ドラえもん のび太の幻想冒険記   作:BLACK(黒)

10 / 13
第8話 外伝#2 一時限目国語 そしてラクえもんズ!?

 

 唐突に青い髪の女の子から「お前は最強か?」という謎の問いがきた

 

 のび太は呆然としていると青い髪の女の子の後ろから緑の髪の女の子がきた

 

 ?「チルノちゃん何やってるの!その人たち混乱しているじゃない!」

 

 チ「だってこいつどこかで見た事あるようなないような…」

 

 ?「あれ?その人たちこの新聞に出てきた人だ!」

 

 チ「あぁ!そうそう、しんぶんに出てきた人だ!」

 

 のび太達は謎のやり取りに立ち尽くしていると緑の髪の女の子から声をかけられた

 

 ?「えっと、ごめんなさい!チルノちゃんが迷惑をかけてしまって…」

 

 の「う、ううん!気にしないで」

 

 のび太はそういうとその部屋にいた子供達がどんどん出てきた

 

 ?「わはー、人間の子供なのだー」

 

 ?「ルーミアダメだよ?食べちゃ」

 

 ル「わかってるのだー」

 

 ?「ボクに似てる青いタヌキが…」

 

 ?「見て見て!シンに似てる髪型の人がいるよ?

 アハハ!シンに似て変な髪型〜!!」

 

 シ「うるさいぞ!ノートの癖に生意気だぞ!」

 

 ?「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 情報が多すぎて理解できない

 

 

 

 

 

 

 ス「え、えーっと、取り敢えず自己紹介しようよ

 誰が誰かわかんないし…」

 

 スネ夫はそういうと、側にいた慧音が

 

 慧「そ、そうだな…それじゃあみんな席について!」

 

 慧音の号令で子供達は席についた

 

 …一人を除いて

 

 チ「おい!そこのメガネ!アタイとしょーぶしろ!!」

 

 ……名前すら忘れているこの少女

 のび太は半分諦めムードでこう話す

 

 の「僕はのび太、君は?」

 

 そういうと腰に手を当て、踏ん反り返りながら自己紹介した

 

 チ「アタイはチルノ!最強の妖精だ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 突っ込んだら負けなのか?

 

 するとチルノはのび太に指を指しながらこう言った

 

 チ「おいメガネ!!今からアタイとしょーぶしろ!!

 この最強のアタイと戦える事を誇りにおも(ガンッ)ブッ!!」

 

 

 慧音の頭突きが炸裂した

 言う事を聞かず、今から勝負をするなどと勝手な事を言っているチルノに対して制裁を食らわせたのだ

 

 チルノは頭を抑えて少々涙目になっていた

 チ「う〜……け、慧音!!何するんだ!!」

 

 慧「馬鹿者!初対面の人に向かって失礼だぞ!

 それにここで勝負とはどう言う事だ?授業の邪魔をするなら私が相手になろうか?」

 

 チ「う……わ、わかったよ!」

 

 そう言うと、渋々席についた

 慧音の頭突きはやはり凄かった

 

 

 慧「さて…と、この人達は今日から少しの間だけ授業を受ける事になった

 仲良くしてやってくれ!

 では順に自己紹介を頼む」

 

 の「野比のび太です」

 

 し「源 静香です よろしくね」

 

 ス「ボクは骨川 スネ夫だよ」

 

 ジ「俺様は剛田 武だ! ジャイアンと呼んでくれ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 ド「ボクドラえもん」

 

 

 

 

 

 慧「…それじゃあ私の教え子の紹介をしよう

 それじゃあまず大妖精から」

 

 大「は、はい 私は大妖精です、チルノちゃんの友達です」

 

 羽が生えた緑の髪の女の子が大妖精

 

 ル「ルーミアなのだー よろしくー」

 

 金髪の髪にリボンを付けた少女がルーミア

 

 ミ「ミスティアと言います よろしくね!」

 

 ピンク色の髪に鳥の羽が生えた少女はミスティア

 

 リ「リグルです よろしく」

 

 虫の触覚が生えた深緑色の髪の少女がリグル

 

 チ「アタイは最強のチルノ様だ!」

 

 第2のジャイアンを思わせる性格に青髪に氷の羽をもった少女がチルノ

 

 ノ「ボクはノート よろしくね」

 

 服装は黒ずくめで髪型はのび太そっくり メガネをしているが黒の四角いメガネだ

 

 フ「私はフィー 妖精です」

 

 髪型はしずかにそっくりだが、来ている服装は大妖精の服装とほぼ同じ

 違う所は柄ぐらいのものだ

 花を思わせる羽がついている

 

 シ「ボクは白鱗 シン(はくりん) トカゲ妖怪さ!」

 

 髪型がスネ夫ヘアーと似ている

 尖った三本の髪ではなく、一本の髪型で、左目の下、左腕にトカゲの鱗のようなものがある

 服装は上はのび太と同じ服装だが、下はツナギを履いている

 まるで土木工事の作業員をお手伝いする子供のようだった

 

 剛「俺様は鬼の狼波 剛(ろうなみ つよし)だ みんなからはキングって言われてるぜ」

 

 ジャイアンのような図体にツノを生やし、みすぼらしい格好をしたのがキング

(発言者を剛とします)

 

 

 

 

 

 ラ「ボクラクえもん」

 

 

 

 

 ドラえもんと瓜二つではないかと思わせるその姿

 見た目からしてわかるが茶色のタヌキ

 ドラえもんよりも一回り太っており、大きなお腹が特徴

 

 

 

 

 

 

 慧「…終わったな?のび太達は空いてる席についてくれ

 それじゃあ授業を始めるか」

 

 

 

 

 

 

 

 一時限目 国語

 

 

 

 

 

 慧音からプリントを渡されるその内容はこうだった

 

 一 傍線部の文の成分を答えよ。

 

 ①昨日は、吉田君もいっしょに走った。

 ②この里は、お寺もある。

 ③博麗神社、それは貧乏巫女の住処だ。

 ④いそがしいなら、後で連絡をください。

 ⑤私が昼に食べたのは、牛丼だ

 

 

 

 

 のび太の目が点になった

 

 ジャイアンは見るなり頭を下げていた

 

 

 スネ夫としずかは深く考えながら答えを書いている

 

 一方ドラえもんは30秒で書き終わる

 

 

 

 の(う〜ん こんなのわかるわけないじゃないか! なんだよ文の成分って

 空気?水?鉄分?

 あーーっわかんない!!)

 

 のび太は恐る恐るチルノの方を見ると

 

 スラスラスラ…

 

 の(ええ!!スラスラと書き始めてる!)

 

 …もしのび太が勉強でチルノに負けてしまうとスネ夫だけではなく、寺子屋の子供達にも馬鹿にされてしまう

 

 のび太は足りない頭を叩きながら答えを書いていく

 

 因みに答えは

 

 ①修飾語 ②主語 ③独立語 ④接続語 ⑤述語

 だ

 

 

 

 

 慧「……さて、書き終えたか?

 さて、答え合わせと行こうか

 まず1番のこの答えわかる人はいるか?」

 

 そう聞くと、チルノが「はい、はい!」と手を大きくあげた

 

 その時のび太は焦る

 一問でも答えが合っていたらもうダメだ と

 

 

 慧「お、自信満々じゃないか さて、答えは何だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 チ「吉田君!!」

 

 

 

 みんな「ズコーーッ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 一体どういう考え方で「昨日は」の部分に「吉田君」という成分になったのだろうか

 

 予想外の答えにのび太は少し安心した

 

 えっへん!と言わんばかりに鼻を鳴らして勝ちアピールをしているが…

 

 慧「………チルノ、授業が終わったら居残りだ いいな?」

 

 チ「…ゑ!?なんでなんで!!」

 

 慧「お前は全く勉強していないじゃないか!

 この前の授業で教えたばかりじゃないか!」

 

 チ「忘れた!!」

 

 慧「……はぁ」

 

 

 

 

 

 慧音が言っていた

 

「確かに手のかかる生徒だと思うが、君を越える生徒もいる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 恐らく君の方がマシだと思った方がいいかもな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あ、確かに僕より酷いや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一時限目の授業が終わり休み時間、慧音はチルノとのび太のプリントをみながら頭を抱えた

 

 チルノは全問不正解のび太の答えは2問正解

 のび太の方がマシ、それにこの問題の授業はのび太達は受けていないから間違えても想定内だった

 

 

 だが、1つ問題があった

 

 それはチルノと共通している部分だ

 

 

 

 それはプリントに書いている自分の名前だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  さるの

  野比のび犬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シ「ねぇ君たちって外来人だよね?」

 

 シンはのび太達に聞いた

 

 の「うんそうだよ」

 

 フ「外来人なのに里を襲った妖怪を圧倒していたなんて凄いわ!

 私なんて戦えないし…」

 

 し「それは私もよ

 あの時はただ慧音さんの手当てぐらいだったもの」

 

 ラ「それでもだよ

 妖怪をみたら逃げるのが普通なのに、君たちは立ち向かった」

 

 ジ「へへっ俺様にかかれば楽勝よ!!」

 

 剛「へっ俺様も腕っ節には自信があるんだぜ!おい、ジャイアンって言ったな?」

 

 ジ「ん?お前は確かキングって言ってたな、なんだ?」

 

 剛「4時限目の屋外授業のとき、俺と手合わせしてくれねぇか?

 俺は鬼で喧嘩が好きなんだ どうだ?」

 

 ジ「あぁいいぜ!俺も最近暴れ足りねぇんだ!」

 

 大「ちょ、ちょっと!武くん!危ないよ!」

 

 ジ「なんだよ大妖精、大丈夫だって!何せ俺様はガキ大将だからな!

 ガハハハハ!!」

 

 高笑いするジャイアン

 

 大妖精が心配するのには理由があった

 

 まず鬼というのは非常に好戦的で身体能力が高い

 特に力が強く、子供でも大人を圧倒する程

 ましてや大人ではない人間の子供のジャイアンが鬼の剛と喧嘩をすると、大怪我じゃ済まない

 

 そう思ったからだ

 

 剛「よし!それじゃあ約束な!行っておくが鬼は嘘は嫌いだからな

 嘘ついたらメッタメタにしてやる!」

 

 ジ「へへっ俺は嘘はつかねぇ 嘘つきも嫌いだからな!

 そっちこそ嘘ついたらギッタギタにしてやるぜ!」

 

 

 ス「はぁ…全くジャイアンは…」

 

 シ「き、君!その髪型…」

 

 ス「へ?あぁ、この髪型ね…」

 

 のび太達は馬鹿にされるんだなと思っていたら…

 

 シ「凄くかっこいいじゃん!

 その尖った3つの頭、イカしてるねぇ!」

 

 あろうことか尖った3本髪型をほめちぎったのだ

 

 ス「そ…そうだろ! でも君の髪型も中々センスいいじゃん!」

 

 シ「そうだろ?髪を前に出して綺麗なら整えるのがポイントなんだよ」

 

 スネ夫とシンは意気投合した

 

 この後もスネ夫とシンは互いの髪型について話した

 

 

 

 ラ「ねぇ、君ってどうして耳ないの?」

 

 ド「!?どうしてボクが昔耳生えてたってわかるの?」

 

 ラ「だって狸には耳がついてるじゃないか

 耳がない君は怪我してるとしか見えないよ」

 

 ド「ボクはタヌキじゃない!!

 …って本物のタヌキにいってもなぁ〜…」

 

 ドラえもんはついに狸に同胞と間違えられてしまった

 それほどまでに狸にそっくりだったのだ

 

 の「ドラえもんはネコ型ロボットなんです

 耳はちょっとした事故で亡くしちゃって…」

 

 ラ「ネ、ネコ型ロボット!?

 君ロボットだったんだ 凄いなぁ」

 

 ド「君は見たところ狸の妖怪?」

 

 ラ「そうだよ ボクは妖怪化け狸さ」

 

 するとラクえもんの隣にいたノートが話しかけてくる

 

 ノ「ラクえもんは色々なものに化けたり相手を化かせたりできるんだよ」

 

 の「へぇ〜、そういえばノート君って人間なの?」

 

 ノ「僕は人間じゃないよ それに妖怪でもない」

 

 の「???」

 

 ノ「えっとね、僕は自分でも正体がわかんないんだよ」

 

 ド「それってどういう意味?」

 

 ノ「昔ラクえもんの師匠に聞いたんだけど、「君は人間でも妖怪でもない 正体不明の種族じゃな」っていってたんだ」

 

 正体不明の種族

 のび太達にはわからなかった

 

 の「…幽霊でも妖精でも神でもないの?」

 

 ノ「まさか!もし僕が神様なら神力が使えるはずだよ」

 

 ラ「因みに神力っていうのは神様の力っていう意味だよ」

 

 補足説明をラクえもんがした

 

 ド「うーん、気になるけど、僕たちにはわかんないからいいか

 

 それよりもうすぐ授業が始まるよ、席につこう」

 

 そういうとみんな(チルノを除いて)は席についた

 

 

 

 

 

 

 




今回のひみつ道具紹介

なし

種族&名前の由来
ラクえもん 化け狸 狸は英語でraccoon
ノート unknown
フィー 妖精 妖精は英語でfairy
シン トカゲ妖怪 すねは英語でShin
剛 鬼 ジャイアンに似せたいので剛田の剛を取った

因みに国語の問題は中学生レベルの問題です

私? わかりませんよw

因みにチルノの回答は
①吉田君
②ハゲ
③霊夢
④連絡
⑤牛

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。