ペルソナ4 有里湊のif世界での物語   作:雨扇

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しばらくは日常回です。
日数調整のために所々大雑把な所があるかもしれません。そうなったらすみません。

なんせ一週間以上も日常回が続くんだもの。


しばしの日常
4月19日(火)~4月24日(日)


 朝のHR前。天城の無事報告の後。

 

「それにしても里中。おまえよくそんなに元気だよな」

 

「え、フツーでしょ?」

 

「いやいや、俺結構疲れてる。な、鳴上、有里」

 

「え、平気だけど」

 

「疲れはないけど眠気ならある」

 

「有里に関してはいつもだろっ」

 

 まだ戦いはじめて間もない頃の時は確かに結構疲れたけど……今は全然。けど鳴上は凄い。あ、里中もか。花村が弱すぎるだけ?

 

「鳴上くんと有里くんって結構体力あるよね。部活入ってたの?」

 

「いや、特には」

 

「僕は一応運動部入ってた」

 

 あれは楽しかったなぁ。剣道部だった僕は毎日練習が大変だった。

 

「話しは聞かせてもらった! 鳴上に有里、バスケ部入らないか?」

 

「……へ?」

 

 朝のHR5分前。いつの間に横にいた人に勧誘されてしまった。

 

「……違うクラスだよね?」

 

「話が聞こえたから」

 

 これ以上つっこんだら負けだと思う。

 

◇◇◇

 

 先程の謎の人物は「一条 康(いちじょう こう)」というバスケ部の部長だった。一組だけど里中と天城はそれなりに交流はあったらしく知り合いだとか。

 

 そして時は放課後。体育館。バスケ部員数名とサッカー部なのに助っ人で来ている三組の「長瀬 大輔(ながせ だいすけ)」。そしてバスケ部マネージャーの一組「海老原(えびはら) あい」の前に僕と鳴上がいた。

 

「新しく入部した鳴上と有里だ」

 

「よろしくー」

 

 僕と鳴上は軽くお辞儀した。このバスケ部は人数が少ないのでよく仲よしの長瀬が助っ人として来ることが多いらしい。

 

 今日は挨拶だけなので、これで解散となった。帰り、肉丼食べようと一条に誘われ愛屋に寄っていくことになった。

 

◇◇◇

 

「入ってくれて助かるよ! 人数が少ないから練習試合も出来ないし大変だったんだ」

 

 要するに感謝されているようだ。ただ入っただけなのにこんなに喜ぶとは思わなかった。

 

「これからちょくちょく部活来いよな。来なかったら呼びに行っちゃうからな」

 

 僕と鳴上は互いに顔を見たあと一条に頷いた。剣道やってた自分がバスケなんて出来るのかと思ったが、とりあえずやってみようとは思うのだった。

 

ーー新たなコミュニティ。「剛毅:一条康コミュ1」

 

「そうだ。有里」

 

 長瀬に呼ばれた。鳴上ではなく僕だ。嫌な予感もするのだが一応訊いた。

 

「なに?」

 

「おまえ剣道部だったって聞いたぞ」

 

「うん」

 

「足には自信あるよな?」

 

「それなりに」

 

 話を聞いていた一条が乱入してきた。

 

「サッカー部は人数いるだろー」

 

「バスケ部の助っ人で来てた恩がまだあるだろ? それにたまにでいいんだ。俺の練習相手として、たまに付き合ってくれないか?」

 

 三人の目線が僕にきた。剣道とサッカーって絶対結びつかないと思うんだけど。よし、こうなったら鳴上巻き込んでやる。

 

「たまに鳴上も巻き込むなら」

 

「えっ」

 

 鳴上が驚いた顔してる。やったぜ。

 

 長瀬が頷き、渋々鳴上も頷いたので交渉成立。たまに長瀬の練習相手としてサッカー部にも顔を出すことになった。

 

ーー新たなコミュニティ。「節制:長瀬大輔コミュ1」

 

◇◇◇

 

 4月20日。水曜日。

 

 暇。その一言しか言えなかった。暇だったので河川敷に行ったら順平率いる少年野球チームがせっせと練習していた。

 

 暇だったので今日一日は野球の練習に加わった。(正義コミュ2)

 

◇◇◇

 

 4月21日。木曜日。

 

 事件が進歩しないので今日も暇だった。そろそろ月末。お金の心配が出てきたので花村に頼んでジュネスで不定期でバイトが出来るようしてもらった。花村には感謝しきれないな。その日はジュネスの売り上げに貢献してやった。(魔術師コミュ2)

 

◇◇◇

 

 4月22日。金曜日。

 

 鳴上とジュネスのフードコートで話し合った。ワイルドの力について色々と話した。途中でバイト終わりの花村も加わり、事件についての話やマヨナカテレビについてなど話した。(永劫コミュ2)

 

◇◇◇

 

 4月23日。土曜日。

 

 明日休みだ何しよう、と考えていると急に別の人が寝ていたらしく先生が怒っていた。ボーッとしていたから僕までドキッとした。チラッと先生が行った方向を見ると花村だった。

 

「花村のせいで僕までドキッとした」

 

「えっ。俺のせい?」

 

◇◇◇

 

 4月24日。日曜日。

 

 本気で何しよう。二度寝しようかな。でもせっかくの田舎だから散歩もしたい。

 

「それで俺を呼んだの? 俺も引っ越して来た組なんだけど」

 

 花村を急遽呼び出して暇潰しの散歩をすることにした。

 

「鳴上は呼ばなかったのか?」

 

「花村が一番呼びやすい」

 

「まぁ、俺は基本断らないタイプだから? 頼られてる?」

 

「うんうん。頼ってる頼ってる」

 

「雑!」

 

 暇潰しだったのか今回はコミュのランクは上がらなかった。残念。




何か気がついたら日記風になってた……。

大丈夫……ですよね? 本編がしっかりしてれば全てよし! 的な?

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