ーみゆきsideー
みゆき「キュア・・・キャラクター」
星奈ちゃんが言うキュアキャラクター・・・なんだろ?他のみんなとは違ってなんだかやな感じ・・・
星奈「キャラクター!!あんた一体どうやってこの世界に来たの!?この世界はあんた達ジェネラルプリキュアが立ち入れない結界が張ってあったはずなのに」
キャラクター「張ってあった?お前は何をいってるんだ?私はわざわざお前を追うためにはるばる未来からやって来たっていうのに・・・」
星奈「え?」
キャラクター「会いたかったよ・・・“プロトプリキュアNo.111号”」
星奈「!!」ゾクッ
みゆき「どうしたの?星奈ちゃん」
星奈ちゃんが両手を腕に握らせて震えてる・・・なんで
みゆき「星奈ちゃん大丈「近づかないで!!」え?」
星奈「あ・・・あああ・・・」
みゆき「ねえ、あなたは星奈ちゃんのことを知ってるの?プロトプリキュアって何?」
キャラクター「へえ、お前はこの時間のキュアハッピーか・・・いいよ・・・冥土の土産に教えてやる」
No.111って星奈ちゃんの背中に書いてあったあの番号?
キャラクター「こいつはもともと普通の人間だったが、プリキュウス様が復活し、私達ジェネラルプリキュアが他のプリキュア達を引き連れ新たな兵士を作るため5歳から16歳までの子供を連れ去ることにした。そして度重なる実験でほとんどの奴が死んでしまい、この実験は廃止にしようとしたが奴がその実験の成功者として私達の新たなプリキュアになる・・・はずだったが邪魔が入ってしまいそいつは行方をくらましてしまった・・・が」
みゆき「その成功者・・・って・・・まさか」
キャラクター「そう、こいつだよ・・・黒井星奈が後のプリキュアになる予定だった奴だよ」
星奈「・・・・・・」
みゆき「星奈ちゃんが・・・」
キャラクター「それにプリキュアになる為にはそれぞれある感情を捨てなければならない」
みゆき「感情?」
キャラクター「そう、あるいは喜び、悲しみ、怒り、憎しみ、楽しみなどなどをそしてこいつが取った感情は・・・・・・・・・喜び・・・つまり笑顔だ」
みゆき「笑顔?」
私は星奈ちゃんの方を見て、これまで星奈ちゃんが笑った所は一度もなくどうしてなのか気になった。その理由はあのプリキュアに笑顔つまり喜びの感情を抜き取られたからだとわかったとき同時にあのプリキュアに対する怒りが私のなかに膨れ上がった。
みゆき「・・・許さない」
キャラクター「は?」
みゆき「星奈ちゃんの笑顔を奪ったあなたを私は絶対に許さない!」
キャラクター「おいおい、あんたなんか勘違いしてるんじゃないか?」
みゆき「勘違い?」
キャラクター「そもそも私は別の部屋でこいつの感情を抜く様を見ていただけだ・・・・・・そしてこいつの感情を抜き取った帳本人は」
キャラクター「お前だよ・・・星空みゆき」
みゆき「え?」
キャラクター「お前がこの女の笑顔を奪った帳本人なんだよ!」
みゆき「私が・・・星奈ちゃんの・・・そんな・・・嘘だよね!星奈ちゃん!」
ー星奈sideー
星奈「・・・・・・本当よ」
みゆき「え!」
星奈「私は7歳の頃、5歳の妹と一緒にその実験室に行ったの・・・そしてその感情を抜き取ったのが・・・みゆきなの・・・」
みゆき「そんな・・・」
キャラクター「きゃははは♪黒井星奈・・・あんたはあの時大切な家族を失い、今度は妹を失い、次は何を失うんだろうね~」
《チェンジ!ソニックアロー!》
星奈「黙れ!あんた達がこれまでやって来た悪行今ここで止める!!」
私はまだ血が流れる左目で動けない状態だったが私は根性で立ち上がった。
ポコン「星奈!!」
みゆき「無茶だよ星奈ちゃん!?左目を怪我してる状態じゃせ「うるさい!!」!?」
私はみゆきの説得を一喝してすこし深呼吸をした。
星奈「みゆき・・・これはね私の戦いなのよ・・・そして私の選んだ越えてはいけない道・・・それは血を吐きながら続く悲しい運命なのよ・・・」
みゆき「星奈ちゃん・・・」
星奈「はあああ!!」
キャラクター「来い!」
ガキン! バキン! ガキン! バキン! ガキン! バキン!
刃と拳の激しい戦いで私は例え左目に血が出ても私は油断はしない。
星奈「これで決める!!」
〈レモンエナジー!スパーキング!〉
星奈「うおりゃあああああーーーーー!!!!!!」
バシュ!スバ!バシュ!バシュ!スバ!スバ!バシュ!
キャラクター「グッ!」
星奈「まだだ!」
〈レモンエナジースカッシュ!〉
星奈「これで止めだーーー!!!」
バシューーーーーン!!!
ドーーーーーーーーーーーーーーン!!!
星奈「やったか!!」
いややったんだ!!そうでもしなきゃあんなやつに・・・
キャラクター「ふーー」
星奈「!?」
嘘!傷ひとつついていない・・・
キャラクター「もう終わり・・・じゃあ今度は私の番♪」
シュンッ
星奈「なっ!」
キャラクター「ふん!」
バキッ!!
星奈「うわああああああ!!!」
ポコン「星奈!!」
これが私がいた時代のキャラクターの力・・・こんなに強くなっていたなんて
キャラクター「ぶっ飛ばしたんじゃおもしろくないわ最後は派手に決めるわよ!!」
ガシッ!
星奈「え!」
キャラクター「ふん!」
キャラクターは私を掴んで上空まで飛び今度は私を又の方に挟み私の体を掴んだ。これはまさかパイルドライバーの構え!?
キャラクター「お前なんか・・・力を使わんでも意外とチョロいわね」
星奈「な!?」
キャラクター「うおらあああああ!!!!」
星奈「うわああああああ!!!」
ドーーーーーーーーーーーーーーン!!!
キャラクター「口ほどにもないわね」
星奈「がは・・・けほけほ」
キャラクター「まだ息があるの?案外しぶといわね」
星奈「私はまだ・・・こんなところで死ぬわけには行かないのよ!!」
私は一気にジャンプしてキャラクターに殴りかかろうとしたその時!
りほ「お姉ちゃん!やめてよ!」
星奈「りほ!?」
キャラクター「バーーーーカ!!」
ガチッ!!
星奈「あうっ!!」
油断・・・してしまった・・・キャラクターの奴・・・妹の顔に・・・変えるなんて・・・
キャラクター「キュアエナジーを体に宿したくらいで私達ジェネラルプリキュアに勝てるはずないでしょ?」ギリギリギリギリ
星奈「があ・・・ぐ・・・」
こいつに首を絞められて今でも死にそうな感じだ。
キャラクター「じゃあね」グッ!
星奈「がっ!」
私は首をへし折られそうになったその時!
ハッピー「はああ!!」
キャラクター「おっと!」スッ
ガシッ!
ハッピー「星奈ちゃん・・・大丈夫」
星奈「み・・・ゆき・・・」
みゆきは私に向かって笑顔を出した。その顔には何か安心感を感じた。
ハッピー「星奈ちゃん・・・ここからは私に任せて」
星奈「・・・・・・」コクッ
ーみゆきsideー
私はプリキュアに変身して星奈ちゃんを助けることに成功した。
ハッピー「キュアキャラクター・・・これ以上星奈ちゃんにひどいことするなら・・・今度が私が相手になる!」
キャラクター「ふ・・・まさか君が相手をすることになるなんてね・・・」
ハッピー「プリキュア同士の戦いはすこしイヤだけど、星奈ちゃんを傷つけることだったらあなたを絶対にゆるさない!」
キャラクター「絶対にゆるさない・・・か・・・ふふふ、いいのかい、君は人間として生まれたプリキュアであり私は大昔からお前達を監視していたジェネラルプリキュア・・・もう勝負は分かってると思うけどね」
ハッピー「そんなのやってみなくちゃわからないよ!」
キャラクター「フッだったら・・・私の遊びに付き合ってもらうよ・・・」
ハッピー「え?」
キャラクター「プリキュア・・・ジェネラル・・・キャラクターチェンジ!」カッ
突然、キャラクターの体から虹色の光が輝きだし、私は目をつむってたけど光がおさまってそこにいたのは、
ハッピー「え?」
星奈「その姿は・・・」
キャラクター「・・・・・・」
キュアハッピーだった。
ーあかねsideー
うちらは混乱した。あのオーディウムの腰巾着と思わし仮面の5人組、うちらはコイツらの正体を知るまで戦ってきた。戦ってきたんや・・・・・・それが・・・
サニー「なんでや・・・」
5人組の正体が・・・・・・
サニー「元気・・・」
元気「・・・」
ピース「豊島くん・・・」
豊島「・・・・・・」
マーチ「けいた・・・ひな・・・」
けいた「・・・・・・」
ひな「・・・・・・」
ビューティー「お兄様・・・」
淳之介「・・・・・・」
サニー「なんであんたらがおるんや!」
元気「・・・姉ちゃん・・・まさか姉ちゃんがプリキュアやったとはな」
ピース「豊島くんもどうして」
豊島「これは俺たちが選んだ道だ!」
マーチ「けいたもひなもどうして?」
けいた「なお姉・・・あの頃は俺たちのヒーローだと思ってたんだ?でもそうじゃなかった」
マーチ「え?」
ひな「なお姉の力は私達にとって危険な力だったんだよ」
淳之介「れいか・・・」
ビューティー「お兄様・・・なぜ・・・」
淳之介「何故?・・・・・・それはれいかお前が一番よく知ってる筈だよ・・・」
ビューティー「・・・・・・」
サニー「なんでや・・・なんでみんな・・・うちらと敵対しとるん?それになんで・・・あんたらは元の世界でウルフルンらにバッドエンド状態になってるはずやのに」
元気「はあ、ホンマアホやな姉ちゃんは・・・」
サニー「な・・・なんやて!?」
元気「俺らは未来からやってきたんや」
サニー「未来から?」
元気「そや、姉ちゃんらがピエーロを倒したその後の未来にな」
サニー「うちらがピエーロを・・・ということは未来は平和になってるんやな」
元気「なわけあるかアホ・・・」
サニー「な!・・・またアホゆーて」
元気は姉のうちにアホを二回ゆーなんて、何様や
豊島「お前らはこの後、元の世界でピエーロと対峙しそしてピエーロを倒し、俺達の街は平和になると思ってたが・・・それは違った・・・」
ピース「違うって・・・どういうこと豊島くん」
豊島「本当の敵はピエーロじゃないってことさ」
けいた「ピエーロはそもそもこの世界の歪みや憎悪を蓄えていただけだった」
ひな「ピエーロを生み出したのは・・・なお姉達プリキュアだったんだよ」
マーチ「え?」
けいた「本当に世界を救いたいなら・・・この世界から全てのプリキュアの力を捨てなきゃならないんだ!」
マーチ「けいた・・・ひな何いってるの?」
淳之介「それにこれまでこの世界から邪悪な存在が現れ続けているのはプリキュアの王、プリキュウスが復活しようとする兆しでありプリキュウスの娘がプリキュアとして覚醒してしまったからなんだ・・・」
ビューティー「プリキュアの王?」
ピース「何なんです?プリキュウスって?」
元気「プリキュウスは大昔に多くの悪さをやらかした極悪な奴やそして、ピエーロや他の悪もんを生み出したと同じく・・・」
豊島「プリキュアを生み出した帳本人なんだ」
サニー「なんやねん!それそのプリキュウスっちゅー奴がピエーロや他の悪もんを生み出した奴で同時にプリキュアを生み出した帳本人やて!なんやねんそれ?何いってるのかさっぱりわからん!」
マーチ「そうだよ!プリキュウスだがなんだか知らないけど、まさかオーディウムに騙されているんじゃ」
ひな「騙されてないよ・・・なお姉」
けいた「それに不思議だとは思わなかったか?」
マーチ「え?」
けいた「どうしてこの世界に・・・邪悪な存在が現れたのか?・・・そしてなんでありとあらゆる街にプリキュアが誕生したのか・・・」
4人「・・・・・・・・・」
けいた「全てプリキュウスのシナリオ通りに動かされてたんだよ」
サニー「え」
ピース「え」
マーチ「え」
ビューティー「え」
元気「プリキュウスは大昔、自分は死ぬかもしれないということに不満をだいとったらしいけどあるジェネラルプリキュアの提案でプリキュウスを復活させられるかもしれんということがわかったらしいや」
元気「死ぬ間際にプリキュウスの娘を出産し、この世を去ったプリキュウスは冥王星で永い眠りについたんや。キュアアンジェがプリキュウスの一部であるキュアエナジーを妖精達がいる国に配り、妖精を守る自称伝説のヒーロープリキュアの誕生やった。そしてジェネラルプリキュアはプリキュウスの一部である闇の力を邪悪な存在に変わりプリキュアと邪悪な存在の戦いが始まったんやほんで浄化した敵はエネルギーに変わりそれをジェネラルプリキュアが回収し続けてきたんや」
元気の話を聞いたうちらは何かとんでもないことをしてしまったと感じた。
サニー「なんやねん・・・それ・・・じゃあうちらがこれまで戦ったアカンベーも浄化したエネルギーが」
元気「ジェネラルプリキュアに回収してきたってことやろ」
サニー「そ・・・そんな・・・」
ピース「サニー!」
元気「これで、わかったやろお前らの戦いがいかに踊らされていたことを」
淳之介「れいか・・・これでわかっただろ例え元の世界でピエーロを復活して暴れだしたとしても勝っても負けても君たちに未来はプリキュウスに握られてしまったんだ」
サニー「・・・・・・」
ピース「・・・・・・」
マーチ「・・・・・・」
ビューティー「・・・・・・」
淳之介「れいか今からでも遅くはない・・・その力を棄てるんだ」
ビューティー「・・・・・・・・・・・・・・・いやです・・・」
淳之介「・・・・・・え?」
ビューティー「いやです。私達にはまだやらなければならないことがあります。申し訳ありませんがお兄様の忠告は有り難いです・・・でも私達には友達がキャンディが待ってるのです。」
ピクッ
ピース「そうだよ!今ここでプリキュアの力を棄てたらキャンディが助けられなくなっちゃう」
ピクッ
マーチ「友達を頬って置いて力を棄てるなんて私には出来ない!」
ピクッ
そうや! あっちの・・・元の世界で・・・キャンディがうちらを待っている!
サニー「元気・・・あんたの忠告は有り難いけど、悪いがことわるで・・・友達が・・・キャンディの待ってるんや!!」
元気「姉ちゃん・・・・・・・・・わかった・・・姉ちゃんがそう言うんなら・・・俺は容赦せえへん・・・俺の帝具、炎球“プロメテウス”で姉ちゃんを止める!」
サニー「来いや!元気!!姉ちゃんを怒らすとどうなるかその体で教えたる!!」
豊島「黄瀬・・・いいのかこの先・・・ピエーロを倒したらもうどーにもならないぞ」
ピース「それでも・・・私はキャンディを助ける・・・例え悲しいことでも私は戦う!」
豊島「そうか・・・じゃあ、俺も全力でお前を食い止める!俺の帝具!雷矛!“トニトルス”でな」
けいた「なお姉・・・本当にいいの家族のことをないがしろにして」
マーチ「ないがしらろになんてしないよ」
けいた「え?」
マーチ「私は友達を助けに行くだけ・・・友達だって家族のようなもんじゃない!」
ひな「なお姉・・・」
マーチ「だから二人ともそこを退いて!」
けいた「それは・・・」
ひな「出来ない!」
淳之介「れいか・・・それがお前の進むべき道なんだね」
ビューティー「はい、お兄様・・・私の道はとても深く険しい道かもしれません・・・ですが、私達を待っているキャンディを今ここで見過ごすわけにはいかないのです!!」
淳之介「そうか、ならばここから先はこの僕を倒して見せろ!!」
ビューティー「ふっ」
キャンディを助けるため奮闘する5人のプリキュア、そしてピエーロが倒された未来・・・一体どうなるのか?
待て!31.5話
プリキュアアラモード最終回を見て
星奈「Hugっとプリキュアのキュアエールか・・・」
ポコン「赤ン坊抱いてら・・・もしかして次のプリキュアってお母さんみたいな話か」
星奈「・・・・・・プリキュアアラモードで数年後の未来か・・・本当にそういうのがあったらね」