ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】   作:修羅シュラ

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誤字報告ありがとうございます。
にわかがでいますね。また一から原作読み返そうと思います。(読みたいだけ)

みなさんに募集なんですが、由比ヶ浜とか雪ノ下とか俺ガイルキャラ出したほうがいいですかね?

雪ノ下はAクラスに配属できるから入れやすいですが。由比ヶ浜は絶対Dクラスだから早めに入れないといけないんだよな〜。
感想で言ってくれれば入れるかもしれません。俺ガイルで入れたいキャラがいれば募集します。


勉強と兄妹のセットは何かしらエロいハプニングが起こったりするものだ

「さてそろそろ職員会議だ。ここは閉めるから三人とも出ろ」

 

茶柱先生は俺ら三人を追いやった。

俺はショックだった。なぜショックだと言うと、堀北にコ○ンが通じなかったからだ。

マジか絶対知ってると思ってドヤ顔で言っちゃったよ!恥ずかしすぎる!早く帰りたい!

 

「待って」

 

俺はステルスヒッキーを使って帰ろうとしたが堀北に止められてしまった。

俺のことが見えるのか!貴様何者だ!

 

「あなた何者なの?特に綾小路くん、さっきの点数本当に偶然なの?」

 

「偶然だって言ってるだろ」

 

「まあそういうことにしておいてあげるわ」

 

堀北はまるで信じていないようだった。てか綾小路アホすぎないか?なんで全部50点にしたんだよ。点数まばらにしとかないと怪しまれるだろうが。まさかこれを狙っていた?いや、そんなわけがない。こいつは事なかれ主義だ。目立つことをしたくないはずだ。

 

「そしてあなたたちに協力してもらいたいの」

 

「は?協力?」

 

「そうよ比企谷くん。私はAクラスに上がりたい。そのために協力してもらいたいの」

 

は?何言ってんだこいつ。

 

「ほう、それで俺にどんなメリットがあるんだ?」

 

俺は今思っていることを口にした。全くそうだ。人間は自分にあるメリットを絶対に求める。俺は特にメリットがなければ動かない人間だ。メリットがあるから動くこれは正当な理由でもある。

けど動かないといけないパターンもある。それは、動かないと自分がデメリットになるパターンだ。例えば、弱みを握られていて「私の言う通りにしないとこれをバラす」っとなるパターンがある。

けど俺は堀北には極力関わっていないし。弱みを握られないようにしている。だから俺には動く理由もない。

 

「そうね、けど動かなかったらあなたに災いが起こるわ」

 

何その占い師みたいな言葉。あなた占い師になれるかもよ。詐欺してそうだもん。

けどあれだよな。バーナム効果っていうやつ知らなかったら、全員占い信じるんじゃないかって思うんだが。知らない奴に言うけど、バーナム効果っていうのは、簡単にいうと、誰にでも当てはまることを言って、自分の考えてることが当たってる!って思わせる錯覚みたいなものだ。誰に説明してるんだよ。

 

「なんだ災いって?」

 

多分脅しだろうが聞いてみた。

べ、別に怖くなって聞いたんじゃないんだからね!

 

「あなた先輩にこの学校のこと聞いた唯一の人物よね。もしあなたがDクラスのみんなに言っていれば回避できたこともあったかもしれない。けどあなたはそれを言わなかった。これがどういう意味がわかる?」

 

「わかりました!手伝わせていただきます!」

 

俺はゾンビから堀北の犬に昇格した!

昇格じゃなく降格だなこれ。

 

******

 

「で、なんであなたがいるのかしら?」

 

「え、えっと。私も赤点取る可能性あるし、勉強しておこうかなーって」

 

俺は堀北の命令通り、今回の中間テストで赤点を取るであろう人物を三人呼ぶことを命じられた。その三人は池、山内、須藤。

けど俺なんか人脈がない。なのでキヨえもんに頼みなんとかしてもらう事にしたがキヨえもんは誘ったが断られたため、人脈が世界に届くんじゃないかレベルの櫛田に頼る事にしたらしい。

そして櫛田も堀北と仲良くなるために勉強会に参加しているって感じだな。まあ一応綾小路も一緒にいる。

 

「わかったわ」

 

「ありがと!」

 

堀北は諦めたように言った。

まあそんな憂鬱そうな顔をするな堀北さんよ。

まあ、俺の予想では勉強会はすぐに終わる事になる。

 

「とりあえず、テストで出る範囲をまとめてみたわ。2週間しかないから撤退して取り組むわよ」

 

「チッ、んなことやってられっか」

 

須藤は不機嫌そうに言った。

まあそうだろうな。おまえならそう言うと思った。

 

「まあまあ、みんなもう少し頑張ってみようよ」

 

櫛田が須藤達やる気がない三人をなだめる。

予想通りすぎて、さすがに俺もキモくなってきたぞ。

櫛田は須藤に勉強を教えるが、須藤は中学生の基礎中の基礎レベルの問題もわからず、櫛田も困っていた。

 

「あまりに無知......無能すぎるわ」

 

それを見かねた堀北が口を挟んだ。

 

「うっせぇな。おまえには関係ないだろ。勉強なんてするくらいなら、バスケのプロ目指した方がいいぜ」

 

「バスケットに関しても、本当に苦しい部分は勉強のように逃げてきたんでしょう?練習も真面目にやってると思えないわ」

 

須藤はその発言にムカついたのか、立ち上がり堀北の胸ぐらを掴んだ。え?大丈夫?それセクハラにならない?

 

「テメェ.........」

 

「今すぐ勉強をいいえ学校をやめるべきよ。愚か者ね」

 

須藤は胸ぐらを離し机に出していた、教科書や筆箱などをバッグにしまった。

 

「はっ、上等だよ。やめてやるこんなもん。わざわざ部活を休んできたのに完全に時間の無駄だったぜ!」

 

そして須藤は帰って行った。

これを聞いていた池も山内も賛同するように帰って行った。

ほらな、勉強会は10分もかからず終わったな。ほんと予想通りだったな。

 

「堀北さん、こんなんじゃ誰も一緒に勉強なんてしてくれないよ............じゃあね三人とも」

 

そして櫛田が帰った。

俺もため息をついてから、堀北に別れを言って帰った。

あ、綾小路も一緒にいたんだったな。わりい、普通に忘れてたわ。

 

******

 

「どこだよ櫛田のやつ」

 

俺は一応綾小路が頼んだ事だが勉強会なんか開いたのは俺と堀北だし、代表して俺が櫛田に謝りに行こうとする最中だった。

もう暗くなってるし寮かなと思った矢先、櫛田が校舎に入っていくのを見かけた。

ん?あれ櫛田か?なんでこんな時間に校舎なんかに。俺はついて行こうと、櫛田の後をつけて行った。これ池とか山内に見られたら絶対殺されるパターンだからな。気をつけないとな

 

******

 

櫛田は階段を登っていた。俺も階段を登っていた。

てかどこまでいくんだよ。この先は屋上だったはずだな。

俺はポケットの中である操作をして櫛田を追っていった。

 

「あーーーーーウザい」

 

俺がもう少しで櫛田に追いつく、ところでこの声が聞こえた。

ん?櫛田?いや櫛田がこんなこと言うか?けどここには俺と櫛田しかいない。まさか、本当に櫛田?

 

「マジでウザい、ムカつく!死ねばいいのに......。自分が可愛いと思ってお高くとまりやがって。あんたみたいな性格の女が勉強なんて教えられるわけないっつーの」

 

これは櫛田だ。櫛田しかいない。櫛田は本当は裏の顔があったのか、表の櫛田はみんなからも愛されるマスコットみたいな女の子だが、裏の櫛田は性格が悪い女になっているなんて誰が想像できただろうか。

これをみんなが知ったら幻滅するな。

 

「ほんっと最悪最悪最悪最悪!堀北ウザい!堀北ウザい!ほんっとウザい!」

 

最後の言葉を発すると同時に屋上へ続くドアを蹴った。

櫛田はやばいと思ったのか、後ろを振り返った。

あ、見つかった。やばい逃げるか?いや逃げても呼び出されて同じだ。逆にやばいかもしれないしな。ここは素直に受け入れよう。死ぬのを

 

「.........ここで何してるの?」

 

「いや、まあ今回のことで櫛田には悪いことしたから勉強会を開いた代表として謝りに行こうと思ったんだが......」

 

俺は正直に話すことにした。逆に嘘をつけば後々大変なことになりそうだし、嘘をついても状況は変わらないだろう。

 

「今の......聞いた?」

 

「今のってなんだ?よくわからないが」

 

「ふーん、そう。今聞いたこと他の人にバラしたら容赦しないから」

 

櫛田は俺の方にどんどん近づいてくる。

てか話しかけよ。誤魔化したんだが問答無用ってやつか。まるで主人公が女の子の着替えを除いて正当な理由があるのに殴られるパターンだなぁ。俺主人公気質なのかも!

 

「だからなんのことだ。今聞いたことって」

 

「もし話したら、あんたにレイプされそうになったって言いふらしてやるから」

 

「は?それ冤罪だぞ」

 

おい、マジで冤罪じゃん。謝ろうとして君を追いかけてきたのになんで俺君に貶められてるの?あー、これは電車で冤罪の被害あった人の気持ちがわかるわ。櫛田さんよ、俺はそれでもやっていない。

 

「大丈夫冤罪じゃないから」

 

すると櫛田は俺の手を握り、俺の手を自分の胸に当てた。

は?マジかよ。俺は初めて触った胸を堪能することはできず、ただただ呆然していた。

 

******

 

「昨日の音声本当なのか?合成とかじゃないのか?」

 

「なんでわざわざ合成音声使うんだよ。実際にひがいにあったわ」

 

「そうか、情報提供サンキューな。これは後々使えるかもしれないしな」

 

俺は次の日の朝綾小路と朝早く電話をしていた。

俺が櫛田を追いかける際に綾小路に電話をしていた。ポケットの中では通話中の自分の携帯があったというわけだ。

で昨日の夜聞いたものを今話してるってわけだ。なんで俺朝早くに男と電話してるんだよ。あー小町と電話したいな〜。

 

「んじゃそういうことだから」

 

俺は通話を切り、携帯をポケットの中にいれた。

俺は飲み物を買おうとエレベーターに乗り一階に行くつもりで1階のボタンを押した。

どうするかな、勉強会なんて堀北が変わらないと無理だろう。

もちろん須藤たちにも問題はある。けど一番の問題は堀北だ。

はぁとため息をつき、ふとエレベーター内にあるモニターを見た。そのモニターは1階に防犯カメラが付いておりその映像をエレベーター内で見れるものだ。エレベーター内のモニターで写っていたのは堀北が寮を出るところだった

ん?堀北?噂をしたらホニャララってやつか、まあ噂はしてないけど。

俺は一階についたら堀北についていくことにした。てかなんで俺は隠れてんだよ。

 

堀北は外に出て、そして寮の裏手に行った。てかなんでそんなとこ行くの?一応追いかけなくても良かったが昨日の櫛田のこともあるので気になって尾行した。

 

「ここまで追ってくるとはな」

 

この声は堀北じゃなかった。

ん?堀北は誰かを追っていたってことか?堀北の好きな人とか?だとしたらストーカー気質あるぞ堀北さん。

 

「もうあの頃の私とは違います。追いつくために来ました。兄さん」

 

堀北の兄貴?堀北に兄貴なんていたのか。まさかこいつ、ブラコンか?

 

「追いつく、か.........鈴音お前Dクラスか。お前は今だ自分の欠点に気づいていない。三年前と変わらないな」

 

「それは何かの間違いです。すぐにAクラスに上がってみせます」

 

堀北は俺たちにみせたことない姿を俺に晒していた。いやこれは電話するか?いや、いいこれは必要ないことだ。俺だけで十分だな。

 

「無理だな。この学校はお前が考えてるより甘いところではない」

 

そう言ったのは堀北の兄であり、そしてみんなが知っている生徒会長だった。

生徒会長が堀北の兄?マジか!でも確かに似てるな

 

「絶対に......絶対にたどり着きます」

 

「聞き分けのない妹だ」

 

堀北兄は堀北妹の手首を握り壁に押し付けた。

おい!これR18になっちゃうよ!?いいのね!?

 

「に、兄さん...私は......」

 

「お前のせいで恥をかくのはこの俺だ。いますがこの学校を去れ」

 

「私は...絶対にAクラスに」

 

「愚かだな本当に」

 

そういうと堀北兄は下がコンクリートなのを知っているのに武道の技を使い堀北妹を宙に舞いあげた。

くそ!こんなことならR18とか言ってないでさっさと突っ込むべきだった!

俺は堀北妹が投げられる直前に堀北兄の手首をつかむことに成功した。

 

「おい、あぶねぇだろ。本当に投げようとすんなよ。お前それでも兄貴かよ」

 

「ひ、比企谷くん!」

 

「何だお前は」

 

なんだかんだと聞かれたら、教えてあげるのが世の情け。世界の破壊を防ぐため!世界の妹を救うため!小町の愛を貫く!八幡!あ、俺四人もいないわ。

 

「まあとりあえず、その手を話せよ」

 

「それはこちらのセリフだ」

 

「やめて、比企谷くん」

 

堀北は弱々しい声で言った。俺は堀北の弱々しい声に意表を突かれた。そんな声をするもんだから離してしまった。

堀北のそんな声初めて聞いたな。

 

すると堀北兄はここぞとばかりに右手で裏拳を飛ばして来た。俺は気がつくのが遅くかわすことができない。

なので俺はかわす選択肢を捨て、手で受け止める選択肢に変更した。飛んでくる裏拳を顔面に当たらないように右腕をL字型にしてガードした。なかなか強烈な裏拳だ。一般人だったら一撃で伸びてたな。

そしてそのまま堀北兄は回し蹴りをしてきた。俺はここで当たっておこうと考えたが、さっきよりもスピードが早いので考えよりも先に体が動いてしまった。俺はしゃがんでかわし、カウンターとして腹に一撃入れようと拳を繰り出した。だが堀北兄は俺の拳を右腕で何とか止めていた。

 

「なかなかやるな。しかもこの威力一般人だったら一撃で伸びてたな」

 

「それはこっちのセリフだ。こっちが何もしてこないと思ったら好き勝手しやがって」

 

マジで危なかった。思わず反撃してしまったが堀北兄さんが強くてよかった!お兄様!マジで感謝します!

 

「けど俺の動きについてこれるとは、何か習っていたのか?」

 

「......何も習っていないさ、動体視力には自信があるから動きを読んで攻撃しただけだ。」

 

「ふっ。まあそういうことにしておこう。鈴音お前に友達がいたとは驚きだ」

 

「彼はただのクラスメイトです」

 

堀北は動揺しているのか、いつもみたいに流ちょうに喋っていなかった。

 

「相変わらず孤高と孤独を履き違えてるようだな。比企谷だったか、お前がいれば少しは面白くなるのかもしれんな。上のクラスに上がりたければ死に物狂いで足掻け。それしか方法はない」

 

と言って去ってしまった。

怖かったな。お兄様、もっと優しくしてくださってもよかったのに。

堀北は疲れたのかずずずっと壁に背をつけそそまま座り込んでしまった。

まあ堀北は見れてばわかったがブラコンだったもんな。そりゃ兄貴に嫌われたらショックだろうな。これは声かけず帰るか。

 

「待って」

 

堀北に声をかけられた。うへぇ、これは長くなりそうだ。




オレは八幡との電話が終わった後、メッセージがきていたのでそれを開いた。
内容は堀北を無視しようぜとかいうメッセージだった。まああれだけコケにされたら怒ると思っていたがそれほど怒っていたとは予想外だ。
俺はその返事に「櫛田がこの話聞いたら嫌われるな。ワラ」っと送ってベットにぽいっと捨てた。
その後、ピンコン、ピンコンうるさかったが無視をして飲み物を買おうと部屋を出た。

******

綾小路視点でした。次回は綾小路が八幡が戦ってる現場を見ているのか?そうではなくすれ違いしているのか?どっちなんだい!っていう感じです。雪ノ下入れるのは簡単なんですけど、堀北と雪ノ下が似すぎてどうなるかわからんですよね。
感想でよろしくお願いします

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