本当は1話完結させようとしたのですが、あの人が暴れるから.....
それと本当はあの人達登場させるつもりは一切無かったのですが、出さねばいけない状況になってしまいました。
※時間軸が遡ります。なので残念ながらリィエルが登場しません。何でだよ...と思われるかもしれませんが、それは作者も同じです。
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男の口から吹き出された煙草の煙が荷馬車の窓から漏れ出て、天高く飛び上がりそのまま見えなくなっていく。
「今は煙草はダメって言ったでしょ。女王陛下がいるのよ」 【注】誤字……というか誤用です。女王ですよね?
「大丈夫だよ。ここにいるのは女王アリシアでは無い。一介の町娘のアリーだからね」
「そうです私の事は気にしないでください。それにあともう少しで...グへへへへへへ」
ホラと男は注意してきた女に言い返す。それが気に入らない女は頬を膨らませる。そんな夫婦のイチャイチャを見ていてもアリシアはルミアの事のみを考えていた。 【注】重複表現です(「頬を膨らませる」か「膨れっ面になる」)。ご確認ください
今のアリシアの服装はいつも着ている華やかな物ではなく、黒い帽子の中に金髪を全て隠し、正体を隠すため眼鏡をかけ、着ている服も白色のロングシャツにベージュ色のロングズボンを穿いている。
いつもの華やかさがないが、元から若く見える顔と服装が相まって完全に20歳にしか見えなくなっている。
そのアリシアと一緒にいるのは、アリシアの髪とは対照的な白銀で瞳も綺麗な赤色の女性。
その女性が着ている服はワインレッドの長袖服の胸の辺りに黒のリボンが飾られ、その下は白いスカートに黒のタイツに白のロングブーツ。 【注】おそらく脱字と思われます
何処かの令嬢のような雰囲気が、質素のように見えて大幅に魅力を引き立てる服を着ているせいで、いつもの3割増になっている。
対してその女性の隣に座っている煙草をふかしている男は、全身真っ黒のスーツを着て黒のロングコートを羽織っている。
男に関してはあまりにも仏頂面なので、これと言って魅力は無いが、手に持つ厳重に保護されているアタッシュケースが男の独特な雰囲気をさらに上げている。
「グレン=レーダス.....《愚者》か...随分と懐かしい名前だね」
男の呟きは誰にも聞こえることなく、たまたま口から漏れてしまったようだった。
この厄介な3人を乗せた荷馬車の御者は、ミスったかなと呟きながらアルザーノ帝国魔術学院へと進んでいた。 【注】表現の修正を提案 不要でしたら差し戻しください
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「へえっくしょ!」
「お!ビックリさせんなよシロウ。どうしたんだ珍しいなくしゃみなんて」
「いやなんだ。何かいやな者が近づいているような気がしてな」
「おいおいシロウの勘はよく当たるからな、あんまり変な事を言うなよ」 【注】誤字です
グレンはシロウの肩を叩くと明日の準備を始める。
いつもは準備など一切しないのだが、明日は事情が事情なのだ。それは授業参観、生徒の親達が常日頃の授業の態度や講師などを見に来る日だった。 【注】主対象の記述が不足していました。ご確認のうえ不要なら差し戻し願います
魔術学院に入っている生徒の中には貴族が多いので、もし下手な事をすれば一発で解雇される。
過去のグレンであればよし辞めれる!と言っていたのだろうが、今のグレンは辞めたくないそう思っていた。
その心境の変化にシロウは驚いたが、それはそれでいい物だと埃を被っていたローブを丁寧に洗い、新品同然に仕上げる。
「はぁ...なんだろうなこの胸騒ぎは......」
確かにグレンの心境は変化していた。だが、それは、辞めたくないと言うだけであり、子供のようなイタズラ心は何ら変わっていなかった。
次の日になりグレンはシロウより先に家を出て、事前に準備をするとの事だった。
全く随分と変わった物だなと、まるで我が子の成長が嬉しい親の感覚を味わっていた。 【注】てにをはの修正、もしくは代替表現として「~我が子の成長を喜ぶ親の~」提案 不要であれば差し戻しください
シロウはいつも通り家を出てシスティーナとルミアと合流して、学院に向けて進んでいると、背後から突然自分に向けて殺気が飛ばされる。 【注】タイプミスと思われます
(数は一...まさか天の智慧研究会か?だが奴らにしては随分と白昼堂々としているな。それ程自信があるのか?まぁ罠だと分かっても乗らない理由はないか) 【注】「乗らない訳にはいかないか」と「乗らない理由は無いか」が混在しているように思います。一旦後者に修正を提案。不要でしたら差し戻し下さい
殺気の出ている方を流し目で確認すると、やはりと言うべきなのか路地裏の方から飛ばされていた。
「すまない2人とも先に行っててくれ」
「うん良いけど...忘れ物?」
「そうだな忘れ物だな」
2人は変なシロウだなと首を傾げながらも、手を振ってシロウを見送る。
それに応え手を振り、2人が見えなくなったところで裏路地に入る。
「出てきたらどうだ?」
裏路地に入った時点で辺りの怪しさは満点だった。 【注】誤字です
ここは裏路地で確かに人通りは少ないはずだが、今は朝だ少なくとも1人や2人程は目的地に急ぐためいるはずなのだ。
だが今は誰1人見当たらない。人の気配すら感じない。 【注】記述が不足しているように思います 不要であれば差し戻し下さい
いつもの夫婦剣を投影すると、辺り全体を見渡しながら警戒する。 【注】Fate的表現に修正を提案
今のシロウに油断は一切ない。
にも関わらず、突如赤い布で顔を隠している人間がシロウの懐に入り込む。 【注】文頭の微修正、本文の並び替えを提案
「な!」
謎の人間は拳をシロウに向けて振るう。 【注】誤字です
それを夫婦剣をクロスさせて防ぐも、夫婦剣はたった1回受けただけで粉々に砕け散った。 【注】タイプミスです
「チッ!」
夫婦剣はシロウが1番創りやすく、1番扱い易い武器だった。今まで数々の魔術師相手に使って来たが、こんな事は片手で数えられる程しかない。
しかもそれのどれもがかなりの強者だった。
警戒度を格段に上げ、人払いの結界が張られているのを好都合として、黒い弓を創りそれに剣を番える。
それはシロウの使う矢の中で1番の威力を誇る物。
「<ruby><rb>我が骨子は捻じれ狂う</rb><rp>(</rp><rt>I am the born of my sword</rt><rp>)</rp></ruby>
今回はゴーレムの時に使った時よりも威力を上げて放った。
それを謎の男は突然動きが早くなり、いや2倍の速度で動き躱してシロウの背後を取ると、銃口を頭に当てる。
「何故ここにいるキリツグ」
「少し用事でね、シロウ」
赤い布を取るとシロウにとっては見慣れた黒髪の男、キリツグ=エミヤがいた。
それはエミヤの姓が示す通り、親子の久しぶりの再会であった。 【注】誤字です。また意味が通り辛く思ったので若干の追記を提案
「あ!私もいるのよ!シロウ」
アイリスフィールもいます。