探偵以外をぶっ込んでみたかったので、 作:愛は有るが、未来が無い
中途半端ですが、頑張って続きを書きますのでゆっくりとお待ちください。お願いします(´;ω;`)
side平和島静雄
その日、彼は米花町を散策していた。
スタスタスタスタ
「あ~。何もないとこだな、ここら辺。」
「(ほんとに、ここらに居んだろうな?
~~~~~数日前~~~~~
《新しい住居前》
『あ~、ほんとに、ここなんか?』
「はい、そうですよ愛美さん。ここからならあの家も観察しやすいでしょう?」
『いや、確かに楽だけど・・・。』
そう、ここは
『(すげー、ギリギリだけど観察するにはもってこいじゃん!)まあ、まずは掃除と片付けしなくちゃね。』
「あぁ」「うっす」
ガチャッ
ベニーが扉を開け玄関に入ると一人の男が既にダンボールを運ぶ作業を始めていた。
「あっ!おかえりなさい、ベニーさん。」
「あぁ、ただいま。お連れしたぞ、我らの主を。」
身体を少しずらし、後ろにいた愛美が見えるようにした。
「ああ!!おっお久しぶりです、愛美さん!」
黒髪黒目のまさに普通の日本人【岡島緑郎(通称ロック)】がダンボールを持ち上げながら立っていた。
『久しぶり、元気そうで何よりだなロック。』
呼ばれた本人はすぐさま持っていたダンボールを置き、愛美の前に進み出た。
「はい、あの時はどうなるかと思いましたけど、何と頑張ってますよ。」
『うんうん、また色々頼むこともあるがよろしく頼むよ。』
「はい!」
「ハァ、そろそろ中に入ってもいいか?玄関先で話をするのはいただけないんだが。」
そう、ここはまだ玄関だ。
『「あっ、」』
「すっすいません!!どっどうぞ。」
ササッ
すぐさま横にずれて中へ促す。
『ありがとう、それで?片付けとかはどうなっとる?』
「はい、台所以外の部屋の掃除は終わっています。今、荷物を各部屋に運び込んでいるところです。」
「ッス、有難うございます。」
「いやいや、いいんだよ。昨日からやってたからさ。」
「なら、荷物運び手伝います。俺、力あるんで。」
「ありがとう、まだ来てないけどテレビとか冷蔵庫とか重たい物があるから助かるよ!」
廊下に置かれている山鳴りに積まれたダンボールお持ち上げながら静雄とロックが部屋へ向かい歩き出した。
『私も手伝うよ、皆でやる方が早く終わるしね。よっと。』
「なら、ボクはリビングの掃除でもしておくよ。まだ必要な物もとどいてないからね。」
『ありがとう、そうしてくれると助かるよ。』
愛美も荷物を持ち上げ歩く。その後ろにベニーがついて歩き出した。
それから、6時間後。
『ふう、なんとか片付いたわね。』
「はい、取り敢えず住めるようになりましたね。」
「ディナーはどうします?」
「さっき、ピザ予約しときました。愛美さんが、食べたいと仰っていたので。」
『ありがとう!あっちじゃなかなか食べられないからね。』
「まあ、ヤクザの家に届ける胆もってるやついるんすかね?」
『いないから、今ここで食べるんじゃない。』
「取り敢えず、届いたので食べませんか?」
『「!!いつの間に、、、」』
テーブルの上に並べられた様々な種類のピザ。
素早く椅子に座り『「「「いただきます。」」」』
ピザの残りが半分近くになった時ベニーが口を開いた。
「愛美さん、少々気になる情報があります。」
ピザに伸ばした手をピタリと止め、ベニーに顔ごと目を向ける。
『どうしたん?』
「実は、この近辺で若い奴らがクスリを売りさばいてるらしい。」
『!!他に情報は?』
「はい、主に身体がガッチリしていて顔に大きな傷のある男と細身に金髪赤メッシュのチャラチャラしている男が米花町を中心に陰でバラ撒いてるらしい。」
「ええっ!」
「マジっすか!それ!」
『最悪ね、そいつ等。そいつらの家とかたまり場とか分かってるの?』
「いや、ころころ移動していてまだ掴めていないんだ。」
『そぅ、ならこの辺りにも来るかもしれないのね。見回りとかして気をつけないとダメね。ここには、あの子たちがいるからね。』
後半部分は小声で聞き取れなかったが、今いる皆で交代しながら辺りを散策することになった。
静雄視点?な話になっていますが、いかがだったでしょうか?
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