シャドウサーヴァントから始まる人理救済   作:ドリーム

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もうじき帝都ですねぇ…漫画探しても手に入らないからどういう話なのかはよく知りませんが、CMにぐだぐだ要素なしのマジシーンが多かったので期待(大)です!!





魔神・沖田総司・オルタナティブ?引かなきゃ…(使命感)
初☆5が沖田さんだったので是非とも引きたいですね。



魔神柱出現!ってあんた誰?「天才だ」アッハイ

 

Pを撃破し、俺たちは再びぐだ男たちとの合流を果たそうとロンドンを走る。

さっきまでホムンクルスと霧が蔓延していた街並みには、もはやその影はなく、しかし…

 

———シュー…

 

———シュー…

 

「…ダース◯ーダー?」

「友よ、どちらかというとラストバタリオンの対紫外線装備かと」

「いや、それはない」

「あなた方の会話が今一番ないです」

「おっきい鉄だぁー…解体できるかな?」

 

代わりにモノアイ輝かせた寸胴鍋が徘徊してた————

 

「あ、アラキさん…」

 

いや、わかるよタマモさん。言いたいことはわかる。

———なんだこの寸胴鍋は。

 

「ロンドンって未来に生きてるんだな…って素直に思うよ」

「アラキさん。私の知識に間違いがなければロンドンには今も昔もあんな寸胴鍋は徘徊してませんよ。間違いなく」

「だよねぇ…」

 

まあ、明らかに未知の相手だし戦わないのが最善だよな。

 

「よし、見つからないように後ろから回ってみんなに合流していく感じで…おk?」

「みこーん(おkの意)ですよアラキさん。あんな白まんじゅう(ホムンクルス)以上に感情の読めない奴なんて相手にしたくありません」

 

よし、そうとなれば、差し足忍び足…

 

ん?

ジャンヌとジャックは?さっきまで後ろでワイワイしてたのに…

…なんかやな感じするなぁ…そんな予感がするから振り向きたくないんだけど…後ろ向いてるタマモ=サンの顔が青ざめてるのが余計にやなんだけど…

振り向かなきゃダメかなぁ…

ダメだよなぁ…

ヤダなぁ…

 

よし、覚悟完了!来やがれクソッタレェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

「キャーーーーーー!!!!!!」

「か、かかって来やがれェェェ!!元聖女の私に勝てるもんかぁ!!」

 

————後ろを向くと大量の寸胴鍋に追い回されてるジャンヌとジャックがいtファッ◯(恐しく速いのディスり。俺でなきゃ(ry)

 

「逃げるぞ馬鹿どもぉ!!」

「スタコラサッサだぜー!!」

「ファッ◯」

「友酷い!でも感じちゃ「黙ってろ」ハイ」

(アラキさんが今までにないレベルの酷い顔してらっしゃる!?)

「すたこらさっさ〜」

 

俺たちはしばらくの間、寸胴鍋たちとの楽し(くな)い楽し(くな)い追いかけっこと洒落込んでいた。

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

 

ギャグ漫画のごとく足に残像ができるほどの走りで逃走しつつ、なんとかぐだ男チームの拠点へと走っていると…

 

「…はあ…ハァ…あれ?」

 

追ってこない…?罠か?

 

「友よ。どうもあのモビ◯スーツども、もう追ってこれないようです」

「知ってるのかジャンヌ!」

「しってるのか!」

「なんですこのノリ…」

 

「奴らはすでに鉄くずとなり、砂になって消えていきました」

「はよ言えよ…ふう…しかし消え方がサーヴァントみたいだな。まさかあんなまんまモビ◯スーツな寸胴鍋が宝具だったのか?持ち主のサーヴァントは反連邦軍の大佐の可能性が微レ存…?」

「奴の名は…シャ「それ以上はいけない」チキショオメェ!!」

「タマモは俺の母になってくれるかもしれない女性だ!」

「え?」

「ジャックさん反応しないでください。悪寒がします。アラキさんはノリにノるときとノらないとき位察してくださってください!」

「お、そうだな」

「わかってませんよね?」

 

はは、なんのことだか…わ→か↑らん↓なぁ→

まあこれで障害物はおそらくなくなった!あとは…

 

「ここです。ここをマスターはしばらく拠点にしてました。友よ」

「ふむ…ちょうど霊脈の上か。ちょうどいい地形だな」

 

薄暗い街並みにそれはひっそりと建っていた。赤いレンガは時代を感じさせるが、今はそんな鑑賞に浸ってる場合ではないと入り口を探しだした。

見つけた入り口から俺は入ろうとするが、入り口のドアにデカデカと紙が貼ってあることに気がつく。

…日本語だし多分ぐだ男だな。っていうかここまで来て未だに通信状況が良くならないのか。カルデア組のサーヴァントと契約してないのがここまで響くとは…

 

「ああ…なんで俺は召喚できねえんだ?(メドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さんメドゥーサ姐さん)」

「召喚すると何か得なの?」

 

ジャックが珍しくいいとこを突いてきた。

 

そう、なぜカルデア組サーヴァントと契約すると困らないのか?

それは、無論戦力の補充にもなるが、一番は契約しているときのパスをカルデアスから検索、こういった逸れた際に電波障害でもない限り通信が即可能なのだ。

 

「まあそんなわけで、カルデア産サーヴァントだと色々便利なのよ」

「あのまるで商品みたいに英霊を言わないでくださいます?」

 

タマモ=サンの手厳しいツッコミに冷や汗を垂らしつつ、俺はジャックの質問に答える。

するとジャックが俺の制服の裾をヒョイヒョイ引っ張る。

 

「どうしたジャック?眠たくなったか?タマモさん、尻尾貸してくれない?」

「自然な流れで私の尻尾を抱き枕代わりにさせようとするんじゃねーですよ」

「…あれ?コント?コントナンデ!?Noooooo!!!友のコントの相方枠取られタァァァァァァァ!!!同じ巨乳枠に!しかもHI☆TO☆ZU☆MA!人外!獣っ子!ファッ◯!!!!」

「ちょ、ちょっとジャンヌさん!?発狂しないでくださいまし!別にコントの相方枠なんてなりたくてなったわけじゃ…」

「それはそれでNTRられたみたいで聖女ショォォォックッッ!!!」

 

「おめえら少し黙れ」

「ハイ」「なんで私まで…」

 

ちょっと後ろの巨乳ズがうるさかったのでカツを入れつつ、俺はジャックの方に顔を向ける。

 

「…わたしたち…役に立ってないのかな?」

 

そういう感じか、まあそれはないって断言できるけど。

 

「それはないぞぉ…パラパラ野郎を倒せたのはジャックの一点突破の宝具あったからだし(令呪で無理矢理女性特効なのに男相手に発動させたけど)、こう霧が俺らの周りにないのもジャックが宝具を解除したおかげだし。そう悲観するな」

「うん…」

 

お父さんっていうのはこういう感じなのかねえ…普通お母さん役にこういうのを担当して欲しいんだが…

 

「あははーあれは大きい…おっぱいかな?いや、違うな。タマモ=サンのおっぱいはもっと…ふわふわしてるもんな」

「ちょっ…!ジャンヌさん!?精神崩壊しながら私の胸…ん…揉ま…あっ…ちょっ…んん!!」

 

あんなウ=ス異本かましてるのがお母さん役ってのはジャックも不憫だな。うん。

 

…そうだそうだ。巨乳ズのことは今どうでもよかった。

えーとぐだ男は何書いたんだ?

 

『地下♡来てプリーズ』

 

間違いなくふざけてるなあのやろう…ん?下にまだ何か…

 

 

 

『ps.

 

 

 

 

 

 

 

 

かゆ…うま…』

 

いや、長いし関係ないし意味不明だし何がしたいんだあのやろう。

ていうか何この空欄?あんぱんずっと書いとけばいいの?ヤマザキ春のパン祭りなの?馬鹿なの?死ぬの?あ、ダメだあいつ無駄に強いから死なないわ。

 

…裏にまだなにか…

 

俺は張り付いてた紙を引き剥がし、ペラっとそれをめくる。そこにもまた見慣れた日本語が書かれており…

 

『裏にたどり着いたビチクソDT野郎へ』

 

開幕からふざけてんのかあのやろう。なんかこれだけ見るともう読む気失せるわ。

読まなきゃダメ?ダメなの?

なんかジャンヌがカンペで『読め』って言ってくるわ。おいこらジャックも便乗するな。

タマモ=サン。ジャンヌの胸揉みしだいといて。

 

「ヤメロ-シニタクナ-イ!シニタクナ-イ!!!」

 

揉まれて死ぬわけねえだろ。えーと…続き続き…

 

『もしこれから強大な敵と遭遇したら場合は、』

 

お、なんかそれっぽいこと書いてあるぞ。裏読んで正解だったか?

 

『敵を画面端に追い込んで波動拳を常に浴びせつつ、相手が上に逃げた瞬間十字キーを→↑Nボタンして一気に顎うちKOしよう』

 

…って、全然関係ない格闘ゲームの攻略法書いてあるゥゥゥゥゥ!!!?

何あいつ!?本当に何がしたいんだ!?これもしかして伏線?何か重要な伏線編み込んでたりするの!?だとしてももう読む気が…またなんか書いてる…

 

『ps.君のことだから伏線とか気にしてるだろうけどこれそういうのは特にないから。暇だったから書いただけだから

ざまぁwwwwww伏線探し乙ですwwwwwワロタwwwwww』

 

よし決めた。あいつ殺す。

 

『NボタンのNは”ナチュラルに彼女いない“のNだよ』

 

知らねえよ。

 

『知っておいて損はないよ。年齢=彼女いない歴の君にぴったりだね!』

 

なんかこいつ手紙で会話してない?怖いんだけど…そして腹立つ…

 

『そんなわけないじゃないかハハハ!』

 

いや絶対してるだろコイツ!!

あいつついに予知能力でも手に入れたのか!?

 

『カンだよ。カン』

 

———グシャッ

 

 

「あ、アラキさん?なんで手紙をそんなくしゃくしゃにしてビリビリに引きちぎってるんですか?」

「え?ああごめんごめん。ちょっと現実を直視できなくてハハハッハハアハハハハハハハハハハハアハッッッッ!!!!」

(一体何が書いてあったんだ…)

 

なんかやだけど俺たちは地下への入り口へ向かうことを決めた。

 

あとジャンヌがビクビク痙攣してた。

(やっぱりテクニックはタマモ=サンの方が上だったか…)

 

 

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

 

 

 

 

 

ぐだ男視点

 

唐突だが僕らはこの特異点の最終ラインに来ていたぁあぁぁぁぁ…

 

「せんぱぁぁぁぁいッッ!!!!」

 

——ドオオォォォォンッッ…!!

 

出現した魔神柱の目からラグなしチートビームが放たれ、爆風で僕はオリンピック高飛び選手もびっくりな大飛行を見せつつ壁にめり込んでいく。うん、痛くはないけど制服が汚れてちょっと腹立つね。

 

「うーん…しかしビームの風圧でここまで飛ぶとは…なかなかできない体験だね。ロボットものだったら『く、今のでメインカメラがやられたッ!!』っていうシーンだと思うけど…ハハハ!」

(((((なんで壁にめり込みながらこんなに嬉々としてるんだろう、うちのマスター…)))))

 

…うん、真面目な話をすると、魔神柱の攻撃は二パターンしかない。

一つはさっきのビーム。ビームと言ってはいるが、実はこの攻撃予備動作が目が光るだけで気づいたら攻撃自体はすでに地面に着弾しており、防ぎようがないのだ。なにせ、目が光ったらすでに吹っ飛ばされてるもんね。

 

「ふん、普通なら全身打撲でもしていてもおかしくない状態だが…お前さては人じゃないな?」

「アハッハ!違うよアンデルセン。僕は人間だよ。間違いなくね」

「知ってる。冗談だ。そら!次がくるぞ!」

「できればアンデルセンにも戦って欲しいなぁ…なんて…」

「お前は馬鹿か?俺はキャスターだぞ?前線で戦うわけないだろ。それに霊基も三流同然だ。一発食らったら木っ端微塵になるのが関の山だろうよ」

「本投げればええやんけ」

「作家に本を投げろとはな!こいつはお笑いだ!!」

 

と、冗談を交えつつ次の弾をリロードする。

さっきの話の続きだが、え?本を投げて戦う作家の話?いや、違うそっちじゃない。

魔神柱の攻撃パターンについてなんだけど…二つ目のパターンは横からのビームによるなぎ払いだ。

これまた防ぎようがない攻撃なのだが、攻撃に転じる際の予備動作が大きい。避けようはあると言うことだ。

 

 

「焼却式…」

 

くる!!

 

 

「全員!飛べ!!!」

 

僕のサーヴァントたちは一斉に上空へかっ飛ぶ!次の瞬間、なぎ払い攻撃が行われ、地下の大空洞はいきなり焼け野原のごとくに燃え盛る。

 

僕はその炎を避けつつ、マシュに駆け寄る。

 

「先輩!ご無事ですか!?」

「うん、無事、ピンピンしてる。早速だけど、攻撃タンク…任せていいかな?」

「…はい!どんな攻撃も、後ろの皆さんにまで通させません!!!」

「よく言った!!」

 

僕はマシュの背後にたち、リロード済みの二丁拳銃を奴の眼光ど真ん中に狙いを定める。

 

———バァンッバァン!!

 

遠慮なく打ち込む。

 

 

「く…うおおおおおおお…なんだこれは…」

 

ダメージとしてはかすり傷にもならないと思うが…十分だろう。注意は一気に惹きつけられる。

 

「マナプリいくつつぎ込んでると思ってるんだい?痛くはないだろうけど痺れるだろう?」

 

奴は咆哮をあげながらその目を光らせる。

ここだな。

 

「全力で防げ!マシュ!!」

「はい!宝具…展開します!!」

 

 

 

マシュを中心に白い壁が出現する。一切汚れのない純白の壁だ。

 

 

 

 

「『ロード…カルデアスッッ!!!!』」

 

凄まじい衝撃が、マシュを襲う。その攻撃を全て彼女が請け負ってるからだ。

苦しそうだ。辛そうだ。そんな君は、敵だけをしっかり見据えてる。

 

「全員、宝具準備」

 

故に、僕も戦える。

 

「そんなに目持ってるなら、ちゃんと周り見ようぜ」

 

 

 

 

 

 

「宝具!解放ッッッッ!!!!!」

 

 

凄まじい衝撃が、地下空洞を襲った。

 

 

 

 

 

 

ー《F/GO》ー

 

 

 

 

 

 

「私は…天才だ」

 

 

戦いは…終わらない。

 

 

 

 





〜教えてくず男せんせーのコーナー〜

くず「そういえばそろそろぐだぐだの季節だな」
マシュ「ぐだぐだ…?とはなんでしょう」
ぐだ「呼んだ?」
くず「呼んだけどそうじゃない。いやね、もうじき本能寺ファイヤーな奴らと、人斬りブシャーな奴らが来るんだよ」
ぐだ「えっとー…織田信長とか明智光秀とか新撰組の誰かのこと?」
マシュ「あ、本で読んだことがあります!確か戦国を生き抜いた武将と、時代の境目を戦い抜いた人たちですよね?」
ぐだ「僕は…やっぱり織田信長さんが気になるなぁ…ハイカラ好きだったり、実は酒に弱かったり…人間五十年とか色々ね。日本人なら一度は生で見たいと思う人物だと思うよ」
アル「ふむふむ…新撰組ですか…この天才剣士と言われてる沖田総司はどのような剣技を持っていたのでしょうか?」
小次「是非とも手合わせ願いたいものよ」
マシュ「なにはともあれ、すごい人物の集まりですね日本は」
くず「そう…だね…」


後日、織田信長と沖田総司にカルデアは遭遇するが、彼ら…いや、()()()を見ていろんな意味で落胆するのはまた別の話。

〜終わり〜








ノッ◯「ま!是非もないよね!!」
お◯た「ゴフォッ…」
くず「帰れ」

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