シャドウサーヴァントから始まる人理救済   作:ドリーム

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ガーチャ♪ ガーチャ♪出るわけないぞ☆
ガーチャ♪ ガーチャ♪もうやだこんなの☆
ガーチャ♪ ガーチャ♪石を出せい(ジョージボイス)

姫は出ないし、インフェルノも出ねえ!!こうなったらここでインフェルノの真名出して初心者ユーザーいじめてy(pーーーーー)アカウントが…ない!?

おのれ運営!!もっとフリクエを出せい(ジョージ)


ちょっとロマンのことで勘が鋭いくず男くん↓


ローマ!ローマ皇帝陛下バンザァァァァァァァイ!!「なにこれうるさい」「ござるなぁ」

〜ローマ首都〜

 

「見よ!これが余のローマである!!」

「ワースゴーイ」

「くず男。さっきから驚きの連続なのはわかるが、目が死んでいるぞ?この先耐えられるのか?」

「ダイジョウブダイジョウブ。まだライフは残ってる」

「重症でござるなぁ」

 

敵を退け、俺たちはこのローマに案内された。そこまでは良かった。良かったんだよ…

いやね、せっかく自分の住む国に招待してもらって、なおかつ自慢してる人に対してこのテンションは申し訳ないと思っているよ?

でもさ、彼女の名前を聞いた瞬間…俺の中の常識が破壊されたよ…

 

「あ、あのー。ちょっといいですか?」

「む?どうしたのだ?」

 

念のためにもう一度聞く。

 

「何度も申し訳ないんですがー…もう一度お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

「ふっふっふ。余は寛大だ!!良いとも!では改めて聞くがよいッ!!」

 

彼女の名前は…

 

「余は5代目ローマ皇帝!ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスであるッ!!!」

 

………な?彼女こそかのローマ皇帝…暴君として恐れられたネロなんだぜ…?

 

 

 

 

 

 

しかも、女の子なんだぜ?信じられるか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ローマ宮殿内〜

 

『そ、そっかー…レイシフトした矢先にぐだ男君たちとはぐれて、目の前にサーヴァントと人間が戦闘してたのでそれを仲裁。敵サーヴァントは撤退し、助けたローマ軍にローマへ招待され…』

「助けたローマ軍の長、つまり皇帝があのネロ・クラウディウスで…生身でサーヴァントと戦闘を行う身体能力を所持し、そして…そしてッ!!女の子…です…」

『うん。おつかれ。そしてごめん』

「いいんだよロマン…こんなこと誰も普通予想できないから…」

『…ありがとう…』

「ちょっと隅っこでモヤシと会話してないでさっさと皇帝様と交渉してくれる?」

『も、モヤシ!?』

「悪いな邪ンヌ。じゃあロマン。ぐだ男によろしく頼む」

『モヤシ…モヤシかぁ…』

 

通信を遮断する。俺たちとはぐれたぐだ男たちはちょうど召喚サークル設置に適した龍脈の近くにレイシフトしていたのでそれを設置。

そのまま現在ローマへ進行中。もうじき到着する…らしい。

 

「皇帝陛下!報告します!東の門付近にて敵軍を発見」

「なに!?これからこやつらの歓迎の宴を開こうと思っていたのを邪魔するとは!!」

「い、いえ、それが…」

「む?どうしたのだ。申してみよ」

 

報告しに来たローマ兵は困惑した表情を浮かべつつ、報告を続けた。

 

「…それが、門兵が迎撃の体制に入る頃には、すでに敵は壊滅状態で…」

「なんと!!」

 

あ、どうしよう…やりそうなやつ一人心当たりがある…

 

「それは何者だ?」

「謎の武器を両手に持ち、大きな盾を持って戦う女などを引き連れている者らしく、戦いながら『証だ!!再臨のために証をオトスノダ!ギブミィ!!A☆KA☆SIIIIIIIIIIIIIIII!!』などを叫んでおりまして…」

 

おk把握。すぐさま行こう。

 

「む!?どこへ行くのだ!?」

「いえ、知り合いかもしれないので…すみません!!」

 

俺にもYO☆KO☆SE☆証ィィィィィィィィィ!!!!!!

あ、本当。他意はないです(大嘘)

 

 

 

 

 

 

 

 

〜50分後〜

 

俺たちは採集戦を終え、再びローマ宮殿に戻って、ネロ皇帝にそこでの戦果を伝えた。

 

「うむ!!うむうむッ!!大儀であるぞ二人とも!!まさか我がローマ軍が行く前に敵軍を壊滅させるとはな!!余は嬉しい!!確か、リツカとアラキと申したな?」

「はい!普段は僕はぐだ男、彼はくず男って呼ばれてます!

…ねえねえくず男君。ちょっと持ってる証多いね。僕にもくれない?(ボソボソ」

「あははは。当然のことをしたまでですよ〜

…おい。俺のドロップバックから証もってくな。これは俺が自力でもぎ取ったものだ(ボソボソ」

 

このクソやろう。自分が手に入れた証が少ないからってもってくな!!

 

「それで!余とともに敵軍と戦おうというのは本当か?」

「はい。僕たちも目的は同じです。むしろかのローマが味方についてくれるなら僕たちはとても心強い!!

…ハリーハリー!頼むよ兄貴再臨やアルトリア再臨に必要なんだよー(ボソボソ」

「その通りです!お願いします皇帝陛下。どうか俺たちに力を貸してください!!

…おいバカやめろ!これはいつか来るメドゥーサ姉さんのための素材なんだよ!自分で貯めろ(ボソボソ」

 

おい小次郎。その「え〜?本当に来てくれるでござるかぁ?」みたいな顔やめろ。

 

「うむ!余もそなたらが味方なら心強い!そなたらの強さは余自身が見ておる!皆の者聞け!!ここに新たなローマの民が誕生した!共に我らがローマを讃えよ!!」

「「「「「うおおおおぉぉぉぉぉぉッ!!ローマ!!ローマ!!ローマ!!ローマ!!ローマ!!ローマ!!ローマ皇帝陛下バンザァァァァァァァイッッ!!」」」」」

「「「「「「「「「バンザァァァァァァァイッッッ!!!!!!!!」」」」」」」」」

 

「くず男ぉぉぉぉぉぉ!!僕に証を恵んで死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

「くたばれクソッタレぇぇぇぇぇぇぇぇ!!逆に俺がお前の証をむしり取ってやんよぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

そして最強メドゥーサ姉さん伝説の始まりじゃあァァァァァァ!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「エミヤさん。先輩たち…交渉しながら喧嘩してましたね」

「ああ。ちょうど皇帝の見えないところで互いの足を踏みつけながら脇腹をつね合ってたな」

「そして今は盛り上がってローマ兵たちが叫んでる中どさくさまぎれて殴り合ってるでござるな」

「あいつら馬鹿じゃないの?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「グヘェ!!」

「証ィィィィィィッッッッ!!!!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「あ、くず男さんが飛んでいきました」

「見事なアッパーだったな」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ゴフゥ!!」

「な、なんで俺の方に…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「そしてたまたまそこにいたランサーさんにあたりましたね」

「ああ。ランサーが死んだな」

「このひとでなしー♪」

「なんであんたらそんな落ち着いてんの!?そして白いの!!あんた面白がってんじゃないわよ!!染まりすぎでしょ!?」

 

この後外でまた大乱闘した。(ヌッコロされた)

 

 

 

 

 

 

「宴ってすごいんだな。ローマのご飯美味しい…」

「兄貴なんて復活(ガッツ)した瞬間、日頃のストレスから解放されるためか酒をがぶ飲みしてたし…」

「僕たちは僕たちで楽しもうか…マシュのところ行って来るよ。多分ちょっとオロオロしてるだろうし」

「なんだろう…予想できる自分がいる」

 

ぐだ男はそう言って食い物片手にマシュを探しに行った。

 

ぶっちゃけサーヴァントがいない俺にとってこの状況はたとえ、ここが安全だと言ってもまずい状況である。

 

「…こういう場合、逆に人混みの中にいるのはまずいのかもしれない」

 

外に出よう。と言っても、噂のバラの庭園を見せてもらうだけだが。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「……やっぱり打って変わって夜風がいいな。騒がしいのが苦手ってわけじゃないが…」

 

ちょっと久しぶりの一人っきりの時間。少しこのオーダーについて考えてみる。

 

人理が終わり、突然人類の未来は消えたと所長は言ってた。

 

今、2016年の外は、あの汚染された都市、冬木のようになっているんだろう。

 

冬木市は、今は違うが、昔俺とぐだ男が住んでいた街でもある。

荒れ果てた街並みに、不思議と心が痛まなかったのは、考えてみれば変だなと思う。

 

「…うまいなこの肉。多分先輩か」

 

途中から調理に乱入して行ったエミヤ先輩にはさすがとしか言えなかった。

 

そういえば、英霊の先輩は座にいるわけだからここにいても不思議ではないが、2016年の先輩はどうなったのだろう…

 

昔のある魔術儀式に巻き込まれて魔術師になった先輩は、今のお師匠とともにロンドンにいたと言っていたが、最後に連絡したのはいつだっただろうか…

 

今冷静になって考えると、お師匠さんもこのカルデアで爆発に巻き込まれたのだろうか。昔は魔術の魔の字も知らなかったから、そうとは考えなかったけど、英霊の先輩から聞くに、昔やった魔術儀式ではサーヴァントを召喚するものだったらしいし、マスター適性はあっただろうし、先輩曰く、かなりの魔術師としての才能があったそうだ。

 

ということは、もしかしたら今凍結しているコフィンのどれかに彼女がいたりするんだろうか。

 

…やめておこう。考えるもんじゃない。

 

「はー…綺麗な月だなぁ…」

 

「ーーーー何をこんなところでたそがれておるのだ?」

 

突然話しかけら、俺は振り返る。

 

「皇帝陛下…」

「うむ。しかしこんなところで一人しんみりしていては宴の意味がなかろう?」

「すみません。少し考え事を…」

 

解決すべき事件、残された時間は約1年。ロマンは教えてくれなかったが、そのくらい調べたら出てきた。

 

あのモヤシドクターなりの気遣いだろうけど、あれはまるで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だな…

 

「…ふむ」

「?…どうしたんですか?」

 

皇帝が俺の横に移動するとじっと俺の横顔を真剣な眼差しで見つめていた。

なんだ?ぐだ男(イケメン)との差に驚いているのか?これでもフツメンだと自負してるぞ。

 

「そなた…なかなか余好みの美形だな」

「…………はい?」

 

予想外すぎる言葉につい変な声を上げてしまった。

俺が…美形?しかも自分好みの?

 

「うむ!よくみると、ますます余好みだ!!考えてる格好がどこか儚げで、そんでもってその驚いた顔をみるとなんというか心がウズウズするのだ!!」

 

何を 言って いるん だ? この 皇帝 。

 

…ハッ…いかん。俺の脳内が一瞬RPG風に染まっていた。

 

「そなたもしや…常にピンチだな!?」

「いや、そうでもないですよ。これでも運は(召喚時以外)いい方です」

「む?そうなのか…しかし、そなたがピンチになって余に助けを懇願する顔を想像したら…うむ!!よい!良いぞ!!」

 

よし、逃げよう(本能)

この人のそばにいたらまずい(確信)

 

「む?あやつどこへ行った?」

 

俺はそのあと与えられた部屋に入って行った。

 

 




〜教えてくず男先生のコーナー〜

ーこち亀BGMー

ぐだ「じゃ行ってみよー」
くず「何か質問ある人〜」
マシュ「はい。この音楽は?」
くず「テンションが上がりつつ、オチが見えてくる小ネタ専用BGMです」
アル「私の出番は?あ、おかわりを」
くず「ないですね(無慈悲)」
アチャ「いつになったら君のサーヴァントはくるんだい?」
くず「こっちが聞きてえよ五股野郎」
五股「まだそんな不名誉な呼び名が…!!ってなんでさ名札ぁぁぁ!!?」
くず「今日はここまで」
ネロ「次回は余も出るぞ!!ところでアラキはどこだ?」
ぐだ「くず男ならメロンパン買ってくるって言ってコンビニいきました(逃走しただけ)」
ネロ「なるほど!シャイなのだな!愛い奴め」

〜終わり〜

くず「逃げるんダァ…」

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