赤き正義の味方と禁忌教典   作:暁紅

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閑話:ありえないありえないそんな事に力を使うなんて.....

最近ゆゆゆい始めました。名前は作者名と同じなので会えたらよろしくお願いします。

 

さらにゆゆゆに関してもう一つ。

今日は作者の大好きな三好夏凜ちゃんの誕生日です。

 

ハッピーバースデー夏凛ちゃん!

そして、ハッピーバースデー俺!!

 

これから誕生日はもう一人じゃ無いんだ。

───────────────────

シロウは誘拐された際にセリカ達の手で救出され、すぐに特務分室に配属になったが、いくら強いと言っても未だ子供だ。 【注】意味が通り辛く思った箇所の追記を提案。不要でしたら差し戻し下さい

 

親も探しても一向に現れない。となると誰が引き取る?という話になる。

 

普通は特務分室の誰かが引き取るのが当たり前なのだろうが、残念ながら変人しかいない。

 

変人に子供が育てられるわけが無い。

 

そんな中《死神》として活動していた、キリツグ=エミヤが引き取ると手を挙げた。

 

キリツグの引退した理由が子育てのため、他の変人に預けるよりマシだと判断し、キリツグの後釜の《死神》をコードネームとして引き取られた。

 

 

 

流石に裏路地に居続ける訳にはいかないので、今は近場にあった喫茶店に入り紅茶を飲んでいた。

 

「キリツグ、イリヤとミユはいいのか?」

「うん?あぁそう言えばまだ言ってなかったね。もう一人増えたよ」 【注】誤変換です

「......は?...また拾ったのか?」

「まあね、それに彼女はシロウとも関係しているよ」

 

キリツグは困っている人がいれば極力助ける主義なので、ちゃんと血が繋がっているのはイリヤだけなのだが、シロウ以外にもミユと言う子供を拾っていた。

 

ミユは元は由緒正しい貴族の家の生まれだったのだが、その家が天の智慧研究会に協力していたためすぐさま解体された。

 

その時にキリツグが助け、イリヤと同い年だからと家族の一員にした。

 

「まぁ詳しい話は本人から聞くといいよ」

「そこは理解した。それで何故ここにいる」

「それはアリ」

「もちろん授業参観に決まってるでしょ!!」

 

シロウの頬が自然と釣り上がる。

 

キリツグとアイリスフィールはかなりの親バカで、何かイベントがあればかなり騒がしくなる。 【注】タイプミスと思われます

 

イリヤとミユの遊戯会の時は最先端の映像録画機などを用意していたほどだ。

 

もし学院でそんな姿を見せ、親だとバレればかなり恥ずかしい。だから黙っていた。

 

なのに何故か知っていた。

 

「誰から聞いたんだ?」

「《愚者》のグレン=レーダスだったかな」

 

多分面白半分か復讐でやったのだろう。確かにこれは効果的だったが、確実にシロウの逆鱗に触れている。 【注】後段の文章より、「触れ掛け」でなく「ベッタベタにタッチ」していると思われます

 

よし殺そう。今すぐ殺そう。

 

呪いがあれば今頃グレンは悶え苦しむ程に心の中で呪い続けていた。

 

「ねえねえシロウ。彼女の一人くらい出来た?せっかくの学院生活なんだから出来たよね?」 【注】誤変換です

「今は任務中だ、そんな戯言に現を抜かす場合では」

「もう。そんなんだから周りの皆が勘違いするのよ...はぁ...生粋の女たらしね」

「?そうなのか?」

 

シロウはイマイチ理解してないがかなりの女たらしだ。

 

妹の2人は完全にシロウに惚れていて、遊戯会の時にも3人ほど惚れさせていた。

 

それでもなお一向に相手からの好意に気づくことがない。

 

「まぁそれはいいとして」

 

してきたのはそっちだろと言う野暮なツッコミはしない。

 

「実はここにアリシア女王陛下が来ている」 【注】誤用です

「は?」

 

妹が増えたと聞いた時はキリツグの性格上仕方が無いと割り切れた、だがアリシア女王殿下が来ている......今一度言おう...は?

 

最悪アリシアもかなりの親バカだからお忍びで来ていてもおかしくない、だが問題はその後だった。

 

「それで『ルミアたんの匂いがァァァァ!!!』と言って走り去ってね。今何処にいるか分からないんだ」

 

なんでさ

 

一応変装はしているとの事だが、バレるのは時間の問題だろう。もしバレればルミアの事も一緒にバレる可能性がある。

 

何のために死んだと世間に公表したのか分かったものでは無い。

 

「それで今彼女が住んでい場所を聞きたい」

「ルミアのか?それだけでいいのか?」

「もちろんそれだけでいい。シロウにまで手伝って貰っては、護衛をしている意味が無いからね」

 

それもそうだなと近くにあった紙に、今いる場所からルミアが住んでいる場所への行き方を書くと、それをキリツグに渡す。

 

紙を受け取るとアイリスフィールを連れ、お茶代を机に置いて去っていく。

 

結局後でまた会うと思うと胃が痛くて仕方がなかった。

 

 

 

 

 

ルミアの下着を物色していたアリシアを捕獲し、外で軽く食事を取り学院へと向かう。

 

既にキリツグ以外の親もチラホラ見え、後は撮影場所を決めるだけだなと、アリシアをアイリに任せ一人クラスの周りを物色していた。

 

すると視界に1人の金髪の女が映り、相手も気づくと笑顔で近づき、

 

「何故ここに君がいる?不死の魔女(セリカ=アルフォネア)

「それはこちらのセリフだよ魔術師殺し(キリツグ=エミヤ)

 

セリカは手のひらをキリツグの顔の横に広げ、キリツグは懐から一瞬で出した銃口を向ける。

 

2人の間に殺伐とした空気が流れ、いつ戦い出すか分からない中、唐突に2人に衝撃を与える授業がはじまるチャイムがなる。 【注】タイプミスと思われます

 

「「な!」」

 

2人は見合うと、因縁はまた後にして、今は互いの息子の所に向かおうと決め、教室へと急ぐ。

 

2人が着いたのは丁度グレンの自己紹介が始まった所だった。

 

グレンはいつものだらけた服装とは違い、真面目にきっちりと着ているため、生徒達のあちらこちらから笑い声が聞こえる。

 

同じタイミングで到着したセリカの方を見ると、既に高性能映像録画機の設定を終わらせ起動させていた。

 

キリツグとしてはセリカに負ける訳にはいかないと、対抗するように数秒で高性能映像録画機を設定し録画を始める。

 

それを見ていたセリカと、高速でセッティングを終わらせたキリツグは互いに見合い「絶対に負けない」と心に誓った。 【注】脱字です また重複表現があります。ご確認ください

 

 

 

授業も進み後半に差し掛かるとキリツグが最初に動いた。

 

持ち運び出来る映像録画機を巧みに使い、セリカのいる位置より間近でシロウを撮影した。

 

それを見たセリカは自分も出来ると、さらに近づいて撮影する。

 

「真似をしないでくれないか?そう言っても所詮君は僕の真似しか出来ないしね」

「ハッハハ随分と面白い事を言うな、私がお前の真似?そんな面白い冗談が言えるようになっていたとはな」

「「あ?」」

 

やめてくれ今は授業参観だぞ。恥ずかしすぎる。

 

その2人の息子は心に思いながらも、注意する事が出来なかった。

 

映像録画機の手を止め数分間見つめあっていると、互いに高笑いを始める。

 

その高笑いが大きくなる度に、周りの空気の温度がどんどん下がるように感じていた。 【注】誤用です

 

「「ハハハハハ」」

「<ruby><rb>time alter──square accel</rb><rp>(</rp><rt>固有時制御・四倍速</rt><rp>)</rp></ruby>」 【注】終わり括弧の未記入

「『私の世界』─起動」

 

互いに自分だけが使用できる固有魔術を使用する。

 

セリカはラ=ティリカの時計を媒体にして、自分以外の時を完全に停止させる。

 

キリツグは自分の体内にシロウと同じタイプの結界を展開し、その結界内にある自分の身体の時間経過速度を四倍にして高速移動を可能としていた。

 

キリツグの使うそれは《タイム・アクセラレート》のデメリットを極限まで減らし、固有魔術にまで押し上げた物だ。

 

2人とも周りが気づくことが出来ないので、自由に撮影をする。

 

顔の目の前、全身の撮影、2人で一緒に撮影(相手の許可などなし)と言った具合で、その撮影タイムが終わると互いに元の位置に戻り片膝をつく。

 

「はぁ...はぁ...」

「ククク残念だったな!私はまだ1度使えるぞ!」

「なら僕も」

 

立ち上がり互いに魔術を使用した瞬間、2人の首にとてつもない衝撃が発生し一瞬で意識を失う。

 

「ごめんなさい迷惑をお掛けしました」

 

一瞬で意識を刈り取る離れ業をやってのけたアイリスフィールは、笑みを見せながら軽く膝をおり、2人に代わり謝罪をした。

 

 


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