勇者「絶対に笑ってはいけない魔王討伐24時?」   作:めんぼー

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関東の人間なんで関西弁アレだったらごめんなさい


馬車内の戦い

神父「よっしゃ、全員乗ったな」in馬車

 

 

ゴトゴトと音を立てて走り出す馬車

一向は隣村まで馬車で移動する事に

馬車には15個程の座席が設置されており

一般人も何人か乗っていた

 

一向は進行方向の右側に背を向ける形で座席に座り

対面の座席と向かい合わせに座った

 

 

勇者「あのさ…普通始まりの町から徒歩で出るもんじゃないのか…?」

戦士「もうあれだ、気にしたら負けだ。シバかれるんだよどうせ」

勇者「俺の中の冒険のイメージが…」

魔法使い「それより神父様も一緒ってのがね」

僧侶「な、なんか監視されてるみたいで…」

 

神父「何言うてんねん、心配やからついてくだけやで」

 

勇者「もうそれでいいや…」

 

神父「お、もうすぐ停留所やな」

 

戦士「停留所?そんなの道中あったか?」

魔法使い「さぁ…?隣村は行った事あるけど初耳だわ」

 

神父「そらお客さんもおるやろし、当然やろ」

 

勇者「この旅って一体…」

僧侶「ま、まぁまぁ勇者様…」

 

 

 

 

馬車が止まり、ドアを開けて二人組が入ってくる

荒くれの親分と子分のようだ

 

 

親分「ふぃ~やっと馬車に乗れるぜ」

子分「そうですね、親分!」

勇者(ま~た変なのが目の前に座ったよ…)

 

親分「しっかし今日の収穫は酷いもんだったな」

子分「すいやせん、新人の奴にはあっしからきちんと…」

親分「あったりまえだのクラッカーだこのやろう」チラッ

 

 

勇者(さむっ)

戦士(うわつまんねぇ…ん?あいつは確か…)

魔法使い(しかもこっちチラ見しながら言ってるから…あら?)

僧侶(なんかちょっと…あ、よく見ると教会に来る兵士さんと詩人さんだ)

 

神父(腹立つわ~人選ミスやな後で潰そか)

勇者(厳しすぎでしょ許してあげて!)

 

親分「ちょいとヤキ入れてやらねぇーとな」

子分「へ、へい…けど根はいい奴なんで…」

 

魔法使い(子分演技うまいわね、なんかいい声だし)

 

親分「おい!新入り!ちょっと来い!」

 

戦士(いたのかよ一緒に入れてやれよ)

 

 

 

 

あいよっ!

 

 

 

 

勇者(あいよって)

戦士「…っ」(ちょっと危なかったぜ…)

魔法戦士(江戸っ子かしら…?)

僧侶(神よ…どうか普通の人を…)

 

 

 

新入「お待たせしたねぃてやんでぃ!」

 

覆面 を つけた 半裸の男 が 現われた !

 

戦士「ん?」(あの肩の傷跡…確か訓練場で…)

 

子分「おっおいお前バカ覆面は親分だけって決まりで」

新入「そうなんですかい?こりゃ失礼したでやんす」

 

勇者(おいだからごっちゃになって)

戦士「むふっ…w」

勇者「え?」

 

 

デデーン 戦士 アウトー

 

魔法使い、僧侶「え?」

 

馬車の中にも入ってきた黒騎士

 

座席から立ち尻を構える戦士

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スパァン! パァン!勇者「痛っ…え?」

 

スパァン! パァン!勇者「痛っ…え?」リプレイ

 

パァァァァァン! 勇者「ぃい痛っっ………えぇ?」スローリプレイ

 

 

フルスイングした黒騎士のシバき棒が

戦士の尻から勇者の顔へとダブルプレー

 

戦士「ゆwwwうwwwしゃwwwふはっはははははwww」

魔法使い「顔wwwwwww」

僧侶「ふひゅ」

 

 

 

デデーン 戦士、魔法使い、僧侶 アウトー

 

神父「ブフッ…ククッ…ンフッwwwwww」

勇者「…」

 

スパパパァン!!!

 

 

戦士「いつつつ…」

勇者「戦士、最初のどうしたんだ…?」

戦士「見てればわか…っ頼むからこっち見んな…っ」プルプル

勇者「…」

 

親分「てめぇこのやろう俺様を差し置いて覆面なんざつけやがって…」

新入「形からと妄信でぇ!申し訳ねぇ!もうしねぇ!」

 

勇者(なんでちょっとラッパーっぽくなってんだよ)

 

親分「おちょくってんのか!脱げこのやろう!」グイグイ

新入「あいよっ!」

 

 

新入りが覆面を脱ぐとそこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新入(始まりの国兵士長)「どうもすいやせん!」

 

 

勇者「ぼっふぉwwwwww」

戦士「ぶはははははははwwwwwww」

魔法使い「なんで兵士長wwwキャラがwwwww」

僧侶「ふっぐ…んふひひひひひwwww」←我慢できなかった

 

 

デデーン 全員 アウトー

 

 

魔法使い「いやアウトでいいけどさぁ…」

僧侶「これは反則ですよ…」

 

スパパパパァン!!!!

 

 

 

 

親分「おめぇ新入りのくせに覆面なんぞつけてんじゃねぇよ」

新入「すいやせん!形から入るタイプなんでぃ!」

 

勇者(いちいち江戸っ子やめてくんないかな兵士長)

 

親分「あとそのよくわかんない口調やめろ不愉快だ」

戦士(演技とはいえ上司に向かって勇気あるよなぁ)

 

新入「すいやせん!」

親分「てめぇほんとにわかってんのかぁ?あぁ!?」ガシッ

 

 

親分は新入りの髪の毛を掴んで凄んだ

 

 

新入「…」

親分「なんとか言えよおい!!!!」

新入「…離せ」

親分「あぁ~ん?きこえねぇなぁ?」

 

戦士「あ、やばいわガチの目だアレ」

勇者「え?」

 

親分「もっとでけぇ声で言えよおい!!」グイッ

 

 

次の瞬間

 

 

兵士長「離せと言っているのだ【兵士】!!!!!!!!!!」

親分「えっ」

神父「えっ」

3人 「えっ」

戦士(あーあ)

 

兵士長「貴様随分と偉い口を叩くようになったな、え?」

兵士「あ、あの兵士長?これ演技ですよ…?」

 

兵士長「台本には髪を掴む等と書いてなかったが?」

兵士「はい…あ、いえ…その…内緒でやれと…」

 

兵士長「神父殿、この企画はそういう趣旨なのか?」

 

神父「あそこまでやれとはいってません。ぼうりょくはいけないとおもいます」

 

周りの一般人エキストラ(あ い つ 売 り や が っ た!!!)

 

 

 

子分「」ダカダカダッ

 

子分 は 逃げ出した !

しかし まわりこまれてしまった !

 

兵士長「そういえば詩人殿も何故止めなかった」

子分「ひっひぃぃぃ私は無関係ですぅぅぅう!!!!」

 

兵士長「よし、鍛えなおす、来い」

 

 

兵士長 は 二人を ガッチリ ホールド した !

 

 

兵士「あひぃ!!!」

詩人「わわわわわわ私は一般人でえええええ」

 

兵士長「健全な魂は健全な身体に宿るものだ、いくぞ!」

 

3人は馬車から降りると去っていった

 

神父「…」

4人「…」

 

 

神父「ほな、いこか」

 

 

~間もなく、隣村~


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