超次元ゲイムネプテューヌ~緑の女神候補生~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
ロムちゃんの擬音発音が難しいです……
今回は前半パート終了までの話になります。
最後まで楽しんでいただければ嬉しいです。

それではどうぞ。


第7話 ルウィーのテーマパークへ

ロムちゃんラムちゃんに連行され、

2人の自室で絵を描いていたら自分達が描いていたのが完成

したのかブランさんに見せて来るって言ったきり帰ってこない……

 

(それにしても……2人が描いてたのって本だったような……)

 

敢えて言わなかったけど、

ロムちゃんラムちゃんはスケッチブックではなく本のような物を

使って絵を描いていたのが僕は気になった……

 

「私の大事な本に………お前らあああああ!!!」

 

ブランさんの怒号が聞こえた気がするけど、

それは気のせいだと思いたい……

それとロムちゃんラムちゃんの笑い声が聞こえるのもきっと気のせい……

 

「…ルルくん(ひょこ)」

 

10分後、ロムちゃんが戻ってきた。

何故かラムちゃんの姿が見えない……

どうしたんだろ?

 

「あのね、ネプギアちゃんとユニちゃんが来てくれたからみんなで遊ぼ……?」

「ネプギアちゃん達が来てたの?」

「……(コクコク)」

 

ロムちゃんの話によると、

つい先ほどネプギアちゃんとネプテューヌさん、ユニちゃんとノワールさんが

ルウィーに遊びに来たらしい……

それで先に教会の中庭に移動したみたいだからロムちゃんがわざわざ僕を迎えに来てくれたとの事。

 

「そういえばラムちゃんは?」

「ラムちゃんは先に行って待ってるって…言ってた……」

「…そっか、じゃあ待たせないように僕達も行こっか」

 

そう言うとロムちゃんが僕の手を繋いできた。

中庭に着くとロムちゃんの言った通り、既にみんないた。

余談だけど教会の中庭に着いた際に、ネプギアちゃんとユニちゃん、ラムちゃんが

何故か頬を膨らませていた……

お姉ちゃんに目線を向けても「あらあら♪」としか言わなかった……

 

 

 

 

 

 

 

ーールウィー教会・中庭ーー

 

 

 

 

 

ロムちゃんラムちゃんが雪ダルマを作りたいと言ったので、

ネプギアちゃん指揮の元、崩れない特大の雪ダルマを作る事になった。

お姉ちゃん達は中庭に設置されてるテーブルで紅茶を飲んでいた。

するとこんな会話が聞こえてきた。

 

「まーそんな訳でね?、ルウィーに新しいテーマパークができたって言うからみんなで遊びに来たのー!」

 

ネプテューヌさんがルウィーに来た理由をブランさんに話す。

そういえばロムちゃんがそんな事を言ってたような……?

 

「イストワールからは女神の心得を教えてほしいって連絡をもらっているけど……」

「あーそれはもういいよ、前回だってあんまり役に立たなかったしね」

「悪かったわね」

 

今の会話でなんとなく察したかも……

要するにイストワールさんからまた何か言われたんだろうな……

それでノワールさんはいわゆるネプテューヌさんのお目付け役みたいな感じってところかな……多分。

 

「テーマパークの噂は私も聞いていますわ。みんなで遊びに行ったら楽しいんじゃないかしら?」

「スーパーニテールランド!?」

 

お姉ちゃんの言葉を聞いたラムちゃん。

というかスーパーニテールランドっていうんだね。

そのテーマパーク……

 

「行きたい行きたい!」

「連れてって♪(ワクワク)」

 

ロムちゃんラムちゃんがブランさんに連れてってとねだる。

ちなみに雪ダルマは完成済み。

モデルはブランさんである……

 

「…妹達を連れて行ってもらえるかしら?」

「え…ブランは?」

「お姉ちゃん…行かないの…?」

「私は……行けない」

 

ブランさんがまさかの一緒に行けないとの事……

でも今一瞬だけ間があったけど……何だろう?

 

「え~仕事~?止めなよ、昔の偉い人も言ってるよ、働いたら負けかなーって思ってるって!」

「それ……偉い人じゃないから」

 

ネプテューヌさんの迷言にノワールさんが言う。

もしこの場にイストワールさんがいたら激おこぷんぷん丸じゃないかな……?

仕事といえば、お姉ちゃんもそうなんだよねー……

そんな事を思っていたらブランさんがテーブルを思いっきり叩いたのだ。この場にいた全員が思わず驚いた……

 

「とにかく…私は無理……」

 

それだけを言い残すとブランさんは立ち去ってしまった。

とりあえずブランさんを除いた全員でテーマパークに行く事になった。

 

 

 

 

 

 

 

ーースーパーニテールランドーー

 

 

 

 

 

 

 

「わーい!」

「待って…ラムちゃん……!」

「2人共、ちゃんとコートを着てー!」

「走ると転ぶよー!」

「ルル!、ネプギア!、入場券を忘れてるー!」

 

ルウィーのテーマパーク、

スーパーニテールランドに着いた瞬間ロムちゃんラムちゃんは我先にと一目散に駆け出して行った。2人がコートを着てない事に気づいたネプギアちゃんは2人を追いかけ僕は転ぶと危ないよと言いながら追いかける。

そしてユニちゃんに入場券を忘れてると言われた事に気づきユニちゃんから入場券を受け取る……

 

(それにしてもカメが園内にいるのが何とも……)

 

本物のカメが園内でうろついているのが何ともシュールだ。

現にロムちゃんが乗っている。

随分と大人しいカメだなと思った……

 

「ネプギアー、ユニちゃんー」

「どこー?」

 

ラムちゃんとロムちゃんは土管から顔を出し、

ネプギアちゃんとユニちゃんを捜しているようだ。

 

「はーい」

「こっちよー」

 

後ろの土管の中からネプギアちゃんとユニちゃんが

ロムちゃんラムちゃんに手を振りながら顔を出した。

するとユニちゃんが何かを発見したようだ。

 

「あ。スライヌ模様のコイン」

 

ユニちゃんの手にはスライヌの絵が描かれたコインがあった。

随分と変わったコインだなぁ……

 

「こっちはアエルーだー♪」

 

ネプギアちゃんはアエルー模様のコインを見つけたようだ。

もしかして描かれている模様によってレア度が違うのかな……?

あっ……あそこにもある。

気になった僕は浮かんでいたコインを手に取る……

 

(表がアエルーで裏が……チューリップかな?)

 

これって珍しいのかな?

まぁいっか、別次元に来たお土産にしよ。

個人的にはアエルー模様が欲しかったり……

あ、そうだ。せっかくだし……

 

(サオリちゃんの分も取ってあげようかな……)

 

きっと心配してるだろうし……

連絡が取れた場合、お説教は覚悟しておかないとなぁ……

あ、決してこのコインでご機嫌取りをしようとは考えてないからね!?

それにしてもテーマパークだけあって広いなぁ……迷子にならないように気をつけようと思った僕だった。

 

「そういえばロムちゃんラムちゃん、迷子になったりしてないかな?」

 

少し気になった僕は2人を探す事にした。

辺りを少し回るとネプギアちゃんを見つけたので声をかける。

何か探してるみたいだけど……

 

「ネプギアちゃん、どうしたの?」

「あ、ルル君。ロムちゃんとラムちゃん見てないかな?」

「ちょうど僕も2人を捜そうかなと思ったんだけど……」

 

どうやらネプギアちゃんもロムちゃんとラムちゃんを

捜していたようだった。

するとユニちゃんもやって来た。

 

「ネプギア、ルル、どうしたの?」

「ロムちゃんとラムちゃんの姿が見当たらなくて……」

「2人ならさっき、あっちの角に曲がって行くのを見たけど……」

 

ユニちゃんが指差した方には何故かデッテリュウ模様のコインが浮いていた。

僕はその1枚を手に取る……

 

「あ。それデッテリュウ模様だ!」

「本当だ。けっこうレア度が高いのよね……」

「…そんなに高いんだ?」

 

ネプギアちゃんとユニちゃん曰く、

このデッテリュウ模様のコインはかなりのレアアイテムらしい。

じゃあ見つけた僕はラッキーかなと思っていた時……

 

「あれ?、あそこにもデッテリュウがある……」

「あっちにも……」

 

よく見るとデッテリュウ模様のコインがたくさん浮かんでいた。

なんかおかしい……

そもそもこんなにレアアイテムが浮かんでいるのに違和感を感じた。

ゲームで例えるんだったら、いきなり最強装備が使える……そんな感じ。

 

(なんか誘導されているような……)

 

そう思いながらも、

僕達3人はロムちゃんとラムちゃんが曲がったであろう道を歩く。

曲がり終えた先にいたのは、巨大な舌を出しながら涎を垂らしている怪物、そして変な色合いのパーカーを着た女?が立っていた……

怪物の手には口を塞がれたロムちゃんとラムちゃんの姿があった。

 

「ロムちゃん!、ラムちゃん!」

「アンタ、何やってんのよ!!」

「2人を離せ!!」

「幼女以外に興味はない!」

 

すると怪物の舌が勢いよく伸び、

ネプギアちゃんとユニちゃんに直撃し2人は吹っ飛び

地面に叩き付けられてしまった。

 

「ネプギアちゃん!、ユニちゃん!……2人を離せっ!!」

 

傘をコールし、

怪物に向かって振りかざす。

しかし怪物は平然としていた……

 

(装甲が硬い……)

 

そして次に気づいた時には、

怪物の舌が襲いかかり僕は壁に叩きつけられてしまった……

 

「がっ……!?」

 

立ち上がろうにも壁に激突された衝撃で体が動けない……

しかも意識が朦朧としてきた。

 

「上手くやりましたね、トリック様」

「アクククク……お楽しみはこれからだ」

 

トリックと呼ばれたその怪物は、

ロムちゃんとラムちゃんを捕まえたままび跳ねる様にその場を去っていった……

 

(ロムちゃん……ラムちゃん……)

 

 

助けたいのに体が言う事を聞かない。

このままだと2人が……

そう思ったのを最後に僕の意識はそこで途切れた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
あのキャラの名前も出しちゃいましたけど……(苦笑い)
近いうちに出すかもしれません。
気になる方は公式サイトで検索してみてください。
『超女神信仰ノワール激神ブラックハート』で検索すると出てきます。
超可愛いです。
次回は後半パートになります。
頑張って執筆しますのでよろしくお願いします。

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