REBORN×コナン〜IFストーリー〜   作:武蔵ノ男

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続きです。タイトルにありますように今回は、リボーン世代のアルコバレーノ数名が登場します。それでは本編をどうぞ。


標的3:元アルコバレーノ登場

綱吉「リボーン‼︎」

 

突如として現れた最強のヒットマンに呼びかけたのは、彼の教え子であるツナであった。そのツナの呼びかけに対する彼の対応は、

 

リボーン「うるせーぞ、ダメツナ」

 

ゴスッ‼︎

 

綱吉「へぶっっ」

 

…………無情な飛び蹴りであった。

 

リボーンかつては晴の“アルコバレーノ”であった人物であり、世界最強のヒットマンとしても有名。その早撃ち速度は驚異の0,05秒。更に家庭教師としても優秀で、ツナを立派なボスにする為に来日した。

 

よってツナには手加減なく次々と試練を与えていき導いていったが、ツナが乗り越えられるレベルのものであった為、試練の度にツナは強くなっていった。

それを分かっているのでツナはリボーンに対して、かなりの信頼を寄せている。

 

性格は、超が何個つくかわからない程のドSで、たとえマスコット的動物でも容赦はしない。だが、女性に対しては紳士的なフェミニストである為、一切の暴力をふるわない。その代わり男に対しては容赦の欠片も無いが………。現在は、フリーのヒットマンをやめてボンゴレに所属している。

 

尚、ツナ以前の教え子にはキャバッローネファミリーのボス“跳ね馬ディーノ”がいる。

綱吉「いきなり何すんだよ、リボーン‼︎」

リボーン「うるせぇから黙らせただけだろうが、ギャンギャン喚くな」

綱吉「理不尽にも程があるだろっ‼︎」

リボーン「昔は蹴り食らっても大丈夫だったろうが」

綱吉「お前の身体年齢を考えろっ!」

 

ツナのいう身体年齢とは、リボーンを含めたアルコバレーノは現在、常人とは違う成長を遂げているからである。

アルコバレーノとは、マフィアの世界で最強と謳われた7人を表す名称である。その特徴は、赤ん坊の姿をしており、それぞれ色の違うおしゃぶりをしていることである。しかし、その存在理由は哀しいもので地球の秩序を維持する為の人柱だったのである。

 

その為に成長しない不老不死に近い呪いを身に受け、赤ん坊に成り果ててしまい、取ることの出来ないおしゃぶりを付けられてしまったのだ。更に呪いは永久的ではなく、肉体が耐えきれずに死んでしまうことから数十年ごとに代替わりをしている。ただし、どちらにしろ代替わりが行われると、先代のアルコバレーノ達は死んでしまう。3年前に起こった虹の代理戦争の時、リボーン達の世代も代替わりの時期を迎え死を待つしかない運命であった。

 

しかし、ツナを始めとした人物達の機転によって助かり、呪いから解き放たれ、赤ん坊からの成長が可能となった。 だが、数十年も成長しなかった彼等の身体の成長速度は異常だった。本来なら5年分の成長を、僅か1年で遂げてしまうのである。

 

元アルコバレーノの1人であるマッドサイエンティストの“ヴェルデ”によると、この異常な成長は、それぞれがアルコバレーノになった身体年齢になると終わるとの事らしい。よって当時2歳の身体年齢だったリボーンは、現在17歳でありツナ達と同年齢ということになる。

 

風「そうですよリボーン。少しは手加減してあげなさい」

獄寺「なっ、風⁉︎」

イーピン「オ師匠サマ‼︎」

 

すると、リボーンの後ろから現れたのは雲雀によく似た顔立ちの、元嵐のアルコバレーノの“(フォン)”である。イーピンの師匠であり、一時的に獄寺の家庭教師を勤めたこともある。

 

スカル「全くだぜ。いつも加減ってやつを知らねーんだから」

ハル「はひっ、スカルちゃんですっ!」

山本「お前も来てたんだな」

リボーン「パシリの分際で俺に口答えするな」

 

バキッ‼︎

 

スカル「ギャーッッ!」

 

その後に出て来たのはケバいメイクが特徴的な、元雲のアルコバレーノ“スカル”である。リボーンを始めとした、ごく一部の者達にパシリ扱いされている可哀想な男である。

 

かつては“カルカッサファミリー”の軍師だったが、虹の代理戦争を経て現在はシモンファミリーに所属している。ツナとはリボーンの暴力の主な被害者同士ということで仲が良い。炎真を加えた3人でよく集まっている。

 

了平「この2人がいるということは“コロネロ師匠”も来ているのか⁉︎」

京子「お兄ちゃん!今はスカル君の心配が先でしょう?大丈夫スカル君?」

スカル「うぅ、サンキューな。ツナカノ」

凪「了平さん、あっちでお話ししましょうか?」

山本「あー凪が怒ってる。先輩、とりあえず叱られて下さい。こうなった凪は俺でも止めらんねー」

了平「う、うむ。極限に恐ろしいが仕方がない」

 

凪と了平はリビングの端に移動した。凪は仁王立ち、了平は土下座という光景を見たツナと守護者の面々は、凪を怒らせないことを心の内で誓った。凪の了平への説教が終わると、ツナが本題に入った。

 

綱吉「で、呼び出した理由はなんなんだよ」

京子「私とハルちゃんも呼んだのには理由があるの?」

 

それを聞いたリボーンは、骸に視線を向けると尋ねた。

 

リボーン「何だ、まだ話していなかったのか?」

骸「えぇ、貴方が来てから言おうと思っていたので」

 

骸がそう答えるとツナが、

 

綱吉「って骸!お前は呼ばれた理由知ってたの⁉︎」

獄寺「知ってたんなら何で言わなかったんだよ!」

骸「聞かれなかったので」

綱吉「お前は聞かれなきゃ喋んないのかい‼︎」

雲雀「相変わらず馬鹿なことしてるね」

ランボ「骸兄らしいといえばらしいけど」

凪「ランボ君、骸様にも結構言うようになったね」

骸「リボーンが来たら話すつもりでしたよ。………君とは後で話があります」

雲雀「僕には無いよ。まぁ君を咬み殺せるなら行ってもいいかな」

山本「まーまー落ち着けって。雲雀、骸」

 

十代目ファミリーが喋っているとリボーンが耐えきれなかったのか、

 

ジャキッ

 

銃を向けた。これには流石の雲雀も黙るしかない。以前ならツナが取り乱していたが、これにも慣れたので黙るだけになっている。

 

リボーン「うるせーぞ。骸、とっとと報告しやがれ」

骸「………はい、分かりました」

 

そう骸は答えると居住まいを正し、その場にいる全員に伝えた。

 

骸「これは僕がイタリアに調査に行った時に掴んだ情報です」

雲雀「前置きはいいから早く喋りなよ」

 

雲雀が悪態を突くが、今回はそれに取り合わずに骸は続けた。その内容はツナ達も無視できないものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

骸「かの探偵、毛利小五郎がマフィアに命を狙われています」




作者「やっと出せたーーー‼︎」
リボーン「フン、遅過ぎるにも程があるぞ。後でネッチョリしごいてやる」
作者「えっ。前回、前々回に続けて⁉︎」
リボーン「行くぞ」
作者「ちょっ、誰かーーー!」

獄寺「リボーンさん、やっぱり気にしてらしたか。しかも何処と無く嬉しそうな」
ハル「流れに流れて、ようやくの登場ですからね」
風「しかし私達も登場するとは予想しませんでしたが」
スカル「俺も。しかもツナと仲良しの設定でな」
獄寺「10代目とコイツが仲良しとは……」
ハル「そーいえばスカルちゃん。京子ちゃんのことをツナカノって言ってましたよね?」
スカル「あぁ、ツナの彼女だからツナカノって呼んでる」
ハル「じゃあ私のことは獄カノですか?」
スカル「んー、違和感あるからやめよう。お前の呼び方ねー」
風「貴方が提案すればいいのでは?獄寺隼人」
獄寺「んー、アホハルでいいんじゃねえか?」
ハル「ちょっと隼人さん!どういう意味ですかっ⁉︎」
獄寺「事実を言ったまでだろうが」
ハル「ムキー!相変わらずのデストロイぶりですね!」
獄寺「はっ、昔の口癖が出やがった」
風「2人共いい加減になさい。全く互いに素直になれば良いものを」
スカル「今更じゃねえか?あの方が、あいつららしいだろ」
風「それもそうですね。それにしてもスカル、かなり機嫌が良いですね。リボーンに理不尽な蹴りを食らったのにも関わらず」
スカル「あー、まぁ不遇な扱いが多い俺が本編に出られただけでも十分って思えるからな。名前だけ出て全く触れてもらえなかったあいつに比べれば相当マシだぜ」

⁇⁇「パシリのクセに随分と生意気な口だな、コラ‼︎」

スカル「………今の声って………」
風「成る程、次回は彼も登場するのですね」
スカル「ちょっ、あの2人が揃うなんて俺にとって悪夢以外の何物でもねーよ!風、助けてくれーー‼︎」
風「まぁ善処は致しましょう。それでは今回は私達が務めますか」
スカル「うぅ次回が怖くて気が乗らねーけど」
風スカ「次回もよろしくお願いします‼︎」

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