バイオハザードリベーションズ 〜真夏の真実〜   作:sss-aaa

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第2話 奇妙な化け物

「ん、、、」

俺はふと目を覚ます。いつの間にかベッドにすがって眠っていたようだ。時計をみると、あれから1時間程進んでいる。何かあったんじゃないだろうな!?

と心配になったが、横では蓮がスマホをいじってるし、そのまた横では雅也が気持ちよさそうに寝ている。なにもなかったのだろう と俺は安心した。

 

トントントン

「ん?扉?」

誰かが扉をノックしたようだ。俺は立ち上がり、扉を開く。

「あっ、零くん!」

そこには、真奈がいた。若干 と言うよりほとんどかな?さっき見た時と服が変わっていた。なんか露出度高くなってないか?俺がそう思っていると真奈が

「どう?この服似合う?」

と言ってきた。そして、ファッション誌などでみるモデルのポーズをとった。

「似合うって、、、。似合うっちゃ似合うけど、これかバイオテロが起こるかもしれないんだぞ?何か虫が大量発生するかもしれないし、あまり露出度が高くないほうがいいんじゃないのか?」

と、俺は注意と少し感想をまぜて言った。

「う、、、。そうかなあ?」

真奈は首をかしげて言った。そして

「零くん喜ぶと思ったんだけどなあ。」

とぼっそり呟いた。それを聞いていた俺は

「ん?今誰が喜ぶって?」と、聞き返した。

「え?何も言ってないよ私!」

明らかに動揺していたから、絶対言っただろ?何やってんだか、、、。

今思えばこの時間が永遠に続けば良かったのかもしれない。

 

 

それは突然起こった。

「きゃあーーー!」

と、悲鳴が聞こえた。数秒後、「うわあああああ!」という声を聞こえてきた。

「なんだ!?どこから聞こえてきた?」

俺は辺りを見回す。また、

「きゃあーーー!」という悲鳴が聞こえてきたので場所はわかった。そ、の悲鳴で起きたのか、蓮、雅也、夏美、あやめが部屋から出てきた。

「なんだよ、この悲鳴は、、、」

雅也が眠そうな声で言う。それに対し俺は

「何言ってんだよ!バイオテロが起きたんだよバイオテロが!」

と、大きな声で言う。その声で目が覚めたのか、

「なんだって!?よし、高坂さんに連絡する!」

と言って無線機使い始めた。だがしかし、

「つながらない、、、。くそっ、どうなってるんだ!?」

と言って無線機を床に投げつけた。

「誰かに無線を妨害されてるんだろう。それは後にしよう。高坂さんも悲鳴で気付いているだろう。それより零、悲鳴が聞こえた場所はどこなんだ?」

と、蓮が言う。こう言うことはやっぱり蓮だな。

「悲鳴の場所は3階の、廊下からだ!」

俺はそう言って階段を駆け下りる。みんなも後に続く。

 

 

 

 

3階につくと、男性が血まみれで倒れていて、女性が何かに襲われそうになっていた。

何か は身体は半ば溶け崩れつつあり、水死体のように白くふやけ、視覚はあるものの眼球が存在しない頭部、トゲ付き鉄球のように変質した手 という奇妙ー気持ち悪いー外観だった。

「何?あれ、気持ち悪い、、、」

夏美が言う。続けて蓮が

「あいつら人間じゃないな。人工的につくりだされたものか、人間が変異したものだろう」

と、言った。一応どちらの線でも考えられる。そう話している間に女性は化け物に襲われていた。なにやら、たこつぼのような口?で、女性の首元をひっつけていた。

「しまった!!」

俺は思わず声をあげる。だが、その時もう女性は死んでいた。

 

この化け物との出会いが最悪の悪夢を引き起こすのであった。


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