始まります。
33-ウチのキャラクターと俺の料理依頼
「もー我慢ならん!」
事の始まりは、ケイが弁当売りから帰ってきてからの事だ。
すっかり元通りになった年樹九尾の玄関をバタンと開け、入ってきたケイが文句を垂らしていた。
椅子に座ってケイを待っていた俺は、彼女の帰ってきてからの第一声に反応した。
「どうしたんだ、ケイ?」
「あの! 変な! カウボーイ野郎!」
「ああ、前にレイナが話していたな」
「一昨日も昨日も今日も口説かれた! 全部断ってるのに!」
客観的に考えても、それは流石にしつこいかもしれないな。
優しいことで評判の仏さんでさえ、3度までしか許してくれないのだ。ケイが怒りを表すのも無理は無い。
納得の表情をしつつケイの愚痴を聞き流していると、上の階から誰かが下りてきた。
最近宿屋に戻ってきたトーヤだ。
「おい、上までお前の声が聞こえてる。今度は一体どうしたんだ?」
”今度は”という言葉に他意を感じるが、怒り心頭のケイはそれに気づかず、その怒りの理由を話し始めた。
復興がある程度済んで、仕入れも安定し始めた頃から本格的に再開した弁当販売業。
実際に弁当を客に売りに行くのはケイなのだが、営業中にやってくる客の一人、通称『カウボーイ野郎』が、ケイを弁当もろともお持ち帰りしようとしているらしい。
「ヤツ、そんな事をしてたのか……」
「なんだって?!」
「いや……。それって、一昨日から三日間続いてるのか?」
「一昨日どころじゃなくて、商売始めてからずっと!」
「うわあ……」
トーヤでさえも、その事実には声を上げて引いていた。
「明日、明日こそは諦めさせてやるんだから……。そうだ!」
「うん?」
「ソウヤ。明日、私に付き合いなさい!」
「え?」
俺が?
「今度こそ諦めさせてやるからね……クッハハ!」
というか、キャラ崩壊してないかケイ。大丈夫か。
「……まあ、朝は暇だし、丁度いいかな」
「あー、そのだな。……頑張れ、ソウヤさん」
「お、おお」
トーヤから憐れみの目を向けられたのは、少し納得行かないが。
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この世界は、ゲームである。
俺はこの世界の非現実的な部分を、多くは知らない。
魔法の存在とかではなく、システムの介在だとか、そういった部分だ。
例えば、倒したモンスターは光の粉が散る様に消えていくが、その下にドロップ品が何かしら落ちている。
これが、俺の言う非現実的な部分である。
この世界はゲームだ。
だというのに、この世界は限りなく現実に近い。
人工的、つまり「人の手」で作られたと感じさせる事が無いのだ。
つまり何を言いたいのか。
「見れば見るほど、新築だらけだな」
絶対運営のテコ入れがあっただろう。
「……」
何をどうしたら数日でここまで復興するのかといえば、神の手という名の運営の仕業としか言いようがない。
まあゲームだし、被災地体験なんてするものじゃないから、その処置は正解なのだろう。
「工事現場も少なくなってきたし、弁当を必要とする人も少なくなったか?」
ケイが機嫌を悪そうにしている様子を横目に、呑気なことを言ってみる。
あの『ふしぎなおどり』の日以降、体力を重視する者をターゲットにデザインした弁当をあちこちへ売りに行っている。
対象は勿論、街を元通りにしようと働いている人達だ。
「そういえば、これは出番だと言わんばかりにドワーフが他所から来てるって、誰かが言っていたな」
ドワーフと言えば、低身長で筋肉質な種族……ではなく、この世界においては少し違う。ちょっと全体的に身長が低く手先が器用なだけで、見た目は少年少女とさして変わらない。
よくある髭を伸ばしきったドワーフ、なんてのは滅多に見ない。あっても老人ぐらいで、若者なら無精髭がちょっと、って程度だ。
要するに、一見しても人間の小柄な若者と見分けがつかないのだ。
「ケイは、人間の子供とドワーフの見分けがつくか?」
ケイが居た世界、つまり過去の俺が書いた世界の方では、ドワーフとは低身長で筋肉質な見た目をしている。髭も多く、プライドも割増と言った感じだ。
確かに、文面で見ただけでも、この2つの間には大きな違いがあると分かる。
しかし、ケイは一向に俺の問に答えてくれない。代わりに鋭い眼差しで睨まれる。
「真面目に見張ってて!」
怒られた。
ちょっと機嫌を取ろうと思っただけなのに。
「現場だ。……よし、じゃあ売り込み行ってくる」
「おう、ちゃんと見といてやる」
「……頼んだよ」
復興を始めたばかりの頃よりも、ターゲットの目印である作業現場が減少している。こうしている間にも少しずつ王都の姿は元通りになっていっている。
さて、ケイが弁当を売りに行っている間、俺は彼女の様子が見える範囲で時間を潰していよう。
俺はこんな姿だから……具体的に言えば、目も鼻も口も無い、凹凸と輪郭だけがあるような顔の”マネキン”だ。
ローブでこの体を隠してはいるが、こんな怪しい見た目では商売に適さない。
……が、俺はこうしてケイの弁当売り歩きに付き合っている。商売としては足手まといなので、今だけは別行動しているけれど。
「……問題ないように見えるんだがな」
こうして見ていても、ケイに必要以上に絡む人は居ない。お世辞やら商売文句やらを掛け合うばかりで、必要以上の言葉を交わす人は居ない。
「西部劇、ウェスタンな風貌な男ねえ」
ケイが要警戒対象として挙げた人物の大まかな特徴、それがこれだ。
ウェスタンとは、この世界には見合わない言葉だ。この世界の時代背景と、西部開拓時代は一致していないはずだが。
もしかしたらプレイヤーなのかもな……。
としたら、あり得るかもしれない。
にしても、暇だ。ケイの方はあんまり上手く行ってない御様子。と言っても悪い雰囲気ではない。大方、彼らにはすでに昼食の予定を決めているのだろう。
ケイの周囲を見張る必要性が感じられなくなった俺は、ぽつぽつと流れる通行人を眺めて考え事をする。復興が終わった後は、どの様な弁当を売りに出そうかと……。
「……」
すると、この場を通行する一般人と目が合った。特徴的な容姿の男だった。
どっかの映画で見るような、つばの両脇が反り上がった帽子。よく分からないクルクルの付いた靴。
「……あ」
俺は数秒もせずに気づいた。この人物、何処からどう見ても要注意人物だ。
しかしケイの姿に気付いている様子もない。しばらく様子見しているべきか?
下手に行動すれば注目を集めそうだと、対処に困っていたら、遂にケイが戻ってきてしまった。
「今回は駄目だった。近くの定食屋で食べるんだって……あ」
なんと間の悪い事か。ケイがやってきて、要注意人物の男はその姿に気付いた。
当然、彼女は隠れようするが……、
「お、君は弁当売りの少女じゃあないか!いやあ奇遇だ!」
「いーや絶対奇遇じゃない!」
哀れ。ケイは見つかってしまった。
武力行使をとれば余裕で退避できるだろうが、その気の無い彼女は俺を盾にするように回り込んだ。
「なにゆえ俺を盾に」
「何度誘われても行かないからね?!」
「聞けよ」
「そんな!俺はただ、家族のことを想っての提案を……」
「誰が家族だ!」
「聞けよ」
……はあ。聞く耳持たぬか。いや、この場合は聞ける声を持たぬか。諦めて傍観に徹することにする。
武力行使の気配が無いにしろ、敵意丸出しのケイは中々に恐ろしい。けどこんな様子の彼女は滅多に見ない。レアだ。
「せめて、何時もの様に弁当を売ってくれないだろうか!」
相手がそう言うと、ケイは返事する前にワンテンポ置いて、口を開く。
「……それで帰ってくれるのなら」
とだけ言い放ち、ケイが弁当の入った鞄を俺に押し付ける。
いきなりどうした。
「ソウヤ、今日は身代わりになって」
「何時にも増して真面目だなケイ」
まあ、そこまで言うなら受けるけどさ。
弁当とお金で取引するだけだし。
俺は男と向き合い、顔を見る。身長は彼の方が高い。いかにも外国人らしい体格だ。
男は俺とケイの方を見比べながら、彼が俺に疑問を投げかける。
「君は……彼女の友人かい?」
俺は頷く。
「そうか。もし良ければ君にも説得を手伝ってほしいのだが……」
なんだ、弁当は要らないのか。鞄の中から取り出しかけた弁当を戻す。
面白そうだけど、頼み事をされたからにはケイ優先だ。首を横に振った。
「やはり、君は彼女の味方なのか……。もしかして、彼女への頼み事について聞いていないのかい?」
それは聞いていない。不審者が厄介だからと、俺に手伝ってほしいと頼まれただけだ。
俺は肯定の意で首を縦に振るが、それを見た相手は考えるように手を顎に当てた。
「なら、君にも説明しよう、俺の頼み事を。誤解が解けると願いながらね」
そう前置きして、ウェスタンな男は話し始めた。
どうやら、彼は一人の少女を養っているらしい。
少女はいつも部屋に籠もっており、外食に連れて行こうとしても頑なに断る。
代わりに、本来冒険者向けに売られている弁当を日々買い、少女に与えているのだと。
で、ある日、俺が作った弁当を少女が食べたのだが、それがたいそう気に入ったらしく……。
是非、少女のためだけに料理を作って欲しいと頼み込んだ。
……とのこと。
なるほど、事態の全容が明らかになった。
「というか、子育てに苦労しているただのパパにしか見えないんだが」
「私を連れ込む嘘だったらどうするの?」
で、ケイはその話を嘘だと決め込んでいると。
「そもそも、連れ込んでも料理なんて出来ないしな」
「そう! 私料理できないって言ったよ」
「そんな遠慮しなくて良いのさ、お嬢さん! メアリーが気に入るほどの弁当を作れるのだから!」
ああ、なるほど。誤解をしていたのか。
この弁当の作者は俺で、ケイはそれを売って回っているだけだ。確かに、一見するとケイが弁当を作ったように見えるかもしれないが……。
「とりあえず、誤解を解いてくれ。調理者は俺だ」
「ああ……うん、わかった。ズバっと言ってやる」
言い放ちながら一歩前に進むケイの為に、道をゆずるように横へ退けた。
ヒュー。ケイさんカッコいいよ。
「この弁当を作ってるのは私じゃなくて、コイツ」
誤解もすぐに解ける素晴らしい説明だが、コイツ言うな。
「ああ、そうだったのか!これは恥ずかしい事をした!お嬢さんに出来ない頼みごとをするなんて……!」
「そう、私じゃ料理は作れないの」
「くう、なんて事だ……」
誤解に気づいた男は、恥ずかしそうに顔に手を当てる。
「だから、連れてくならコイツにしてくれないかな?」
だからコイツ言うな……って、はい?
「そうだな。今まで無理乞いをして悪かった。改めて、ソウヤくん」
男が改まった様子で俺に向き直る。陽気な様子ではあるが、礼儀正しいのだろう。
俺が戸惑っているうちに、彼は真摯な態度で頼み事を口にする。
「どうか、メアリーの為に、飯を作ってくれないか?」
「……」
つまり、俺がメアリーとやらに料理しろと?
いや、別にいいんだが……。
「にしし」
「……」
後ろからの俺を嗤う声にも気づきながらも、気にせず思考する。
確かに、彼の話を聞いて助けたい気持ちはあるが……。
『承りました。まず、詳しい話を聞かせてほしい』
本来なら赤の他人の頼み事など、依頼処を介して、依頼という形で受託するものなんだがな……。
随分と、俺達は彼から信頼されているようだった。
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アイザック。
ケイにしつこく迫った男の名前だ。彼は1人の人間を……厳密に言えば種族は違うとのことだが、少女を養っている。
しかし料理を一切作れない彼は、その分を補う為に俺の弁当を買っていった。
メアリー。
アイザックが養っている少女の名前だ。種族はドラゴーナ……なのだが、その種族に見合わず大人しい性格だと聞いている。
実の両親はおらず、代わりにアイザックが保護者として彼女と共に過ごしている。好んで部屋に引きこもる為、力もやや弱い。
『一軒家に? それか宿屋?』
「一軒家に住んでいる。ボロ屋だけどね……」
何時ものように俺のコミュニケーション手段に少しばかり驚かれつつ、質問をいくつか行った。
別に大した内容ではない。そこはどんな家庭なのかを知るための問いだった。
ケイの警戒心も幾らか薄れたようで、俺の横で問答を静かに聞いていた。
「……そういえば、いつも弁当を二人分買ってたけど、それって単に大食いってわけじゃなくて」
「君が考えている通り、彼女のランチとディナーの分さ」
どこか申し訳無さそうな表情で、告白する。
この世界にはコンビニという都合の良いものはない。お持ち帰りの出来る食事といえば、生の食材か軽食、保存食……そして、俺たちが売っている弁当だ。
軽食だけで腹を満たすというのも、体に良いとは言えない。そうすると残る選択肢は弁当のみである。
現実でも居そうな家族だな、と、俺は遠い目で見る。
仕方ない。絵に描いたような不器用な父子家族を実際に目にした俺は、自身の判断を文字にする。
『調理はアイザックの家で行おうと思う。キッチンはあるか? 冷蔵庫、コンロ、シンクは? この前の戦争による被害は?』
「幸い、家は戦火から免れたが……。ただ、フライパンやナイフといった調理器具は用意していないんだ……。キッチンはあるのだけどね」
と言うと、道具も用意しないといかなさそうだ。宿屋のものを持ち出す訳にはいかない。
『食材は?』
「……それも無い」
『必要な物を揃えつつ向かう。二人共、手伝ってほしい』
幸い、お金は揃っている。俺が何時も使っている調理室に備わった道具は使えないが、これで最低限の調理器具と食材は用意できる。
フライパン、包丁は勿論……ナベも要るだろうな。
「え、私も手伝うの?」
「当たり前だ」
袋を用意できたとして、おそらく1人で持てる量じゃないだろう。
しかしケイが居れば、四次元ポケットが使用できる。
「行くぞ」
やると決めたならば、徹底的にやる。システム的にはクエストでも何でも無いが、これは俺が決めたのだ。
「まず調理器具。確か向こうの店にあった筈だ」
一度街が吹き飛ばされたから、店が残っているかは定かではない。しかし復興も進んでいるし、営業は再開している筈だが……。
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「よし、開いていたか」
嬉しいことに、その店……というより、工房と呼ぶべきだろうか。そこの営業はすでに再開されている。
なんとも逞しいことだ。
金属加工技術は鍛冶スキルに分類されるが、主に武具の製造に使われる。
だが、日々の生活用品にも勿論扱われる。調べてみれば、鍛冶スキルの初期のレベル上げには、よく生活用品の生産が行われるとか。
あまり目立たない所に建っている工房に立ち入り、すぐさま必要なものを品定めする。
扉についていた鈴で客に気付いた店主が、こちらを見る。
「これと、これと……よし、あった! っと、家に食器はあったっけか?」
「……そういえば、家に食器はあるの?」
っと、ついつい言葉でケイ以外の人物と会話しようとしてしまった。代弁してくれたケイに感謝する。
「すまない、それらも用意してないんだ、が……かさ張らないか……?」
アイザックが戸惑うように言う。が、これぐらいは普通である。
確かにナベとかはかさ張るが、これでも小さい方を選んでいるし、ケイが持っている鞄を使えばいい。
「よし、こんなものだな、会計頼む!」
「え、あ、了解?」
選びだした物をケイに押し付け、そして俺の財布も渡す。俺の熱気に当てられたのか、言われたままに会計を行った。モチロン、アイザックには立て替えてもらう。
商品はそのまま鞄に入れる。ケイの魔法によって細工が施された鞄は、それでも外から見える体積は変わらなかった。
「次、食材!」
メニューは既に当たりをつけているが、決める前に一つ確認しないといけない事がある。
『メアリーの好物、嫌いなものは?』
「好物?……弁当のウィンナーを特に気に入っていたな。苦手な物は知らないが……」
結構だ。今まで作ってきた弁当がメアリーの手に渡っていたという事であれば、その弁当で使っていた食材を中心に構成すれば、リスクは少ない。
とりあえず、ソーセージ、あるいはウィンナーを用意するのは確定事項だ。
しかし、食材となると数あるお店を回らなければいけない。肉、魚、野菜、調味料、と軽く挙げただけでも種類がある。調理器具のように一つの店というわけにはいかない。
弁当作りで使っていたルートを使うとしよう。あそこなら必要な物は全て揃うはずだ。
そう判断してその場所に移動してみてると、昼食前の時間だからか、主に女性で賑わっていた。
「……ソウヤって、何時もこんな場所で食材を仕入れてたの?」
「そういえば、ケイは知らなかったな」
ケイの魔法のおかげで結構な量の食材を持ち運びできるから、頻度は少ないが、これでも仕入れは俺担当。この辺りの勝手は分かっている。
だが、この時間帯で買い物をするのは初めてだな。新鮮だ。
「えーっと……お、アレだ」
この往来の脇に見えるお店に、目当てのものを見つける。
これから作る料理の食材、その一部が揃うだろう。
「これが良さそうだ」
野菜を選別し、良さそうなものを見つけて横のケイに持たせる。
「え、また私が?」
「君の力が必要なんだ」
「わあ、感動的な台詞。まあ分かったよ」
ケイは諦めて文句を引っ込めて協力することにしたようだ。彼女が買い物の会計を済ませて、先ほどと同じ様に鞄に入れる。
当然、鞄が膨らんだりする様子は見られない。ケイマジックさまさまだ。
「ありゃあ……あの鞄は一体どうなってるんだ?」
残念ながら、関係者ではないアイザックには企業秘密である。
そうして、順調に食材を揃えていく。最初から必要なものを決めているから、野菜を眺めながら献立を考えるような事もなかった。
「毎度あり、また買ってこいな!」
「なんで私が雑用を……」
「本来、俺は人と関わるのに向いてないんだ。本当はケイが適任なんだぞ?」
だというのに、弁当の材料の仕入れはいつも俺がやっている。
確かに、弁当のメニューを俺が決めている関係上、食材選びは俺が行う必要はあるが……。
「……むう」
ほらそこ、頬を膨らませない。
「はは、二人は仲が良いんだね。片方しか喋ってないのに、まるでお互いが通じ合っているようだ」
「ほらソウヤ、言われてるよ」
む、流石に怪しかったか。俺の声はケイ以外には聞こえないのだが、一々筆談というのもメンドウだ……。
閑話休題。今は弁当商売の話ではなく、少女の為の料理作りの話である。
調理道具、材料、全て必要な物は揃った。
『買い物に付き合わせて悪かった。家まで案内してくれ』
「謝る必要はないさ。メアリーの為に用意してくれたんだからね」
準備完了。
現地に道具や食材が無いというもんだから、大掛かりな準備になってしまった。
「こっちの方向だ」
アイザックという、娘想いの変な男が、我が家へ歩き始めた。
最近投稿が加速しているが、多分近い内に減速やもしれない。やはは