幻想郷に入った少年の日常   作:モリリン

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第1章 幻想郷
幻想郷に入った少年


初めましてモリリンです。

処女作ということで書かせていただきました。

なるべく早めに更新していきたいと思っています。

楽しんでいただければ幸いです。

それではどうぞ!

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「ここはどこだ?」

 

音街恭弥は小さく呟いた。

 

「なんで目が覚めたら木に囲まれているんだ??」

 

恭弥の周りには大きな木やキノコがたくさんある場所にいた。空は明るいが木に囲まれているから少し薄暗く感じる。それに少し気分が悪くなって来た。

恭弥は自分が目を覚ます前の事を思い出そうとしていた。

 

「確か、コンビニで夜食を買ってオールしてゲームしようと思ったら急に眠たくなってそのまま寝ちまったんだよな?それがなんでこんなことになってるんだ??」

 

恭弥はそう呟きながら辺りを見回した。

 

「しかし、本当になんもねぇなー、、、。ま、考えてもしゃーねーしとりあえず歩くか。気分もあんま良くねぇしな。」

 

そう言って立ち上がり森の中をひたすら歩き回った。そうしていると一軒の家を見つけた。

 

「まさかこんなところに家があるなんてなー、おーい、誰かいませんかー?」

 

そう言ってドアを叩いてみたけれど、出てくる気配がない。

 

「はぁー、誰もいねぇのか、どーすっかなー、あんまり長居はしたくねえんだけどとりあえずあたあるくかなー。」

 

「あら?誰かしら?もしかして外来人?」

 

家の前で困っていると不意に声をかけられ振り向いてみるとそこには金髪の美しい女性がいた。突然のことにびっくりしてとっさに声がでなかった。それほど美しかったからだ。

 

「外来人ってのはよくわからんが、気づいたらこの森にいて、彷徨っていたら偶然この家を見つけて誰もいないから途方に暮れていたところだ。俺は音街恭弥。君の名前は?」

 

「アリス・マーガトロイドよ。そしてこの子は上海って言うの。よろしくね。」

 

「シャンハーイ!」

 

「人形が喋った!?」

 

突然人形が喋り出したことに驚いていると、人形は勝手に動いてこちらに手を差し出して来た。

 

「握手したいってさ。」

 

「シャンハーイ!」

 

「お、おう、よろしくな!上海!」

 

「シャンハーイ♪」

 

「ふふ、気に入られたみたいね。」

 

上海は恭弥の周りをずっと飛んでいる。

 

「それはよかった。ところでここはどこなんだ?俺のいた世界とは違うのか?

 

「ええ、多分そうよ。あなたは外の世界から来た、こっちの世界では外来人と呼ばれているわ。そしてこの世界は幻想郷と呼ばれる忘れられた妖怪や、そのほかにも様々な者たちが来る世界よ。ここまでは大丈夫?」

 

「ああ、なんとかな。続けてくれ。」

嘘です。整理が追いついていません。

 

「この幻想郷には外の世界とこっちの世界を分けるために結界が張られているの。その結界がたまに歪むことがあって、そのせいで、外の世界の人間がこの幻想郷にきちゃったりするの。多分そのせいであなたはこの幻想郷にきたんだと思うわ。」

 

つまり、その結界の歪みのせいでこっちにきちゃったわけだ。

 

「なるほどね、この世界のことはわかった。じゃあここはどこなんだ?森のようだけどなんだか薄気味悪いし。」

 

「ここは魔法の森と言われる場所よ。私もこの森に住んでいるのよ。ここの家も住んでいる人がいるけど、今はいないようね。」

 

「うーん、元の世界にはどうやったら帰れるんだ?」

 

「博麗の巫女と呼ばれる人に頼めば元の世界帰れるわよ。もちろん、ここに残るという選択肢もあるわ、それは貴方が決めることだけどね。」

 

「その博麗の巫女ってのはどこに行けば会えるんだ?」

 

「ここから遠いところに博麗神社という場所に住んでいるわ、よかったら案内するわよ?」

 

「ほんとか!それは助かる!けど遠いんだろ?大丈夫なのか?」

 

「平気よ、飛んで行けば早く着くわ。」

 

えっ、、、。まてまて

 

「あんたも飛べるのかよ!もしかしてここの住人はみんな飛べるのか?」

 

「全員ってわけじゃないけど飛べる人は飛べるわよ。」

 

なんじゃそら、どこの竜の玉を集める世界だよ、と思いながらふと思ったことを聞いてみた。

 

「俺も飛べるようになるのか?」

 

「わからないけど、頑張ればできると思うわよ?この世界に残るのならだけどね。」

 

まじか!?まさか空を飛べる時がくるなんて思わなかったわ。

 

「そっかー、ちなみにどうやって飛んでるんだ?」

 

「私は魔女だから魔力を使って飛んでいるわ、貴方は人間だから霊力を使って飛ぶのが普通ね。」

 

霊力?ブ○ーチかなんかか?

 

「自分の中に流れている霊力を感じて、出す感じね。まぁ今はまだ無理だと思うわ。さ、それじゃあ行きましょうか、落としちゃったらごめんね。」

 

「え、、、?」

 

手を掴まれたかと思うと、スッと自分の足が地面から離れて宙を浮いたかと思うと、一気にスピードが上がり、俺は恐怖のあまり気を失ってしまった・・・。

 

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どうだったでしょうか、上手く書けていたら嬉しいです。

悪いところなどは是非是非コメントなどで教えてください。

それではまた次回に!!


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