後半の駆け足も、やっと最終回の設定が出来上がったので舞い上がって勢いで書いてたせいです。
第三特異点は…まあ頑張ります。
どうも…くず男です…なんか久しぶりだなこうやって現実から目をそらすの(遠い目)
え?レフ?ああ鉄くずの中で寝てるよ(真顔)
いや、なんか超合金ボディで出てきたりビーム飛ばしたりして来た時はビビったけど…
〜数時間前〜
ローマ市内
『早く運べぇ!!
『た、隊長!!なんか言われた通り運んでますけどこれ何ですか!?なんかさっきまで静かだったのにカチカチ音が鳴りはじめましたよ!?』
『ナニィ!?ならもっと嘘げ!!
『アイエェェェェ!!一体なにが起こるんです!?』
『つべこべ言わずに投擲台に乗せルルロォ!!間に合わなくなっても知らんゾォ!!』
『全弾設置し終わりました!!』
『発射しろぉぉぉぉ!!』
『発射ぁぁぁ!!!!』
『フハハハハ!!すごいぞかっこいいぞ!やっぱり元祖操縦ロボットには誰も勝て…なんだあれは…なにかが飛んで…』
『ねえくず男…僕これオルレアンで見たことあるんだけどまさか…』
『まあうん。まさか本当に使うとは思ってなかったけど…』
『投擲型時限式爆弾です』
『全員退避ィィィィィィ!!』
『爆発オチなんてサイテー!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドッッッッッ………
〜現在〜
「ってことがあったのさ」
「ってことがあったのさ…じゃないよ!!またこれ!?どんだけ爆弾好きなんだよ!!マシュがさっきから震えて起きないじゃないか!!」
「ああいいアングル…すみませんなんでもないです。だからそのジャッカル下ろしてぐだ男さん!!」
「今度余計なことを言うと口を縫い合わすぞ…」
「最近のぐだ男はキツイや…」
なんてさっきから揺れてるマシュちゃんのマシュマロを見つつ、鉄くずと化したロボットの下からレフを引っ張り出す。
「オラ起きろ!起きろって言ってんだよぉ!!」
「は!!カテジナさん!」
「誰もトチ狂ってお友達になりに来たことはねえよ。聖杯よこせ。そして情報吐いて死ね」
「ちょっとブラックすぎませんかね?「あくしろよ」アッハイ」
念願の聖杯を手に入れたぞヤッター
「殺してでも奪いt「オオン?」なんでもないですハイ」
なんてぼやきつつ俺はレフの首を鷲掴みにしながら問い始める。
「さあ!お前さっき我が王とか言ってたよなぁ?いるんだろ意外な黒幕が…まあお前が本当に『魔神フラウロス』ならなんとなく察せるが…お前自身の口から聞きたい…ん?」
さっきまでのアホヅラはどこへ行ったのか、その歪んだ凶悪な顔をこちらに向け笑いながら話し出す。
「フン…すでに貴様ら人類は終わっている。我が王はすでに《人類を滅ぼしているのだから》》これは過程に過ぎない!!これから起こりうる大偉業の前の過程に過ぎないのだッッ!!ファハハハハハ!!!!!!」
「まあいいか…じゃあな…おつかれ」
俺は対サーヴァントナイフでレフの心臓部を一刺しし、レフはそのあと、笑い狂った顔で消滅した。
「…これから起こる大偉業ね…まあ変わらないか…」
これからなにが起ころうとも、人類がすでに終了していようとも…俺が為すべきことは変わらない。
変わらない。
変わらない。
変わらない。
ー《F/GO》ー
「おーい。聖杯を手に入れたぞー」
「殺してでも「それはもうやった」アッハイ」
これにて本当に第二特異点は修復完了。でもおかしいな。何か忘れてるような忘れて…忘れ…えっと…
「待てい!!余を置いていくなど酷いではないか!ところで先程何やら凄まじい音がなっていた気がするが…」
「ハハハハハ…忘れてませんよネロ様あははは。あとさっきの音はただ肉柱が一つ消し飛んだ音なんで気にしないでください」
「肉柱とかwww卑猥でござるwww」
「お前まじで座に帰すぞ」
「一応小次郎僕のサーヴァントだからやめてぇ…」
「ええい!!そんなござるは後でも良いではないか!!ごほん…」
ネロ皇帝は咳払いをすると俺とぐだ男とマシュちゃんをそばに寄せる。
「よくぞ我がローマを救ってくれた!客将ながら見事な働きである。何か褒美をやろう!何が良い?今の余はとても気分がいい!できることならなんでもするぞ?」
「え?今なんでもするって…」
「死語だよ。それは」
「くず男さん何を言うつもりだったんですか?」
「マシュには分からなくていいことだよ」
「ぐだ男は細かいこと気にするなぁ…まあ以前も説明…多分したけど、俺たちはこの時代の人間ではないですから、お礼は受け取れないんですよ」
「むむ!それでは余はそなたらに何もできんと言うのか!?余はこんなに感謝しておるのだぞ!」
「気持ちだけって奴…ですかね?」
「むぅ…仕方あるまい。そなたらが何も望まぬと言うなら余も無理強いはせぬ。だが!そなたらの功績に余は最大の感謝と薔薇を捧げよう!!」
そう皇帝様が言うといつのまにかここまで来ていたのかローマ兵士たちが薔薇の花びらをかごに詰め込んで、宙に投げていた。
青空に咲く薔薇はとても美しく、その中心でピョンピョンしてるネロ皇帝は大変絵になった。
「あははは…ローマ皇帝に薔薇を捧げられるってすごくない?」
「違いない…もう二度とない経験だな」
「せ、先輩!すごいです!薔薇がいっぱいです!」
「マシュは純白だなァ…」
すると沢山のローマ兵が俺たちの元に殺到する。
「ぐだ男殿!!あの敵を無双していくお姿!私は感服いたしました!これからはあなたを見習って以前申されていた立派な伝説の超ローマ人になろうと思います」
「金髪に髪が逆立ったら合格だよ〜」
「はい!頑張ります!」
いやお前は何を教えてるんだオイ。
ってよく見たら盾持ちの兵士はマシュちゃんの盾技をもう一度見せてほしいと懇願したり、ほかのサーヴァントの元にも兵士が集まっていた。さすがローマ。邪ンヌに燃やされても接近していく様はまさに軍隊アリだ。
それもまたローマってことだろうか。
これもうわかんねえな。
「…お別れだなアラキ。昨晩のげいむとやらは面白いかったぞ!」
「実はあれ三作目で十一作目まであるんですよ」
「そうなのか!ぜひやってみたいぞ!」
「…俺…こんな綺麗で熱狂的な街見るの初めてでした。この時代を救えてよかった…」
「そういえばそなたたちは未来からきたのだろう?余のローマはどうなるのだ?」
俺は彼…じゃないな。彼女の最後を、ローマの最後を知っている。レフ親玉め。嫌なところに特異点を設けたもんだ。
彼女にこのことを話す気は無い。
決して哀れだとか、そう言う同情心が働いたのでない。
「…内緒です。先がわからない物語の方が面白いでしょう?」
「む!そう言われたら引き下がるしかないではないか…」
彼女の物語はまだ続くのだから。
『みんな!レイシフトが始まる!準備してくれ!!』
「おk。それじゃあ皇帝陛下。もし会えたら一緒にゲームをしよう!今度はもっと大人数の」
「うむ!余も楽しみにしておるぞ!………ふふ…それ!!」
———ん?
「礼は無理強いしないと言ったな!あれは嘘だ!」
「いやだからって皇帝陛下のキスは高すぎませんかねぇェェェ!!!?」
俺達はカルデアに帰還した。
第二特異点 永続狂気帝国 セプテム
修復——————完了。
『次回予告だよ!くず男先生のコーナー』
くず「ついにこの時がきたな!!第三特異点!なんだかここでいい感じに俺とメドゥーサの関係が進展!!」
ぐだ「するわけないじゃん妄想乙。だいたい召喚してから寝言はほざきなよ」
くず「仮に召喚したとしても寝言扱いですかそうですか畜生!!!」
マシュ「第三特異点。レイシフトした先にあるのは隔離な海だった!!私たちはそこで一柱の女神をめぐる船乗り達の戦いに巻き込まれる!!」
全員『次回!第三特異点 封鎖終局四海 オケアノス!!お楽しみに!』
オカン「ただし次回は前回同様茶番になる模様」
くず「うん知ってた」
〜終わり〜