くず「コマンドー部隊を編成しつつテスト1週間前で死にぞこなっていた。あとガチャ」
はい、主にテストで残りの1割ほどがガチャショックでした(真顔)
皆さんも勉強はちゃんとしましょう(血涙)
あ、ちょっと短いです(土下座)
「私は…そうですね。Pとおよびください」
「P…!?…アイドルをプロデュースするあれか!」
「それは絶対にないです」
戦闘を終え、ジャックを仲間にした俺たちカルデア組はジャンヌの案内を元にぐだ男たちとの合流を果たそうとするが…
「く、しかし幼女の次は怪しさ満点のイケメンか!もうだんだん予知夢が意味をなさなくなったな!」
そんなことをぼやくと、ジャンヌが目を輝かせながらこちらに詰め寄る。
「え?予知夢見れるんですか?ヒャッハー!まるで主人公だゼェ!!」
「おう、さっきまでの聖女モードどこいったんだこの野郎」
「聖女は死んだ。もういない」
「自分で言うか普通!?」
それでいいのかオルレアンの聖女。
「細かいことを気にしてはいけない。イイネ?」
「アッハイ」
「あのう、あちらさん空気読んでずっと髪の毛いじってるのでそろそろ動きません?」
コントしてたら玉藻がジト目で睨んできた。うん、ああいう目は知ってる。呆れてる目だ。
「Pは空気読めるいい人だよ」
「知っているのかジャック!?」
「前の保護者」
「結構辛辣!!」
ジャックはジャックでなんか言葉が淡々としてるし、それ保護者にいう言葉じゃねえだろ。
「いえ、私は彼女をしっかり保護することはできなかった。できたのなら、彼女にここまで人を殺させたりはしないでしょう。私は悪。あなたたちの敵です」
黒い長髪の隙間から覗く瞳が俺を捉える。
なるほど、ああいうタイプか。それが悪だとわかっているけど、自分を曲げない。嫌いじゃないが、苦手なタイプだ。
「で、どうするんだP?俺たちと戦うのか?ぶっちゃけ戦力差考えて俺たちに勝てるとは思えないが」
「そうでもありません。こちらにはあなた方の様な一騎当千はおりませんが、兵力があります」
Pが指を鳴らしと、至る所から巨体な白い巨人たち。ホムンクルスの集団が現れる。
ああ、なんかあいつらの生気のない目苦手だなぁ!!
「さあ、エーテルよ…ここに満ちれ」
あちらさんはどっかで見た魔術礼装…剣?を取り出し、戦闘態勢に入る。
こっちもふざけてらんねえな。状況確認からの…
————指示!!
「玉藻は遠距離で全方位に攻撃!ホムンクルスの一掃に全力出せ!ただし漏れた奴は気にするな!ジャックは玉藻のサポート。玉藻の攻撃から漏れた奴を切れ!ジャンヌはPをヌッコロせ!殺すんじゃないぞ?ヌッコロすんだ!」
「大佐ぁ!違いがわかりません!!」
「この歴史的ヴァカ者がぁ!!要は死なねえ程度にぶっ殺せって意味だろうがJK」
「おk把握」
さすがだジャンヌ!そのテンションこそ、お前のチートじみた性能とゴリラパワーが合わさって最強に見えさせるんだ!
「いやそれで把握できるんですか!?」
なんか玉藻さんが言ってるけど気にしない。これは俺とジャンヌの絆なせるワザマエ!!なのだ!
「解体♪解体♪」
「ああもう!!ここには私しか常識人はいねーんですか!?」
「「もちろんさぁ!」」
「ファッ◯!!」
「タマモもふもふ」
「モフッてないで戦いやがれこの露出魔ロリ!!」
「解体するよ…」
おい、さっきまでと違ってジャックの目が病んでんぞ。
「ちょっ…ストップ!ストッププリーズ!!敵はあっちですよジャックさん!!」
「やっぱり子供ジャージの製作を早めなくちゃあな」
「戦えアホマスター!」
「真なるエーテルを此処に…」
あ、ヤベェあっち本気だ。
「
五色の光が混じり合った直線が、こちらに襲いかかる。
ジャックが敷いた霧さえ吹き飛ばし、ホムンクルスたちがバッタバッタなぎ倒されながらそれはこちらに飛んでくる。
あれがPの宝具。中身は全くわからないが、間違いなく俺は当たったら即死する。
「ジャンヌ!防御!!玉藻のジャックはホムンクルスのことを放って、タイミングで飛び出せ!」
「了解!主よ!我が友を守りたまえ!
ジャンヌが宝具を発動させる。Pの宝具は太く、重い直線攻撃だった。故にガードに回れば防ぎやすい一撃。
しかし…
「問題は魔力か…いくらなんでも多すぎだ」
一向に衰えないPの宝具。
ジャンヌの宝具がPの魔力を打ち消していくが、さらにそこに底なしの魔力砲が襲いかかる。
土、水、火、風、空。この世の“ある”という実数の五つの元素。アベレージ・ワンは、それら五つの元素適正を持つ生まれついての優秀な魔術師のことだ。
あとは、さらに希少な“ない”側の虚数の適性があるが、今はそんなことはどうだっていい。
ソード・オブ・パラケルスス…Pの真名はヴァン・ホーエンハイム・パラケルススか。確か、錬金術師…だったっけ(やっぱりダ・ヴィンチちゃん講座は最強じゃんか)
「随分荒っぽいことをするな。あんた生粋の魔術師だろうに」
「ええそうですね。ですがこの偉業には、こうするべき結果が待っています」
俺の冷や汗ダラダラ発言に、パラケルススは涼しい顔で宝具ぶっぱなしながら受け答えてくる。
「友よ!このままではジリ貧です!何か策を!」
「この…!ホムンクルスが邪魔で、横からは近寄れません!!」
「邪魔…!」
前方は魔力の嵐。左右後ろはホムンクルスの津波。
…詰みじゃないかこれ?
「…ホムンクルスがこんなに面倒だとは思わなかったぜ…」
「この!真っ白おまんじゅう!いい加減やられてくれません!?」
「解体しても砂になっていっちゃう」
みんな言ってること考えてること全く違うが。(ジャックに至ってはベクトルも違う)
あいにく諦めるつもりはない。
この時のために作っておいた新作礼装を試すときだ。
「マナプリ閃光弾!シュゥゥゥゥゥゥゥゥッッッッ!!!!超!エキサイティング!!」
カッッッッッッッ——————!!!!
「く、これは…」
それは一瞬。本当に一秒にもなるかならないかの出来事だった。
パラケルススは閃光による視界封じにより、その宝具の威力を一瞬緩めたのだ。
しかし、なぜたかが閃光弾程度で?
それはあの閃光弾には、視界封じ以外にも特徴がある。
あの閃光弾を作るために使用したマナプリズムの約6割は閃光弾本来の力に回したが、残りの4割ほどは、本当に微弱な魔力酔い効果に回させたのだ。
酔いというのは以外と強烈で、たとえそれがサーヴァントだろうと、その集中力、意識を一瞬とはいえ搔きまわすことが可能なのだ。
まあ何が言いたいのかって言うと———
「令呪一画持ってけ!ジャック!!」
手の甲に宿る令呪の一画が赤くひかり消えて行く。一画に溜め込まれた魔力はジャックに近づき、濃密な黒い霧へと姿を変えて行く。
「———此よりは地獄、私たちは、炎、雨、力。殺戮をここに!!『
巨大な魔力砲を、まるでトンネルをくぐって行く車のように、息つく間もなくジャックのナイフはパラケルススの心臓に突き刺さる。
対象が女性じゃないから令呪で無理やり発動させた。
案外通るもんだな。
———魔力砲による煙が晴れる。
さっきまで都会の人混み並みにいたホムンクルスは主人の敗北とともに全て塵となって消えて行った。
残ったのは心臓をえぐられ、霊基が砕けた状態のパラケルススのみ。
血を吐き、今にも倒れそうな足並みでそんな状況でも彼は立っていた。
俺は彼に近づき、俺からも、奴からも、どちらにとってもいつでも殺せる立ち位置に立った。
「ちょ、アラキさん!?ジャンヌさんいいんですか!?」
「メガネ…いいよね」
「What!?」
長く一緒にいたジャンヌは、俺の行動をわかってくれていたのか。玉藻たちを制してくれた。
…そうだよね?うん、多分そうだな。
「…あんたの負けだP。無理には聞かねえが、一応聞く。黒幕はどこだ?」
「……」
パラケルススは血で汚れたその端麗な顔をこちらに向けながらおし黙る。
「そうか。言わねえならいい。むしろ安心したよ。魔術師は目的のためなら手段を選ばないって言うが、逆を言えば、目的のためになら自分の命がまずい状況でも、目的を邪魔されないようにする奴らだって」
こいつは、言わなければ殺されるであろう瞬間でも、口を割らない。
まさに英霊。魔術師だ。
「あんたはまさしく魔術師だよ。ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス」
するとPは震える唇を動かしながらこちらを見据える。
「———あなたは
————ご武運を」
ザシュッ———
俺はハルペーをパラケルススに突き刺した。
「あばよ、錬金術師」
パラケルススが最後に言った。『
それが一体なんなのか。俺はまだ理解していない。
〜教えてくず男先生のコーナー〜
ぐだ「随分久しぶりだな、マヌケェ」
くず「こ、コマンドーを1000年分見てました…優秀な組合員として…当然です」
ジャ「1000年分…すぐだな」
マシュ「おっしゃってる意味がわかりません」
くず「それじゃあどんどん質問答えようか」
マシュ「今、私たちぐだ男チームはどうしているのでしょうか?」
くず「幼女とお茶会(物理)した後、幼女を連れ帰って今度はヘルタースケルター達をどうにかするためになんやかんやしてる」
エミ「ちょっとまて。原作では連れ帰ってないはずだ」
くず「こっちのぐだ男はなんか知らないがイケメンパワーでなんとか幼女を連れ帰ったんだよ!!」
ロンドン市民「「「なんか知らないけどいつのまにか起きてた」」」
ぐだ「ご都合主義ですか、すごいものですね」
くず「やめて」
マシュ「えーと…今更ですがなんでくず男さん視点が多いんですか?」
くず「文才不足ですね」
マシュ「アッハイ」
〜終わり〜