ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】 作:修羅シュラ
バイトが忙しく、そして学生なので勉強をしていました。
謝罪も終わったことですし、本編をどうぞ。
「待って」
「何だ?早くしないとさっき買ったマッカンがぬるくなる」
今日はちょっと暑いほうだからマッカンは冷えてる方がうまい。でもまあ、前に買ったグラスに氷を入れて飲むから冷えたまますぐ飲めるからただの帰りたい言い訳なんだけどな
「そんなのグラスに氷を入れればいいじゃない」
こいつエスパーか。ポケ○ンでエスパータイプ好きだけどよ、サイコブースト強かったよなーあれ
「あなた何者なの?」
「だから言ってるだろ。比企谷八幡探偵だって」
「本当に何言ってるかわからないわ」
堀北は真顔で首を傾げていた。
あ、そうだったこいつにはこれ通じないんだったな。
俺は頭をボリボリ書いてから口を開いた
「まあ、なんだある家庭の事情で喧嘩には慣れてるって言った方がいいか」
俺は正直に答えることにした。でも堀北はまだ納得していないようで
しかめっ面をしていた。
「話はこんだけか?もう帰っていいか?」
「いえ、ダメよ。まだ話があるの」
まだダメなのか。俺は圧倒的な嫌な顔が出ていたと思う。
普通に嫌なんだけど、てか絶対なんか面倒ごと俺もやることになるでしょ?
「あなたはそれなりに頭も冴えてるし、運動もできる。だから私がAクラスに上がるために協力して」
堀北は真顔でこんなことを言ってきた。
こいつほんとに何言ってんだ?Aクラスになるために協力しろだと?まず俺はAクラスにも興味もないし、それ以前に上のクラスに上がることだってどうでもいい。ただ平穏に、平和に暮らしたいだけだ。
「断る。じゃあ」
俺は堀北にもう極力関わらないと決めた。
俺の会社に無益な仕事をどんどん仕事を送りつけてくる社員みたいだ。そんな社員誰が雇うか
「ちょ、ちょっと!」
堀北は俺の袖を引っ張って俺を引き止めてきた。
堀北の顔は下を向いていて見れなかったがきっと慣れないことをして顔を赤くしてるんだろうと思った。いや、こいつはしないな。
そう言うのは可愛い女子がやる......いやこいつも可愛い女子だったな許してやる。
「なんだまだ話があるのか」
「え、ええそうよ。最後まで私の話を聞いてくれる」
堀北は俺に上のクラスに上がるとどんなメリットがあるか合理的に説明してきた。
あーめんどくせぇ。もうそんな説明があったところで絶対に協力しないぞ。
俺は話を半分聞き流していると、俺のポケットがピンっという音とともに振動がした。俺は堀北の話の途中だが一応見ることにした。
えーっと、誰からのメッセージだ?
・・・・・・は?嘘だろ。
俺はそのメッセージを見て思考が停止した。マジかこいつ。あいつがこんなメッセージ送るなんて......。まああいつなりの考えがあるんだろう。俺も堀北は気になっていたしな。協力するのも悪くない。
べ、別に堀北の方が好きとかそういう意味じゃないんだからね!!
「わかった、わかった。協力してやる」
「え?本当に?」
「するって言ってるだろ」
「そ、そう。何かあったの?」
「いや別に」
メッセージをもう一度見ると、もう一つ送信されているメッセージがあった。
あーあとあれも言うのかよ。めんどくせぇな。
「あー協力する前に一つ言っておきたいことがある」
「なに?」
俺は一つため息をついてから口を開く。
「お前、前になんで私がDクラスに配属されたって茶柱先生に聞いていたよな?」
「えぇ、それがなに?」
堀北は表情を一切変えずに答えた。
こえぇー。まじこえぇーこんなのと話せっていうのかよ!怖すぎるよ!
けど俺はやるべきことがあるからな、あー働きたくねぇ。
「けれど俺は、お前がDクラスに配属されてもおかしくないと俺は思ったぞ」
「え?」
堀北は驚きを隠せない表情をしていた。
俺に見せたことない表情パート2見れたな!
けれどそんな顔は終わり俺を睨んでいた。
うわっ、めっちゃ怒ってんじゃん。そんなに怒るの?ドMなら喜ぶかもしれんが俺は全く俺しかないぞ
「その理由を教えてもらえる?」
俺は一つ咳払いをしてから話を始めることにした。
「まず、俺が堀北をDクラスにふさわしいと思ったかというと、勉強会の時だ。いやもっと前にもあったが今回のことで確信ができたな」
「勉強会?あの時は私が悪い言動をしてるとは思ってないわ。私はただ本音をぶつけただけよ」
堀北は睨んだまま表情を変えず答えた。
「まあ、聞け。俺はそこには同意する。けどお前には苛立ちがあったように感じたが気のせいか?」
堀北はなにも喋らないので俺は続けることにした。
「茶柱先生にお前は不良品だと言われた時からお前の態度は怒りと不満で溢れていたと俺は思う。問おう。今回の赤点組の勉強どうするんだ?」
「勉強会なんてやるだけ無駄だったわ。しかも遅刻や私語などのマイナスは0以下にならないと先生は言ってたわ。むしろ赤点組をこのテストで切り捨てられる」
「はぁ〜お前、本当にそう思ってんのか?」
俺は深いため息をついて言った。
堀北はその言動にイラついたのかさっきよりも目つきが鋭くなっていた。
「Aクラスに上がるには退学者を出してはいけないなどの条件があるかもしれないぞ。あとこれはある先輩が言ってたんだが特別試験というものがこの学校にはあるらしい、その時に生徒が一人でもかけてると辛いと言っていた」
俺は堀北を見ると堀北は目を伏せていた。
「お前の見た目からそして話してみて完璧ぽいところがあるが欠点といえば、他人を知りもせず足手まといだと決めつけて、見下しているところだ。お前が弱くみていたアリでもそのアリは人を殺せるほどの猛毒を持っているかもしれないぞ」
堀北は言葉に詰まったのかなにも答えることはできず。ずっと俯いたままだった。
「まあそんなところだ。まだあるかもしれないが、俺にはまだわからん。で、どうするんだ勉強会」
「......あなたの言葉には説得力があったわ。私の悪いところがあったかもしれないわね。正直あなたのことも見下してたわ」
「そうか、まあ洞察力が高いだけだから実力者とは言えないからな」
そして堀北は顔を上げ前のように凛々しい顔でこう言った。
「やるわ、勉強会。そしてあなたにも手伝ってもらうわよ」
「まあな、協力するって言ったしな」
すると堀北らしくもない行動をしていた。
それは手を出し握手をしようとしていた。
俺は一瞬手に画鋲でも貼り付けてるのか?っと思ったがなにもついていないので安心して握手することができた。
「契約成立ね」
初めて堀北が笑っているところを見た。
俺に見せたことない顔パート3だった。
そうそう人は変わらないと思ったが堀北は少し成長したと思えた。
「けれどあなたに借りを作ってしまったわね」
「借りってもんじゃないだろ。ただ単に俺が教えただけだ」
「いえ、あなたに借りを作っているとなにをされるかわかったもんじゃないわ」
「ねぇ?俺をどんな人物だと思ってるの?」
前言撤回。こいつ変わってねぇ
「まあなんかお礼してくれんならまあいいけど、で?なにしてくれるの?」
「そうね............。なら今日は土曜日だし、日曜日にこの学校を回らない?私まだ行ったことない場所があるから、あなたも同行させてあげようと思うのだけれど、どう?」
「まて、なんでそれがお礼なんだ。施設回るだけだろ?おかしいだろお前の基準」
「こんな美少女と回れるのだからあなたにとってはいい思い出になるでしょ?」
おい、こいつ自分で自分のこと美少女って言ったぞ。自画自賛しすぎだろ。まあ確かに美人だけどな、自分の性格知った方がいいぞ。
しかし、俺も学校はいつか回ろうと思っていたから、まあいいかなと思った。まあ本音を言えば一人で行きたいんだが、ここで断っておくと、毎回借りを返そうとしてくると思うから、さっさと済ませた方がいい。
「まあ、そうだな。回るか」
「え、ええ。否定しないってことは美少女とは思ってくれてるみたいね」
堀北は少し動揺したのか、驚いているようだった。
まあ美少女だもんな。性格やばいけど
「まあな。で明日何時に回るんだ?」
「そうね、9時なんてどうかしら」
「おいお前早すぎないかその時間」
「比企谷くん、あなた何時に起きてるの?休日だからと言って起きるのを遅くしたりすると、生活ホルモンの分泌の周期が崩れたりするわよ」
え?なんか哲学的な話が始まったぞ。
てか表情変えずによく淡々と続けられるな。
「わかった、わかった。それで9時でいいんだな?」
「ええ、待ってるわ」
俺は堀北と約束したあと、堀北はさっさと寮に戻ると思ったが寮には向かわずに逆方向に歩いて行った。
てかあいつ寮に帰らないのかよ。用事あったのか。
まあ俺も帰るとしますかね。
俺は歩きながらこんなことを考えていた。
明日堀北と二人きりでどこか行くんだよな?言っておくけど、人生初のデートじゃないからね!うちの可愛い可愛いマイエンジェル小町ちゃんがいるから!
すると寮にある自動ドアの前に綾小路がいた。
「んでさっきのはなんの真似だ?」
俺は綾小路に問う。そう、あのメールの送信者は清隆だったのだ。
メールの内容はこうだ。
1、堀北の提案を受け入れろ。
2、堀北の弱点を教えてやれ。
この二文だけだった。俺はこいつからこんな積極的なメールが来るとは思っていなかったため驚いている。
「お前ならわかるだろ」
綾小路は俺の目をしっかり見て言った。
俺は一つため息をしてから、口を開く。
「まず、お前が何かしらの理由でクラスに貢献しないといけない形になった場合、堀北を手駒として使い自分は目立たないように裏に潜む。そして一番の理由は俺に堀北の弱点を説明したことにあった。堀北が自分の弱点を知らないと、戦力にもならない、だから説明させた。さらにお前は裏の裏の支配者になろうとしてんだな?俺がクラスにいる連中を手駒として使い、綾小路が俺を手駒として使う。だいたいあってるか?」
「あぁ、100点満点だ」
綾小路は俺の回答を聞いてから、寮のオートロックを開け、俺と一緒にエレベーターに乗った。
そして1階.、2階と上昇して言った。そして4階。
俺と清隆は降り、それぞれの部屋に入ろうとした。
けど清隆には言っておきたいことがあった。
「綾小路」
「なんだ」
「俺はお前より頭が回らない。完璧の回答を出せるかどうかわからない。けどお前に持っていない、俺だけが持っている武器でお前を倒す。俺がいつまでもお前の手駒だと思うなよ?」
俺はそれだけを告げると自分の部屋に入っていった。綾小路の方を横目で見ると、珍しく笑っているのを見た。
「あとこれだけは言っておく、お前のことが嫌いだ」
綾小路はドアを閉め部屋に帰っていった。さて最後の言葉は綾小路はどう思ったんだろうか?
一気に長く書くか、それともちょこちょこ更新するかどっちがいいかな?まあ適当にやっていきますわーあはははは!
よう実アニメそろそろ面白くなる、無人島編きますね。
まあまだ暴力事件編だけどww佐倉が可愛い瞬間見れますね。
あと佐倉は八幡に助けてもらうか、清隆に助けてもらうか迷ってます。
ではまた。