ドラえもん のび太の幻想冒険記   作:BLACK(黒)

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第8話 外伝#1 寺子屋

 

 

 のび太達の家が出来る前の事……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 のび太達は家が出来るまで慧音の寺子屋に泊まり、寺子屋で授業を受ける事に

 

 

 

 

 

 

 

 

 の「うーん……授業かあ…」

 

 慧「なんだ?勉強が嫌いか?」

 

 の「僕、勉強が苦手で…いっつもテストでいい点数が取れないんですよ」

 

 ジ「テストでいっつも0点とるもんな!ハハハ!!」

 

 ス「0点取得回数学年トップだもんな!こんなののび太にしか出来ないよ!」

 

 ジャイアンとスネ夫は笑いながらそう答えるが、慧音の表情はどんどん曇っていく

 

 

 慧「学年…というのはどういうものなんだ?」

 

 し「? 寺子屋に学年はないんですか?」

 

 慧「ひとつの教室でいっぺんに教えるからな

 学年…というのはなにか分けられるものなのか?」

 

 し「はい 小学校なら1年生から6年生、中学校なら1年生から3年生っていう感じで歳で分けられるんです

 

 小学生は6歳から12歳、中学生なら12歳から15歳

 …という風に」

 

 慧「成る程…

 

 …? のび太は今何年生なんだ?」

 

 の「5年生です

 ジャイアン達と一緒です」

 

 慧「何!? 5年生で………はぁ……」

 

 慧音の顔がどんどん苦しくなっていく

 無理もない

 

 毎日廊下に立たされて、テストでは0点取得回数が学年トップ

 先生にとってはこれ程手にかかる生徒はいないと言っても過言ではない

 

 

 考えた結果

 

 慧「…よし!確かに手のかかる生徒だと思うが、君を越える生徒もいる

 

 恐らく君の方がマシだと思った方がいいかもな」

 

 ス「え!?のび太を越えるバカがいるんですか!?」

 

 ジ「まじかよ!?よかったな!のび太!」

 

 の「何がよかったの!?」

 

(……でも僕を越える生徒がいるんだ…会ってみたいな……)

 

 のび太は明日の授業が楽しくなってきた

 

 ド「…慧音さん、良いんですか?

 子供とはいえ、外の世界の住人ですよ?」

 

 慧「構わないさ

 むしろきて欲しいと思ってた所なんだ

 

 …もちろん君も出てもらうよ?」

 

 ド「え? ボ、僕もですか?」

 

 慧「あぁ、君達がいた世界の事について生徒達に話して欲しいんだ

 彼らにとっては良い経験になるだろう」

 

 ド「それならわかりました

 

 

 

 …ただ、話せない事は話しませんよ?

 それでも良ければ」

 

 慧「無論だ 無理強いはしないよ」

 

 

 ドラえもんはホッと胸をなで下ろす

 

 いくら幻想郷でも、外の世界の事をベラベラ話すと良くない事が起こってしまう

 それはドラえもん自身よくわかっている

 

 

 

 

 

 

 

 

 もし、過去の住人に未来の事を話すとどうなるか?

 未来が変わり、パラレルワールドになってしまう

 決まった時代【史実】を変える事は時間犯罪になってしまうからだ

 タイムパトロールはそれを防ぐ為に存在する

 

 もしタイムパトロールが何でもかんでも過去の大事件を解決しているのならば、第二次世界大戦、広島、長崎の原爆投下…はなくなっているはずだ

 

 今回は幻想郷という自分達の世界には存在しない場所に来ているが、もし自分達の世界について…もっと言えば21世紀より未来の事を話すとどうなるか…

 元々ここの世界に存在しないドラえもん達が自分達の世界の事を話すと悪影響が出るのではないか

 

 

 

 

 

 

 

 

 難しく考えるが、しずかはそんなドラえもんに対してこう話した

 

 し「ドラちゃん、大丈夫よ?

 例え自分達の世界、未来の事を言ったとしても何も起こらないわ

 今までだってそうじゃない」

 

 ド「うん……でも

 未来の事件で、過去の人が未来の道具を使って国同士の戦争を起こした事もあるんだ…」

 

 し「ドラちゃん、忘れてないの?」

 

 ド「え?」

 

 し「ここは【幻想郷】よ?

 私達の世界の常識なんて通用しない世界よ?

 

 それに、ここの人達は強い人ばかり

 霊夢さんもそうだし、アリスさん、魔理沙さん、命蓮寺の人達も

 みんな戦争を起こさないわ

 

 それにドラちゃん

【ここは過去じゃないのよ?】」

 

 ド「…あ!」

 

 ドラえもんは勘違いしていたようだ

 

 古い町並みを見て、タイムスリップしたかのような雰囲気にドラえもんはいつしか幻想郷ではなく、過去の江戸ぐらいの時代に来ていたと錯覚していたのだ

 

 無理もない 幻想郷の町並みは古風な感じがするから

 

 それにここは妖怪がでる幻想郷

 この世界では過去も未来も関係ないのだ

 

 

 …恐らくこの幻想郷にはタイムマシンは存在しないだろう

 

 いや、この先タイムマシンというものは出てこないのだろう

 

 その理由はまだ先の話に………

 

 

 

 

 

 ド「……僕は難しく考え過ぎたようだね

 ありがとうしずちゃん」

 

 し「いいの、ドラちゃん

 さてと…私、お風呂に入ってくるわ 慧音さん、お借りしますね」

 

 

 そうだ、考え過ぎたんだ

 

 

 そう思っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日

 

 

 

 

 

 慧「おはよう、よく眠れたか?」

 

 の「ふぁ〜〜〜………おはようございます、おかげさまでよく眠れましたよ」

 

 ジ「おう!元気100倍だぜ!」

 

 のび太は欠伸をしながら背伸びして、ジャイアンは目覚めが良かったようだ

 

 しかし、スネ夫は目の下に隈が出来ていた

 

 

 ス「もう……僕はその元気の所為であまり眠れなかったんだよ…?」

 

 ジ「何だ?スネ夫………………文句あるか?」

 

 ス「め、め、滅相もございません!!」

 

 

 

 

 その理由は

 

 

 ドラえもん達は別室で寝る事にした

 

 流石に女の子と男の子を一緒に寝かせるわけにはいかん

 そう言った慧音はしずかと一緒になることに

 

 分けられた結果、

 

 慧音 しずか

 

 のび太 ドラえもん

 

 ジャイアン スネ夫

 

 

 まさにテンプレ

 

 いつもの面子と一緒に寝る事に

 

 

 スネ夫は最初気持ちよく眠っていたが、寝相が悪いジャイアンの寝返りエルボーがスネ夫の腹にクリーンヒットし、悶絶してた所

 ジャイアンに押し潰されたり、ジャイアンのでかいイビキによってスネ夫はおちおち眠る事が出来なかったようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 慧「さて、朝食を済ませたら今日の授業について説明をする

 その後、教室に行き生徒達に自己紹介 私達の授業をしてから、ドラえもんのお話

 …という風にするからな

 まぁあまり緊張しなくていいからな」

 

 の「………(逆に緊張するんだけどなぁ……)」

 

 彼らの心を逆撫でするかのように話し、慧音は朝食を用意する事に

 

 

 

 朝食はご飯、味噌汁 漬物

 

 

 まさにテンプレ

 

 博麗神社に泊まったときとほぼ同じ朝食だ

 

 

 ス「…あのー、パンとかはないですよね…?」

 

 慧「すまんが、私達の食卓にはパンは出ないよ

 というか、滅多に食べないんだ」

 

 ス「で、ですよね〜

 …では、いただきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝食が終わり、のび太達は慧音の今回の授業の説明を聞いた

 聞くと、4時間授業らしくて、一時限目から順に、国語、算数、社会、屋外授業

 こうなっていた

 

 因みに社会の授業でドラえもんが先生として出るそうだ

 

 

 

 

 

 時間が8時に差し掛かろうとした時、のび太達は慧音に連れられて教室に向かう

 

 

 

 

 

 そこにはもう既に生徒が集まっていた

 …少ないが

 

 

 10人 しかも羽が生えた人や獣の耳や尻尾まで生えてる人もいた

 

 

 

 のび太達の姿が見えたのか、一人の少女がのび太に向かってきた

 

 のび太は何事かと思い、立ち止まると

 

 ?「お前、誰だ? 見た事ない奴だな!」

 

 の「え、えーっと…僕はのび太、よろしくね?」

 

 するとその少女は唐突にこんな質問をしてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ?「のび太!お前、【最強】か!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 の「…は?」

 

 

 

 

 

 

 




今回のひみつ道具紹介

無し


10人の生徒の内、皆さんは5名知ってますよね?
残り5名はオリジナルです
次回紹介します

誤字脱字は当たり前〜
…報告ありがとございますm(_ _)m

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