、そんな錯覚を与える蹴りだ。

 武術に心得のあるクロノはギリギリその威力を地面に逃がした。もし自分が戦いに対して何の取り得もない男ならば腕をへし折られていただろう。

 しかし、これではっきりした。確信できた。この人除けの結界を張った人間は、間違いなく自分達の平和を打ち壊すものだと。

 

 「ほう、この不意打ちを応えるか。デバイスもバリアジャケットも装備してないというのによくやる。ならば、もう一撃はどうだッ!!」

 

 聞き覚えのない声の主は一撃目の蹴りを引き、さらに二撃目の蹴りを放つ。一撃目の攻撃で腕がマヒしているクロノは敢えてその蹴りを受け、ドアを突き破り店の外に吹っ飛ばされる。

 流石に不意をつかれ、奇襲を受けたのならいったん身を引いて体勢を立て直すものだ。

 

 「過激な訪問はお断りですよ、ここは!」

 

 クロノは受け身を取り、ポケットの中にしまっていた高速計算法術杖S2Uを起動させ、久方ぶりに黒衣を纏う。先ほど受けたダメージは瞬時に自己回復魔法が働き傷を癒した。

 そのままS2Uの柄を150cm程に伸ばし、構えを取る。法術からは純破壊式、捕縛式を選択し、いつでも敵を打破できる術を用意する。この異常事態は並々ならないものだ。今日まで積もっていた平和ボケした脳を叩き起こす。

 この一連の動作に淀みはない。どんなに日が経とうとも身体は覚えている。

 

 「出会いがしらに蹴りを放つようなお客様に……うん、心当たりはないな」

 

 そのような無作法極まりない客はお断り案件である。

 

 「合格、満点合格だよクロノ・ハ―ヴェイ君!!実にいい動きと判断力だ!!!」

 

 敵の出方を見ていたクロノに、大きな賛美と共に、翠屋の店内から白衣を身に纏う男が現れた。

 紫色の髪に黄金色の双眼。そして得体の知れない狂気的な笑いにクロノは尚のこと警戒する

 

 「何者ですか……」

 

 ミッドチルダで彼のような男と出会った覚えはない。部下にも彼のような者はいなかった。組織の上層部にもだ。なによりこれだけ狂気を孕んだ男を一度見て忘れるはずもない。

 

 「それに、僕の名前は高町クロノです。クロノ・ハ―ヴェイはとうの昔に捨てた偽名ですよ」

 「おや、これは失礼。では改めまして高町クロノ君。私の名はジェイル・スカリエッティだ」

 

 ジェイル・スカリエッティ。

 偽名か本名かは知らないが、やはり聞き覚えがない。

 だが、今はそんなことはどうでもいい。それよりも確認しなければならないことがある。

 

 「なのはと桃子さんに何か手を出しましたか?」

 「ハハハ。何を言い出すかと思えば、私も紳士だからね。手荒な真似はしないさ。だから、そんなに睨まないでくれ。桃子さんとやらは厨房に気絶した状態のまま置いてきている。まぁ高町なのはは別だが」

 

 そういって彼はパチンと指を鳴らし、合図を出した。

 その瞬間、ジェイルの周りに集結したのは紫色のボディアーマーを着用する女性三人。その内の一人、紫髪のショートカットの女性がなのはを抱きかかえている。

 なのはは気絶しているようで目を瞑ったまま反応がない。取り敢えず命に関わっていないことだけでも確認できて内心で安堵する。

 

 「紹介しよう。私の最高傑作の娘たち、ナンバーズだ。まだ整備中や留守もいるから全員揃っていないので見栄えは悪いが、あまり気にしないでくれたまえ」

 

 自慢げに話すジェイルだが、そんなものに耳を貸せるほど自分に余裕はない。

 彼が何の為に、高町なのはを捕縛したのか理解したが故に。

 

 「貴方たちは僕に何かさせたいことがあるんですね……なのはは僕に言うことを聞かす為の人質といったところでしょうか」

 

 S2Uを下げ、息を深く吸って落ち着くクロノ。今ここで下手に動いたらなのはの命を危険に晒す………現在進行形で晒してはいるが。

 

 「ほうほう」

 

 ジェイルは手を顎に当て、感心するようにクロノを改めて見る。

 

 「説明の手間が省けて結構だね。他に何か解ったことは?」

 

 まるで実験動物を見るような目で、彼はクロノを観察する。その視線はお世辞にも気持ちのいいものではない。人を不快にする類いのものだ。

 しかし、今は大人しく彼の要求を飲み続けよう。下手に断って、なのはの身に何かあってはならない。決してだ。

 

 「貴方たちは……僕の知るミッドチルダの人間じゃない。今人避けに使っているモノは、ミッドチルダの魔法、法術を全て把握している僕でも知らないものだ」

 

 ミッドチルダで、ヒドゥン対策会議議長に任命されたからには、それ相応の知識と技術を要する。それ故に、ヒドゥン対策の要となるミッドチルダ派生の術は全て熟知しておかなければならなかった。そんな自分であっても、彼らの扱う人除けの結界の原理に身に覚えがない。

 

 「また、魔法術式なら魔力は必要不可欠なもの。なのにこの結界には別の力が作用している。魔力ではなく……科学技術という線が一番濃い」

 

 根本的から、自分の知る技術とは異なる。

 

 「先ほど、僕を襲った女性が口にしたデバイスやバリアジャケットという単語も気になります。なによりこういった技術は、平行世界の技術を用いた代物だ。かつての経験で分かるものです」

 

 開発技師を辞めた今でも、時折ミッドチルダの情報は入手している。その中にこのような技術は登録されていない。そして魔法、法術の開発に携わってきた自分だからこそ分かる。この技術は外界のものだ、と。

 まぁなんにせよ、決定的な証拠はない。先ほどの説明も穴だらけのものだ。これは一種の釣りであり、カマかけだ。

 違うのであればやはりミッドチルダ関係。違わないのなら平行世界を渡る術を用いる外界の人間の仕業ということになる。後者の場合は、どうやって自分達の情報を入手したのかは気になるところだが。

 

 「本当に素晴らしい人材だ。それほどの理解力があるのならば、私の勧誘を断るべきか否かは当然、解っているのだろう?」

 

 否定しない。後者、外界の人間か。

 自分の名を知り、並行世界を渡り、この用意周到な襲撃。

 あまりにも相手の情報が少なすぎる上に、こちらの弱みも掴まれた。

 

 「解っていますとも……ですが、少しだけ時間を頂いていいですか」

 「構わんよ」

 

 今ここで動けばリスクは計り知れない。数でも圧倒的に不利であり、どんな手段を持っているのかも不明な得体の知れない集団相手。仕掛けたところで良い結果は望めないのは火を見るより明らかだ。

 

 クロノは置手紙を厨房の料理台の上に置き、気絶している桃子さんをリビングに寝かせる。そのままクロノは法衣を翻して翠屋の外に退出した。

 先ほどの騒動で店の一部が損壊しているのが何とも痛ましい。なにより桃子から預かった大切な店を傷つけてしまった。このままにしておく訳にもいかない。

 

 「修復、開始」

 

 最後の仕上げとして戦闘により小破した翠屋を元に戻した。

 これでとりあえず、無意味な修理費は省くことができただろう。

 

 「心残りは済ませたかね?」

 「まるで二度と帰ってこれないみたいなことを言うのは止めてください」

 「冗談だよ。無事君が私の要求を飲み、成功させてくれれば彼女は解放する。私は犯罪者だが契約は守る主義でね。例えそれが口約束だとしても変わりはない」

 「………その言葉が本当だったら良いんですけどね」

 

 

 高町なのはと出会う前のクロノ・ハ―ヴェイであれば彼女を見捨てていただろう。

 彼女一人の犠牲により、より多くの人間の不幸から遠ざけられる可能性がある。

 ならば当然被害の少ない方を選ぶ。それがクロノ・ハ―ヴェイの生き方だった。

 

 だが、今は違う。

 

 高町なのはという、一人の大切な女性を助けるためなら―――例え自分はどんな選択を迫られようと彼女を選ぶ。それが今の高町クロノの生き方であり、在り方なのだから。

 

 「では、行くとするかね。我々の“世界”へ」

 

 クロノの決意を知ってか知らずか、男は笑う。嗤う。哂う。

 どこまでも好奇心に満ち溢れた目で人を見る。

 どこまでも探求心に燻ぶられた目で人を視る。

 

 ああ、知っている。高町クロノは、元科学者故に、知っている。

 この手の類いの人間は、もはや人の身で災厄にすらなり得るのだと。

 

 「歓迎しよう。高町クロノ」

 

 これは、おしどり夫婦に降りかかった不運の始まり。

 平和な日常を謳歌していた彼らを巻き込んだ、狂気的な科学者(マッドサイエンティスト)の戯れによる幕開けだった。


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