シャドウサーヴァントから始まる人理救済   作:ドリーム

70 / 90
前とは密度が違うぜ密度がヨォ!

ジョジョ5部はもうじき放送!!体が震えてディ・モールト・ベネ!!

というわけでどぞー↓






二人目のネロ…!?くるぞアラキ!「あんた一人で何やってんだ?」

「逃げたぞ!追え!」

「いぶしだせ!!」

「いたか?」

「いや」

「18782号、『勝利への轟き(スキル)』は使うなよ!?」

「了解!『勝利への轟き』!」

「使うな言ったやん!?」

「1919号!もっと遠くまで探せ!!」

「ンア-イクイク!」

「「「「「「「汚ねぇ」」」」」」」

 

本当に汚ねえな、おい。

と思いつつ、俺は満月が輝く夜空を走る。

え?空を走るって何言ってんだ…だって?

そりゃあアレだよ。だって今俺…

 

「いたぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!いたぞぉぉぉぉ!!」

「隊長!空に野郎が!!」

「撃ち落とせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「な、なんだ…あのやろうの腰あたりから鎖が伸びて…」

 

———現在、立体機動中なんで。

いや、せっかく鎖使えるんだし、これを使わない手はないということで、鎖を超速度で射出し木々に刺して、それに引っ張られるように飛んでいく。絶対巨人殺す専用マシーンの応用だ。

ちなみに鎖だけだと俺の体は引っ張れないので右手の鉤爪から魔力を放出!

怪物であるこの腕は俺本体より魔力保容量が多い。なのでガス噴射のごとく放出させ、俺の体を浮かしつつ、鎖を超速度で出したり引っ込めたりする事で素早い空中移動が可能なのだ。

 

ふぅう!超☆きもちィィィィィィ!!

 

「風と一体化してる!俺!空を走ってるぜ!フォォォォォォォォォォッッッッ!!!!」

 

フォウくんのごとく歓声をあげながら超移動していると、ケルト兵をかなり離せたのか、追っ手の気配を感じなくなった。

あたりは風の音しかしない寂しい荒野。雲ひとつない暗闇を月が照らしている。

 

「よっしゃ、このまま野営地をみつけt……ゑ?」

 

急にガクンッと体が大きく揺れ、体が宙でひっくり返る。何事かとあたりを見渡すと、なぜか視界が地面に向かって一直線。思考が現場に追いつかないまま前を向くと、鎖がまるで放浪中のクビ切られサラリーマンのごとく宙を寂しく漂っていた…

 

「アイエエエエエェェェェェェェェェェェェッッッッッッ!!!!!?!?」

 

そう、あたりは()()。木々はなく、遮蔽物がいない平地。つまり鎖は刺さる場所がなく、俺を引っ張ることができなくなったのだ。

 

体は重力に従い、真っ直ぐに地面に向かっていく。距離は大体10mくらいだろうか。間違いなく死ぬ。ヤメロ-!シニタクナ-イ!シニタクナ-イ!!

 

「お、おおおおおおおおきょ、『きょうkぶべらっ!」

 

急いで強化魔術を施そうとするが時すでに遅し。

顔面から地面にぶち当たり、体はスーパーボールのように跳ねていく。

跳ねるたびに悲鳴は途切れ途切れになり、もはやそれは悲鳴ではなく奇声だった。

 

「ぶ、べ、ばべ、ごっ、がっ、ばががががががががあががあああががががが…」

 

顔面を地面ですり減らしながらやっと止まる体。無様に尻を空に突きつけながら鎮座するその様はまさにマヌケェ…の言葉が似合う様だろう。

数秒そのままだったが、顔面をなんとかボコっと地面から引っこ抜く。

 

「ブホァッッぶるるるるるああああぁぁぁアッッッ!!!…………な、なんだよ結構生きてんじゃねえか…」

 

オルガ所長…じゃなくてオ◯ガ団長ネタをかましつつ、地面に大の字で寝転がる。

よく考えたらこの体はやたら頑丈になったことを思い出した(顔ちょっとヒリヒリするけど)

 

「……ちょっと疲れた」

 

ハイテンションに飛び回ったせいか、慣れない動きをしたせいか。体はすでに限界だったのだろう。瞼が徐々に落ちていき、意識はストンっと暗闇へ落ちていった。

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

〜ぐだ視点〜

 

「動けこのポンコツがぁ!!動けってんだよぉ!!」

「先輩!?もう、その機械動いてませんよ!?」

「せめてトラ◯ザムしてよぉ〜!!」

「先輩!何いってるのか私には分かりません!!」

「分かれ(理不尽)」

「そんな!?」

 

ここが第五特異点。独立国アメリカ。しかしどういうわけか、荒野にはなぜかアメリカ国旗デザインされた機械が動き回っており、中には変な兵士が歩き回っている(兄貴曰く、あれはケルトの兵士で間違いないらしい)

 

「ぜひ私の妻にしよう!」

「主!?一体何を!?」

「へ!?せ、先輩…」

「娘はやらん!!死ねぇッッッッ!!!!」

 

現れた黒子系イケメンとマシュを嫁にすると言い出した金髪ロン毛ファ◯キン野郎と対峙し、なんとか勝利を収める。ちなみに黒子系男子はアルトリアとの戦闘に敗北した際とても安らかな顔をしていった(そして当のアルトリアはなぜか実に苦い顔をしていた)

 

あ、ファ◯キン野郎は僕が心臓を(素手で)穿った。

実にスッキリ!爽快!

 

「やべえリーダーがやられた!」

「あ、あの男!()()()()()()()()()()()着てるぞ!」

「仲間か!?」

「でも勝てるわけねえやん」

「撤収!撤収!!」

「「「「「「「了解!トラ◯ザム!!」」」」」」」

「やめい」

 

他の奴らはみんなダッシュで帰っていった。

…同じ服…ね。

 

 

 

これは期待してもいいかもしれない。

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

〜くず視点〜

 

 

「ん…朝か?」

 

朝日らしき光が顔を照らし、意識が急速に浮上する。

全神経が眩しいと感じる目と連動し、体が痺れるような衝撃が響く。

どうやらひさびさに明るい空を見たせいで体がビビったらしい。

 

腰を上げ、裾に着いた汚れを払う。

そういえばこれ(礼装)、第四特異点からぶっ通しで使ってるなぁ…洗いたい。

水辺があったら水浴びでもしよう…そう思いながらあたりを見渡す。

まず優先すべきは食料の調達だ。いくら超人一歩手前の体になったとはいえ、この身は肉ある体だ。どうしても欲求には耐えられない。

 

「野生の獣でも探すか…?わー君はとても美味しそうなフレンズだね(恍惚)…って感じの獣はいねーかなー」

 

どこぞのジャ◯リパークのようなセリフを吐きつつ、移動を開始する。立体機動は楽だが、欠点として遮蔽物のない場所では無力だな。

このような荒野では歩いて渡るしか移動手段はないだろう。

…馬でもいればいいんだが…ん?

 

「グルルルル…」

 

後ろを向くと懐かしい面(ワイバーン)がいた。

 

 

 

 

 

 

ー10分後ー

 

 

 

 

 

「いくぜ!ポチ!俺たちの冒険はここからだ!!」

「グルルルアアアアアアアア!!!!」(´;ω;`)ブワッ

 

ひさびさに魔物使いの血が騒いでな(そんな称号はない)

俺はポチ2世(オルレアンのはポチ1世)にまたがり、大空をかける。

立体機動とは比べものにならない速度。飛行距離。心地よい風が体にあたり気分が晴れていく。

まあ俺が首を撫でるたびに殺されると思っているのかめっちゃビクつくのはある意味可愛いもんだろう(ワイバーンからしたらはた迷惑)

 

「しかしいつまでも素手での戦闘はどうなのかなぁ…鎖をメドゥーサみたいなトリッキーに動けなきゃ意味ないし…影に頼りっぱなしのもなぁ…」

 

強くなってもなんか無力感がすごい。

もう少し…せめてハルペーでもあれば少しはまともなんだろうが…

 

「…あ、せや。これがあった」

 

俺は右手の鉤爪を見る。

これはある意味怪物の側面のメドゥーサの霊基。

しかもそれが俺と一体化してるなら、少々形を作り変えることも可能なのだはないのだろうか?

 

「…よし、せっかく立体機動もどきつけてるんだし、二刀流やってみるか!」

 

そこそこある程度こなせる俺は、なんか案外うまくいくもんなんじゃないかと思い実践を繰り返してきた。

まあ全てが成功したわけじゃない。大体惜しいとこまで行って失敗するのがほとんどだったりする。

 

「よし…霊基、同調…成功…『自己錬成(ブレーカー)開始(オン)』」

 

鱗が形を変えていく。黄金色の鱗は徐々に変質し、それは鋭い刃を作り出す。

刃渡り…約1mほど。振り回すにはちょうどいい長さだ。

 

「よし…2本目…いいぞ…出来てきた…よっし!!おk!!」

 

ディ・モールト!ディ・モールト!ディ・モールト・ベネ!!(とてもすごく良い)

いいぞ!これで武器ができた!!やった!メドゥーサ大好き!!第3部!完!

 

「グルルルル?」( ゚д゚)?

 

ハッ…ごほん。テンション上げすぎた。クソォ…ポチ2世の目線が痛いぞ…

 

————おおおおおおおっっっっ

 

「ん?あれは…」

 

 

下からあの兵士たちの雄叫びが聞こえてくる。見つかったかと思い見下ろすと一人の剣士(剣持ってるから多分そう)が複数の兵士…昨日の奴らの仲間に囲まれている。

なんとか持ちこたえているが、このままでは押されてしまうだろう。

 

これは…見逃せないね。

 

「ポチ!お前はここにいろ!お前に死なれたら、移動がめんどいしな!!」

「ガウッ!」(`・ω・´)b グッ

「いい子だ!」

 

俺はポチの背から飛び降り、鎖を展開する。場所は荒野にある街中なので、家の壁に立体機動をする。

 

「行け!!」バシュ!!

 

当然奴らは上空からくる俺に気がつき、臨戦態勢に入る。

 

「なんだ?」

「アイエェェェ!!何奴!?」

「ウェイ!?」

「マーベラスっ!!」

 

相変わらず意味わかんないけど、あ、剣士の背後に敵が!!

まずはあの野郎だ!!

 

「あああああああああッッッッら!!!」

 

円状に空中を移動しつつ剣士の背後に移動し、そいつの首を回転斬り(リ◯ァイ兵長模範)の要領で削ぎ落とす。というか切り落とす。

地面に降り立ち、剣士に背を向けた状態で目の前の大群に対峙する。

切れ味十分。さすがメドゥーサ!素敵!抱きたい!!(直球)

 

「1182号が死んだ!!」

「この人でなし!!」

「大勢で襲うことに関しては人でなしではないのか?」

「馬鹿め!卑怯に決まっているだろう!!」

「これはケルト風挨拶だデコ助野郎!!」

「誰がデコ助だボケェ」

 

なんか見るだけで残念な奴らだな。

 

「あー…えっと、どう見ても不利そうなんで、どっちが悪いのかわからんけどとりあえずあんたの味方をし…て…おく…ゑ?」

 

俺は後ろをチラ見するが、その人物が知り合いにそっくり…というかそのまんまご本人だったので顎が外れそうになるほど驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うむ!!増援感謝する!さすがの余もこれは少々武が悪かったのだ!!お、そなた…なかなか余好みの美形であるな!」

 

……違う霊基のネロ皇だったァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!

(ていうか、その格好)エロォォォォォォォォォォォォイッッッッッ!!!!!説明不要!!

 

 

 




〜ひさびさだね!くず男先生のコーナー〜

くず「やあみんな。グルコサミンとってるー?というわけで(?)みんなのくず先生だぜ。
今回はこの人をゲストに進めていこう」
ネロ[ブライド]「待たせたな!我がローマ市民よ!余である!!」
くず「はい、分かりやすい挨拶ありがとう。相変わらずローマはローマだったよ」
ネロ「むふふふ…そんなに褒めるなアラキとやら。照れるではないか。で、ここはなんの部屋だ?」
くず「微塵も褒めてないよ(ポプテ風)ここは些細な質問に答える有難いタ◯ガー道場リスペクトコーナーだよ。バットエンド?知らんな」
ネロ「なるほどな!なんでもいいのか?」
くず「OK!(ズドン)」
ネロ「よし!なぜ急に壁を殴ったかわからんが、余が質問してやろう!!えーと…何やらアラキは超ハイスペックな相棒を持つ凡人系苦労マスターだったらしいが、急なパワーアップはどうなのだ?らしいぞ!(カンペ読み)」
くず「はい見事なまでのカンペありがとう。えーと返すとだな。物語も実際チュートリアル終了までに差し掛かってるし、ここいらで一気に変えていこうという作者の気狂いが起こってな。この小説は一応第1部で終わる予定だし、色々とってつけてみた伏線を回収するためにも必要な処置だった…らしいぞ」
ネロ「うむ!わからんがよくわかった!!」
くず「つまりわかってないんですねわかります。というわけで今回はここまで。物語終了は一応第1部!1.5部なんてやらないゾ!ではではさいならバイバイ」
ネロ「さらばだ!我が愛するローマ市民よ!!バイバーイ」


〜終わり〜


感想指摘待ってます。




▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。