REBORN×コナン〜IFストーリー〜   作:武蔵ノ男

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前回に引き続き守護者登場回です。前回出せなかったあの人物は最後に少しだけ登場します。


標的2:守護者招集 其の2

沢田家のリビングでは、現在6人の少年少女が集まっている。

 

綱吉「それにしても、リボーンの奴。京子達も呼び出すなんて、何を考えているんだ?」

京子「そうだよね。守護者だけ呼ぶんなら、ツっ君と獄寺君と山本君に凪ちゃんだけだもんね」

ハル「はひっ。ハルもそう思ってました。ハル達も呼ぶ事になんの意味があるんでしょうか?」

獄寺「しかし、リボーンさんのことですから何かしらの考えはあると見ていいでしょう」

山本「これじゃあ、修行の線は薄いかもなー。凪、お前はどう思う?」

凪「うん。私リボーンからの電話で呼ばれた時に尋ねたけど、修行じゃないって言ってた」

 

集まっていた6人(3組のカップル)は呼ばれた理由を考えていたのだが全く思いつかなかった時に、突如ハルが叫んだ。

 

ハル「はひっ。分かりましたっ‼︎」

獄寺「うぉっ、急に耳元で怒鳴んな!」

 

当然、隣りにいた獄寺にダメージが出る。しかも彼はピアノが得意な事もあって聴覚が人一倍優れている。

 

山本「まぁまぁ獄寺、落ち着けって」

凪「ハルちゃんも落ち着こう?」

獄寺「………っち」

ハル「はひ、分かりました」

 

山本とクロームの2人によって獄寺とハルは落ち着きを取り戻した。ちなみに中学の時なら獄寺は山本の言う事は聞いていなかった。この辺りにも彼の成長が伺える。

 

綱吉「それでハル。分かったって、呼ばれた理由が?」

ハル「はいっ。その通りですツナさんっ‼︎」

京子「それじゃあ教えて?私達も呼ばれた理由を」

ハル「まず呼ばれたのはこの6人ですよね」

獄寺「あぁそうだな。今んところは、な」

ハル「この6人でするべき事。それはたった1つ!」

山本「三浦の奴、ノってんなー」

ハル「それすなわち!トリプr了平「極限‼︎」…」

綱獄山凪「………………」

京子「お、お兄ちゃん!?

了平「オォッ京子ではないか!沢田の家に来ていたのかっ!」

獄寺「なんでテメーがここにいんだよ芝生!」

 

ハルの推理ショーの決め台詞と同時にやって来たのは京子の兄である笹川了平であった。ちなみにハルはというと折角の決め台詞を邪魔されたのと同時に推理が間違っている事を突きつけられた為にショックを受けて、 凪に慰められている。

 

笹川了平京子の兄であると同時にボンゴレ“晴れの守護者”でもある。自他共に認めるボクシングバカであり、中学時代はツナをボクシング部に誘いまくっていた。現在ツナからは“お義兄さん”と呼ばれている。了平もツナの事は認めているので、京子との付き合いを喜んでいる模様。シモンファミリーの“青葉紅葉(あおばこうよう)”とは良いライバル関係を築いておりたまに手合わせを行う。ちなみに獄寺の怒りに触れる回数は、山本の時よりもかなり多い。通称は“Xの左腕”

 

了平「むっ!タコヘッドではないか!それに沢田に山本にクロームもいるではないか!お前達もリボーンに呼ばれたのかっ⁈」

獄寺「うるせぇっ!もう少し声の音量落としやがれっ!」

山本「アハハっ。やっぱ先輩は面白いのなー。なぁ凪」

凪「武、私はまだあの人のペースにはついていけない」

綱吉「いやお義兄さん、ここ俺の家ですからね⁈いて当然でしょ…って今なんて言いました!?

 

三者三様ならぬ四者四様の反応を見せた3人だがツナは危うく聞き逃す言葉をなんとか捉えた。

 

了平「むっ、今とは?」

綱吉「誰に呼ばれたって言いました⁉︎」

了平「あぁ、極限にリボーンに呼ばれたぞっ‼︎」

綱吉「お義兄さんも呼ばれたんですか…」

 

どうやら了平もリボーンに呼ばれて来たらしい。すると京子達が、

京子「ハルちゃんの推理は外れちゃったね」

ハル「うー、くやしいです〜」

獄寺「まぁ元気出せって。こりゃあ、守護者は全員呼ばれてるみたいだな。そういえば10代目、ランボはどうしたんですか?」

 

守護者の招集なら居候組の中にいる少年もまた守護者である。

 

ランボわずか5歳にして雷の守護者に選ばれる。その理由として“電撃皮膚(エレットゥリコ・クオイオ)”という能力が挙げられる。平たく言えば雷を無効化する能力である。

ちなみに多くの人間がアホ扱いしているが、5歳の時点で既に二ヶ国語を操っている為、かなりの天才児なのではと作者は思う。現在はウザさは鳴りを潜め、ツナや獄寺、山本に凪等の面倒見が良く比較的良心的な人物達が鍛えている。パラレルワールドの10年後のランボの様なヘタレにはならない様である。通称は“Xの癒し”

 

綱吉「ランボならフゥ太とイーピンと一緒に公園に遊びに行ってるけどそろそろ帰ってくるよ。ライフ「ただいま〜!」ほらね」

 

ツナが言い終えたタイミングで丁度帰って来た。するとランボが、

 

ランボ「ツナ〜、どうしたの?」

綱吉「うん、リボーンに呼ばれたんだ。ランボは何か聞いてないか?」

ランボ「聞いてないよ。オレも待ってていーい?」

綱吉「いいよ。皆もいいよね?」

 

ツナがそう言うとその場にいた全員が頷いた。

 

獄寺「当然ですよ。ランボも守護者の1人なんですから」

山本「ま、そーゆーことなのな」

凪「ランボ君こっちにおいで?」

京子「一緒に待ちましょう?」

ハル「フゥ太君とイーピンちゃんも一緒に待ちますか?」

イフ「待つ〜」

骸「全くいつ来てもここは騒がしいですね」

了平「まぁ良いではないか骸。子供は賑やかなのが一番だ!」

綱吉「流石ですねお義兄さん。骸をそんな簡単に窘められるなんて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

骸ぉっ!?

 

なんとも自然に居座っていた為に誰も気付かなかったがそこには“もう1人の霧の守護者”である“六道骸”がいた。

 

骸「クフフ。1時間程前にはいましたよ。それにしてもいつもクセになるリアクションを取ってくれますね。クロームに口止めをした甲斐がありました」

了平「なんと!極限に気付かなかったぞ‼︎」

綱吉「最初に骸と話してたのお義兄さんでしたよね⁉︎」

京子「お兄ちゃんったら」

凪「ごめんなさい。骸様のお願いを断れなくて…」

山本「凪は悪くないのな」

ハル「そうですよ。気にしないで下さい」

ランボ「凪姉、悪くない。悪いのは骸兄だけだよ」

獄寺「あぁ。悪いのは骸だけだな」

骸「クフフ。酷い言い様ですね。それと子牛誰が兄ですか誰が」

 

六道骸かつてエストラーネオファミリーによって人体実験のモルモットにされていた事からマフィアを憎み、仲間である“城島犬”と“柿本千種”等の仲間と共にマフィア潰しをしていた過去を持つ。ボンゴレ十代目を炙り出す為に“並中襲撃事件”を引き起こす。その際の因縁から雲雀とはかなり仲が悪い。しかし、コンビネーションは完璧の一言である。

現在はかつての狂気は消え、ボンゴレの一員である事を認めており、ツナをボスと扱っている。通称は“Xの幻影”

 

ランボ「オレにとって守護者の皆は兄ちゃん姉ちゃんだもんね!」

骸「…。なんでしょう、このむず痒い感じは」

山本「あれ、骸もしかして照れてんのか?」

骸「照れてませんっ!」

 

するとベランダの窓がガラリと開き、

 

雲雀「ねぇ小動物いる?」

 

と自然に雲雀が入って来た。

 

綱吉「雲雀さん⁉︎」

獄寺「テメェどっから入って来てんだ!ちゃんとドアからはいりやがれ!雲雀ぃ!」

骸「クフフ。彼には何を言っても無駄でしかありませんよ。(テンペスト)

 

“雲雀恭弥”。標的2で説明したように並盛の秩序であると同時にボンゴレ“雲の守護者”を担っている。ツナの事は認めており、彼の言葉には高確率で従っている。また、ボンゴレの力を借りて風紀委員会を母体とした財閥を創ろうとしている。通称は“Xに染まりきらぬ者”

 

雲雀「ねぇ、なんで君が並盛にいるの?僕に咬み殺されに来たの?」

骸「クフフ、まさか。君ごときにやられる僕じゃありませんよ」

雲雀「ふぅん。それじゃあ、今ここで戦おうよ」

綱吉「やめて下さいよっ!家が壊れますっ!」

骸「だそうです」

雲雀「……フン」

 

一触即発になっていたところをツナの機転で防いだ時に突如、

 

リボーン「やっと揃ったな」

 

彼らを集めた張本人。最強のヒットマンである“リボーン”が現れた。




作者「うー、酷い目にあった」
綱吉「うわーボロボロだー」
京子「ツっ君、棒読みになってるよ?」
凪「でも今回は作者に非があると思う」
山本「確かに。あんだけ前回の後書きで小僧にネッチョリしごかれたクセに同じ過ち犯してんだもんなー」
骸「むしろ、その程度でよく済みましたね。本来ならこの場にいられなくても不思議ではありませんよ」
作者「あー、うん。真打ちは遅れてやってくるって弁解したら気を良くして帰って行ったよ」
綱吉「成る程ね」
山本「それにしてもさ、骸って獄寺の事“嵐”って呼んだんのな」
凪「でもランボ君の事は“子牛”って呼んでた」
作者「骸の呼び方は、天候名で呼ぶのが、獄寺と山本と了平。特別な呼び方をするのが、ツナとランボと凪って事。雲雀だけは絶対に呼ばないけどね」
骸「クフフ。助かりました。彼を親しげに呼んでいたら悪寒が走りますからねぇ」
綱吉「相変わらず雲雀さんと反りが合わないんだなぁ」
京子「でも実際に戦ったらどっちが強いんだろ?」
山本「骸はどう思ってんだ?」
骸「彼の戦闘センスはズバ抜けています。さらにボスと同じと言っても過言ではない成長速度を持っています。ハッキリ言って分かりません。僕が勝つかもしれないし。引き分けになるかもしれない」
作者「負ける事を挙げないのが君らしいよ」
骸「当然です。負ける事を考えるのは自分に自信の持てない二流以下の存在です。一流である僕はそんなことしませんよ、クフフ」
綱吉「それは雲雀さんにも言えるけどね」
山本「んじゃあ、ツナと雲雀と骸。この3人で戦ったら誰が勝つんだろうな」
京子「うーん、私はツっ君に勝ってほしいかな」
凪「私も、ボスに勝ってほしい」
骸「クローム⁉︎」
作者「アハハ、残念だったな骸」
骸「煩いっ!巡れっ!」
作者「ギャアァァ」
綱吉「うわ、天丼ネタだ」
山本「流石に止めてやろうぜツナ」
綱吉「そうだね。京子、凪、今回は君達がお願い。行こう武」
山本「おうっ」
凪「それじゃあ京子ちゃん、やろうか」
京子「うん。やろう凪ちゃん」
京凪「「次回もよろしくお願いします!」」

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