ウチのキャラクターが自立したんだが   作:馬汁

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17-ウチのキャラクターと俺の索敵行動

 保存食の固い昼飯を食べ終え、村長家から立ち去る4人。

 俺たちは今、この村人の一人が運営している工房へ向かっている所だ。

 

 ケイが新しい防具を欲しがっているから、ドラムスメはそこに案内している。

 

 さっきみたいに村人が集まってきたりせず、その時よりは落ち着いた道中だった。

 

「そう言えばレイちゃん」

 

「はい、なんですか?」

 

「ソウヤの中身、気にならない?」

 

「……はいっ?! い、いえっ、あんまり気にしてません!」

 

 俺は表面上苦笑いする様な仕草をしつつ、ケイの方を睨む。

 このローブの中身を知っているだろうに。

 

「おい……」

 

「ふふ、冗談だよ」

 

 アンタは馬車の中での出来事を忘れたのか。

 

「さーて、右手に見えますのは、カル村唯一の鍛冶屋、『鉄道』でーす」

 

 村の風景に似合わない、ゴツイ外観をした建物だ。あの愛の工房とはかなり違う。違ってよかった。違う方がいい。

 しかし鉄道とは……。

 

「鉄道、ですか?」

 

「へえ、剣の道ならぬ、鉄の道って事?」

 

「そうらしいですよー。よくわかりましたねー」

 

 成る程、名前の由来はマトモらしい……が、なんか納得行かないネーミングだ。

横のレイナも驚いているのか呆けているのか、よく分からない顔をしている

 俺はまあ、今更驚きもしないな。スーパースーパーなんかよりは良いよ。

 

「それじゃ、早速おじゃましまーす!」

 

「どうぞどうぞー。2人も入ってってくださいなー」

 

 言われるがままに、レイナと俺も続いて店の中に入っていく。

 中身は……なるほど、見れば見るほど愛の工房とは全く違う。如何にも硬派って感じがする。

 

「ガンナさーん、お客さんですよー」

 

 ドラムスメが声を上げると、向こうからドコドコと足音が響いてくる。

 なにやら質量を感じる足音だと、ミリ秒毎に嫌な予感を積もらせていくと……。

 

「ドラムスメかあ! ひっさしぶりやねえか、ああ!」

 

 なんて事だ。筋肉のドラゴーナが現れた。

 もしかして、鍛冶屋の人=筋肉モリモリマッチョマンなどという、訳の分からない世界の法則でもあるんだろうか。

 そろそろ本気で開発者の顔を拝みたい。お陰で筋肉耐性ができちまったよ。

 

「ぷあっ」

 

「ぷあ?」

 

 なんの鳴き声かと思えば、ケイの精神がノックアウトする音だった。

 彼女の幼少時代でのトラウマは、誰もが思うよりも深く根付いているらしい。

 

「………なんでこんなに筋肉多いの」

 

 よかった、まだ生きてた。

 独り言の様に出てきた言葉は、その”筋肉”の持ち主に届いた。

 

「ああ? 鍛冶やってら勝手につくぞ、なあ?!」

 

「鍛冶を始める前から筋肉があったじゃないのー」

 

「そうだったかあ?」

 

 なぜだかぷるぷると震え始めるケイを、俺が肩を押さえつける事で止めようとする。

 俺だって、苦手なゴーヤが1週間朝昼晩と続けて出てきたら、今のケイのように震える自信がある。

 

「ケイ、収まれ」

 

「……」

 

 ……これはまた、愛の工房みたいに代わりにコミュニケーション取ったほうが良いか。

 さっさと言葉を書き出す。

 

『俺はソウヤ、呪いで声や姿が無い』

 

「おう?」

 

「あ、私はレイナと言います」

 

『こっちはケイ」

 

 その紙をを見せながら、ケイの肩に手を再度乗せる。

 

「俺はガンナだ。でえ、お前が俺んとこの防具を買うのかあ?」

 

「……」

 

『コッチで適当に物色するから、ガンナさんも適当にヒマをつぶしててほしい』

 

「おお? ならお言葉に甘えるぜえ、決まったら言ってくれ。俺あココに座ってら」

 

 俺は頷く。筋肉は向こうの椅子に座る。多少距離が離れた程度だが、ギリギリオーケーの筈。

 ケイの肩を強めに叩く。

 

「……あ、え? あれ、筋肉は」

 

「あそこに座ってる」

 

「ぴっ……そっか、うん」

 

 今後、ケイにも筋肉耐性を付けてもらわないと困るかも知れない。

 しかしどうやったら耐性つくんだろう。本人の筋肉量を増やした方が良いんだろうか、自身の筋肉にも拒絶反応を示したら諦めるしかないが。

 

 まあ、それはそれでだ。

 ここには沢山の防具が飾られているが、それの殆どはドラゴーナの体格に合わせて作られているのか、殆どが大きめである。

 

「……私でも装備できると思う?」

 

「ケっちゃんは大きいので、着れる物はあると思いますよ」

 

「そう?」

 

「はい。大きいので……大きいので……」

 

「?」

 

 レイナの視線がある一点に固定されているのは黙っている。

 と言うか、ケイはそんなにビッグじゃないだろうに。ビッグと言ったらドラムスメの方がデカい、どこがとは言わん。ついでに宿屋の管理人もデカい、どこがとは言わん。

 

「……」

 

 見れば、レイナは自爆ダメージを受けて俯いてしまっている。瞳に光が無い。大丈夫ならいいんだが。

 

「で、ケイ。丁度いいのは見つけられるか?」

 

「あー……。あ、コレとかどうだろう?」

 

 頻りに筋肉の方をちらちらと警戒しながら、比較的軽装甲の防具一式を持ち上げる。

 冒険者たる者、やっぱり動きやすいのが良いよな。

 

「試しに装備してみますかー?」

 

「良いの?」

 

「おー、遠慮すんな」

 

 そうして製作者の許しを得たケイは、早速と言った感じで防具を身に着け始める。

 

 

「どう?」

 

 と言われても、な。

 両腕には動きを邪魔しないようにしているのか、装甲が控えめの様に見える。そして、胴の方は胸のあたりが柔らかそうな素材になっているのが分かる。その代わりに、そこから下は腰まで金属製の装甲が伸びている。

 見た感じ、腹部の装甲は鱗のように重なっている感じだ、装甲部分にも柔軟性を求めているようだ。

 

「似合ってる?」

 

「防具にそれを求めるのか」

 

「む」

 

「……はあ」

 

 不満そうな顔をされて、俺は思わず息を深く吐く。

 そうだな、見た目で言えば……。

 

「やや格好いい、かな」

 

「わあ、びっみょうな評価」

 

 俺の評価に残念がるケイだが、ふと俺は斜め50度右側の方へ視線を向ける。

 そこの壁には盾がかかっている。

 

「盾か」

 

 俺の持っている剣は軽めの両手剣というだけあって、片手でも扱えなくはない。戦闘で役に立つかは知らないが。

 だが盾も持ってみるのもいいかもしれないと思うが……、やっぱり役割が安定しなくなるだろうか。

 

 少し考えて、止めておこうという考えに至った。手を動かして防御するなら、小手ぐらいが丁度いいだろう。

 

「買う?」

 

「買うなら小手だな」

 

 小手なら大して重くないし、攻撃に対して装甲部で受け止めれば、多少はダメージを軽減できるはずだ。

 

「小手か」

 

 ケイは呟いて、辺りを見渡す。

 そして何か目星をつけたのか、そこに置かれていた一つの小手を取ってくる。

 

「これ付けてみて」

 

「ああ……。こうかな」

 

 ベルトを巻いて固定してみると、意外と腕にフィットした。

 手の甲から肘の辺りまで伸びる装甲が、妙に逞しく見える。

 

「両手付ける?」

 

「左手で十分。後衛は防具ばかり気にするものじゃないだろ」

 

「そか。じゃあ買うのはコレぐらいかな」

 

「だな」

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

 買い物が終わり、ドラムスメは何か用事があると言って何処かに行く。

 そうして別れた俺達は、馬車の方へ戻ることにした。()()()()俺達はこの後馬車に乗ってトンボ返りする予定である。

 

「新しい防具、格好いいですね!」

 

「そう?」

 

「はいっ。なんかすごく堅くなった感じがします!」

 

 その道中、自爆から復活したレイナがケイの新しい防具を褒める。いや、はたしてコレは褒めているのだろうか。

 防具を強化したんだから、堅く見えるのは当然なのだが。

 

「ケっちゃんはみるみる内に強くなってますよね!」

 

 強くなったっていうか、中身入れ替わったからな。そら強くなる、うん。

 

「まあ、当分は強さを求めるつもりだからね」

 

「わあ、なんか悟空みたいな事言ってます!」

 

 レイナさんや、その例えは通じないぞ。

 見知らぬ単語を聞き取ったケイは、さり気なくコッチに目を向けている。

 

「悟空っていうのは、ケイみたいな人物だ。架空の人物だけど」

 

 ……創作上の人間であるケイにそんな事を言うのもバカみたいだけどな。

 そう思って、俺はなんとなくケイを見つめてみる。

 

 

 改めて考えると、彼女がこうして意思や意識を持って活動している様子は異常だ。

 ロボットにAIを組み込んでもないのに、まるで人間みたいに動いたり喋ったりしたら、それを作った人は間違いなく今の俺と同じ感情を抱くだろう。

 いや、もしかしたら本当にケイはゲームからAIが与えられているのかもしれない。俺が考えたケイの設定はどこから得られたのか、全く説明がつかないが。

 

 

 ケイが俺の視線に対して怪しく思い始めた所で、俺は見つめるのを止める。

 彼女がこうして人格を抱いている限り、人と等しく接するのが創造者である俺の義務かもしれない。……と、心のなかで格好つけてみる。

 

 

 馬車が見えると、そこには馬の撫でる御者の姿が見えた。

 

「お、戻ってきたか。じゃあ早速帰るかい?」

 

「それなんだけど、転移アイテムがあるから、それで帰るね」

 

「……なんだって?」

 

「私は、転移が出来る、アイテムを、持ってるんですーっ」

 

「なん……だと?」

「え、ええ?!」

 

 2度目の言葉を声量を強めに伝えた所で、御者の顔が覚めた様に変化していく。序にレイナもびっくりする。

 俺も初耳ではあるが、”ケイの魔法”を誤魔化すための文句だと理解する。

 

「は……っはっは! んだそれ、そんな便利グッズ使うのかよ。そんなん流通してたら俺の仕事が無くなっちまう」

 

「心配ないよ。滅多に市場に流れないようなレア物だから」

 

「レア……ケっちゃん凄いですっ」

 

「もし良かったら一緒に街に戻る? 馬車ごと」

 

「なら頼む! こんな状況の外を一人旅できるほど強くねえんだわ」

 

 なら決まりだ、とケイは言い、馬車を中心に御者とレイナと俺を集めだす。

 そうすると全員がケイに触れる様に指示される。こうすると一緒に転移ができるのだろう。

 

「よし、じゃあ行くよ……。『転移』!」

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

 やはり転移と言うものは便利だ、と俺はしみじみと思う。

 片道6時間をノータイムで移動できるとは。

 

「それじゃあな」

 

「それではまた!」

 

「またねー」

 

 御者さんとも別れ、3人となった俺たちは全員の泊まる宿である年樹九尾へ向かう。

 ケイによってレア物という虚実のレッテルを貼られた、転移アイテムと魔剣。それらの出処に興味を持っているレイナは、道中質問ばかりを掛けていた。

 

 魔剣の性能に嘘を付く理由を作ったのはケイだし、持ってもないアイテムを持っていると言い出したのはケイだ。

 俺は助けを求める視線を無視した。

 

 

 宿屋に到着すると、レイナはポーションを作ると言って部屋に入っていく。

 

「……よし」

 

 と言って、明らかに悪いことをする前の人みたいにキョロキョロしだす。

 これからやろうとしている事に察しを付けると、俺はケイの肩を掴む。血気盛んなケイには困ったものである。

 

「行くのか」

 

「モチロン」

 

「やっぱり」

 

 リザード殲滅を目論んでいるのは知ってたし、別に止めはしない。

 

「俺は連れて行ってくれ」

 

「弓もマトモに当てられないのに?」

 

「囮にはなれる」

 

「却下。置いてくよ?」

 

 それは先ほどの助けを無視した時の仕返しだろうか。いや、それはあるかもしれないが、主な理由では無いだろうなと、俺は口のない顔を微笑ませる。

 

「……やっぱり人間だな」

 

「はい?」

 

「いや、とにかく”いのちだいじに”作戦で良いんだろ」

 

 自分がこぼした言葉を誤魔化すと、ケイは信用し難いという様な眼差しで俺を見る。

 

「まあ……、それで良いけど。それじゃあ行こう」

 

 微妙に心配そうな表情を見せるケイの顔を見ながら、風景が変わるのをじっと待つ。

 心配せずとも、俺が死ぬことは無い。死んでも死なない、リスポーンする。

 

 まあ、バグでリスポーンできない様なことがあれば、この世界では死んだも同然かもしれないが。

 

 

 風景が変わると、そこは森だった。自然を生きる動物達の鳴き声や物音が、突如として耳に届いてくる。

 場所は……村の近くだろうか、360度見渡しても建物は見えないが。

 

「ここは?」

 

「カル村の北西側」

 

「ああ、例の襲撃される方角か」

 

「うん。一定のルートから来てるなら、多少の痕跡が色濃く残ってるはず」

 

 色濃く。内心にて復唱してみるが、あまりピンと来ない。

 鉛筆で薄く書いた線を何重にも重ねれば、濃い線が出来上がるようなものだろうが、それをどうやって見つけ出すのだろう。

 ケイお得意の気配察知で見つけられるかもしれないが。

 

「……探す手段は?」

 

 ケイの眼がタカの様に細くなっているのを横から見ながら、自分の持つ疑問を口にしてみる。

 

「複数ある。1つ目は、魔力の残留を見つける手段。魔法に費やした魔力がその場に残ることがある。だけど魔法を使ってないのなら無意味」

 

「魔力の性質は()()()と違うんじゃなかったか」

 

「うん。けどレイちゃんが魔法を使った時は、私にも分かるような痕跡が生まれてたよ。だから問題ない」

 

「そうか」

 

 世界が変わっても、魔法使いとしての才能は通用するらしい。

 ケイは指を2本立てると、言葉を続ける。

 

「で、2つ目は、足跡とか痕跡とかを辿る手段。まあ、物理的って言えばいいかな」

 

「ベタだな。3つ目は?」

 

「勘」

 

 ……なるほど。

 まあ、よくあるアニメや漫画とかだと、実力者の勘はバカに出来ない、っていう描写がよくあるからな。

 

「結構バカにならないよ」

「バカにしてない」

 

「そう?」

「そう」

 

「本当?」

「本当」

 

 2回目の確認を受けて、ケイはようやく納得したように頷く。

 しばらくして、あらゆる所に目を通したケイは、確信を得た表情で歩き始める。

 何か痕跡を見つけたのかと思っていると、ケイがおもむろに人差し指をある一箇所へ向けた。

 

「見てよこれ。分かりやすい目印でしょ」

 

「……足跡?」

 

「キレイなリザードの足跡、それも沢山。あの巨体の重さもあってクッキリ残ってる」

 

 目を凝らすと、たしかにそれらしきものが見えた。

 大半の爬虫類の足の形は、確かにこんな感じだ。よくよく見ると、爪が地面に突き刺さっていたであろう跡も見える。

 

「これは爪か」

 

「そう。よくわかったね」

 

 一つの足跡さえ見つけてしまえば、他の足跡は俺でも簡単に見つけることが出来た。

 けど、調子に乗らないで素直にケイの後ろをついて行ったほうが良さそうだ。俺なんかよりケイに任せた方が安心できる。

 

 

「そういえば」

 

「?」

 

「明日の朝、ケイが朝食当番なんだけど」

 

 本当に藪から棒な話題であるが、最初の朝食当番をボイコットするのは好ましくない。

 ケイの顔を見るが、ぷいっと目線を逸らされる。

 

「……代わりに作ってよ」

 

「はあ……まあ、分かった」

 

 別にケイに料理を強制させる気はない。俺は潔くうなずいた。

 

 記憶を失ってからは母が料理を作っているが、この言語障害が祟って暇を持て余している(仕事が貰えない)俺に、たまに料理を教えてくれている。

 まあ、始めたのは最近……というか、VR装置を購入する一週間前ほどの事だ。

 あの装置を購入する代わりに、母の家事を手伝うという約束をしたのだ。子供かよ、とは思うかもしれないが、実際に俺は母の一人息子である。

 

 とまあ、そんなサイドストーリーは置いといて。

 

 別に、ケイの当番の分を俺が代わりにやっても、なんの問題も無い。何時かに言った様にレパートリーは少ないが、当番は他の住民にも回るから、俺が一定の料理を出しても皆大して飽きたりしないだろう。

 

「私の当番、全部任せていいかな……」

 

「別に良い」

 

 俺が承諾した直後に小さくガッツポーズを取るケイに、呆れ笑いを零した。

 

 

 

 

 情報を元に村へたどり着いた(ワタクシ)たちは、住民が怖がらないよう、ドラもんをやや遠い所に待たせてから入っていく。

 

 明確な入口はあるのだが、正直言って他の所からも問題なく侵入できてしまう。一応ちゃんとした柵はあるが、獣の侵入を防ぐため物でしかない。

 ……と、今回は別に侵入しに来たのではない。ただ普通にこの村へ訪れた、一般的な冒険者だ。

 

「あーっ、変な仮面の人!」

「仮面が笑ってるよー!」

「すごい真っ黒」

 

 突然、横から子供が声を上げ、こっちに駆け寄ってくる。

 

「か、かっこわるい……」

 

「え」

 

 別の子供がそんな事を言い出して、私は思わず硬直する。

 

「こんにちは、なのデス。村長はどこに居るんデスか?」

 

「村長は村長の家ー!」

「家の中に居るよー!」

「今は家の中でお姉ちゃんにマッサージして貰ってるんだ」

「猫耳のお姉ちゃんかわいい……」

 

「そ、そうなのデスか。良かったら、そこまで案内をして欲しいのデス」

 

「僕が案内するー!」

 

 ……私の格好は、そんなに格好悪いだろうか。

 

「ホースよ、どう思う?」

 

 地面の草を貪っていたホースは、どっち付かずのような感じで、曖昧にヒヒンと声を上げた。

 

 ……まあ、いい。

 とにかく、この村で”NPCのモンスター化”に関しての情報を、一度集めよう。

 

 




書いてたら長くなったので分割
こっちは前半の方

・追記
今後の展開に合わせ、最後にイツミ・カド視点を追加。

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