ようこそ実力至上主義の教室へ 【捻くれ者の主人公】   作:修羅シュラ

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もっと褒めてくれても良いですよ!


嵐の前の静けさ

そう、奉仕部だ。夢の中の俺は奉仕部と言う部活に入っていた。

いつも辛辣ゥな言葉を吐いてくる美少女とアホな言葉を吐いてくるビッチ系美少女がいた気がする。

なんかたわいもない解決をしたり、文化祭の時に自分を犠牲にしたり、なんだかんだ言って奉仕部での居心地が良くなっていった。

でもなんかそのあとあった気がする、なんだっけな。また思い出したらメモしておこう。

 

******

 

朝起きてここがどこなのかわかるまでに1秒もかからなかった。なんせ3日目だもんね!

俺と綾小路は分担作業として、綾小路は朝点呼が終わったら誰にもバレないようにテントから抜け出した。

そして帰って来て情報を聞き出すところだった。

 

 

******

 

「で、どうだったんだ?」

 

俺が話を切り出す。みんなは夕食を食べていて、わいわい盛り上がってるところだが俺たちは木の実などを櫛田からもらってからみんなから離れていってテントが見える位置の森で木の実を食べながら質問した。

 

「あぁ、Aクラスには葛城派と坂柳という生徒派に分かれているようだ」

 

「葛城というやつは学校で見たことある。あのつるつるのやつだろ?」

 

坂柳って、あの坂柳か?まさか、いや。けど、そうだとしたら俺は会いに行かなくてはいけない。いやこのことは後で考えることにしよう。

 

「八幡、お前そんなこと言ったら櫛田とか佐倉とかに怒られるぞ」

 

え?佐倉に怒られるの?もう言うのやめとこ!

 

「まあ八幡の想像している人物で間違いない。そして葛城と坂柳の違いは、保守派と革新派ということだ」

 

木の実を食べきり、もう一つの実に手を伸ばしかじる。

すっかり日は落ち三日月が綺麗に見えている。

 

「葛城が保守派で坂柳が革新派か」

 

まさにトラ●プ大統領とオ●マ大統領みたいだな。

てか誰だしこいつら俺トラ●プとか知らないんだけど。

 

「Aクラスはどちらにつくかな。どっちにしろオレには関係ないことだ」

 

綾小路はその一言がとても重く、全てをなぎ倒す威圧を感じたのも無理はない。だって綾小路は全てをなぎ倒す力を持っているから......。

 

 

******

 

次の日の朝、女子の男子の呼ぶ声で起きた。

池とかが「なんだよー」っと身をよじって眠そうにみんなテントからでる。

すると名前のしらん女子が起こった表情でこちらを見ていた。え?誰この人。

 

「昨日軽井沢さんが誰かに下着が盗まれたみたいなのよ!」

 

お前じゃないんかい!と俺は叫びたかったが、叫ぶことが許されなかった。

平田が言うにはこのクラスはとってないと思っているらしい。だけど女子はそんな言葉は信用しないが唯一確かめる方法がある。そう持ち物確認と身体検査。

持ち物確認を先に行う。もちろん俺のバッグの中には入っていない。ていうか俺のバッグの中には見られたくないものがあるので隠しておく。すると池は渋々自分のバックを見ると、池には驚きの表情があった。あーあいつバックの中にあるのか。けど池がパンツを盗んだとしたら普通バックの中にパンツがあるだろうか、あと驚きの表情はしないだろうだが、演技という可能性もある。でもまあ、あのアホは演技なんてできないからな。

 

パンツが綾小路に押し付けられ綾小路がまだ助けてくれと訴えてくるが、俺は無視をして平田のチェックを終える。俺は一人から目を離さなかった。もともとこの事件が起こる前ずっと注意していた。俺が目を離さなかった人物とは伊吹である。

俺がこの事件の犯人が9割の確率で伊吹が犯人だと思っている。

ここで伊吹が犯人だと思った経緯を教えよう。

まず龍園のことがあった。龍園の近くにあった無線機、そして無線機のおかげでわかったことが2つ、龍園が獅子だということ、そして伊吹とつながっているということ。

綾小路にそれを伝えると、綾小路はあることをした。伊吹のバックを調べること調べるとデジカメが入っており、綾小路はデジカメが使えないよう、水で壊す。そして土に埋まっていた無線機。

伊吹たちは作戦は終盤に差し掛かっているが、終焉に向かってるとは龍園らは知らない。

 

そして俺たちは食料を取りに俺、堀北、佐倉、山内、綾小路、伊吹で向かうことにした。

2手に分かれて行動することを俺は進めて、俺と綾小路チームと堀北、佐倉、山内、伊吹ペアで動き始めた。

俺たち2人なのは山内を連れてこようとも思ったがあいつが渋ったため連れ出せなかった。くそ、佐倉を狙う気だな!許さん!

堀北たちが見えなくなってから俺は綾小路に話しかけた。

 

「よしやるか」

 

「おい、そんなやり方でいいのか?オレが言った山内に協力する方法の方が確実だと思うぞ」

 

俺と綾小路はあるものを持ち、歩きながら俺も答える。

 

「いやな、佐倉の連絡先を餌にして山内にやるなんて外道すぎるだろ。だったら俺の作戦の方がいい。あいつは熱も出てるし引っ掛かるだろ?」

 

綾小路はちょっと納得してないように見えたが、これ以上言っても無駄だとわかったのかこれ以上口に出さなかった。

てか、佐倉の連絡先なんかを山内になんかに渡したくないからな!まあ、俺も持ってないけど!!

 

「よし、ついたな、じゃあ網をはれここで仕掛けるぞ」

 

俺たちは川に着いたため持っている網を広げて、獲物を捕まえる。

 

「どっちの意味の仕掛けるという意味だ?」

 

綾小路はわかってるだろうに、俺に改めて問いを投げた。

 

「どっちも、だろ?」

 

******

 

オレたち二人が待っていると堀北たちのグループが来た。八幡が言った通りに川で魚を捕まえるつもりだろう。こちらにはまだ気づいていないようで、ちょっと小細工した網を持ち獲物を待つ。

水の流れが少し速いため持つのがきつくなってきた。

 

「おい、そろそろやるぞ」

 

オレはコクリと頷いて、肯定の意味をする。

堀北がこちらに気づいたようだ。オレ達はその様子に驚きたるんでいた網を思いっきり引っ張る。そうすることによって八幡のジャージが網に張り付いているため、水を大きくすくうことができる。そして、ジャージを深く土の下に潜らせておいたので、網の真正面にいた堀北は大きく水と泥がかかる。

 

「すまん堀北、きたのに驚いて水をかけちまった」

 

オレが川で尻もちついていたので、立ち上がりながら言う。

 

「許さないわ」

 

堀北はいつも通り、いやいつもよりご立腹らしい。オレと八幡は硬直して動けない。近づいたら殴られると思ったからだ。

 

「堀北すまん。悪気はないんだ、とにかくシャワーで...」

 

と言おうとした八幡はシャワーで、から先をいうのをやめた。なぜならシャワーはめちゃくちゃ混んでいるからだ。

 

「いいわ、川で泥を落とすから。けど後でこの仕返しはするわ」

 

堀北がスタスタ川の上流の方へ歩いて行った。

オレたちが食料の確保に行く前に堀北にカードを見せてもらっていた。それも伊吹が見ているだろう。

そのためオレたちから仕掛ける準備は整っている。さあ、ここらでゲームは終わりにしよう。

 

******

 

俺は朝点呼をしてからステルスヒッキーを発動し、そしてテントのいらない部分を破り、顔に巻く、これは俺の顔を見られないようにだ。そしてこんなことがあろうかと、ジャージの裏に貼っておいた服を着る。俺ら1年生が着る服は赤のジャージ、同じサイズだが、1つ余っているジャージを洗濯機で黒く染め上げたものである。

それを着て、ある事件を起こそうと思う。

この事件を起こすことを知っているのは綾小路、平田、そして茶柱先生だけだ。

 

「じゃあ誘導頼む」

 

俺が平田に頼むと少し心配そうな顔をしてから、去っていった。

 

「本当にやるんだな?」

 

綾小路がいつもと変わらない表情で聞いてくる。こいつは何いってんだか。わかってるだろうに俺の性格を。

 

「なあ、サッカーで俺たちのチームが1点取って相手は得点を取っていない。残り1分で決着がつくという状況で、俺たちはどうすると思う?」

 

綾小路は訳がわからん俺の質問に答えた。

 

「そりゃこのまま逃げ切って勝つだけさ」

 

俺はニヤリと顔を歪めて顔に巻いてあったテントのかけらをきつく顔に巻き直す。

 

「俺ならもう一点得点を狙いに行く」

 

それだけ伝え俺は歩きだす。そろそろ雨が降りそうだ。嵐の前の静けさ、か。




次回破壊と決着がタイトルになります。
八幡がこれから何をするのか、楽しみですね。

FGOの宮本武蔵だいぶ前に終わりましたが、めっちゃ欲しくて引きまくったら星4も出ずに終わりました。
イシュタルのガチャも引いて見ましたが結果は礼装星5だけ。マジでガチャ渋すぎぃぃぃぃ。
最近運が悪すぎて自分を呪い殺しそう。

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