アブソリュート・デュオ 《二人目の異能(セカンド・イレギュラー)》※作者就活のため休止 作:真実の月
もしかすると投稿するかもしれないのでその時はまた活動報告で通知しますのでよろしくお願いします
○日目
臨海学校最終日の今日は訓練もなく、1日自由に過ごすことができる。
人によっては海に行き、人によっては
かく言う俺自身も
「じゃ、私陸からみんなを見てるから」
ビーチにつくが否や日陰に行って座りこんだのはカナさん。ユウ曰くカナヅチらしい。そうなると透流の《
閑話休題
プールでも沈没するレベルのユリエさんが海に入ることを考えるとカナさんがカナヅチなのは多分泳げないよりもトラウマに近いものなのだろう。ユウ曰く遠泳訓練で足が着かなくなると大パニックを起こすとの事だから多分予想は合っていると思われる。そんな予想しても意味ないのだが。
そんなことを考える俺の横では透流が一人ひとりに対して男子代表として女子全員に感想を言って回り、ユウに関しては相変わらずカナさんといる。
「なんでついて来たんだ?月見……先生。」
一人暇になった俺は月見について来た理由を聞くことにした。
「理事長からの指示さ。最近襲撃が立て続けに起きてっからな。《
「何故そこで三國先生が出てこなかったのか……」
「そりゃアレは理事長の世話役兼護衛だからな。」
「ちなみに命令が無かったらどうしてた?」
「そりゃテメーらに着いていって遊ぶに決まってんだろ」
ある意味ダメ教師だこの人。いや前からか。
「おい《
「放課後校舎裏なみたいなノリで言わないでください。そしてナチュラルに心を読むな!」
「気が変わった。追加で筋トレセット20本な」
「理不尽!?」
「コソコソと何してるの?」
水面下でこんな不毛な争いをしているとリーリスが声をかけてくる。周りを見ればすでにみんな海に入っていた。いつの間にか出遅れていたらしい
「くはっ!この私を差し置いて先に遊びはじめるなんてなぁ!おい《
「え、ちょ、はぁ!?」
突然の事に戸惑っていると月見は《
負けでもしたらまた理不尽な訓練を追加される気しかしない。
「汚いぞ月見ィッ!」
「は!戦場に綺麗も汚いもねぇんだよ!」
こうして俺達のつかの間の休息は始まった。