今回の話ではタイトル通りツナと京子の馴れ初めを蘭とコナン以外が聞く事になります。それではどうぞ!
光彦「それではコナン君、また明日会いましょう‼︎」
スカル「そんじゃーなー」
雲雀「…………」
歩美「じゃーねー‼︎」
元太「寝坊すんなよな‼︎」
コナン「おう!それと元太、そう言うお前が寝坊すんじゃねーぞ?」
元太「ゔ!ど、努力します………」
園子「ガキンチョ共は相変わらずねー」
世良「元気なのはいい事じゃないか園子くん。それじゃボク達もそろそろ帰ろうか」
風「そうですね」
京子「それじゃあ蘭ちゃんまたね」
蘭「うん。また明日」
一方ポアロでは、日が暮れ始めたので解散する事になった。ポアロの上が帰る家である蘭とコナンは残りのメンバーと挨拶を交わしていた。すると、その様子を見ていた梓がツナに向かって言った。
梓「ツナ君もそろそろ上がっていいわよ」
綱吉「へ?まだ早くないですか?」
安室「今日は初日だからね。第一、登校の必要が無くても君は高校生なんだから無理はさせられないよ」
梓「そういう事。これからも19時までには帰らせるからね。出勤は基本的に9時半には来る事。それより早くなる場合は前日の内に知らせるから」
安室「思えば面接の時に言っておくべきだったね。ごめん」
ツナ「いえ、それは構いませんけど。……それじゃ、お言葉に甘えて失礼します」
安梓「お疲れ様」
そういう訳でツナも帰る事となった。それを見た園子は提案をした。
園子「それじゃあ沢田君も一緒に帰りましょう!さっきは聞けなかった馴れ初めをじっくり聞かせてもらうわよ!」
綱吉「え?」
世良「僕もその話に興味があるな」
綱吉「えぇ?」
歩美「歩美もー!」
綱吉「ええぇ⁉︎」
そうなると女子の興味はツナと京子の馴れ初めに向かうのは当然だろう。それも恋バナ好きの園子と歩美、更には世良も加わり断れない雰囲気となった為にツナは戸惑った。
綱吉「えーっと、これはどうすればいいんだろう。」
風「諦めなさい沢田君。こうなった女性は止められません。」
綱吉「君は確か雲雀さんの従兄弟の風弥君だったっけ。俺の事はツナで良いよ。同い年だから敬語も要らない」
風「そうですか、しかし呼ぶ時に違和感を感じてしまうので綱吉で良いでしょうか?僕の事も風と呼んで結構ですので。ちなみに敬語に関してはスルーの方で」
綱吉「分かったよ風」
スカル(コイツら演技上手すぎんだろ………)
設定上、初対面であるツナと風は今仲良くなった様に演技した。それを見たスカルはその演技力に驚いていた。
そうして蘭とコナンと別れたメンバーは再び帰宅の途についた。そうして歩きながらツナは質問から逃れようとしたが京子を除く女子がそれを許さず結局話す羽目になった。
園子「成る程。つまり迷惑な先輩に付き纏われていた京子ちゃんを沢田君が助けたのが2人の出会いってワケね」
歩美「綱吉お兄さんカッコイイーー‼︎」
光彦「たしかに………。」
元太「そんじゃ、京子姉ちゃんはそん時にツナ兄ちゃんを好きになったって事か?」
小学生組の反応は様々だ。歩美は純粋に憧れ、光彦はツナに対し羨望と嫉妬を感じ、元太は直球で質問を返した。そんな元太のマセた質問にも京子は笑みを浮かべて答える。
京子「ううん。その時は凄い人だなって思っただけ。でも、それから色んな事があって段々と好きになっていったの」
園子「へー‼︎」
風「そうだったんですね。さて、綱吉はどうなんですか?」
綱吉「お、俺?」
世良「気になるな、この際言っちゃいなよ。京子君も話したんだから彼氏である君も話さなきゃ」
スカル「さーさー、勿体ぶらずに言っちまえー!」
綱吉「あーー、うーー///」
風と世良とスカルの言葉にツナは赤面したが、意を決して話し始めた。
綱吉「実は俺は、その、以前から京子が好きだったんだよ。京子は並盛のマドンナって有名だから」
園子「まー、こんなに可愛いんだから当然よね。それでそれで⁉︎」
綱吉「それで、話しかけようにも勇気が持てなくてさ。最初は諦めようと思ったよ」
歩美「そうだったの⁉︎」
光彦「そんな時にさっきの迷惑な先輩の件が起きたという事ですか?」
綱吉「運が良かったとしか言えないね。あの時の俺は、まさか京子と本当に付き合えるとは思ってなかった」
世良「つまり、その迷惑先輩は2人のキューピッドとなったワケだ。」
綱吉「ハッキリ言えばそうなるね」
京子「私も、その事だけは感謝してるかな」
園子「…………不憫ね、その人」
世良「…………ボクも思わず同情してしまったよ」
ツナと京子の説明を聞いて、園子と世良が最終的に辿り着いたのは名も知らぬ哀れな先輩に対する同情であったという。
すると京子が何かを思い出した様に言った。
京子「そうだ、途中で夕飯の買い物に行かなきゃいけないんだった。ツッ君付き合ってくれる?」
綱吉「良いよ。荷物は俺が持つから」
京子「ありがとう」
園子「ラブラブね〜〜」
ツナと京子の会話に他のメンバー(風と雲雀と光彦除く)がニヤニヤしながら歩いていく。そして分かれ道に着くと風が言った。
風「では私達の家はこちらなので、ここで失礼します」
園子「えぇ⁉︎」
世良「そうなんだ。それじゃまた明日な!」
元太「スカルと氷弥!明日もちゃんと学校に来るんだぞ!」
スカル「言われなくても行くっつーの!」
雲雀「フン」
綱吉「鈴木さんと世良さんと元太君と光彦君だったっけ、またね。それじゃ京子、行こうか」
京子「うん。じゃあまた明日!」
園世「ええ/ああ‼︎」
そうして護衛対象達と別れたメンバーはそれぞれの帰途に着く。しかし風達の方はしばらくすると足を止めていた。
風「さて、それでは私は彼らの後を尾けます。スカル達は先に帰っていて下さい」
スカル「大変だなお前も。まあ、俺達が目を離した時に命を狙われる可能性があるから仕方ねーけど。お前に言う台詞じゃねーけど、気を付けろよ?」
風「当然ですよ。それじゃあ行きますから、氷弥はスカルを殴ってはダメですよ」
雲雀「フン、僕に命令していい人間は限られてるよ」
風「フッ。それでは行ってきます」
そう言って風は5人の後を尾けに向かった。
超ツナ「もう何にも言う気になれないな」
京子「2ヶ月も更新をしなかったんだもんね」
超ツナ「楽しみにしてくださってる方達がいるんだよ。こんなに時間が経ってるのに感想を書いてくれた人もいるんだ。その事を忘れない様にしろよ?」
作者「ハイ。申し開きの言葉もありません。っていうかその超死ぬ気モードやめてくれません?」
綱吉「………仕方ないな全く」
京子「まあまあ、ツッ君。その話はこの辺でやめよう?他にも聞きたい事があるし」
作者「聞きたい事?」
京子「今まで台詞の中の最後の文にも句読点が付いてたでしょ?でも今回は無くなってるの」
綱吉「言われてみれば確かに。何か理由があるのか?」
作者「うん。僕としてはこのままでもいい気がしてたんだけど、他の人達の作品には付いてないのを見て違和感を感じ始めたんだ。だから今回試してみて読者の方の反応で決めようって思ったんだ」
綱吉「成る程」
京子「色々と考えてたんだ」
綱吉「でもこんな後書きで俺達から責められる事を書く事は続けると?」
作者「うん。それがこの作品を書くに当たって決めた事なんだ。自分に痛いことを言って作品を最後まで書き切る気持ちを忘れない様に」
綱吉「………まさかそんな理由があったとは」
京子「てっきりドMなのかと思ってた」
作者「それは無いから!精神的ダメージにめちゃくちゃ弱いから!打たれ弱いからドMじゃない‼︎」
綱吉「必死に否定している所が怪しいな」
作者「ヒドッ‼︎」
綱京「それじゃあ皆様、次回もお楽しみに‼︎」
作者「ちょっと⁉︎勝手に終わr」