さて、今回は雲雀とスカルの身に悲劇が起こります。サブタイトルでは任務の役割とありますが、今回はその描写はありません。次回か、その次をもって、REBORN側の任務準備が終了すると思います。
やっとコナン側の人物と合わせる事が出来るので楽しみにしていて下さい。それでは、どうぞ。
綱吉「ひ、雲雀さん‼︎スカル‼︎」
突如、鳴り響いた銃声にリボーンを除く全員が驚いた。そして次の瞬間には、銃弾は既に雲雀とスカルに命中していた。
綱吉「おいリボーン‼︎お前さっきコロネロと話してたよな⁉︎今の狙撃、コロネロがやったんだろ⁉︎」
リボーン「まあな。流石はコロネロ、長距離狙撃では右に出る奴はいねえな」
獄寺「んな悠長な事言ってる場合ですか!第一、コロネロは何で雲雀とスカルを撃ったんすか⁉︎」
リボーン「決まってんだろ、任務の為だ」
ツナがリボーンに先程の狙撃について問い詰め、狙撃者がコロネロである事が分かった。そしてリボーン曰く、任務の為だという。すると、
ボフン‼︎ ボフン‼︎
雲雀とスカルの体が煙に包まれた。それを見て、最初に反応したのはランボであった。
ランボ「えっ‼︎これって10年バズーカ⁉︎」
綱吉「どういう事だよリボーン‼︎ランボの10年バズーカはボヴィーノファミリーに返した筈じゃないか‼︎」
そう、ランボの所持していた10年バズーカは現在、ボヴィーノファミリーに返している。理由は、行き過ぎた使用量である。流石に看過できなかったのか、ボヴィーノのボスが返すように言ってきたのだ。
ランボは最初は渋ったが、迷惑をかけていたという自覚が芽生えていたのか返却する事を決めた。つまり、この場には10年バズーカがある筈が無いのである。
リボーン「何言ってやがる。コイツは10年バズーカじゃねーぞ」
綱吉「はぁ⁉︎この現象は10年バズーカ以外の何物でも無いよ‼︎」
リボーン「まぁ、弾は酷似しているけどな。おい獄寺」
獄寺「何ですかリボーンさん?」
リボーン「お前、自分が幼児化したの覚えているか?」
リボーン曰く、弾は酷似しているが10年バズーカでは無いらしい。そしてリボーンは獄寺に話を振り、獄寺自身が小さくなった事を覚えているか尋ねた。
獄寺「………嫌な事思い出しちゃったじゃないですか。あの時は酷い目に遭いました。ジャンニーニのせいでダイナマイトは狂うわ、体は小さくなるわで………って、まさかリボーンさん(汗)」
獄寺は忘れていたらしく、リボーンの質問で思い出した。まぁ、あの事は彼自身の黒歴史になっていたらしく、忘れていても無理はないだろう。
そして、リボーンの真意に気付いたのか獄寺は冷や汗をかいた。それを見たツナも察したのか、リボーンに尋ねた。
綱吉「リボーン、まさかあの時の弾をジャンニーニに作って貰ったんじゃないよな………?」
リボーン「違ーぞ。俺もそこまで馬鹿じゃねー」
綱吉「そうだよな。じゃあ、あの弾は?」
リボーン「あの時の弾の問題点を悉く解決した、ジャンニーニとスパナに作らせた改良版だぞ♪それもライフル弾用のな」
綱吉「結局、あの時の弾なんじゃないか‼︎」
リボーンの答えに思わずツッコミを入れたツナ。そんなツナに了平が、
了平「おい沢田‼︎」
綱吉「あ、すみませんお義兄さん。思わず取り乱してしまいました」
了平「極限に
綱吉「今は関係ないですよねソレ‼︎」
山本「アハハっ。相変わらず先輩は面白いのなー」
ランボ「でもツナの言う通り、今は関係ないよ」
骸「相変わらずですね
凪「………ボス、皆」
ハル「あ、あのー皆さん………………?」
相変わらずの了平のボケに、話が脱線しかけたのを引き止めたのは、凪とハルであった。
ちなみに京子とハルも、あの時の子供の正体が獄寺である事を知っている。10年バズーカの説明の時に、居なかったメンバーも含めてリボーンとツナが教えたのだ。
尚、話を聞いてから当分の間、骸が獄寺に憐れみの視線を送っていたという。
獄寺「あん?どうしたハル」
山本「どうした凪?」
ハル「いえ、そろそろ煙が腫れるので、現実と向かわなければならなくなったので」
綱獄山骸ラ「‼︎‼︎‼︎」
了平「む?現実とは?」
凪「………雲雀さんとスカル君が小さくなったという現実」
ハルの言葉に、了平を除くメンバーがハッとした。了平は分からず、現実について尋ねると、凪が呆れながらも親切に答えた。そして、煙が消えかけている場所に一斉に目を向けた。
そこには、2人の少年が気絶していた。言うまでもなく雲雀とスカルである。
ただし、体は6,7歳のものであったが。
綱吉「………ねぇ、皆。俺、ものすごく嫌な予感がするんだけど」
獄寺「………奇遇ですね十代目。俺も嫌な予感がするっス」
山本「………雲雀が気付いたら暴れんなーコレ」
それを見たツナは嫌な予感に襲われ、獄寺と山本も同意した。
雲雀「もう気付いてるよ」
了平「おおっ!気付いていたか雲雀‼︎」
綱獄山(…………………終わった)
最も、既に雲雀は気付いておりツナ達の近くにいたが。
ちなみにスカルは自分の体を見て、
スカル「せ、折角、身長が元に戻りかけていたのに。何でまた、小さくなっちまったんだーーーーー‼︎‼︎」
リボーン「うるせーぞスカル」
スカル「ひぐっ、ひぐっ。ヒドイですよリボーン先輩‼︎鬼!悪魔!死神!」
リボーン「黙れって言ってんのが分かんねーかパシリ」
かなりのショックを受けているスカルに非情な言葉を返すリボーン。ちなみに体格差がある為、暴力はしていない。女子がいなければ、普通に蹴っていただろうが。
一方、雲雀の方は、
綱吉「ひ、雲雀さん。落ち着いて、ね?」
雲雀「フン。ねぇ小動物、今の僕が落ち着けると思ってんの?」
獄寺「………そこを落ち着けってんだ。気持ちはよく分かるが」
雲雀「駄犬の同情はいらないよ」
獄寺「んだとテメェ‼︎」
山本「まあまあ、落ち着けって2人とも。ここで暴れたらツナの家が壊れるぜ?」
獄寺「………ッチ」
雲雀「別にいいじゃない。今の僕なら壊しても文句は言われないよね」
綱吉「やめて下さい雲雀さん‼︎ホント落ち着いて下さい、お願いします‼︎」
京子「雲雀さん、落ち着いて」
ハル「はひっ、リアルに落ち着いて下さい!このままじゃデンジャラスな事になってしまいます‼︎」
凪「雲雀さん、落ち着いて」
必死にツナ達が説得していた。全員が必死でやっていると、雲雀が思わず、
雲雀「君達、さっきから同じ事ばかり言ってるね」
ツッコミを入れた。ツナ達が唖然としていると、
了平「おおっ、雲雀がツッコミを入れるとは‼︎」
綱吉「お義兄さん、火に油を注がないで下さい‼︎それと骸!お前も手伝え!」
骸「………………………」
山本「?どうしたんだ、骸?」
骸「………………………クフフ」
了平が思った事を口にすると、ツナが必死で止めに入る。そして、骸に手伝うように言うが、骸は黙っていた。山本が尋ねるが、それにも答えずにいた。
作者「あ、う」
山本「ボロボロなのな」
獄寺「雲雀がやったんだろ。あいつの気持ちは分かる。今回はコイツが悪い」
山本「今回だけじゃないけどなー」
獄寺「ったく、それにしても更新が遅れた挙句に中途半端に終わらせやがって」
山本「折角、お気に入りに登録して下さってる人達がいるっていうのにな」
獄寺「もし今度、更新が遅れたら俺が果たす」
山本「俺も燕特攻でもやるかなー」
作者「あのー、僕にもそれ相応の理由があったんだけど」
獄寺「知るか」
山本「楽しみにしている人達を待たせるからだぜ」
作者「………………ハイ」
獄寺「まぁ、コイツは放っといて今回はお前がやれ山本」
山本「おう!そんじゃ、これからもよろしく頼むぜ‼︎」
作者「えっ、せめて敬g」
獄寺「黙れ‼︎ロケットボムVer.X‼︎」
作者「ギャー‼︎」