少年と少女達の輝き目指す物語   作:キャプテンタディー

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どうも、キャプテンタディーです。
ええ本来、5話に進むはずでした。

善子『なんでよ!?』

ですがこの小説でちゃんとした個人回を
していなかったので、曜ちゃん書きました。

個人回は2話構成としたので、
まずその前編を是非ご覧ください。
それでは、本編をどうぞ!





#21 曜と過ごす休日 前編

 

 

 

 

 

今日の俺は、部活はない。

 

朝練のために朝5時に起きることもない。

 

なのにも関わらず、この時間だ。

 

 

「げっ…まだ6時じゃん……」

 

 

朝の6時。内浦に日も上り出して間もない頃。

 

そんな早い時間に、俺は早く起きてしまった。

 

部活もない、待ちに待った休日なのにだ。

 

休日なのに、早い時間に起きてしまう話をよく友人から聞いたことがあるけれど、早く目覚めてしまうとやっぱり嫌なもんだ。

 

折角の休みなのに、早く起きてしまうことがね。

 

 

「はぁ…どうすっかな今日……」

 

 

ただ今日に関しては、家に篭ってずっと部活続きで体に溜まった疲れを癒そうと思っていた。

 

千歌たちの練習には毎朝付き合ってはいるよ。

 

花丸ちゃんとルビィちゃん。新しくAqoursのメンバーに加わった1年生の2人組。

 

親友といわれる所以なのか、2人は手を取り合って一生懸命に頑張っている。淡島神社の階段の登りに関しても、ダンスにしてもそうだ。

 

お互いに助け合って頑張っている。

 

Aqoursのメンバーもこれで5人になった。ちゃんとした正式な部になる人数は十分に満たしているし、千歌もそれで凄く満足気だった。

 

5人で切磋琢磨して、練習に励んでほしい。

 

 

「じゃあ…2度寝すっか……」

 

 

とりあえず、俺はもう一度寝る。2度寝する。

 

今日は休日だ。十分に楽しむさ。

 

そう思った矢先、俺の部屋のドアが破られる。

 

 

「遼くん!おはヨーソロー!」

「………………」

 

 

渡辺 曜

 

お隣さんのコスプレ大好き少女が、今日も今日とて俺の部屋にやって来やがった。

 

 

「お前…今日はどうしたその格好…」

「えへへっ♪どう?似合ってる?」

 

 

正直に言うと、それ以前にこんなに朝早くから俺の部屋にやってくる彼女はどうかしてる。俺が起きてると分かって来てるのか?

 

テレパシーかなんかか?いや…それはない。

 

そう言う彼女は、着ている制服を俺に見せるようにしてその場で一回転してみせる。

 

彼女が着ているのは、この前に着ていた船の船員とは全く違う制服だった。なんというか、もっと凄い船員が着てそうな制服である。

 

例えるなら、○ン○ースの海軍が着てる軍服だ。

 

 

「それ…なんの服だ?どうせ曜の事だから、もっとすげぇとこの船員が着てる制服だろ…?」

「おっ、お目が高いねぇ〜お兄さん!」

 

 

俺の考えていた事が当たったのか、曜は帽子のツバをクイッと右手の人差し指で持ち上げ、そんなことを呟く。しかもドヤ顔で…。

 

お前にそんな風に言われてもなんとも思わないわ。

 

ただ何だか凄く楽しそうな笑顔を見せている曜は、その制服が一体何なのか、俺に教えてくれた。

 

 

「これね、あの海軍の制服なんだ!」

「あぁ…何となく言われて分かったかも…」

 

 

曜が着ている制服は、海上自衛隊の制服。

 

上は白を基調とし、半袖。ネクタイは黒、肩には黒とキラキラした金の星と3つのラインがある。

 

下は丈の長い黒のスカート。

 

特に目立つものも何もない無地の黒のスカートであるが、特に目立つのは曜が被ってる白地に黒のツバがある帽子だろう。

 

海上自衛隊の海将、海将補のみが被ることのできる制帽だ。コスプレすること以外、滅多にお目にかかることができない帽子なのである。

 

 

「これ、全部曜が作ったんだろ?」

「うん!帽子以外大変だった!」

「左様でございますか……」

 

 

帽子は通販で買い、それ以外は全部手作り。

 

本物に近いクオリティだった。曜が好きだからできる芸当であり、他には真似できないものだった。

 

 

「遼くんも着る?」

「いえ、結構です」

 

 

ただ悪いが、俺はそっちには興味ない。

 

作ってもらった制服を着るとか、自分で作った制服を着るとかに関しても、俺は全く興味はない。

 

それでとりあえずいい加減かもしれないが、彼女の左手に持っている紙が一体何なのか、そろそろ俺に教えてもらいたいところだ。

 

 

「それで曜、左手に持ってる紙ってなんだ?」

「紙?あぁ!これだね!」

 

 

俺はそれを曜に尋ねると、彼女自身も少し忘れかけていたような声をあげ、左手に持っていた紙を俺に見せてくれた。

 

 

「私が持って来たのは…これ!」

 

 

彼女から手渡された紙を受け取った俺は、その紙に書かれていた内容を知る。

 

それはどうやら、曜が大好きそうなものだった。

 

 

「帆船…日本丸…?」

「そう!横浜にある、帆船日本丸だよ!」

 

 

『帆船日本丸』

 

 

1930年に進水した文部省の航海練習帆船で、かつて「太平洋の白鳥」と呼ばれていた。

 

1984年9月16日にその役目を終えて退役した後、1985年4月より、日本丸メモリアルパーク内の展示ドックで浮体展示されている…らしい。

 

そしてその日本丸の展示は、通常の時は帆が畳まれて展示されているらしい。だけど年に12回、つまり月に1度、29枚もの帆を全ての広げる『総帆展帆』が実施されるのだ。

 

 

そう…“月に1度”だ。

 

 

「まさか、お前もしかして……」

「うん!私そこに行きたいんだ!だって今日、日本丸の帆が『総帆展帆』する日なんだから!」

「な…なんだって〜!?」

 

 

その曜の一言に全てを察した俺は、家中に響き渡るような大声を上げるのであった。

 

 

俺と曜の、2人だけの休日の始まりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜※※※※〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に俺と2人で?」

「うん。本当は千歌ちゃんも誘おうと思ってたんだけど、千歌ちゃんあまり興味なさそうだし、無理やり連れてくのもあれかな〜って……」

 

 

まぁ確かに、千歌ってこういうの興味なさそう。

 

 

「そうだな。千歌ならそうかも……」

 

 

逆に千歌が興味に引かれそうなのは、今やっているスクールアイドルに関しての一択だと思う。

 

 

時刻は午前7時半である。

 

 

とりあえず報告するなら、今日は家で過ごすことはなく、曜と一緒に横浜に行くことになった。

 

それで今は家を出て、沼津駅にいる。

 

電車が来るまでの間、俺と曜は駅のホームのベンチでゆっくりと寛いでいた。

 

 

「〜〜♪」

 

 

特に曜は、横浜について勉強中である。

 

鼻歌混じりに、黙々と…。

 

 

「ねぇ遼くん!赤レンガ倉庫って、日本丸の近くにあるんだって!後で見にいこうよ!」

 

 

曜は横浜の観光ガイドブックを読んでいて、その本で見ているのは横浜赤レンガ倉庫である。

 

日本丸以上の観光スポットで、たまにニュースキャスターの後ろによく写ってる。でかくて赤いレンガで作られた建物。

 

 

「別に良いけど、そこまで結構歩くんだぞ?」

「大丈夫!体力には自信はあるから!」

 

 

まぁ……いいか。

 

彼女が見たいって言うし、付き合うしかない。

 

 

「そっか…」

「遼くんはいいの?どこか見たいところは?」

「俺か?まぁ…今のところはないかな」

 

 

俺は特に横浜で見たいというところは今の所ない。繁華街とかに行って、そこで曜と一緒に色々と何かを食べ歩きたいとは思ってるけどな。

 

横浜に着いたときに、曜にあと話してみよう。

 

 

『まもなく3番線に、電車が到着します。危ないですので、黄色い線より下がって、お待ちください』

 

 

ちょっとした計画を考えてるうちに、どうやら電車がそろそろ来るみたいだ。電車が来るというアナウンスのあと、曜はベンチから立ち上がる。

 

 

「じゃあ遼くん!今日はいっぱい楽しもう!」

「……そうだな。せっかくの休日だし、誘ってくれた曜に感謝して、今日は楽しむとするか!」

「うん!2人でたくさん、思い出作ろうね!」

 

 

そんな曜の笑顔での一言に、俺も思わず笑みが溢れる。そして同時に、今日は目一杯楽しむことにしようと思った。

 

本当なら家でのんびりしたかったが、たまには外に出て、曜と2人で出かけるのもいいかなって、そう思った俺であった。

 

 

「それでは、電車に搭乗〜!」

「全く…やれやれだなぁ…」

 

 

今日はなんとなく、曜に振り回されそうだなと変に考えせられた俺は、曜とともに電車に乗る。

 

JR東海道本線で横浜駅まで、約2時間。

 

長〜い電車旅の始まりである。

 

 

「とりあえず、横浜駅まで2時間だよな?」

「そうだね!何しよっか?」

「そうだな……寝る」

「えぇ〜!?“曜”とお話しし“よう”よ〜!」

 

 

なんだその変なダジャレは。

 

俺が寝るのを阻止しようとして、そんなダジャレを言ったんだろうと思うけど、すごく寒いぞ。

 

ていうか、ダジャレのどこが面白いんだか…。

 

 

「そんな寒すぎるダジャレ言ったって、俺には全然通用しないぞ?千歌に習ってくるんだな…」

 

 

俺はそう言って、元祖ダジャレ少女の千歌に教えてもらえと曜に俺は告げ口をする。

 

ただダジャレを言って、それから自分からネタばらしをする千歌に関しても、あまり彼女のダジャレは全然面白くないけどな…。

 

そしたらそれが、曜の癪に触ってしまった。

 

 

「あっ!そうやって千歌ちゃんまでバカにするんだ!遼くんにはこうしてやる〜!」

「いだだだだだっ!痛いっ!痛いってば!」

 

 

曜は激おこプンプン丸になって、隣に座っていた俺の両頬を掴んでは、曜はグイッと力強く引っ張ってくる。

 

それに俺は声を上げずにはいられない。頬の両方には激痛が走り、だんだんヒリヒリと頬に赤みがかっているのが自分でも分かる。

 

俺は曜にやめろと言う。

 

 

「曜、やめろってば!」

「えへへ〜!やめないよ〜だ!」

 

 

たが曜は俺の言葉に耳を傾けず、逆に完全に遊んでいる様にしか見えなかった。

 

だから俺は、曜の両手を掴んで頬から無理やり引きずり離し、そのまま曜の両手を掴んでは、ボックス席の仕切り側の壁へと曜を追いやる。

 

 

「え〜いっ!やめろ〜っ!」

「うわぁ…!?///」

 

 

ボックス席の背もたれの裏に曜の背中が密着して、さらにそこに曜の両手を押さえつけ、俺は曜に面と向かって言い放った。

 

 

「止めろって言ったら、やめてほしいな…」

「う…うん。わ…分かった…///」

 

 

ずいっと、俺と曜との顔の距離はわずか数センチ。

 

俺の言葉に、首を何度も縦に振る曜。

 

曜は俺の話にやっと理解してやめてくれたものの、俺が曜の両手を離したあと、曜の顔は少し赤く染め上げ、下に俯きっぱなしだった。

 

どうして顔を真っ赤にしていたのかは、俺にはよく分からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜※※※※〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから俺は横浜駅までの間、ずっと寝ていた。

 

 

横浜までの2時間をどう過ごすかなんて、寝る以外ありえない。部活の遠征でもそうだったし、それが俺の普通なのだ。

 

移り変わる景色を見て楽しむ人もいるだろうけど、俺は断固、寝るに尽きる。

 

それでいつの間にか曜の肩に、女の子の肩にもたれかかってしまうという、俺の人生で最大の大失態を犯してしまった。

 

そして勿論、曜に寝顔も撮られてしまった。

 

 

「曜、お願いだ!俺の寝顔の写真消してくれ!」

「や〜だね〜!消して欲しかったら、遼くんは私の言うことにちゃんと付き合ってもらうから!」

「そ、そんなぁ〜!!」

 

 

横浜駅に、悲鳴が1つ鳴り響いた。

 

それで俺と曜は、休日で溢れかえった人混みの中を歩いていた。横浜で大都会で、沼津では考えられないくらいの量の人がいた。

 

 

「うぅ…人が多い」

「気をつけろよ。はぐれたら洒落にならないから」

 

 

人混みの間を、俺と曜はゆっくりと進む。

 

俺は後ろを見れば、人混みの中を歩くのに一苦労している曜の姿がある。とても険しい表情だった。

 

幸い、降りた駅のホームから乗り換える駅のホームには近かったから良かったものの、これが結構遠かったらやばかったかもしれない。

 

下手をすれば、逸れかねない。

 

 

「曜、大丈夫か?」

「うん、大丈夫」

 

 

だから正直、すぐに逸れなくて良かった。

 

人混みの中を少し歩いたせいで、曜はちょっと疲れている様子がうかがえる。

 

曜の服は白地のたぼっとした長袖に、水色の超短い短パン。そして頭に赤色のニット帽を被った格好。おまけにピンク色のショルダーバッグを背負って、いかにもボーイッシュな格好である。

 

んでそれと人の熱気、そしてこの快晴と気温がマイナス面に働き、曜は人混みの中をちょっと歩いただけでも疲れていた。

 

 

「ほれお水。水分補給は大事なんだろ?」

「うん。ありがとっ♪」

 

 

俺の飲みかけのペットボトルを曜に手渡す。

 

するとその時、俺はあることをふと思い出す。

 

だが、その時にはすでに遅かった。

 

曜はペットボトルのキャップを開けると、そのままぷっくりと膨らんだ艶やかな唇をペットボトルの先に付け、ゴクゴクとお水を飲んでいく。

 

俺は何を思ったか。それはこうである。

 

 

俺が口に付けたペットボトルの先に、曜の口がペットボトルの先に付いたということ。

 

 

つまり…間接キスである。

 

 

やべっ!それ今考えたせいで顔が熱い!

 

これバレないかな。バレないようにしないと!

 

 

「んっ?遼くんどうしたの?」

「い…いやっ!なんでもない!///」

 

 

顔が熱く、且つ、赤くなっている理由を隠すため、俺は曜から目線を逸らしながら答える。

 

曜に勘付かれてしまえば、あいつもいずれは気づいて顔を真っ赤にして気まずい状況になる。そうなることだけは是非とも回避したい。

 

 

「と、とりあえず電車乗ろうぜ!///」

「えっ?う…うん……」

 

 

ちょうど電車が来たから、俺は曜にそう言って話をはぐらかすようにそそくさと電車に乗る。

 

顔を真っ赤にしている地点で怪しまれてるかもしれないが、できるだけ自然に曜とやり取りをして、間接キスのことは忘れようと思う。

 

それをずっと引きずってたら、俺の精神がもたないかもしれない。うん……絶対に持たない。

 

とりあえず、俺は曜とJR京浜東北線っていう水色版の山手線に乗って、横浜駅から日本丸に近い桜木町という駅まで移動した。

 

あれっ?間違ってないよな??

 

 

「よっ!着いた!」

「ふぅ…やっと目的地に着いた」

 

 

うん、間違ってはいないようだ。

 

目的の桜木町という駅に着いた俺と曜は、電車から降りては足早に改札を抜けて出る。

 

その瞬間、ふわりと海の潮が鼻をつつく。

 

海がもう近いせいからなのか、海の匂いがする。

 

沼津の海と、同じ匂い。

 

隣の曜は、海の匂いをスゥ〜っと深く息を吸って、とても嬉しそうな表情を浮かべていた。

 

 

「うん。海のいい匂い」

「もう近くには海だからな。曜が楽しみにしている日本丸も、そろそろ見れるかもな」

 

 

俺は曜にそう告げて、それからトボトボと目的地である帆船日本丸へと俺と曜は歩みを進めていく。

 

沼津とは違って、横浜はとても車の量が多い。

 

都会ってこともあるけれど、だから俺は時に、よく車の行き違いを目で追っていた。沼津じゃあそんなこと全くしないのだが、不意に車を目で追ってしまっていた。

 

そうしているうちに、目的の船が見えてくる。

 

そう、『帆船日本丸』である。

 

 

「うわぁ〜!大っきい〜!」

 

 

壮大すぎて、遠くからでも分かってしまうくらい、その船は巨大で存在感がとてつもなく大きかった。

 

 

「船体は白、帆まで白、本当に真っ白だな…」

 

 

パソコンやテレビの画面の中でしか見たことがないけれど、その船体は何処もかしこも純白という色に包まれていて、『太平洋の白鳥』と、そう言われていた所以なんだなと、改めて関心した俺である。

 

 

「こんな間近で見られるなんて、最高だよっ!」

 

 

船を見た途端、凄くキラキラと目を輝かせている曜に関しては、まぁ……いつも通りである。

 

親父さんが船の船長だけあって、船にはものすごく興味津々な表情を見せていた曜は、俺の手を掴んで一気に駆け出す。

 

 

「遼くん!早く入場券を買いに行こう!」

「おわっ!?こらっ、引っ張るなって!」

 

 

手を繋いでいるなんてことを一切気にしていなかった俺と曜は、そこから走って船へと向かう。

 

こいつは何かに夢中になると、途端に周りが見えなくなる時があるから、俺がしっかりサポートしてやらないと大変なことになる。

 

 

でも、それもそれで楽しいんだけど…。

 

 

何かにはしゃいでいる曜の後ろ姿を見ていた俺は、不意に楽しくて笑みをこぼす。

 

 

それが曜に対しての、○○だとは知らずに……。

 

 

 

 

 






後編へ続く!

1週間ぶりの更新でした。
ちょっと更新頻度が少なくて
凄く申し訳ないです。

また後編に向けて、頑張るビィします!
次回も是非楽しみにしててください。
感想・評価等お待ちしてます!



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