とある憑依者衛宮士郎の日記   作:カミざわ

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fgoのガチャで新キャラはアサシン・パライソしか出なかった、本当に無念だ。
皆さんは今回何が出ましたか?



2ー5ページ目

俺は一体何故衛宮士郎に成ったのだろう。

どこにでもいる様な人間である俺が、何故選ばれてしまったのだろう。

沢山の人達がいたのに、何故俺だったのだろう。

そして、俺が選ばれた理由を俺自身が知る日が来るのだろうか?

 

───衛宮士郎の日記のあるページから抜粋───

 

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■月⇔日

 

朝目覚めたらいつも通り自分の部屋で寝ていた。

そのいつも通りのことに、何故か違和感が拭えない俺は心配になって日記をここ数日を見返して見たが、いつも通りバカみたいな内容を書いてあっただけだった。

 

ん〜、てことは気の所為ってことなのか?

まあ思い出せないし、大した事ないってことなんだろうし、特に気にすることじゃないな。

さてとそれじゃあ今日もいつも通り鍛錬をするか!

 

そう決意した俺は日課の通り鍛錬をこなしていくが、心なし前回より身体僅かであるが動きが良くなっているのだ。

「う〜ん、やっぱり何か有ったのか?」と思ったものの、それ以外何も違和感が無いので、その日は何事もなく済ませ鍛錬を済ませた。

 

それと何故か今日は愛歌の機嫌がとても良かった。

なのでなんで機嫌が良いのか理由を聞いたが、その理由を答えてくれなかった。

まあ、「機嫌が良いんだから別に俺が理由を気にする必要は無いだろう」と思い、彼女が機嫌が良い理由を詮索するのはやめることにした。

 

 

■月〆日

 

やはり、未だに感じている違和感が拭えない為ここ数日の事を調べている。

だが、今のところ俺に妙な胸騒ぎを感じさせているモノは見つけるどころか、その影すら掴めていない。

 

愛歌が何か知っていそうだが、前聞こうとしたときの反応が怖くて聞けていない。

心底怖いのだから仕方ないよね?ねえ、そうだよねぇ!?

……少し取り乱し過ぎた様だ、本当にすまない。

 

何も出てこないので「やはり此処は諦めるべきだろうか?」と何度も考えたが、「もう少しだけ調べてみたい」と思った為引き続き調査は続行することにしよう。

それで、あと2日、3日以内に調べて何も出てこないのならば潔く諦め、何事もなかった様にすごすことにしよう。

 

そう決意した後俺は、最近ハマったカレー作りに集中した。

具の切り方、肉の火の通し方はほぼ完璧にできるようになったが、まだカレーのルーが完璧になっていない。

何度とスパイスの調合を繰り返すが、未だに黄金比を見つけられていないのだ。

そしてその日も俺は、カレーのスパイスの調合比率の黄金比を見つける為に、何度もスパイスの調合と試行錯誤を繰り返した。

 

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■月♬日

 

結局数日間調べ続けたものの何1つ違和感を埋めるモノは出てこなかったので、仕方なく諦めることにした。

だがここ数日中、そんな違和感を吹き飛ばす程の異変が、肉体に起きていた。

 

身体の所々が褐色に変色していたり、身体が徐々に『剣』に近づいてるのはそういう起源だから仕方ないとして、問題が発生したのは”眼”なのだ。

 

その日は。いつも通り起床後顔を洗っていつもの癖で鏡を見た。

すると眼が異様に赤くなっているのだ。

最初は「何か凄い充血しているな」程度だったのだが、よく見ると黒目の周囲に黒い勾玉状の斑点が一つ浮かび上がっていたのだ。

 

最初は夢か幻の類かと思い頰を抓るが痛い、つまり現実ということだった。

えっ、もしかして衛宮士郎君ってこの世界のうちは一族の末裔だとか、本当はうちは士郎だとかいう驚愕の真実なのか?

それとも、本来の主人公以上に根源に近づいたせいで並行世界(声優繋がりで)の可能性が肉体に影響したのか?

 

まあ、そんなことどうでもいいが。

好奇心に駆られた俺は「なら、滅却師(クインシー)の力も使えるんじゃない?」と思い霊子兵装出そうと試みたが、今日中は一度も出せなかった。

 

今回起きたことで取り敢えず分かったことは、また一つ魔術協会に狙われる理由が増えた事だけだった。

 

 

■月£日

 

どういう因果か開眼してしまった写輪眼を使いこなす為に身体鍛えている。

勾玉状の斑点が一つの不完全な状態でも、体術のコピーや相手の動きを見切ることは出来るので、それに身体がついていくようにする為である。

 

NA◯UT◯原作の序盤でも、サ◯ケ君が体術を"目で動きを追うできても身体が反応出来ない"という事があったので、其れをできるだけ少なくする為だ。

まあ、それでも音速すら越えることのある、超常的な存在のサーヴァントの動きなんて見えたところで、対処なんてろくにできるわけないけどね。

 

 

相変わらず俺は滅却師(クインシー)の力は、一つも使うどころかその兆しすら見られなかった。

勿論口から火を出すなんて全くできなかった。

 

 

 

 




こちらもしばらく受験の為、更新が滞るかもしれません。
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