地球防衛軍~怪獣王の系譜~(リメイク)   作:東部雲

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まず最初に、投稿が一ヶ月以上も遅れてすみませんでしたァ!(ドゲザ!)散々待たせてしまったわけですが、ようやく投稿することができました。今回はこの小説のタイトルにもなった怪獣王の登場です!他にもゴジラ映画の原作キャラが何人か出てきます。ゴジラが本格的にアクションを起こした辺りで、頭の中でFWのメインテーマを再生しながら読むのを推奨します。では、どうぞ!


第7話 極寒の孤島に、咆哮は轟く

 勝一達が一日目の課程を終え、明日に備えて眠りについた頃。

 

 とある場所で異変が起きたことを一人の人物が察知していた。

 

 

 その人物が居るのは薄暗いがかなり広い空間に大型のモニターが設置され、多数の端末が大勢の人間に操作される部屋の中に居た。

 

 

「現在"島"に接近する巨大生物の種別は?」

 

 黒を基調とした軍服姿の初老の男性の声が薄暗い室内に響く。

 

 彼の名前は富樫 貴己(とがし あつき)

 

 かつては日本の特生自衛隊に所属する一等陸佐だったが、7年前にEDFが発足して特自が吸収されてからは大佐となり、今ではEDF本部の総司令に任命されていた。現在の階級は少将。

 

 そして彼が居るのは日本の筑波に存在するEDF総司令部、その内部にある戦闘指令室だった。

 

 

「はっ、こちらが監視衛星の画像になります」

 

 富樫の問いに若い男性オペレーターが答えて正面の端末を操作すると、端末と繋がるモニターに映し出されたのは日本の北に位置する海、その上空を飛ぶ巨大な影だった。

 

 

「こいつは、ギャオスか? ベーリング海に出没するなど、これまでなかったはずだ。しかもこいつが目指しているのは、」

 

「アドノア島です」

 

 富樫の言葉を男性オペレーターが引き継ぎ、続けた。

 

 ギャオスは1999年に大量発生して以来、単体で多大な被害をもたらすゴジラと対照的な、ひとつの群れで多大な被害をもたらす怪獣として認識されていた。

 

 

「観測の結果翼長120㍍以上の上級クラスの個体と推定され、真っ直ぐアドノア島を目指しています」

 

 EDFではそれぞれの怪獣の大きさでクラスが別れている。例えば、群れを成すのが常のギャオスは一体一体は低級クラス、ゴジラは数少ない大怪獣クラスとして認定されている。

 

 そして今回アドノア島を目指すギャオスはゴジラより一つ下の上級クラス、ある程度成長して力が増した個体だった。

 

 

「至急アドノア島の監視所に連絡を入れろ。島にギャオスが向かっている、ゴジラとギャオスの動向を監視せよとな」

 

 

 富樫が上級クラスまで成長したギャオスを確認した頃。

 

 北極に程近いベーリング海に浮かぶ孤島アドノア島、エリアGと呼ばれるその内陸部に置かれた簡易住宅にマウンテンバイクに乗った男性が、建物の側面にあるガレージに入っていった。

 

 

「あ~くそ、寒いっ!」

 

 屋内に入ってきたのはフード付きの防寒着を羽織る白人の男性だ。

 

 

「お疲れさん」

 

 それを迎えるのは長袖Tシャツを着た黒い肌をした男性で、着ているシャツが膨張する程筋肉質な体つきだ。

 

 

「全く、EDFに入隊して本部の事務系の仕事かと思えばまさか辺境の島に飛ばされるなんてよお」

 

「言うな。それにここでの任務は重要だ、うまくこなせば遠くない内に次の監視員に引き継いでもらえる。それまでの辛抱だ」

 

 愚痴を溢した男性の名前はグレン陸軍二等兵。アメリカ合衆国出身の白人で最近EDFの訓練課程を修了し、運悪くある任務の為に辺境のアドノア島に配属された。

 

 それを宥める男性の名前はニック陸軍二等兵。グレンと同じくアメリカ合衆国出身で、同じく任務の為にアドノア島に配属された。

 

 この二人に与えられた任務はアドノア島に生息する3代目(サード)ゴジラ───温和の黒龍の監視だった。

 

 ゴジラはかつて4体まで出現した。

 

 今から約60年前に出現して日本中を震撼させた、最初の怪獣にして王と呼ばれる存在初代(ファースト)ゴジラ───原罪の呉爾羅。

 

 その30年後に出現した王の再来、2代目(セカンド)ゴジラ───再来のリントブルム。

 

 1999年に出現して2003年、2004年に三式機龍と戦い最後は日本海溝に沈んだ4代目(フォース)ゴジラ───破滅のテュポン。

 

 そして二人の任務における監視対象3代目ゴジラは、アドノア島で発見された卵から孵化したゴジラザウルスと2代目ゴジラが出会い、1994年に2代目が死亡した後に誕生した。

 

 2代目と違い人類に対する攻撃性は確認できないため、今では監視するに留まっている。

 

 

「ん?」

 

 島の巡回を終えたグレンが休憩に入り、クロワッサンを温めている時だった。

 

 

「なんだ、本部からの緊急通信!? おい、グレン!」

 

 簡易住宅に設置された端末の画面を見たニックは慌ててグレンを呼んで回線を開く。すると総司令部所属のオペレーターからとんでもない事が告げられた。

 

 

「翼長120㍍級のギャオスが接近だと!?」

 

 グレンは思わず叫んだ。どうやら上級クラスと推定されるサイズに成長したギャオスが何故かベーリング海のエリアGに接近中で、自分達にはその動向を監視する指令が下された。

 

 

「グレン、お前は巡回から戻ったばかりだ。ここに残って本部との連絡役を、俺は何時ものマウンテンバイクで出る」

 

 ニックがグレンにそう指示すると、壁に掛けたハンガーから防寒着を取ってガレージに向かった。

 

 

 場所は変わってベーリング海より西の海域、その上空を巨大な影が飛行する。

 

 それは一見すると鳥のようだが頭部に先端の尖った鶏冠(とさか)が2対あり、翼は羽根の代わりに翼膜を広げている。

 

 この生物こそ富樫が、いやEDFや各国が警戒する地球上で最も危険な怪獣の一種、ギャオスだ。

 

 ギャオスは卵から孵化した後の成長が異常に早く、繁殖に雄を必要としない為に各地で爆発的な繁殖をすることは珍しくない。また、極稀に最大で翼長70㍍以上に成長することがあり、その度にEDFや各国軍隊と大規模な戦闘になるため最優先で駆逐することを決められていた。

 

 ギャオスはユーラシア大陸からここまで飛んできた。

 

 極寒の地に産み落とされた卵から孵化して、自分を産んだ親がどこからか運んできた、普通の雛鳥が食するには余りに大きいエサを喰らってきた。

 

 ある程度成長してからは群れの仲間と周辺の集落や町を襲って更に多くのエサを食べて、気付いた頃にはこれだけのサイズに成長した。

 

 その後ギャオスは思った、そろそろ繁殖の為に巣作りをする頃合いだと。その為には自分の体に合わせた大きさの巣を作れる最適な場所が必要で、その為に海を越えて飛んできた。

 

 そして目の前に島が見えてきた。

 

 全体的に起伏が多く岩肌しかないが、標高の高い場所もある。体感温度はかなり低いが、あらゆる環境に適応できるギャオスにとっては些細なことだ。

 

 ギャオスは巣作りの場所として目の前の島───アドノア島を選び、進路を変えた。

 

 その頃、アドノア島の海岸線の南の沖合いの海面が盛り上がった。次いで巨大な水柱が吹き上がる。

 

 水柱が消えた海面に浮かぶのは山のように大きな胴体だ。

 

 墨で塗ったかのように真っ黒でゴツゴツした皮膚。

 

 首の付け根から背中を3対の背鰭が生えて頭部に八重歯を生やした、恐竜に似た生物は海面から浮かぶ胴体だけで50㍍以上あった。

 

 この恐竜のような生物こそ、かつて幾度も日本を世界を震撼させた怪獣王ゴジラと呼ばれる存在、その3代目だった。

 

 今はちょうど体内の核分裂反応で産み出されるエネルギーを効率よく循環させる為に、陸に上がって動き回るところだった。

 

 3代目は元は先代に育てられた頃に今はなき太平洋に存在した、バース島の天然のウラン層から放射線エネルギーを吸収して成長した。

 

 その過程で先代と同じ体質に変わって原子炉から産み出される膨大なエネルギーを誇るようになったが、過剰に大きくするわけにはいかない。かつて自分を育てた同族のような悲劇を起こしてはならない。

 

 だからこそ陸に上がってある程度エネルギーを消費して、体内温度が上がれば海底で冷却することは3代目としても国連やEDFには既に当たり前の風景となっていた。

 

 その3代目を遠方から視認していた者がいた。ギャオスが島の海岸線に上陸したゴジラを不愉快そうに睨み、低い唸り声をあげる。

 

 ようやく巣作りにちょうど良い場所を見つけたのにあんなのがいれば邪魔だ、ゆえにヤツを排除したい。

 

 その為にヤツをどうやって排除するか、地球上に存在する怪獣の中で有数の知能で結論を出した後ゴジラに向けて高度を下げながら向かっていった。

 

 その様子にゴジラも気付いていた。

 

 島の沖合いに見える巨大な影は真っ直ぐにこちらに向かってきており、しかも敵意を持っているのは歴代のゴジラの中では、比較的温厚な性格の3代目にも感じられた。

 

 

「グウゥ・・・・・」

 

 ゴジラもまた、低い唸り声をあげる。今向かって来てる相手が攻撃の意志があるのは半ば以上明白で、もしそうなったなら迎え撃つつもりでいた。

 

 本来はエネルギーを適度に消費してその後に海底で冷やすつもりだったが、戦いが終わった後に海底で休むことになりそうだった。

 

 ギャオスが仕掛ける。海岸線で身構えるゴジラを見据え口を開き、口から一条の光線を放つ。ギャオスが放った光線はゴジラの胴体を直撃して表皮の一部は吹き飛ぶ。

 

 

「グアァァ!?」

 

 思わぬダメージと苦痛に呻くように叫ぶゴジラ。だがギャオスはゴジラの真上を通過して旋回、畳み掛けるように光線を連発する。

 

 その際ゴジラの足元にも光線は当たり、巨大な土煙を巻き上げるとゴジラはそれに包まれて見えなくなる。

 

 ギャオスは一旦光線を吐くのは止めると、様子を見るように土煙を中心にして旋回する。

 

 次の瞬間、土煙の内側から青く発光して直後に同色の極太の熱線が外に飛び出す。

 

 飛び出した熱線は周囲を旋回するギャオス目掛けて突き進み、ギャオスは寸前で回避した。

 

 熱線が飛び出す衝撃で土煙が吹き飛び、中からは光線によるダメージ等大したことないかのようにゴジラが堂々と出てきた。

 

 

「ギ、ギアァァーーッ!」

 

 自分が滅多撃ちで放った光線───超音波メスを喰らって大してダメージを受けていない目の前の邪魔者に対し、忌々しげにギャオスが吠えた。

 

 更に業を煮やしたように地上のゴジラ目掛けて急降下すると、その勢いに任せて鋭い爪を生やしたその脚を叩き付けゴジラはそれを受け止める。

 

 高高度から急降下して産み出される、巨大な運動エネルギーで引き出した大きい威力とその強い衝撃にゴジラはズリ、と僅かに後退する。

 

 だが、変化はそこまでだった。

 

 

「キオォ!?」

 

 ギャオスは明らかに動揺する。何故これだけの威力を伴った攻撃で大してダメージを受けないどころか、体勢を崩すことがないのか。その予想外な結果に高い知能を有するギャオスは理解が追い付かなかった。

 

 

「ギャオスが急降下してゴジラを攻撃しましたが、目立ったダメージは確認できません。映像データの送信を続行します!」

 

 双眼鏡に似た機械の接眼レンズを覗きこみながら無線で会話するニックは現在、島の海岸線で闘う二大怪獣が確認できる岩山の陰にいた。

 

 この双眼鏡はミニカメラを内蔵しており、更に携帯式の通信機をオンラインで接続して、現在地とは違う地点の“親機”を中継点に衛星を介してEDF総司令部に送信していた。

 

 

 EDF総司令部では富樫がその映像を見ていた。

 

 

「あれだけの巨体を急降下させての攻撃を正面から受け止める。分かっていたことだがやはり、とんでもないヤツだな」

 

 国家の枠を越えた超法規的な軍隊のトップにしては軽い口調で呟く。とは言え、寧ろこのくらいに軽く捉えた方が楽なのは確かな話だった。

 

 今までに確認されたゴジラは全部で4体、そのどれもが強大な力を持ち生半可な戦力で抹殺することは、人類がこれまでに幾度も試しては失敗したことは富樫達EDFや世界各国は認識している。

 

 その為100㍍以上の巨体を誇るが比較的温厚な性格で、人類に対する攻撃性が薄い3代目を攻撃することはEDFや日本をはじめとする主要国はしない。手痛いしっぺ返しを貰うことになるのは目に見えていたからだ。

 

 

 ギャオスが自分の攻撃が受け止められたことに動揺している間に、ゴジラが反撃に出る。

 

 攻撃の後硬直したままのギャオスの脚をつかんで近くの岩山に投げ飛ばし、制動が間に合わず勢いよく岩盤に激突して破片が飛び散る。

 

 激突した岩山からモクモクと上がる土煙を切り裂いて、怯まずギャオスが再び突っ込むが、土煙から出たときには既に目の前に黒い尻尾が迫ってきており、反応できずに直撃して地面に叩きつけられる。

 

 ゴジラの反撃はそこで終わらない。地面に倒れ伏して未だに起き上がれないギャオスの翼を掴み、またもや地面に叩き付ける。一度ではなく二度三度と叩きつけた後、上空に向けて遠心力で放り投げる。

 

 そこから一回転しながら背鰭を青く発光させ、遠心力で打ち上げられたギャオス目掛けて熱線を放つ。

 

 弧を描いて上空に向けて放たれた熱線は、ギャオスに直撃すると炎上、断末魔の叫びを最後に爆発して四散した。

 

 

「ゴジラの熱線でギャオスが爆散、死亡を確認しました!」

 

 現地からの報告そのままに告げるオペレーターの声を聞いた富樫は、ただ戦闘指令室のメインモニターを見つめていた。

 

 

「これが、今世界に存在する、人類の叡知すら及ばない怪獣の力か」

 

 富樫は過去に機龍隊を率いて4頭目のゴジラを二度に渡って迎撃したが、今アドノア島にいる3代目怪獣王に比べれば可愛いものだろう。正直、人類に敵意を持つ怪獣でなくてよかったように思う。今のEDFにも、ヤツを倒す術は無いのだから。

 

 富樫がメインモニターを見ていた頃、アドノア島で臨時の監視任務についていたニックは誰にともなく呟いた。

 

KINGofmonster(キングオブモンスター)Godzzila(ガッズィラ)・・・・・」

 

 ニックが英語で発音した言葉の意味は、『怪獣王ゴジラ』。人類の常識を越えた怪獣の、その頂点に君臨する存在の呼び名だった。

 

 ゴジラは戦いが終わった後の勝鬨のように、雄叫びを上げた。

 

 

「ゴアアアァーーー!!」

 

 

 ゴジラが戦いを終えて勝鬨をあげた頃。

 

 ユーラシア大陸から飛来するギャオスを捕捉したように、EDF総司令部と繋がるレーダーシステムはそれを捉えていた。

 

 

「富樫司令! アドノア島に接近する反応があります!」

 

「なんだと!?」

 

「モニターに出します!」

 

 オペレーターが端末を操作してモニターに映し出された。

 

 

「まさか、ガメラか? ギャオスを追ってきたのか」

 

 モニターに映るのは青白い噴射炎を伴い飛行する亀のような生物で、富樫達EDFや各国政府が“ガメラ”と呼称する怪獣だ。

 

 外見は海亀や陸亀に酷似しており、背中の甲羅は所々トゲのついた見た目で、大きさは約80㍍もの巨体を誇る。

 

 

 富樫達がガメラの接近に気づいた頃、ゴジラも島に近付く存在を察知していた。

 

 ソイツはかなりのスピードで島に近付くと旋回して、周囲を飛行し始める。その様子からどこか、何かを探るようにも感じられた。

 

 しばらく周囲を飛行したソイツは、反転して水平線の彼方に消えた。

 

 ゴジラはその不可解な行動に疑問に思ったが、気にしないことにした。どのみちこれから心臓を冷やさなければならない、充分にエネルギーを消費できた今無闇に島から動くわけにはいかないだろう。

 

 ゴジラは自らの心臓を冷やすため、再び眠りにつくために海に入ってその姿を消した。




~あとがきのコーナー~

主「散々待たせてしまったわけですが、ここで説明をやっていきます、あとがきのコーナーです!」

勝一「やっと投稿か、随分遅かったな。」

主「すいませんね。この話を投稿する前に艦これの小説を書いていたもので。それに、」

彩音「それに?」(ニッコリゴゴゴゴゴ)

主「好きな怪獣はなるべく凝りたいじゃないですか。」

彩音「勝くん、ちょっと主さんを捕まえてて?」

勝一「わかった。」(ガシッ)

主「え、あの、勝一さん?」

彩音「主さん、覚悟はいい?」

主「全然よくないです。」

彩音「よかった♪実は最近竹刀振ってなかったから鈍ってたの、ちょうどよかった!」

主「僕の話を聞いてます!?」

彩音「問答無用!」

主「ギゃアァァ!」

~五分後~

主「・・・・・・。」(チーン)

勝一「アヤ、さすがに少しやりすぎだ。右腕なんか不自然な方向に曲がってるぞ。」

彩音「・・・・・・ごめん。」

勝一「取り敢えず、主はこの状態だから俺達だけで解説しよう。」

彩音「まずは冒頭の場面だよね?」

勝一「あぁ。筑波山の麓に国連特災対策センターとEDF総司令部があるのは、以前投稿した説明に書いた通りだ。それに原作(ゴジラVSデストロイア)から20年近くたった今、筑波山の麓はかなりの部分が開発されて、総司令部を拡充してからはそれなりの兵力を収容できる。」

彩音「冒頭で総司令の富樫さんが出てきたけど、それは?」

勝一「4代目(フォース)ゴジラを東京で二度に渡って迎撃した後、特自がEDFに吸収されてから総司令部で司令官に着任してる。富樫さんが3代目に対して達観するのは、3代目に敵対しないことへの安堵とゴジラが島から動かないことがわかっているからだな。」

彩音「そう言えばアドノア島で監視員の二人が出てきたけど?」

勝一「あの二人はFWで南極の監視員をしていた。主が言うには『南極でゴジラに熱線でやられるのは少し可哀想だから、もう少し増しな活躍をさせてみよう。』と言って登場させたらしい。」

彩音「なんだか自己満足な発想だね。ギャオスが超音波メスを放った後急降下してゴジラに蹴りをいれたけど、その時ゴジラが大してダメージを受けてなかったのは?」

勝一「単純に体重差によるものだ。ゴジラは体長約100㍍で体重約6万㌧、ギャオスは飛行のために軽くなってる為か、翼長120㍍の大きさに対して体重は約2万㌧。急降下した時の位置エネルギーと運動エネルギーを加味しても、跳ね返されない程度に拮抗するのが精々だな。」───あくまでこの小説における設定、ギャオスの体重もゴジラ映画寄り。

彩音「止めの放射熱線を浴びせるときに一回転しながらだったけど、あれってFWのカイザーギドラ戦のあれ?」

勝一「どうもそのようだ。主が演出をどうするか考えた結果、FWゴジラと同じアクションをさせたみたいだ。」

彩音「最後の辺りでガメラがアドノア島に接近したけど、この小説ではガメラはどういう設定?」

勝一「近年東宝がガメラの新作映画の予告動画をYouTubeに公開して、主がそれを見たときにガメラは1999年から10年以内に傷を癒したという設定にしようと考えた結果、この小説にちょくちょく出すつもりらしい。」

彩音「大体こんなところかな?」

勝一「あぁ、少なくとも要点はこんなところだろう。」

主「うう、ひどい目に遭いました。」

勝一「気づいたか。もう大丈夫なのか?」

主「え、ええ。一応僕はこの小説の主ですし?主の特権使えば骨折位はなんとか。」

彩音「じゃあそろそろ締めようか。」

勝一「毎度この小説読んでくれてる読者の皆さん、艦これ小説の兼ね合いで更新が遅いがそれでも読んでくれてありがとう。」

主「このあとにもうひとつのEDF小説『地球防衛海軍~海の防人と雷神の名を冠した戦艦空母~』を書いていきます!興味があれば、そちらも見ていってください。」

彩音「また新しいの書くんだ・・・・・・。」

勝一「では次回も、

ゆっくり見ていって(ね)(ください)くれ!」

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