この紅魔の幼女に聖剣を!   作:海洋竹林

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試験が終わったと思えば模試が襲いかかり、明日には体育祭が待ち構えている。果たして海洋竹林は明日投稿できるのだろうか………!





この悪魔にご主人様を!

「貴方ホーストよね?えっと………、どうしてここにいるのかしら。アーネスは?」

「それがオークの群れに襲われた時にハグレまして……」

 

 目の前で、ゴツい悪魔が一見か弱く見える怠惰の化身ウォルバクに平伏している。

 

「バクバク」

 

そしてそんなシュールな光景を無視してカツ丼をかっ食らう我が妹こめっこ、…………カオスだ。

 

 

 

「ウォルバク様何処にいらっしゃったんすか?ここの封印にも魔神の丘の封印にもいなかったっすよね?」

「七年前に封印が解けてからはここで教師してるのよ、…………ちょっともう一回言ってくれるかしら?」

 

………今気になる単語を口にしたような。

 

「ホースト貴方、ここと魔神の丘で何かしたかしら?」

「ウォルバク様を探して封印解いちゃったんすけど、マズかったですかね?」

 

……………。

 

「ギルティ」

 

ふん縛って里の大人達に突き出すか。

 

 

 

 里の真ん中、集会場としても利用される名前を呼んではいけない里長の家で、黒い大きな角と翼を持った悪魔が土下座していた。

 

「ほらちゃんと謝りなさい。今回の件は私にも非はあるし、土下座で勘弁して貰うから。」

 

…………というか、土下座させられていた。

 完全にやらかした息子の母親と化した怠惰のオカンウォルバクと一緒に頭を下げた苦労人のホーストは、そのまま華麗なる土下座に移行させられていた。

 

「特に困ることもないしいいよ」

 

そしてなんか軽い感じで許されていた。

 それでいいのか名前を読んではいけない里長……。

 

 

 

「それで結局苦労人のホーストはなんで我が妹こめっこに丼ぶり飯を渡していたんだ?」

「あら、それは私も気になってたわ。」

「いやそれが………」

 

 我が妹こめっこを家に返して苦労人のホーストに詳しい話を聞くと、苦労人のホーストは怠惰と暴虐の女神ウォルバクが封印されているという邪神の墓に来てみたのは良いものの封印が解けずに困っていたらしい。

 

「それで偶然邪神の墓へ遊びに来ていた我が妹こめっこと出会ったのか。」

「まあそういうこった。それにしても紅魔族ってのはやっぱ凄いんだな。あんな小さいのに俺様でも解けなかった封印を解いちまうなんて。」

「まあ我が妹こめっこは天才だから。」

 

我が姉めぐみんより才能というか適性が優れているみたいだし、何より厨二病的価値観に染まっていない幼年期の方が知能は低くても賢さは上みたいなところがあるからな。

 

「貴方ロリコンだったのね。知らなかったわ。」

「いえ、そういう訳では………」

 

しかし怠惰の化身ウォルバクに対してだけ露骨に態度変わるな苦労人のロリコンホースト。相棒というか相方らしいアーネスとかいうのはどうなのだろうか。

 

「それでも気に入っているんでしょう?」

「まあでもアイツにはかなり高い悪魔使いの才能も感じますし、将来アイツに召喚されるのも悪くないかもしんないっすね。」

 

と言いつつ照れくさそうに頬をポリポリとかく苦労人のホースト。正直こんなゴツい男悪魔にツンデレをやられても誰得なのでやめてほしい。

 

「それじゃあ貴方のこと忘れるくらいには必要じゃない訳だし、ここで契約解除しちゃうからこめっこちゃんと契約しちゃえば?」

「え!?」

 

驚く苦労人のホースト。

 

「やあねえ。冗談に決まってるじゃない。」

「そ、そうっすよね。」

 

ほっと息をつく苦労人のホーストに、私は今思いついた事を話してみる。

 

「だが我が姉めぐみんのこともあるし、苦労人のホーストに子守をして貰うのはどうだろう。」

「いや、まあそれくらいなら…………」

「決まりね。」

 

そんなわけで、苦労人のホーストは我が妹こめっこの子守をする事になった。




ホーストも結構キャラが立っていて好きなキャラです。まあ今後そこまででないと思いますが。


あ、あと原作失くしたので見つけるか買うまでお休みします(T_T)

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