乗り鉄探偵南 達仁スペシャル めぐる旅行ガイドにさすらいの旅     作:新庄雄太郎

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北陸へ雷鳥の旅 梨子の初手柄

大阪駅、達仁と千歌と梨子は0系新幹線ひかりに乗って大阪駅へやって来た。

「達仁、私たちはどれに乗るの。」

「北陸本線の特急ってどんな列車なの。」

「ここは大阪だから、L特急雷鳥や特急白鳥で北陸の旅も出来るよ、夜になると日本海が走るんだよ。」

「そうなんだ。」

「あたしたちは、北陸の旅を楽しむのよね。」

「うん、雷鳥に乗ってね。」

「雷鳥は何往復で運転されてるの?。」

「16往復だよ。」

「16本。」

「3本が新潟へ走るよ、4本は583系で運転するんだ。」

「そうなんだ、わくわくするよ。」

「北陸の旅をすると琵琶湖が見えるんでしょ。」

「うん、湖西線って言うんだ。」

「湖西線か。」

「琵琶湖を眺めながら、北陸の旅って楽しそうね梨子ちゃん。」

「うん。」

「さぁ、速く乗ろう。」

達仁と千歌と梨子はL特急雷鳥3号新潟行に乗った。

L特急雷鳥の旅は、東尋坊や能登半島等の観光地があり、旅行者にも人気ある特急列車です。

「乗車券を拝見させていただきます。」

「はいっ。」

達仁は、車掌に切符を拝見した。

「金沢に富山、福井のいいね。」

「さて、俺は食堂車でも行ってくるか。」

「あっ、私も一緒にいいかな。」

「いいよ、梨子も行く、食堂車。」

「あっ、私も。」

達仁達は、雷鳥の食堂車で楽しい昼食、達仁は焼肉定食、千歌はハンバーグ定食、梨子はうなぎご飯を注文しました。

「わっ、琵琶湖が見えるよ。」

「本当。」

雷鳥は、湖西線を通って北陸本線に入った、敦賀や福井、金沢、富山を通って、直江津から信越線に入るのだ

 

達仁達が乗った雷鳥3号は富山駅に着いた。

「ねぇ達仁、初めは富山城へ行こうよ。」

「賛成。」

 

富山城

「達仁、写真撮って。」

「おう。」

 

民族民芸村

「ねぇ、土人形だって。」

「作って行こうか。」

「うん。」

達仁達は富山の土人形を作りました

 

魚津

「ねぇねぇ、魚津へ行こうか。」

この時期になると、蜃気楼が見頃です。

「うわー、きれい。」

「千歌と梨子も来てよかったか。」

 

富山駅

梨子は富山駅の男を見ていた。

「あれっ、あの人誰かに似てないかな。」

「どうしたの、梨子ちゃん。」

「あの人、掲示板で見たよ。」

「えっ。」

「掲示板の人。」

「あっ、あれか。」

「空き巣・強盗致傷犯 大泥望助。」

「そうか、梨子が追っている事件はその男なのか。」

「そうよ。」

 

達仁は、鉄道公安の富山公安室に駆け込んだ。

達仁と千歌は、梨子が目撃した手配写真が富山に居ると話した。

大泥望助が富山発のしらさぎで逃げようとした。

「待てッ、大泥望助。」

「誰だ、お前は。」

「南 達仁、探偵だ。」

「探偵だと。」

達仁は、大泥望助と格闘し、望助はのびてしまった。

こうして、大泥望助は達仁と千歌と梨子の通報で鉄道公安官に逮捕された。

達仁達の北陸の旅が、強盗犯を見つけたという、意外な旅の思い出になった


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