プリキュアを憎む者   作:匠 良心

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2話です。他作品アイテムが出てきます。そして黒い少女の目的とは


2話 オーディウム ー憎しみー

 ハッピーside

 

私達は呆然した。ウルフルンのアカンベェを浄化し、デコルが手に入ると思っていたのに、地面に落ちたデコルをキャンディが回収しようとした時、紫のビーム弾に弾かれて、空中に舞ったデコルは黒い仮面と黒装束を纏った少女にとられた。

 

 

ハッピー「あなた・・・一体?」

 

私は彼女に返してと尋ねたかったけど、その子はデコルを右手で覆いつくした瞬間、

 

?「ふん!!」

 

 

 バキィィン!!

 

 

ハッピー「!?」

 

サニー「!!?」

 

ピース「!?」

 

マーチ「!!?」

 

ビューティー「!?」

 

その子は凄まじい握力でデコルを破壊してしまった。

 

ピース「デ・・・デコルが・・・」

 

キャンディ「壊れちゃったクル~~」

 

ピースは戸惑い、キャンディはデコルを破壊されて涙を流してしまった。

 

サニー「おい!! コラッ!! なにすんねん!!お前!!?」

 

マーチ「そのデコルはキャンディにとって大事なものだったんだぞ!!?」

 

サニーとマーチは激昂して黒い少女に怒鳴り付けたが、その子は何もなかったかのように立ち去ろうとしました。

 

サニー「シカトすんなやああああ!!!!」

 

マーチ「その曲がった根性叩き直してやるうう!!!!」

 

サニーとマーチは怒りのままに黒い少女に向かって、サニーはパンチ、マーチは強烈なかかと落としで攻撃したけど、

 

 バシッ バシッ

 

サニー「うわああッ!!?」

 

マーチ「うわあ!?」

 

ピース「サニー!? マーチ!?」

 

 

ハッピー「えっ 何? どうなってるの?」

 

ビューティー「わかりませんが、彼女はおそらく私達の目では見えない速さでサニーとマーチを一瞬で攻撃したのでしょう」

 

ビューティーの分析で私は呆然とした。そして、彼女は今度は、標的は私達に向けた。

 

?「ふっ!」

 

彼女はひとッ跳びで私、ピース、ビューティーのほうに襲いかかった。

 

ビューティー「ここは戦うしかありません! ハッピー ピース 来ますよ!?」

 

私達は戦闘体勢に構えた。

 

?「はっ ふっ!」

 

少女はパンチとキックで攻撃したが私達はすかさず避けて、私とピースでダブルパンチを攻撃しようとしたが・・・

 

バシッ!!

 

二人「えっ?」

 

私とピースは驚いた。ダブルパンチを彼女は受け止めたのだが・・一番驚いたのは彼女の両腕が鉛のように変わっていたのだった。

 

?「武装色の覇気」

 

 ブンッ!!

 

二人「きゃああああ!!!」

 

ビューティー「ハッピー! ピース! よくも!・・・」

 

ビューティーは氷の剣を作り出し、少女の方に迫る、だけど・・・・

 

?「剣か・・・・ならこれね」

 

少女は謎のカードを取り出し、スマートフォンのような機械を出し、それを画面のほうに装着した。

 

《チェンジ! スペシウムソード》

 

シュンッ

 

パシッ

 

?「これで対等ね?」

 

ハッピー「え!?」

 

ピース「スマホの画面の中から剣が・・・・」

 

ビューティー「はああああっ!!!」

 

ビューティーと少女は剣と剣の勝負に出た。最初はビューティーの方が少女を押していると思って私達は勝てると思い込んでいた。

 

 

・・・・だが

 

キン! キン!キン! キン! キン!

 

ビューティー「はあ はあ はあ はあ 」

 

ビューティーは前のアカンベェの戦いで必殺技を出してしまったつかれがまだ残っていた。

 

?「あら?もう終わり? それじゃ・・・さっさと終わりにしてあげるわ」

 

少女はビューティーの方から少し距離を遠ざかり、剣を頭上に掲げ、

 

?「ふぅぅぅっん!!!」

 

ドカァァァーーーーーン

 

ビューティー「きゃああああ!!!」

 

ドサッ

 

ハッピー「ビューティー!?」

 

剣の強力な衝撃波によってビューティーは吹っ飛ばされ、私とキャンディ以外の仲間がやられ、少女は私の方に剣を突き出した。

 

?「キュアハッピー・・・・私に向かって必殺技を出してきなさい」

 

ハッピー「えっ?」

 

?「私の活動時間もそろそろ切れるわ・・・・だから最後にあなたの必殺技を受け止めてあげるわ」

 

少女の質問に私は何か迷った、私達プリキュアはバッドエンド王国からこの世界とキャンディの故郷、メルヘンランドを救うための力・・・今 目の前の少女に必殺技を撃てという願いに悩んでしまっている時に少女は私に向かって挑発した。

 

?「どうしたの?まさか、この力はこの世界とメルヘンランドを救うための力なのっていうんじゃないでしょうね?」

 

ハッピー「ど どうして それを!?」

 

?「あんた達のことなんてだいたいは検討がつくのよ」

 

ハッピー「あなた・・・・一体何者? もしかして バッドエンド王国の・・・・」

 

?「バッドエンド王国の者でもなければ、メルヘンランドの住人でもない」

 

ハッピー「えっ!?」

 

?「私は人類の味方よ」

 

ハッピー「あなた・・・・一体何者?」

 

?「私はオーディウム 全てのプリキュアを憎み、全てのプリキュアを殺す者」

 

ハッピー「全ての・・・プリキュアを・・・・・殺す・・・?」

 

私は心の中で絶望した。今、目の前にいる少女が私達プリキュアを殺そうする者がいたことを・・・・

 

ハッピー「なんで?・・・どうして私達プリキュアを憎むの?」

 

オーディウム「あんた達は人類にとって危険な存在だからよ」

 

ハッピー「危険? ち 違うよ!プリキュアは世界を守る伝説の戦士だよ ヒーローなんだよ!」

 

キャンディ「そうクル お兄ちゃんもいってたクル プリキュアはかつてキャンディ達の故郷 メルヘンランドを救った伝説の戦士だっていってたクル!」

 

私とキャンディはオーディウムに反論したが・・・彼女は溜め息を吐いて答えた。

 

オーディウム「はあ やっぱりあんた達もそんな大ボラを信じていたのね?」

 

ハッピー「大ボラ?」

 

オーディウム「あんた達プリキュアは最初から奴の「プリキュア!ピースサンダー!!」

 

オーディウムが話を進めていく中、頭上から黄色い稲妻がオーディウムに炸裂した。私はその黄色い稲妻に見覚えがあった。

 

ハッピー「ピース!」

 

ピース「ハッピー!今だよ 早く止めを!!」

 

オーディウム「これだから・・・・プリキュアは憎いんだ!!!」

 

オーディウムは上着の懐からもう一枚カードを取り出し、スマートフォンの画面に装着した。

 

《ネクストチェンジ! フリーガーハマー!》

 

オーディウムは今度は巨大なロケット砲を出現させ、その代わり彼女の持っていた剣は消えた。そして、それをピースの方に向けた。

 

オーディウム「死ね!!」

 

バシュッ! バシュッ! バシュッ!

 

9発放ったロケットがピースの方に迫った。

 

ピース「きゃああああああ!!!!」

 

ドカンッ ドカンッ ドカンッ ドカンッ ドカン、

 

ハッピー「ピーーーーーーーースーーーーーーー!!!!」

 

ロケットの攻撃に耐えられなかったピースがまっ逆さまに落ちて行く。

 

オーディウム「あんな電撃で私を倒せるわけないでしょ!・・・・でも マッサージぐらいになったけどね・・っん?」

 

オーディウムはハッピーの方を見るとハッピーは仲間のピースを傷つけた怒りで必殺技の体勢に入った。

 

ハッピー「よくも・・・・ピースを・・・・あなたは・・・・あなただけは・・・・・・絶対に許さないーーーーーーー!!!!」

 

それに反応したのかハッピーの腰に着いてるスマイルパクトに着いてるデコルが反応をしめしオーディウムに向かって必殺技を放った。

 

ハッピー「プリキュア!!!ハッピー・・・シャワーーーーーーーー!!!!」

 

これまで放ったハッピーの必殺技の中でも強力な必殺技がオーディウムに迫る。

 

オーディウム「ふんっ!!」

 

オーディウムは逃げずにガードの体勢に入り、ハッピーの放った強力な必殺技に耐えようとした。

 

オーディウム「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

 

 

ボカァァァァーーーーーーーーーーーン!!!

 

 

 

 

 

 

 

マーチ「サニー 大丈夫?」

 

サニー「マーチ すまんな」

 

サニーとマーチを肩を組んでハッピー達のいる方向に向かった。

 

ピース「みゆきちゃん・・・ハッピーは!?」

 

ビューティー「決着はついたのでしょうか?」

 

4人はハッピーとオーディウムが戦った場所に駆け寄り、あたりを見回した結果

 

ハッピー「ふえっ みんな」

 

4人「ハッピーーー!!」

 

4人はハッピーの無事を喜び、駆け寄った。

 

ピース「ハッピーー 無事でよがっだよ~~~」

 

マーチ「ピース 泣きすぎだってば」

 

マーチはピースの泣き虫を見て少し泣きながら笑った。

 

ビューティー「あの人は?」

 

ビューティーはオーディウムの方を探す。

 

サニー「へっあの罰当たりはハッピーの必殺技で吹っ飛んだやろ?」

 

サニーは高笑いでハッピーの必殺技でオーディウムを倒した・・・・・のはずだった

 

オーディウム「なるほど それがあんたの最大の必殺技ってことね」

 

ピース「えっ?」

 

マーチ「まさか」

 

サニー「嘘やろ」

 

ハッピー「そんな!?」

 

ビューティー「・・・・・・・・・・・」

 

オーディウム「まあ これはただの挨拶がわりって奴ね 時間もそろそろ切れるし、今日は引き上げるわ!」

 

シュンッ

 

オーディウムは黒い幕に包まれながら消えた。

 

ピース「消えちゃった」

 

サニー「負け惜しみやろ」

 

マーチ「まあ 次来たら返り討ちするけどね」

 

ビューティー(いまの声・・・・どこかで・・・)

 

ハッピー「オーディウム・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー放課後ー

 

 

 

キーン コーン カーン コーン キーン コーン カーン コーン

 

放課後のチャイムがなり響き、星奈は帰る準備をしていた。

 

星奈(くそ・・・・動いただけでも傷にさわるわね・・・帰ってはやく治療を施さなきゃあ・・・)

 

星奈は急いで帰る準備を済まそうとしていた矢先に

 

みゆき「あっ黒井さん」

 

教室のドアからみゆきが除きに来た。

 

星奈「キュアはっじゃなかった! 星空さん!?」

 

みゆき「黒井さん 帰るの? じゃあ私と一緒に帰ろうよ」

 

星奈(まじかよ!?)

 

 

 

 

 

星奈side

 

星奈「星空さんって部活とか入らないの? 他の4人は部活に入ってるようだけど」

 

みゆき「うーーん 私に合う部活いろいろ探したんだけどどれもなくて、えへへ」

 

えへへじゃねーだろ!!こいつ一体どこまで頭の中がお花畑だよ!

 

星奈「そういえば・・・星空さん・・・あなたって好きな本ってある?」

 

私は少しまじめな質問をした。

 

みゆき「好きな本? うん あるよ 例えばシンデレラでしょピーターパンでしょ桃太郎に金太郎に浦島太郎!!!そして私の夢はシンデレラのようなお姫様そして好きな人はピーターパン!だよ」

 

星奈「へえーー(なんかはかねー夢だなー)」

 

私は心の中で星空みゆきを哀れむように見た。

 

星奈「星空さんってさ どうして、そうまでして絵本が好きなの?私達のような年の子にはもう卒業していると思うんだけど?」

 

 

みゆき「確かに、ほかのみんなからは少し変だってからかわれるけど、絵本は私にとって笑顔を運んでくれるものだって信じているから」

 

星奈「笑顔・・・・」

 

 

・・・お姉ちゃんの笑顔があれば、りほ元気いっっぱいだよ・・・

 

 

私は思い返した。かつて妹が私にいったあのうれしい言葉・・・・・・・だが・・・

 

 

 

・・・・・・・・・あなたの笑顔・・・もらうね・・・

 

 

ズキッ

 

星奈「くだらん」

 

みゆき「えっ」

 

星奈「あなた・・・シンデレラやピーターパンがこの世に誕生したときその物語の結末がどうなってるのか知ってる?」

 

みゆき「へっハッピー・・・エンド・・・・じゃないの?」

 

星奈「ちがうわ! シンデレラもピーターパンは元から・・・・・・・・・・・・悪役よ」

 

みゆき「えっなんで シンデレラもピーターパンは悪役じゃないよ! シンデレラもピーターパンも「星空さん!!!」

 

星空みゆきが最後まで反論しようとしたが、私は容赦なくこう答えた。

 

 

 

星奈「みゆきさん これだけは覚えておくことね。表もあれば必ず裏もある。この言葉を覚えておきなさい」

 

みゆき「黒井・・・・・さん?・・・・」

 

 

私はもう逃げない!逃げられない!私はもう地獄と怒りというなの境界線をこえてんのよ あんた達を全てぶちのめすために・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?「はあ まさかガーディアンがこの町にも来たとか少し勘弁してほしいわ・・・・しかもあの黒いお嬢ちゃん、私達と同等の力を持っていた気がするわね。なんなのかしらね・・・・・・・・・・・・・・・まあ いいわ 邪魔な存在だったら消せばいい話だし、我が長 プリキュウス様のために・・・・・・・うふふふふ・・・・・」

 

その女は手には三枚のカードを持ち、不気味に笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次は設定集です。オリキャラ達の設定は他作品キャラをモチーフしています。

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