プリキュアを憎む者   作:匠 良心

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この話はオリジナルキャラを出します。


9話 異世界都市 アルカ

ポップ「ジェネラルプリキュア・・・でござるか」

 

 

キャンディ「お兄ちゃん 知ってるクル?」

 

ポップ「う~む」

 

 

ポップは考え込んでいた。キャンディは前の闘いの後にオーディウムの言葉に疑問が出てしまいキャンディはメルヘンランドからキャンディの兄ポップを連れてきてれいかにこれまでプリキュアがバッドエンド王国以外の敵か味方のオーディウムの参戦のことについて、そしてジェネラルプリキュアのことについて語った。

 

 

みゆき「それに・・・」

 

 

私の家族はプリキュアに殺されたのよ・・・

 

 

やよい「オーディウムのお母さんとお父さんが・・・プリキュアに・・・」

 

 

あかね「うちがウルフルンと闘ってるときにそんなことが・・・もしかしたらアイツの出任せちゃうん?」

 

 

れいか「いいえ、あれは出任せという雰囲気ではありませんでした。かすかですが私には彼女は嘘をついていないと思っています・・・」

 

 

なお「どっちにしろこの先、いつかアイツと私達が対立するかもしれないって状況だよね これって」

 

 

5人は深く考えこの先どうすればいいか悩んでいる時・・

 

 

ポップ「皆の衆、今悩んでいても何も解決しないでござる。とりあえず、拙者はお主達の情報を元に早速メルヘンランドに戻って調べてくるでござる。それまでしばし待たれよ」

 

ポップはメルヘンランドに一時戻り、みゆき達は安堵の溜め息を吐いた。

 

 

みゆき(オーディウム・・・・・・か)

 

 

みゆきは自分の部屋の窓の外を見て彼女のことを呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パシパシパシパシ

 

星奈「よし!」

 

 

ポンポー「すっかり体が全快したな♪」

 

私はキャラクターに痛め付けられた右手が完治したか握ったり広げたりして確認した結果、完治完了していた。

 

 

ポンポー「なあ 星奈、これからどうするよ?今日の休日おまえどっか行きてーとこねーのか?」

 

 

星奈「・・・・・・・・」

 

私はキャラクターに壊された2つの武器を見て考えた。スマイルプリキュアのいる町担当となった私はプリキュアと対立したときこの2つの武器で任務を遂行できると思っていたからだ・・・だがジェネラルプリキュアが参戦した以上これまで以上の武器が必要になってくる・・・となると今日は・・・・・

 

 

星奈「ポンポー」

 

 

ポンポー「ん?」

 

 

星奈「武器の調達の為、買い物にいくわよ」

 

 

ポンポー「買い物って武器が買える店ってこの町にはねーぞ?」

 

 

星奈「違うわ・・・・この町じゃなく異世界都市にいくのよ」

 

 

ポンポー「異世界・・・・都市?」

 

 

星奈「そう 異世界都市【アルカ】」

 

 

私はテーブルに置いてあるリモコンを手にし、それを本棚のほうに押した。

 

 

ゴゴゴゴゴゴ

 

本棚が二つに別れた時、中から隠しエレベーターが出た。

 

 

ポンポー「すげえ・・・こんなところに隠し扉が・・・」

 

 

星奈「強いていうなら隠しエレベーターね」

 

私達は早速エレベーターにはいり、私は中のボタンを"アルカ"に押しかえ扉が閉まった。

 

 

 

 

 

ゴォォォォォーーーーーーー

 

 

私はエレベーターの中でじっと待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポンポー「あのさ・・・・・・星奈」

 

 

 

 

 

 

星奈「何かしら?セクハラだったら容赦なく切り裂いてあげるけど?」

 

 

ポンポー「切り裂くって!? そもそもお前武器壊れてんだから切り裂くことは出来ねーだろうが!」

 

 

星奈「それもそうね・・・」

 

 

ポンポー「たくっ 俺が聞きてーのは昨日出会ったジェネラルプリキュア・・・そして星奈・・・お前は何者なんだ?」

 

 

ポンポーの質問に私はこのまま黙ろうと思ったが私は仕方なくこいつに話した。

 

 

星奈「ジェネラルプリキュア・・・そいつらは今ご活躍中のプリキュア様の監視役で全部で15人いるのよ。情報によると若葉台にはキュアデビル、そして海原市にはディザスター、サンクルミエールにはパラサイト、クローバータウンにはライアー、希望ヶ花市にはウィザー、加音町にはレクイエム、大貝町にはブレイン、ぴかりヶ丘にはエンヴィー、ノーブルにはデスサイズ、津名木町にはカース、いちご坂にはグラ、そして私が今滞在している町のジェネラルプリキュアがキャラクター他にもメモリー、リボーン、そしてケルベロス・・・とまあこんな感じかしらね」

 

ポンポー「へえ・・・・・」

 

 

ポンポーは思った。まじかよ?昨日、星奈を手こずらせたあのおっかないプリキュアが15人いるのかよと思った。

 

 

星奈「そして、そいつらを生み出したのがプリキュアの王"プリキュウス"よ」

 

 

ポンポー「プリキュウス?なんだそりゃ?」

 

 

星奈「詳しいことはまだ調査中だけど、私のいた世界を焼け野原にして無法地帯化にした元凶であり、私達が倒すべき相手よ」

 

 

星奈は拳を強く握り締め、その怒りには憎しみの執念が宿っていると感じたポンポーである。

 

 

ポンポー「なあ 星奈・・・お前って一体何者なんだ?」

 

 

 

 

星奈「私はこの世界からプリキュアの・・・」

 

 

チーーーーーン

 

 

ポンポー「!?」

 

私が話そうとしたとき、どうやら目的地に着いたらしい。

 

 

 

 

ゴゴオオオオオオオオオー

 

 

エレベーターの扉から光が飛び出し、ポンポーはあまりの眩しさに目をつぶった。そして光が消え目を開けたポンポーが見たものは・・・・・

 

 

 

ポンポー「な・・・・・な・・・・・な・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポンポー「なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!???」

 

 

 

恐竜あるいはロボット、あるいは獣人、あるいは宇宙人、あるいは昆虫人間、小さな妖精、未来人、侍、幽霊、妖怪、ファンタジーの人間といろいろと、変わった住人たちが住んでいた。

 

 

 

 

 

 

ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ ガヤガヤ

 

私達は武器の調達の為、街道を通るなか、ポンポーは私に質問してきた。

 

 

ポンポー「なあ・・・星奈、ここにいる奴らって・・・」

 

 

星奈「ここにいる住人たちは皆、いろいろな異世界から来たもの達よ。そうね・・・例えば」

 

 

ポンポー私の指差した方向を見て、

 

 

星奈「恐竜と人間が共存する世界から来た住人」

 

 

驚いた。狂暴なティラノサウルスを仲良く人間とお買い物したり、家族一同がトリケラトプスの背に乗って旅行していたりした光景にポンポーは驚いた。

 

星奈「あっちは昆虫人間、宇宙人、知能に優れたロボット、半魚人、妖精、獣人、といった住人がここに住んでいるのよ」

 

 

ポンポー「へ・・・へえー・・」

 

 

あまりの光景に頭が追い付けなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星奈「さ、着いたわよ。ここが私がよく行く武器屋、"狸屋"よ」

 

 

ポンポー「狸屋・・・・・」

 

 

 

見た目はボロだけど武器の品は一流である。私達は早速、ドアを開け店頭にいる店長に挨拶した。

 

 

カランコロンカラン

 

星奈「たぬじい、いる?」

 

 

たぬじい「お~~星奈ちゃんいらっしゃ~~い」

 

 

よぼよぼでくるくるメガネを掛け、腰が曲がった体を一本の杖で支えているこの老いぼれ狸こと、たぬじいである。

 

たぬじい「だれが老いぼれ狸じゃ!?」

 

 

地獄耳であるがここにある武器と武器の性能と管理ははピカイチである。

 

 

たぬじい「星奈ちゃん・・・そこにいる太っちょ狸は誰じゃ?」

 

 

ポンポー「太っちょって・・・俺かよ?」

 

 

星奈「彼は私の連れよ。別に恋愛関係とかそんなもんないし」

 

 

ポンポー(この女・・・・・)

 

 

星奈の言葉にポンポーは星奈に対する怒りがすこし込み上げてきた。

 

 

星奈「それじゃ、武器選ばせてもらうわね」

 

 

私は早速、店の周りの武器を見回り、いいものがないか探していた。

 

 

ポンポー「へぇーこいつはなかなか豪華な武器だな」

 

 

ポンポーが見ていたのは、ハンマー系の武器を眺めていた。特に黄金のように輝くそれはなにかと強そうだと思っていた。

 

 

たぬじい「そいつはゴルディオンハンマーだね」

 

 

ポンポー「うぉっ! いたのかよ?」

 

たぬじい「ほっほっほっ♪こいつはハンマーの衝撃で放出される強烈な重力波を浴びせ、光速以上の速度で落下させる事により、光子に変換するという物凄いハンマーじゃ」

 

 

ポンポー「へ・・・へぇ」

 

たぬじい「ちなみにこいつは1つ1億円じゃ♪」

 

 

ポンポー「い・・・1億!!? 高えーー!!」

 

余りの武器の価格の値段にポンポーは驚愕した。

 

ポンポー「じゃあ一番安い武器あるか?一番安いの?」

 

 

たぬじい「一番安いのは100万円くらいの武器だけじゃよ、自衛隊とかよく使っている武器ぐらいはな」

 

たぬじいに案内され、ポンポーに一番安い武器を見せたらボロい刀、中身が錆びた機関銃等々

 

ポンポー「こんなボロいの欲しがるやついるのかよ?」

 

 

星奈「おまたせー」

 

ポンポー「星奈」

 

 

星奈「たぬじい お会計よろしく」

 

たぬじい「あいよ♪」

 

 

私は早速たぬじいに会計をお願いし、たぬじいも早速武器の会計を始めた。

 

たぬじい「えーと、ソードメイス、ボーイズMk1対装甲ライフル、ソニックアロー、ウェブシューター、シュベルトゲーベル、全部で4億5千万円じゃ♪」

 

 

ポンポー「高ええーーーー!!? おい!星奈やめとけこんなろくなとこで無駄遣いとかすんじゃねー!今ならまだまに「これで・・・」へ?」

 

星奈は懐から黒いカードをたぬじいに見せ、それをたぬじいはレジにカードを差し込み、星奈の方に返した。

 

 

たぬじい「まいどあり♪」

 

 

星奈「それじゃたぬじい 次来るときは土産とか持ってくるわ」

 

たぬじい「ああ 期待しとるよ♪」

 

 

たぬじいは手を降り、私達は狸屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポンポー「なあ 星奈 お前今、あのじじいに見せたあのカードなんだ?」

 

 

星奈「ああ、あれは"ワールドカード"でいってそんじゃそこらじゃ手に入らないレアなカードよ。このカード一枚の中には50兆円ほどの金額が入っているのよ」

 

 

ポンポー(まじかよ?)

 

 

 

 

星奈「買い物も済んだし、あそこの喫茶店でひと休みしましょうか?」

 

 

私が指差した方向を見ると、そこは私がよく行く喫茶店"木の葉"

 

 

 

ガラララ

 

 

?「いらっしゃいませー何名様でしょうか?」

 

 

星奈「私とこれの2名で」

 

ポンポー「おい! これってなんだこれって・・・・・」

 

 

ポンポーが店員の方を見ると着物姿で可愛らしい狸の耳と尻尾が生えており、髪は綺麗なロングヘアーの美少女がポンポーの方に笑顔を見せた。

 

 

ポンポー「ぽふっ/// 」

 

星奈「ぽふ?」

 

 

?「常連様と1名様はあちらの席でお待ちください。」

 

彼女の案内で席に座りサービスの緑茶を飲んで一服した。

 

 

ポンポー「なあ、星奈あの子って・・・」

 

 

星奈「ああ、あの子はたぬじいのお孫さんの"たぬ美"よ」

 

ポンポー「え!? あのじじいに孫がいたのかよ!?」

 

 

星奈「あの子の両親は小さい頃に他界してね。たぬじいに引き取られ、今は生活費を稼ぐためここでバイトしてるのよ」

 

 

ポンポー「あの子の両親が死んだ・・・」 

 

 

ポンポーがすこししんみりになってるところから扉の中からたぬ美が注文の品を持ってきた。

 

 

たぬ美「お待たせしました♪スイートポテトケーキです♪」

 

 

ポンポー「ポッふ/// 」

 

 

星奈「ぽっふ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回予告



ルーシー「おいこら狸娘 いますぐ貯めた借金返してもらおうか?」


ポンポー「俺は・・・兎が苦手なんだ!」



星奈「だったら助けてやんなさい!!」


たぬ美「あの・・・その背中」




10話 かちかち山





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