シャドウサーヴァントから始まる人理救済   作:ドリーム

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注意:ジョジョネタ祭りです。


さ・か・た・き・ん・と・き…天国、地獄、大地獄、天国、地獄…はは!こいつ名前占いで大地獄だぜ☆…あ、よく見たら天g

 

その男は…マッチョだった…じゃなくて…

 

「…いやあんた誰だよ。ていうかガタイ良すぎ…自分、リツイートしてもいいっすか?」

「おう!しときなしときな!おっと…誰だって顔してるんで自己紹介させてもらうぜ。俺っちはお節介焼きのバーサーカー!ロンドンの貧民街からあんたらの戦い方がゴールデンすぎだったもんでくっついてきた!」

「いや、顔っていうか聞いてるんだけど…ていうかどこだよロンドンの貧民街」

 

突如上空から現れた謎のマッチョメン…お節介焼き(自称)のバーサーカー。グラサンに金髪おかっぱマッチョメン。身長はゆうに俺を超えてる。

ていうかこれ英霊?なんか俺が見たことのある英霊ってなんか明らかに時代に合ってない格好してるんだけど…英霊未来に生きてんなー…

 

「ふははは!御仁。見たところ君も雷を扱うと見た。いい雷だ、感動的だ…だが無意味だ」

「おう!ありがとよ!そうやって真正面から悪態ついてくるのは俺っち好みだ。雷神の雷が無意味かどうか…ゴォォルデンに確かめさせてやんよ!」

 

互いに言うこと言ったら、急に目の前が真っ白になった。

うん、雷と雷がぶつかるなんて漫画の中だけだと思ったけど、現実でも起こり得るんだな。ヤベェ眩しくて目から涙出てきた…

 

「こいつはクセェ!狂化されてる臭がプンプンするぜェェェ!!こいつは召喚されてからバーサークだ!!」

「いや、あんたもバーサーカーだよね金髪マッチョメン=サン」

「アラキさん。真面目に突っ込んでも意味ないと思いますよ」

 

いや、だって格好からしてツッコミどころ満載ですよ玉藻さん。まあジャージ状態の玉藻さんも似たようなもん…痛い痛い…鏡で殴らないで

 

「我ぁが交流電気は世界一ィィィィィィ!!!!直流なんぞ話にならんのだよ!宝具のパワーを全開だァァァァァァ!!!」

「あんたの宝具ってのは服の上から撫でる程のもんか?2万もしたジーンズは破れちまったがよ」

「どうしてバーサーカーというのはこうも負けず嫌いなのだ?フン!くだらん挑発に乗って…もう少しだけ試してやるか」

「いやお前も今はバーサーク!!」

「アラキさん、落ちついてください!ステイステイ!」

 

いやほんとごめん…こいつらの会話聞いてるだけでツッコミが止まらなくなってしまう…ジャンヌ以上にめんどいぞこいつら「!!?」

いや反応すんなおっぱい()女。

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!」

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!!!!!!」

 

おいコラ!完全にこれ別の漫画じゃねえかオイ!しかもどっちもガタイがそれなりにいいからかなり似合っちまってる!!

横槍入れる気にもなれねえ…

 

「これ今のうちにぐだ男と集合した方がいいのかなぁ…」

「おっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱいおっぱい…(ブツブツ)」

「おい正気に戻れゴリラ。安心しろお前の取り柄はおっぱいだけじゃねえさ」

「ほ、本当ですか?」

「———と、言ったな。すまん。ありゃ嘘だった」

「絶望した!一瞬でもホッとしてそれから絶望した!!ああああんまりだぁぁぁあぁ!!!!!

…あ、でも私の胸が取り柄って思うってことは…私の胸でエロ同人みたいに欲情しt「黙ってろ」ハイ。二度と言いません」

 

しかし、目の前が眩くて辛い。ガタイのいいむさ苦しい男たちが互いの筋肉で語り合って…やりますねぇ!!

 

「アラキさん。顔が今までにないくらい踊ってますよ」

「顔が踊ってるってどういう意味だいタマモさんや」

「えーと顔のパーツが顔から飛び出して…る?そんな感じです?」

「いつから俺の顔は福笑いみたいに分離可能になったんだ」

「冗談です。みこっとジョーク♡」

「あーはいはい。ソーデスネ」

「反応寒い!まるで背中に氷を直接入れられたような感じです!?」

「いや、知らんがな」

 

仕方ない。あのアーチャーはパツキンバーサーカーに任せて俺らは合流を…

 

———ドゴォォォォォン!!!!!!

 

 

 

「…あー…唐突に何?」

「目死んでるよ?」

「気にするなジャック。これはコラテラルダメージに過ぎん」

 

突如俺の目の前の壁が崩れ、奥から現れた数人の人影がこちらを指差しながらビシっと言い放った。

 

「安心するんじゃ、ぐだ男」

「じょ、ジョー◯ターさん…」

「誰が紳士だ」

「いやどっちかっていうと浮気者…「それ以上はいけない」お、そうだな」

 

キメ顔で謎の帽子かぶった渋い状態のぐだ男が現れた。

いや、何お前俺が苦労してロンドン中を這いずり回ってる間にオシャレしてんの?ぶん殴るよ?

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

 

 

 

〜ぐだ男視点〜

 

うう…寒い…あとここに何年…はっ!

 

「いてて…まだ痺れてるや。ん?」

 

地下で僕は倒れていた。魔神柱…いや、魔術師マキリが最後の最後で召喚したバーサーク・アーチャーの開幕宝具ブッパに僕らは気がついたら全員気絶させられていた。

となりを見ると気絶中のみんなが倒れていた。よかった。誰も重症な人間がいなさそうだ。

とりあえずフラフラ立ち上がり、マシュに近づく。

 

「…う…せ、先輩…」

「…ありがとうマシュ。最後の最後でとっさに守ってくれたんだね」

 

僕はそっとマシュの頭を撫でる。ほんのり桜色の髪は触り心地がよく、ずっと撫でたくなる。

 

「せ、せん…ぱい…それはマシュマロじゃないです…あ…ん…」

「聞かなかったことにしよう」

 

色っぽい声出してる後輩をよそに今度はモーさんに近づく。重装備の鎧でも耐えられないとか怖いなぁ…

 

「おーいモーさーん…モーさん?……寝てる場合かァァァァァァ!!!」

「ウルセェ!起きてるわ!!少し鎧にあいつの電気残ってるから痺れてんだよ!!」

「そうなの?あ、なら痺れを取るいい方法があるよ。鎧さえ貫通するこの波紋…コォォォォ…」

「お、おい?む、無理しなくてもいいんだ…ぜ?」

「震えるぞハートォォ!燃え尽きるほどのヒートォォ!!刻むぞ!血液のWRYYYYYYY!!!」

「途中からキャラ変わってんじゃねえか!!

…おい!やめろよ!?それ逆にもっと痺れるから!これ以上は流石に耐えられ「モンキーなんだよモォォォォさぁぁぁぁぁぁんッッッッ!!!」ぎゃああああああああああッッッッッッ!!?!?!??!!!」

 

よし、あまりに気持ちよくて寝転んだ状態で垂直で立ち上がったね。すごいすごい。

 

「ふっっっっっ…ざけんな!!骨の芯まで痺れたわ!脳天にズシッと来たわボケェ!!魔術師ってのはみんなこんな感じなのか…?」

「『サーヴァントは励ます』『特異点は制覇する』。両方やんなきゃいけないのが先輩系マスターの辛いとこだよね。ちなみにこれからあのアーチャーのとこに行くけど…覚悟はいいか?僕はできてる」

「馬鹿野郎!いいか?『覚悟』ってのはな!暗闇の荒野で、進むべき道を切り開くことなんだよ!母上が言ってた!」

「まじでか」

 

ちょっとモーさんのお母さんに会ってみたいわ。親近感湧いて来た…じゃなくて、早くアーチャーを追わなければ…

 

「…そういえばここやたらと帰り道ごちゃごちゃしてるんだよね…どうやって帰ろう…」

「俺の剣で吹っ飛ばそうぜ」

「このド低脳が!!君は魔力の温存をするんだ。ここは僕はひたすら壁をぶん殴る」

「おいおい…そんなの大丈夫か?もし失敗したら…」

「モーさん。失敗というのは…………いいかよく聞けッ! 真の『失敗』とはッ! 開拓の心を忘れ! 困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!」

「お前今日やたらとネタに走るなオイ!?」

「モーさんは今まで言ったネタの回数を覚えているの?」

「いや、ねえけど」

「ガッデム!

…まあ安心してよ。ただの文字稼ぎだ」

「おい」

 

とにかく壁を打ち抜くんだ!WRYYYYYYY!!!強化魔術のパワーを全開だァァァァァァ!!!!!

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

くず男視点

 

「ってことがあったのさ(^ω^)」

「お前は何を言っているんだ」

「まあ、ロードローラーのお陰でここまで来れたんだよ」

「いやこの時代にロードローラーなんてねえだろうが」

「じゃあタンクローリー?」

「大人しく右手で空間でも削ってろこの田吾作が!!」

「あああああんまりだァァァァァァ!!!!」

「あ、そのネタもう私やりました」

「まじか…じゃあ一緒にやろうかジャンヌ」

「はい!」

「おい、邪ンヌ。あのバカ共を止めろ」

「OK!(炎ドバァ!)」

「「緋色の波紋…(スカーレットオーバー)アチィィィィィ!!!」」

 

燃えながらもネタに走る気概…俺は敬意を表する!…って俺までネタに走ってどうすんだ。

俺は頭を振り、再び目の前を向くと、

 

「アラキ!余はずっと会いたかったぞッ!!」

「前向いたら巨乳があった。何を言ってるかわからねえと思うが俺も何が起こったかわからねえ…」

 

ネロ様はぎゅーっと無邪気に抱きついてくるが、胸元にその豊満な胸が当たり…ていうか潰れてエロい。

 

「大事はないか?何か大きな怪我はしておらぬか?余は心配でたまらんのだ」

「そんな根掘り葉掘り聞かなくても大丈夫ですよ」

「うむ…根を掘るというのはわかる。すごいわかる。根は地中にあるからな…だが葉ほりとはどういう意味だ?葉を掘ったら裏側に出てしまうではないか!!」

「あんたもかーい」

 

ネタに走って自分で勝手にイライラし始めて皇帝様はほっといて、そーっとパツキンバーサーカー=さんがどうしてるか見てみる。

 

 

 

 

 

 

 

「あんたの敗因は…たった一つだぜ…たった一つのゴールデンシンプルな答えだ…てめえは俺っちを…怒らせた」

 

ネタに走って終わってたァァァァァァ…!!!

なんだこれ?全然緊張感ねえ!これでいいのか第四特異点!?これでいいのか!?(大事なことなので二回言いました)

 

「まあいいじゃない?いいこと続きってわけじゃないけど」

「いいのかよ…と、とりあえずあのお節介焼きバーサーカーに礼行ってくるよ」

 

俺はさっきからボディービルダー顔負けポージングを決めてるバーサーカーに駆け寄り話しかける。

 

「助かったよバーサーカー。誰だか知らないけど」

「お、そうだったな。俺っちは坂田金時ってんだ。よろしくだぜ大将!」

「おー、よろ…ちょっとまって。坂田?金時?日本人?アイエエエエエ!?日本人?日本人ナンデ!?」

「こまけえことはいいんだよ。大将は今まで食べた米粒の個数を覚えてるかい?」

「一杯単位じゃなくて米粒単位!?覚えてるわけねえだろ!?ていうかまだネタに走んのかよ!もういいじゃねえかちくしょう!」

 

とりあえずムッキムキな体をただひたすらどついた後、一応の仮契約を済ませる。まあもう彼らに出番はないと思うけど…ん?まてよ

 

「なあぐだ男。お前地下で聖杯見たんだよな?」

「え?うん」

「じゃあ回収したんだよな?」

「「「「「「…………」」」」」」

「…?」

「おい、地下組。全員こっち向けよ」

 

ぐだ男は滝のように汗を垂らし目を逸らし、

マシュは盾の中に縮こまる。

エミヤ先輩はどこからともなく出したフライパンやらの調理器具で料理を開始し、

アルトリアさんは何も聞こえなかったかのようにナイフとフォークをカンカンやかましくぶつけ合う。

メディア先生は、エミヤ先輩のフライパンに魔術で火をつけ始め、

邪ンヌはどこからともなく取り出したP◯Pで遊び出す。

ネロはよくわかってないのか俺に抱きついたままだった。

 

「おい、まさか深い地中に俺らももぐらなきゃいけないわけじゃな「当て身!」うッッ(突然の気絶)」

「おっそろしく速い手刀…私じゃなきゃ見逃しちゃうね」

「ジャンヌも黙る?」

「のーせんきゅー」

 

そんな会話を最後に俺は抵抗さえ許されず俺意識は沈んで行った。

 

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

 

 

うう…寒い。あとここに何年…はっ!ここはどこだ!?

 

「あ、おはようくず男。景気付けにワ◯ウポーズいっとく?」

「俺は柱の男たちじゃないぞ。ていうかここどこだ?ていうか今まで何してたんだっけ?」

 

俺は気がついたら金時マッチョメンに背負われていた。うわぁ直だからわかるけどなんて密度の筋肉だ。これはちょっと笑えるぜ。

 

「何って、聖杯を探してるんでしょ?全くくず男は忘れん坊だな〜あはは」

「そうだっけ?なんか忘れてるような…」

「友よ。お目覚めですか?水いります?」

「おお、ジャンヌ。悪いな…うん?顔が青いぞ。体調悪いのか?」

「ハハハ!そんなわけありませんよ友!決してマスターが聖杯回収するのを忘れてたとかそんなんじゃありませんからね!」

「うん、もう半分くらい答えわかった。わありがとう」

「あははは!ジャンヌは面白いな〜………………夜道には気をつけてね☆」

「あ、オワタ(^q^)」

「ご愁傷様だ」

 

 

ジャンヌのご冥福をお祈りしていると、急に広い空間に出た。

薄暗いその空間には確かに聖杯と呼んでもおかしくないほどの魔力が漂っており、背筋が少しゾッとなる。

 

『相変わらずすごい魔力だ…これが聖杯を正しく運用した結果か…』

「あ、ロマン久しぶり。とりあえず帰ったら真っ先にぶん殴るからな」

『酷い!僕は無実だ!!』

「流石に毎回俺だけ逸れるとマジで死ねるんだよ!今回はガチでタマモさんたちがいなかったら死んでたわ!」

『ご、ごめん…でもなぜか毎回レイシフトする瞬間にありえないくらい座標がずれるんだ…うーん、爆発のせいでイかれてしまってるのだろうか…』

「そういうのはダ・ヴィンチちゃんの仕事だろうが!」

『天才だってたまには分からないことがあるのさ』

「お、そうだな。とりあえずダ・ヴィンチ、てめーの体をネタに同人誌描いてやんよ。片手で」

『バッチコイ!逆に考えるんだ。それはある意味美味しい話だと』

「あーこいつそういえばこういうタイプの変態だった」

 

自分の体に自信がありすぎんのも問題だな。まあこれでもモナ=リザだし…うん、それはそれで問題だな。

そしてそれが本人ってことももっと問題だ。

 

「じゃ、聖杯取ってくるか。しかしまたロッククライミングか…冬木でも似たようなことやった気が…」

「まあまあ、聖杯を取れば僕らのこの時代での仕事は終わるし…」

 

 

一応周囲の警戒にサーヴァント達に任せ、俺とぐだ男、マシュちゃんで聖杯の回収に向かう。

相変わらず聖杯というより水晶玉にしか見えないが…

 

「ま、細かいことはほっといて…いただき————」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

———誰もが仕事を終える寸前は油断するだろう。例にもれず俺もそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

『アラキ!避けて!!』

「———は?所長何言って…ゴハッ…え゛?」

 

所長の声が聞こえて、いつもの調子で振り返った。

それと同時に胸に焼けるような痛みが襲いかかる。

焦げる…肉が焦げる匂いが俺の鼻にまとわりつく。口に鉄の味がいっぱいになり、顔を思いっきり下に向けて血を吐き出す。

暑くて、だけど体が寒くて…

 

 

 

視界に黒い靄が走る。

しかしそれはいつもの気を失う際のものではなく、まるで内側から包まれて体の自由が奪われていく感じ。

 

膝から地面に崩れ、空間の天井を見上げる状態に…仰向けに倒れこんだ。

 

「が…ああ…なに…これ…?」

 

胸元に手を当て、広げてみる。そこにはビッチョリと赤い血が付いており、いやでも自分が()()()()()()()ことを分からせる。

 

黒い靄がさらに広がって行く。どうやら視界だけかと思ったら、体全体が覆われているらしい。

 

「お前は死に時を失った」

 

…どこかで聞いたことのあるような声が俺の真上から聞こえてきた。

 

「お前はもっと早く死ぬべきだった」

 

ウルセェ…

 

「もう、()()()()()()()()()()

 

テメエの声…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「なんか…腹たつんだよッッッッ!!!!!!」

 

————ズシュッッ

 

もう靄でなにも見えない。だからその声の持ち主が誰なのかは見えなかった…

 

心臓をもう一回何かに貫かれ、俺は再び膝をついて倒れる。

 

 

 

「え…あ…………くず男…?」

 

 

 

————ああ…くそ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前(ぐだ男)が…そんな弱々しい声出すなよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪い…俺…リタイヤだわ…

 

 

 

 

 

 




感想指摘待ってます。

コーナー?シリアスの後は載せたら気まずいでしょう(白目)

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