ピッ ピッ ピッ ピッ ピッ
私は部屋のコンピュータールームであるところを調べていた。そこは・・・・・
ポップ「皆の衆・・・・・実は折り入って話があるのでござるが」
れいか「どうなされたのですか?ポップ」
ふしぎ図書館で二人の妖精と5人の少女スマイルプリキュアのメンバーがなにやら話していた。
ポップ「拙者がお主たちの情報を元に色々と調べた結果」
みゆき「もしかしてわかったの!?」
あかね「そのジェネラルプリキュアっちゅー悪い奴のことが」
やよい「わかったの?」
なお「どうなの?ポップ」
5人がポップに詰め寄り、ポップが出た答えは・・・
ポップ「残念ながら・・・メルヘンランド中の本を調べてもジェネラルプリキュアに関する記録はどこにもなかったでござる」
みゆき「そんな・・・」
ポップの言葉に星空みゆきは愕然とし、日野あかね以外の3人も愕然とした。
あかね「なあ、みゆき・・・あんたアイツに嘘を吹き込んだんとちゃうんか?」
みゆき「え?」
日野あかねの言葉に4人は動揺した。
あかね「みんな忘れてないやろな・・・あいつはオーディウムは全てのプリキュアを憎み、殺す奴やって・・・要するにあいつは先輩プリキュア達、あるいは後輩も狙っとるっちゅうことやろ?」
なお「確かにアイツはそう言ってたね」
やよい「でもオーディウムの家族はプリキュアに殺されたって・・・・・」
バタンッ!!
みゆき「!?」
やよい「!?」
なお「!?」
れいか「!?」
キャンディ「!?」
ポップ「!?」
黄瀬やよいが喋ってる途中に日野あかねはテーブルを強く叩いた。
あかね「そこや!?そこ!なんでプリキュアが人殺しするんや?ありえへんやろ!?プリキュアはキャンディ達の故郷メルヘンランドを救った英雄、伝説の戦士やろ?それなのにアイツはうちらを悪者呼ばわりした挙げ句、デコルまで壊しよって、アイツのいう家族をプリキュアに殺されたっちゅうこと事態怪しいんや!?」
日野あかねの言葉に4人と2匹は黙ってしまった。
やよい「で・・・でも本当はそんなに悪い人じゃないのか「やよい!!」ひっ!」
恐る恐るあかねに質問をしようとした黄瀬やよいに日野あかねは怒鳴った。
あかね「そもそも自分の口から人類の味方とほざくような奴をうちは信用ならへん!!このままだとうちらがバッドエンドの戦ってる最中にアイツは先輩やら後輩らを殺しにくるかもしれへん?」
みゆき「!!っ」
あかね「せやから、バッドエンド王国より先にオーディウムをどう「あかねちゃん・・・」るかかんが「あかねちゃん・・・」なんや!みゆきうっさい」
パチーーーーンッ
やよい「!っ」
なお「!?」
れいか「!?」
キャンディ「!」
ポップ「みゆき・・・・・殿?」
日野あかねが反論してる時・・・・星空みゆきは日野あかねの頬を叩いた。
あかね「何すんねん!?みゆ「あかねちゃん!!!」
キャンディ「みゆき・・・・・」
みゆき「私達・・・プリキュアが「殺す」とかそんな怖いこと・・・・・いわないでよ」
あかね「み・・・みゆき」
星空みゆきは涙を流していた。プリキュアにとって一番言ってはいけないことを日野あかねは言ってしまったのだ。
れいか「みゆきさんのいう通りです。あかねさん」
あかね「れいか・・・・」
れいか「私達プリキュアはバッドエンド王国と戦うとき殺そうとしたことはありますか?ちがうでしょ?私達は"救うため"に戦っているんです。」
なお「れいか」
れいか「私も彼女には少し気がかりがあります。ですが、私達プリキュアがここで仲間割れしてしまってはオーディウムどころかバッドエンド王国でさえも勝てる見込みはありませんよ?」
あかね「・・・・・・・・ごめん、みゆき・・・うち言いすぎたわ・・・ホンマにゴメン!」
みゆき「あかねちゃん・・・・・いいよ・・・それに私もあかねちゃんをぶったりしてご免なさい」
星空みゆきと日野あかねはお互い抱き合い、それをみていたキャンディとポップの顔に笑顔が出た。
ポップ「メルヘンランド中の本を調べてもジェネラルプリキュアに関する記録はどこにもなかったでござる・・・だが本の中にこの紙切れがあったのでござる」
みゆき「紙切れ?」
なお「かなり古い物だけど何て書いてあるの?」
キャンディ「お兄ちゃん」
ポップ「うむ、紙切れに書かれているのは誰かが書いたかは分からないとされている本・・・"プリキュアの書"でござる」
一同『プリキュアの書?』
れいか「それは一体どういうものなのですか?」
ポップ「うむ・・・・・その本にはありとあらゆるプリキュア達のことが書かれているらしいのでござるがこの紙切れの最後の文章のほうに"大樹から離れた場所に"にあると書かれているのでござる」
なお「大樹から離れた場所・・・」
やよい「どこなんだろう?」
あかね「町には大樹とかそんな大きい木なんて見当たらへんからなあ」
れいか「・・・・・」
みゆき「大樹から離れた場所・・・ってどこにあるんだろう?」
ピッ
私はモニターを消し、私はプリキュアと妖精達の会話の中から出てきたプリキュアの書について考えた。
星奈(大樹から離れた場所にある・・・・・大樹から・・・・・・・・)
プリキュアの書は大樹から離れた場所にあることだ私はもう一回モニターでプリキュア達の会話を聞こうとしたときある場所に気がついた。
星奈(大樹・・・・・まさか!?)
プルルルル! プルルルル! プルルルル!
星奈(電話・・・)
私はワールドフォンを取りだし、画面の方をみるとそこにはある人物からの電話だった。
星奈「ミスト・・・・・」
それはDWDの総司令官からの電話である。
星奈「はい!こちら黒井星奈」
ミスト〈星奈・・・・・今君のいる町になにかプリキュアに関する手がかりはなかったか?〉
星奈「はい・・・今のところある場所にプリキュアの書と呼ばれる本があるということがわかりました。」
ミスト〈そうか〉
私との会話に総司令のミストは安心したかのように声を発した。
ミスト〈実は各町を担当している君たちガーディアンに新たな新人をそこに派遣しようと思っている〉
星奈「新人・・・ですか?」
ミスト〈ああ、君のいる町には5人の新人をそこに送り込む以上だ・・・・・引き続き調査を続行しろ〉
星奈「5人ですか?・・・・・・・・わかりました。よろしくお願いします。」
ミスト〈一週間後にはそこに着く・・・頼んだぞ!〉
ブッ
総司令からの電話は以上で私はモニター画面を消し、そろそろ寝ようと寝床に行こうとしたときふと星空みゆきのあの言葉が引っ掛かった。
みゆき「プリキュアが「殺す」とかそんな怖いこと言わないでよ」
星奈「ちっ」
私はその言葉が胸糞悪くなり、とっとと寝た。
ー屋上ー
昼休み、私は秋人先輩と希美、そしてポンポーを集めて、ある場所に行くことを計画していた。
秋人「ふしぎ図書館?」
星奈「ええ、この町で活躍しているプリキュア達の本拠地・・・・・」
希美「ふしぎ図書館ってどんなところなの?」
星奈「あそこは色々な本が納めていて、その数はかなりのモノよ。」
希美「そ・・・そんなに」
ふしぎ図書館の説明に希美の目は子供が玩具を欲しがる目をしていた。
ポンポー「そんで、そのふしぎ図書館に行くのはいつからなんだ?」
星奈「今夜よ・・・・・」
3人「へ?」
私の言葉に先輩、希美、ポンポーはもう一度と耳を澄ましたが私は今夜ともう一度言い聞かせ、3人はマジかというような顔をした。
星奈「今夜の12時00分・・・・・校門に集合よ」
秋人「マジかよ?」
希美「その時はお母さん達も寝てるし、大丈夫だよね?」
ポンポー「おいおい星奈、せめて早い時間でいかねえか?」
星奈「寝たいなら寝てもいいわよ・・・私一人でも行くから」
希美・ポンポー「ええええぇー!!!」
そして私はその時知らなかった屋上の扉の裏側に聞いてる人がついてきたことを・・・・・
?「・・・・・」
キラン
12時00分
星奈「全員、集まったわね?」
秋人「おう・・・」
希美「お母さんには怪しまれたけどギリギリ誤魔化して来ました。」
ポンポーは私と一緒に来たから良し!
星奈「それじゃしゅっぱ「黒井さん!!」」
気がついた?私は周りを見渡したがどこにも先生らしき人はいないと安心したかと思えば後ろから思わぬ人物がいた。
星奈「空野さん・・・・・」
それはかつてポンポーの狸集会でひどい目にあったが私の正体を知ってしまい、私の方にいつも寄り付く2年の空野主がそこにいた。
主「抜け駆けは許さないわよ!黒井さん」
星奈「あなたは呼んでないけど・・・・・」
主「私はね偶然聞いちゃったのよあなた達の話している所をね」
あの時、屋上の扉の裏で耳をつきながら聞いていた空野主の存在を忘れいたことに私は頭を悩ませた。
主「ということで私も参加ってことでいいわね?」
星奈「・・・・・・・・」
私はしぶしぶ空野主の参加を許可した。
パアアアアア
私達は図書室に到着し、本棚の本を正しい所に整えた。私はあの時、モニターで星空みゆきがふしぎ図書館に行く時の開け方を見て覚えていたので早く出来た。開けることに成功し、ピンク色の光が私達を覆い尽くした。
一同『うわああああ~~』
シュンッ
ドスンッ!!
星奈「いたた・・・早く離れなさい・・・ポンポー」
秋人「早く離れろ・・・」
希美「重い・・・・・」
主「いたたた」
ポンポー「へ・・・・・悪い悪い」
私達がふしぎ図書館に繋がるワームホールの出口から落ちてしまい最後にポンポーが落ちてきたせいでボディープレス状態になっていた。
秋人「ここが・・・・・」
希美「すごーい!!上から下まで本が沢山ある♪」
主「ここがプリキュアの本拠地・・・以外とメルヘンな所なのね?・・・ん?」
空野主がカメラでふしぎ図書館を撮影してる時にふとポツンと置いてあるピンク色の家があった。
主「ねえ・・・黒井さん、あの家って」
星奈「プリキュアが一緒にお菓子を食べたり、遊んだりする・・・・・いわば娯楽室みたいな所ね」
主「嘘!プリキュアの・・・じゃああの家に行ってみましょう!!」
ガシッ!
主「ちょっ何すんの黒井さん?」
私は空野主の袖を掴んだ。そもそもここに来たのはプリキュアの娯楽室に行くことじゃない
星奈「私達の目的は・・・・・このふしぎ図書館の外に行くことよ!ポンポー!」
ポンポー「よっしゃ!!ドロン!!」
ボワン!!
ポンポーは巨大なドラゴンに変身し、先輩は凄いと評価され、希美に至っては目を輝かせた。
星奈「みんな早くのって、空野さんも!」
主「え?分かったわ!」
私達は全員ポンポーの背中に乗り、私はポンポーに合図を出した。
星奈「ここからふしぎ図書館の外に行くわよ!!みんなしっかり手を掴むのよ!ポンポー飛んで!!」
ポンポー「いっっっくぜえええええ!!!」
ポンポーは羽を大きく揺らし、上空まで一気に飛ばした。
ポンポー「ここからは特急で行くぞ!!しっかり捕まっときなあああ!!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ
星奈「くっ!」
秋人「くううううっ!!」
希美「うううううっ」
主「くうううっ!!」
出口が分からない上空を飛んでいる中で私はあのポップとかいう妖精の言葉を思い返した。
ポップ「大樹から離れた場所にある」
その言葉の意味が分かった・・・・・大樹とはこのふしぎ図書館を表していたのだった。この図書館の周りには樹々が覆い繁っていたからである。プリキュア達の本拠地のふしぎ図書館は大樹の中にあったのだ。
ガサッ!!!
ポンポー「お前ら!!外に出たぜ!?」
星奈「ここがふしぎ図書館の・・・・・外」
ふしぎ図書館から出た私達の見た外は広大な草原と巨大な森に覆い尽くした所だった。
次回予告
希美「ここって町だった所・・・」
ふしぎ図書館の外で見たものはかつて町だった場所は遠い年月によって遺跡と化した所だった。
秋人「おい!アイツ俺たちを狙ってるぞ!!」
プリキュアの書が眠るピラミッドにたどり着いたときに現れたライオン型の魔物
星奈「ここは私と先輩とポンポーが引き受けるわ!希美と主は早く行って!」
そして二人が手にしたものは・・・・・
主「これが・・・・・プリキュアの・・・書?」
13・5話ピラミッドを守る番人