REBORN×コナン〜IFストーリー〜   作:武蔵ノ男

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遅れたあげくに前回と同じ過ちを犯すとは………。次回こそはどうですか気を引き締めております。さて,今回でツナ達に対しての説明が終わります。そして次回が役割発表となります。楽しみにしていて下さい。それではどうぞ。


標的6:任務の説明 其の3

舞台は再び並盛に戻る。骸の考察を聞いたメンバーは、

 

綱吉「………確かにそう考えるのが自然だね。疑問なのは、その何らかの理由なんだけど」

山本「でもさ、単に親戚だからソックリなんじゃねぇの?」

獄寺「アホか山本、もしお前の言う通りソックリなだけなんだとしたらコイツ等にも戸籍があるはずだろうが」

山本「あ、そっか」

凪「それに、ここまでソックリなのは同一人物でもない限りありえないと思う」

スカル「いや、ここに初代ボンゴレとソックリな人間がいんだろうが」

綱吉「あぁ俺の事だね」

リボーン「外見と本質は同じだが、他の面はツナのボロ負けだがな」

綱吉「うるさいな!自覚してるわ!」

風「初代嵐の守護者も貴方にソックリでしたね、獄寺隼人」

獄寺「ああ、そうだったな。それと風、いい加減にその他人行儀な呼び方はやめろ。知り合って3年だろうが」

風「………では隼人で」

獄寺「おう」

綱吉「でも俺と隼人だけじゃなくて、俺達と初代ファミリーって全員がソックリなんだよな」

了平「む?そうだったか?極限に覚えてないぞ」

雲雀「確かに彼は君に比べて相当落ち着いていたし、君程バカじゃなかったからね」

了平「おい雲雀!事あるごとに俺をバカ扱いしおって、極限にプンスカだぞ!」

獄寺「いや、バカに関しちゃ俺も雲雀と同意見だぞ芝生」

了平「何をーー!タコヘッド貴様もか!」

 

と、再び話は脱線し、守護者は騒がしくなった。ちなみに守護者の中でもランボだけは静かにしており、京子とハルにイーピンとフゥ太も静かにしていた。その状況に耐え切れなかったのか骸がキレた。

 

骸「いい加減にしなさい!まだ僕の報告は終わってないんですよ!子牛が大人しくしているのに何で貴方達が騒いでいるのですか!今度やったら問答無用で廻しますよ!クローム以外!」

綱吉「ゴ、ゴメン」

獄寺「わ、悪かった」

山本「ワ、ワリィ」

凪「骸様、ゴメンなさい」

スカル「本当に悪かった!廻すのだけは勘弁してくれ!」

風「私とした事が不覚でした。お許し下さい」

了平「極限に、すまなかったー!」

リボーン「フン、俺を脅すとはな。覚悟しろよ?」

雲雀「全くだよ、君の耳は飾りかい?僕はそんなに騒いでなかったよ。もしうるさく聞こえていたら耳の手術した方がいいんじゃない?」

骸「…………………ハァ、もういいですよ」

 

六道骸、最近では意外にも十代目ファミリーの苦労人になりつつある。ー閑話休題ー

 

骸「取り敢えず、残りの人物達は流しつつ説明します。疑問があれば、全員の説明が終わってからにして下さい」

綱吉「分かった」

 

骸はそう前置きすると、残りの人物達について説明した。

骸「まず、この3人。太っているのが“小嶋元太”、そばかすがあるのが“円谷光彦”、この少女が“吉田歩美”。少年探偵団と名乗っており、彼等も多くの事件に巻き込まれています。

この3人の保護者的存在が、この“阿笠博士”という発明家です。工藤新一の家の隣に住んでいます。ちなみに灰原哀は彼の元に居候しています。江戸川コナンに多くの発明品を渡しており、その発明品が彼の数々の窮地を救っています。

次の人物達は、毛利蘭の同級生である“鈴木園子”と“世良真純”です。鈴木園子は、かの鈴木財閥の令嬢です。恋人に“京極真”という空手家がいますが、イケメンに目がない今時の女子高生です。世良真純は兄が2人おり、次兄がプロの将棋指し“羽田秀吉”であり長兄がFBI捜査官“赤井秀一”です。尚、赤井秀一は殉職しているとのことです。両親のことは今の所は分かっていません。

最後は大阪に住んでいる“服部平次”と“遠山和葉”です。彼等も今までの人物よりは少ないものの、多くの事件に関わっているのは間違いありません。彼等の父達は、大阪府警に勤めており服部平次の父に至っては現本部長に就いています。………と護衛対象の人物説明は以上です。質問があればどうぞ」

了平「京極真といったか、奴はかつて公式戦で400戦無敗を誇ったが何らかの事情で記録が途絶えたらしいぞ」

綱吉「お義兄さん、今は質問の時間ですよ。…じゃあ骸、FBIの捜査官が殉職したってどういうこと?」

骸「それに関しては何とも言えませんね。まだ調べていませんから。取り敢えず僕が調べたのは護衛対象の人物だけですよ」

 

ツナが赤井秀一の殉職について尋ねるが、骸は護衛対象の人物しか調べておらず、答えられなかった。すると今度は獄寺が、

 

獄寺「んじゃよ、阿笠博士が江戸川コナンに渡した道具ってのは調べたのか?」

骸「えぇ、ごく一部ですが。蝶ネクタイの形をした変声機、腕時計の形をした麻酔銃、足のツボを刺激することで強力なキックが可能となるシューズ等がありますね」

ハル「はひっ、デンジャラスは発明品ばかりです!」

京子「変声機はまだいいけど………」

綱吉「っていうか、それらをどうやって使うんだよ。使用法がさっぱり分からない」

獄寺「おそらくですが、麻酔銃で適当な大人を眠らせて変声機でその大人の声を真似して、犯人を捕まえるのにシューズを用いるんじゃないですか?」

綱吉「それだ!流石は隼人!10代目ファミリーの頭脳‼︎」

獄寺「きょ、恐縮ですっ!10代目にそこまで褒めてもらえるなんて!俺はもういつ死んでも構いません!」

綱吉「いや!俺らが構うから!」

 

骸が説明した阿笠博士の発明品について、メンバーは流石に難色を示した。ツナが使用法を考えていると獄寺が自身の考えを述べた。その考えは大当たりであり、ツナが褒めると感極まった。この辺りは、ほとんど以前と変わらない。するとランボが言った。

 

ランボ「それじゃ、その大人って毛利小五郎ってこと?」

 

ふと尋ねた最年少守護者の言葉に、リボーンと風と骸と雲雀を除いたメンバーは、ハッとした。

 

綱吉「ッッッ!そうだよ!そう考えれば辻褄が合う!」

雲雀「何、やっと気付いたの?」

獄寺「って雲雀!テメェ気付いてたのか!」

雲雀「そんなの発明品の内容を聞いたら普通分かるでしょ」

山本「はーっ。ランボ、お前スゲェな」

凪「ホント、スゴイねランボ君。」

イーピン「ランボ、オ手柄!」

フゥ太「すごいよランボ!」

了平「極限によく気付いたなランボ!」

ランボ「えへへへー」

 

ツナと雲雀と獄寺が騒いでる横で、褒められて照れているランボ。以前なら調子付いていたところだが、成長するにつれ改善していった。

 

骸「ま、そういうことです。そもそも、毛利小五郎が有名になりだしたのは工藤新一が行方不明になってからです。そして、その時期に江戸川コナンが現れた。これも先程の考察に至った理由の1つですね」

雲雀「それじゃ何で言わなかったの?やっぱり君が馬鹿なんだからでしょ」

骸「違いますよ。あくまでマフィアに命を狙われているのは毛利小五郎です。彼を中心とした護衛を敷くのが当然でしょう」

リボーン「ま、そういうことだな」

雲雀「………成る程」

骸の語った内容に雲雀は毒づくが、骸の語った理由とそれをリボーンが認めたことで渋々ながら納得した。するとツナが、

 

綱吉「って、俺が最初に挙げた疑問があるよ!何で幼児化したんだ⁉︎その2人は!」

獄寺「それと、宮野志保の出自ですね、それも分からない事には………」

リボーン「それに関しちゃ護衛任務と並行して調べるぞ。………さて、骸の説明が終わったから、そろそろ役割を発表するぞ」

 

そうリボーンが言いながらニヤリと笑う。この瞬間、10代目ファミリーは全員が腹をくくったのであった。




作者「えーっとえーっと」
リボーン「フ、またあいつは登場できずか。可哀想に」
スカル「ニヤニヤしながら言ってもバカにしてるようにしか見えねーよ」
リボーン「うるせえぞパシリ」
スカル「ちょ、ま、1tハンマーはやめてー‼︎」
風「そこまでですよリボーン。スカルが可哀想です」
スカル「風ーーーー!‼︎」
リボーン「ち、まぁいい。次回を楽しみに待ってろよ」
スカル「えーっ!次回何が起きるんだよー!!」
風「まぁまぁ。これは後書きなんですから、グダグダと長引かせるものではありませんよ。今回はこの程度にしておきましょう」
作者「所々にグサグサと来たんだけどまぁいいか、じゃあ今回は僕が言おうかな。たまには言ってみたいし」
リボーン「何言ってやがる。今回言うのは俺と風に決まってんだろ」
スカル「え、リボーン先輩、俺は?」
風「私は以前スカルとやりましたから。何でしたらリボーン、1人で締めてはどうですか?今まで誰もやってませんが」
リボーン「………悪くねぇな」
作者「そ、それでは今回の挨拶はリボーンさんという事で」
スカル「俺、やりたかった」
風「まだまだチャンスはありますよ、スカル」
リボーン「これからもよろしく頼むぞ。CHAOS‼︎」

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