シャドウサーヴァントから始まる人理救済   作:ドリーム

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タイトルから分かる通りそういう回です。

生暖かくご覧ください。



第5特異点 北米神話大戦〜イ・プルーリバス・ウナム〜 名前長ァァァい!!説明不要!!
第五特異点だぜ大佐ぁ…ギャグ「シリアスよ!私は帰って来たァァァァァァ!!!」シリアス「宇宙に帰れ」


 

〜カルデア〜

 

藤丸立香の意識の回復。

これはカルデアの始まってから初の暗黒期を軽く吹き飛ばす出来事であった。

 

職員は泣いて喜び、そして彼一人に苦労をかけていることを再確認し、彼ら自身の職務に再び強く、向き合い始めた。

 

サーヴァントはサーヴァントで、自身のマスターの帰還を信じていた。必ず彼は帰ってくると。

 

 

 

————しかし、彼らは思い出す。カルデアはすでに一人の命を失っているという事実に…

 

 

 

 

 

 

 

「行こう。マシュ」

「———はい!先輩」

 

 

第五特異点———

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

————レイシフト、スタート

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

 

〜????〜

 

…こ…こ…は?

 

重い瞼を開き、周りを見渡す。

自分に意識があることにも驚いたが、一番は今、五体満足。感覚があることだ。

 

腹の穴はどうなったのだろうか?

そして…

 

「…なんで牢屋なんですかねぇ…」

 

強くてニューゲームのリスタート地点は牢屋だった。

 

 

 

 

いや、おかしいってこれ。

 

「ん?」

 

すると、牢屋越しから誰かの足音が聞こえてくる。音的におそらく二人。しばらくすると、暗がりにランタンの光が現れ、俺の入ってる牢屋の前に止まる。

 

「……目が覚めてるぞ」

「……どうする?女王に連絡するか?」

 

二人の丸っこい男は俺の牢屋の前で止まりこちらをみる。あれは完全に養豚場の豚を見るm(ry

…手には大きな槍を携えており、あれで一突きされたら相当痛いだろうな…

あー…ここはいつもの調子で…

 

「…ごほん。女王様に連絡を取ってくれ」

「女王だぁ?寝言言ってんじゃねえよwww」

「ん?何する気だ?」

 

まあそう返すと思ったのでこちらも強硬突破させてもらおう。

牢屋の扉に手をかけ、

 

「ふんっ!!」

 

蹴りで牢屋をこじ開ける。蹴りで牢屋を…ダイバー・ダウn(ry

 

「これで開いた(筋肉論破)」

「な、何してるんだテメェ!」

「(脱獄者が)いたぞぉぉぉぉ!!いたぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「今度余計なことを言うと口を縫い合わすぞ」

「いや、そう言いながら蹴りの構えに入ってるんだが…」

 

問答無用。その槍を活かせぬまま死ぬがよい。

俺は先程牢屋を蹴り破る時より()()()()力を入れ顔面に蹴りを打ち込む。

 

「「タコスッッ!!」」

「テキーラ酒でも持ってきたいところだが…すまん、今手持ちがない」

 

ん?やばい、さっきの「いたぞぉぉぉぉ(ry」のせいでほかのやつらが集まってきた。

逃ぃぃぃぃげるんだよぉぉぉぉ!!

ゲェ!?外への扉しまってるじゃないですかヤダー!

 

「開けこのポンコツがぁ!!開けつってんだよぉ!!」ドカボキャ!!

 

OK!(ドカン)

俺はまだ登り始めたばかりだからよ!この果てしない…脱獄坂を!!(打ち切り風)

 

 

 

 

 

 

 

 

「ひゃー久しぶりの太陽だぁ!!」

 

おい、よく見ろぉ、あれは月だぜ…

明日は狼男のステーキか…

 

なんてアホ考えていると、後ろからやかましいほど足音が響いてくる。

 

…ちょうどいい。

 

「お!(脱獄者が)いたぞぉぉぉぉ!!いたぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

「ろ、牢屋が彼らを襲いました!」

「…目だけが光ってた…」

「じゃあ114514号と810号は牢屋の囚人に殺されたと?」

「オイオイオイ、あいつら死ぬわ。ていうか死んでた」

 

きたねえ数字だなおい。ていうかどんだけいるんだ兵士諸君。戦争愛してるか?クリークしてる?

よろしいならばクリークだ(混乱)

 

「来いよ豚野郎ども!槍なんて捨ててかかってきてくださいお願いしますなんでもします」

「「「「「「「ん?いまなんでもするって…」」」」」」」

「うすうす思ってたけどお前らフランス兵と同列かよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

実験台だぁ!俺と(彼女)は最強だということをなァァァァァァ!!!

 

 

「「「「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉッッ!!!!」」」」」

 

まあ槍捨ててかかってくるわけなく…いや、槍は捨ててくれたけど剣は捨ててくれなかった。

 

 

————以前も言ったが、今の俺はただの人間ではなくなった。

どういうわけか、この体は女神であり怪物である彼女を俺という小さな器に受け入れられたのだ。

 

切りつけられる剣を影の手が弾き飛ばす。そして同時に腹に強烈な蹴りを入れ吹き飛ばす。さすがに数で攻められると嫌なので。

 

まず、彼女の力を象った影。

それから派生したスキル、身体能力(ステータス)

そして…

 

 

 

 

 

「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

「とったァァァァァァ!!!!」

「アイエェェェェェェェ!!!!!!」

 

———魔力充電完了…

 

 

 

 

 

 

 

「“固まれ”」

 

彼女の象徴とも言える()()

魔眼の中でも最高峰に位置する存在。『石化の魔眼(キュベレイ)』。

 

俺と目があった三人の兵士は動きが止まったかとおもうと、完全に石となり地面に倒れる際に粉々になってしまった。

 

「なん…だと…?」

「ウソダドンドコドーン!!!!」

「ナニヤッテンダ!!ブジャケルナ!!」

 

まあ初見じゃわからないだろうし、魔眼はある意味もう1つの魔術回路。俺の貧弱魔力じゃうまく起動できない。なのでこうやっていちいち外部から充電しなければいけない。

本当ならこんなことしなくても起動できるのだが、もともとこの眼は俺の目ではなく彼女のもの。

そこら辺、色々面倒なアレがあるのだ。

 

「ウェェェェェェェェェィィィィイイ!!!!!」

「変な奇声あげながらこっちくんな!!!」

 

迫る刃。影はほかのやつらを相手にしてるため回せない。

 

そんなためか…いつもの癖でその手を刃の前にかざした。

その手には、もうハルペーはないことに気がついたのは、刃手にぶつかる寸前だった。

 

 

 

———あ、やっべ…

 

 

 

 

ガキンッッッ!!!!!

 

 

…どう考えても手と剣がぶつかった音ではない。

おそるおそる目を開けると…そこには、

 

 

 

「お、俺の手…」

 

それは右手だった。あの地で、魔力に飲み込まれ消えていった()()()()()()()だった。

 

 

「う、鱗?」

 

それはまるで魔獣の手、鋭い鱗を小手のようにまとった黄金色に反射する鉤爪だった。

 

 

「…そっか…最後にもう一個プレゼントしてくれていたのか」

 

 

女神の彼女に身に余る力をもらった。

 

 

そして、

 

 

怪物の彼女に動ける程の体をもらった。

 

 

 

 

 

「“この腕は形なき島の女怪の鉤爪”!!」

 

「“この瞳は形なき島の女神の魔眼”!!」

 

 

 

 

「“そして俺は…そのどちらにもなれない半端者!!お前らを蹴散らす、彼女のマスター”!!」

 

 

 

 

 

 

 

それが俺。

 

 

 

「多田野 荒木=サンだ!!覚えとけこのデコ助豚野郎どもぉぉぉぉ!!!!!!」

 

 

俺の令呪が光ってうなる!!!

 

 




くず男!ネタとともに完全復活!!

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