ドラえもん のび太の幻想冒険記   作:BLACK(黒)

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一応オリキャラの押絵を描こうと思っているんですが、不二子・F・不二雄風に描くつもりですが、押絵投稿に引っかかるんでしょうかね?

良くわかりませんが、今度一応描かせて頂きますので、ご判断の程よろしくお願い致します


第9話 内装がないそうです

 

 

 

 

 

 

 

 中に入ると人里には珍しい構造

 

 人里の職人曰く、この様な作りは珍しいらしい

 

 そりゃ2階建てがない人里には珍しいのかもしれない

(この建築が終わった後、人里に2階建の家ができ始めるのは後の話)

 

 まず玄関のすぐ左にはのび助(のび太のパパ)が使っていた書斎

 もちろん内装はないが…

 その隣には和室となっており、のび太達がテレビを見る場所となっており、ベランダもついている

 その隣に同じ作りになっており、のび助と玉子(のび太のママ)の寝室となっている

 

 玄関に戻って5歩くらい歩いた右には浴室が、その隣にはトイレがある

(洋式トイレは流石に作る事は出来ない様だったので、ドラえもんの道具を使って設置をした 水はひみつ道具【ノビール水道管】のおかげで水洗となっている)

 

 玄関戻り、突き当たりにはキッチンがある

 ここでのび太達が食事をする

 

 しかし、内装がまだないので、キッチンとしての性能が果たせるのか…

 

 

 またまた玄関にもどり、書斎の隣の和室の前には階段があり、上って左に行くとのび太の部屋がある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ス「家ができたのはいいけど、家具は何にもないね…」

 

 ド「今から作っていくんだよ…【ハツメイカー】!」

 

 

 ドラえもんがポケットから取り出したのは、アンテナが2本付いて長方形の口が特徴の機械

 

 の「! これっていつかで使った道具じゃないか!」

 

 この道具はドラえもんと喧嘩をして、仲直りする時に使った道具

 

 ただ、仲直りの方法が玉ねぎを使った強制泣き謝りという訳が分からないものだったが…

(ランドセルにマジックハンドをつけ、切った玉ねぎの入ったボウルを用意

 使い方は玉ねぎの入ったボウルを持つと、マジックハンドが頭を抑え、玉ねぎの入ったボウルに顔を抑えつけられ、玉ねぎの成分で涙を出させ、マジックハンドが背中を押さえ頭を下げらせるというもの)

 

 

 ド「じゃあみんな、いま欲しい家具とかをそのマイクに向かって言ってごらん?」

 

 そういうと、スネ夫はマイクに向かって自分に必要な家具を言った

 

 するとハツメイカーの口から紙が出てくる

 

 ハツメイカーはその答えた物の設計図を作り、それを排出するもの

 しかも⑨なのび太でもわかるという

 

 ス「出て来たぞ!

 …で、どうすればいいの?」

 

 ドラえもんはポケットから工具等を取り出す

 

 ド「この【材料箱】から必要な材料を取って組み立てていくんだ

 …木材だと流石に出せないんだけどね」

 

 そういうとその材料箱から釘やらレンチやらでてくる

 

 の「木材…だと、さっきのおじさんに頼んだら大丈夫そうだね

 

 …というかスネ夫!? なんか豪華すぎじゃない!?」

 

 スネ夫がハツメイカーに言った家具は高級感溢れるものばかり

 ブランド物らしいが…庶民には分からない

 

 ジ「よし!じゃあ俺様は…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次々に言った家具等の設計図を持ち、一同はこの家を作った職人のおじさんのもとに向かう

 

 ド「…さてと、じゃあ僕はキッチンでも作ろうかな?」

 

 ドラえもんは腰を上げ、キッチンに向かっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

「?木材が欲しいのか?」

 

 の「はい、これから家に必要な家具を作ろうと思って…」

 

 それを聞いたおじさんは耳を疑う

 

「…え? つ、作るのか?」

 

 の「はい」

 

「………」

 

(この子供達、幾ら何でもしっかりしすぎだろう 何をどうしたらそうなるんだ…!?)

 

 おじさんの頭はこんがらがっている

 

 …小学五年生が1から自分の家の家具を作るといっているのだ

 無理もない

 

 

 ス「…えーっと、おじさん?」

 

「あ、あぁ、すまん

 木材なんだが、他の建築に使っているから在庫がな…」

 

 ジ「ここにはねぇのか…それじゃこれからの木材はどうすんだ?」

 

「外の木を切って持ち帰るんだよ

 …危険だがな」

 

 そういうとおじさんは里の門を見る

 

 木々が生い茂る場所はあるが、そのあたりにも妖怪が出没する場合もある

 外に出るだけでも危険なのだ

 

 の「おじさんはいつもどんな感じで取ってきてるんですか?」

 

「いつもなら妹紅さんに頼んで護衛付きで行くんだ

 …今日はいないんだがな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 し「ねぇ、助けてあげましょうよ」

 

 しずかはおじさんの手助けをしたいようだ しかし…

 

 ス「助けてあげたいって…大人でも危険なのに子供の僕らに手助けなんてできるわけないだろ!?」

 

 ジ「馬鹿だなスネ夫、そんな時の為にドラえもんがいるんだろ?」

 

 ス「そうだけどさぁ…危険には変わらないでしょ?」

 

 の「それでも助けてあげたいよ

 僕たちは木材が必要なんだ おじさん達に頼み過ぎるのはちょっと…」

 

 ス「…はぁ、わかったよ

 それなら早く家に帰ろう?」

 

 スネ夫は乗り気ではなかったが、木材補給の為に行動する事に

 

 一同は家に帰っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 の「ただいまぁ…」

 

 のび太が帰ってくると、ドラえもんがキッチンから出て来た

 

 ド「おかえり、みんな 一応炊事場は完成してるよ」

 

 の「え!?もう!?」

 

 のび太達が家を出てまだ10分も経ってないのにもかかわらず、水道、コンロ、レンジ等が完成していたのだ

 もちろんこれもハツメイカーのお陰

 

 材料は材料箱で済ます事が出来た

 

 ド「…ところで、木材の方はどうだった?」

 

 

 

 

 

 のび太はこれまでの経緯を話した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ド「………成る程ね、それで僕たちで木材を取りにいくと」

 

 の「そうなんだよ、おじさん達に頼りっぱなしだとなんだか申し訳なくて…」

 

 ド「わかったよ、それじゃあいこっか

 でも、危険だから道具は持たせとくから気をつけるんだよ?」

 

 そういうとドラえもんはのび太達に武器となる道具を持たせる

 

 

 し「ありがとうドラちゃん」

 

 ド「さてと、それじゃあいこっか」

 

 そういうと、ドラえもんは家に鍵をかけ、里の門に向かっていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 の「よくダンゴみたいな手で鍵かけれるね」

 

 ド「ほっとけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 門に行くや否や、門番のにいさんに注意された

 子供が門の外に出てはいけないそうだ

 そこでドラえもんがポケットから新聞を取り出し、門番に見せる

 

 門番は目を見開いたが、暫くすると「気をつけるように」といって新聞を返し、元の場所に戻っていった

 

 

 

 

 

 のび太達は道なりに歩き、森がある場所に向かう

 その森はもちろん【魔法の森】

 

 以前アリスに会った場所だ

 

 そこなら多少木を取ってもいいだろうという事でのび太達はそこに向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 すると、何処かで音楽が聞こえる…

 

 

 

 

 

 

 

 

 し「? ねぇ、みんな

 何か聞こえない?」

 

 の「…ホントだ 音楽かな?」

 

 ジ「よし、行ってみようぜ!」

 

 そういうとのび太達は音が流れてくる方に走り出した

 

 

 ド「全く…世話が焼けるなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ♪♪♪♪♪〜

 

 

 三人の少女が楽器を持って演奏をしていた

 

 一人はバイオリン、一人はトランペット、もう一人はキーボード

 

 トランペットを持つ少女は何かに気付いた

 

 ?「♪♪〜……ん?誰か来たよ?」

 

 ?「♪……っと、ホントだ 子供?」

 

 ?「でも何でここに子供が…?」

 

 三人の少女のもとにのび太達はたどり着く

 

 の「ハァハァ…確かこの辺りで聞こえた筈なんだけど…」

 

 ?「…えーっと、こんにちは!」

 

 トランペットを持つ少女が声をかける

 

 ?「貴方達どうしたの?ここは危ないけど…」

 

 ス「えっと、さっき魔法の森に行こうとしたんだけど、途中で音楽が聞こえて…」

 

 ?「…それでここにきたんだね」

 

 の「はい、凄く綺麗な音楽でした」

 

 し「なんだか不思議な音色だったし」

 

 ジ「俺は元気になれたしな!」

 

 ?「ありがと!そう言ってくれて嬉しいよ」

 キーボードの少女が答える

 

 ?「あ、自己紹介がまだだったね

 私はリリカ、リリカ・プリズムリバーよ

 基本キーボードを担当しているわ」

 

 ?「私はメルランよ、よろしくね〜」

 

 ?「私はルナサよ、私達は姉妹で楽団をしているの

 因みに私はバイオリンを担当しているわ」

 

 三姉妹は自己紹介をした

 

 因みに長女がルナサ、次女がメルラン、三女がリリカ という感じでルナサがこの楽団のリーダーを務めているが、

 

 性格状ルナサよりメルランが目立っており、メルランがリーダーだと勘違いされているのは内緒

 

 

 

 

 

 ド「おーーい!待ちなよみんな!」

 

 の「あ、ドラえもん!」

 

 ド「全く…あまり離れないでよ、もし何かあったらどうするんだ」

 

 ジ「悪りぃ悪りぃ」

 

 頭をさすって笑いながら謝るジャイアン

 

 

 

 

 三姉妹は目を見開いてドラえもんを見つめる

 

 

 

 

 

 

 …まさか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三姉妹「あ、青いタヌキが喋った!!」

 

 

 ド「誰が青いタヌキじゃい!!ボクはネ《割愛》」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 のび太達の自己紹介が終わり…

 

 

 

 

 

 

 ス「そういえば、君たち三姉妹はどうしてここで合奏しているの?

 ここは危ないんじゃないの?」

 

 し「そうよ、音楽なら他の場所でもできるのに」

 

 すると、三姉妹は意外な事を話す

 

 リ「え?もしかして知らないの? 私達は幽霊なの」

 

 ル「私達は戦えるから大丈夫よ」

 

 メ「それに私達既に死んでるからね〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 みんな「えぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まさか幽霊だとは思わなかった

 

 というか、ホント幻想郷は不思議でいっぱいなんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 し「あの〜…ルナサさん」

 

 ル「あぁ、しずかさん、呼び捨てでいいわ

 というか、さん付けで呼ばれるのはちょっと…」

 

 し「じゃあルナサちゃん! 私、バイオリン習っているんだけど、教えてくれないかしら?」

 

 ル「(ルナサちゃん……まぁいっか)しずかさんバイオリンを習ってるのね、わかったわ

 それじゃあどんな感じなのか弾いてみてくれる?」

 

 そういうとルナサは自分のバイオリンをしずかに渡す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  嫌な予感がする

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三姉妹としずか以外の全員がそう思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 し「ありがとう、それじゃあ弾いてみるね」

 

 そういうと、バイオリンを持ち、構えて弓が弦に触れた瞬間

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ギーギーゴーギーゴーゴーギー

 

 

 

 

 

 

 

 凄まじい超音波がのび太達に襲いかかる

 

 

 

 

 音程からすると、【きらきら星】を演奏しているのだろうが、音質が悪すぎてギーギーと音が鳴る

 

 本人は真剣かつ楽しそうに弾いているが…

 

 リ「う……なん….なのよ、こ…この音…は…」

 

 メ「これ…は凄…いわ…」

 

 リリカとメルランは耳を塞いでいるが、塞いでも超音波の脅威からは逃げることができず、ルナサは…

 

 

 

 

 ル「う………うぷっ」

 

 

 

 気持ち悪くなっていた

 

 

 

 

 

 もちろんのび太達も耳を塞ぎ、倒れる始末

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 この後、ルナサに弾き方をレクチャーしてもらい別れた後、何故か妖怪(…と小動物)が泡を吹いて倒れて、その後安全に木材を獲得出来たとさ

 

 

 

 

 

 めでたしめでたし…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リ「それにしてもあのしずかって女の子凄かったね」

 

 空を飛びながら感想をいうリリカ

 

 ル「……ある意味才能があるわね…」

 

 メ「ね、姉さん、大丈夫??」

 

 若干体調が優れないルナサを気にかける二人

 

 ル「私は大丈夫よ…それより急ぎましょう

【白玉楼】へ」

 

 三姉妹は空に向かってどんどん上っていく

 

 

 

 

 

 メ「あの子、バイオリンを使った弾幕ごっこしたら最強じゃない?」

 

 

 

 

 ル「やめてくれ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ?「お嬢様、そろそろ…」

 

 ?「………えぇ、さぁ始めましょう」

 

 

 

 

 

 

 




今回のひみつ道具紹介

【ノビール水道管】
地面に刺すと自動で水脈を見つけ、水を通してくれる
『ドラえもん のび太の日本誕生』より

【ハツメイカー】
欲しい道具をこの機械に注文すると、作り方説明書と設計図が書かれた冊子が出てくる。これを元に、『材料箱』から材料を得て作成すれば、大抵の道具は作れる。
『ハツメイカーで大発明』より

【材料箱】
どんな材料でも揃っていて、ハツメイカーと合わせると、わざわざ材料を用意しなくても簡単に作れる優れもの
『ハツメイカーで大発明』より


これにて序章完結です
お疲れ様でした


外伝の方の話を進めるので、少々第10話が遅くなるかも知れませんがご了承ください
(外伝で出てくるキャラが登場するため)

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