考えた結果、こんな形になってしまいました……
ギアちゃん達女神候補生を上手く表現できてるといいんですけど……
楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
お姉ちゃんと一緒に連れられた場所は、
パーティー会場だった。
周りを見ると上流階級の人や教会関係者等様々……
「お姉ちゃん、開会式の挨拶とかもあるけど大丈夫なの?」
「その辺は問題ないですわ♪、確かこの辺に……あっ!」
誰かを見つけたのか、
ちょっとだけ待っててくださいね?と言われその人達のところに向かう……
数分後に2人の女の人を連れて戻ってきた。
1人は茶髪で目が少しツリ目、もう1人はクリーム色の髪の女の人だった。
「お2人に、開会式が終わるまでルルちゃんの面倒を見て欲しいんですの」
「ベール様……この子って確かエンシェントドラゴンと同時に落ちてきた子ですよね?」
茶髪の女の人が僕を見ながら、
お姉ちゃんに聞いた。
すると今度はクリーム色の髪の女の人が……
「わあ~可愛いです~」
「えっと……僕はルルといいます」
「私の名前はコンパといいます。よろしくお願いしますね?」
クリーム色の髪の女の人……コンパさんってなんか、
ふわふわしててマイペースな気がする。
続いて茶髪の女の人が……
「私はアイエフよ、よろしくね?」
「よろしくお願いします」
「ちなみにルルちゃんはこう見えて男の子なんですのよ?」
「「えっ!?」」
お姉ちゃんがコンパさんとアイエフさんにカミングアウトする。
それを聞いた2人目を見開きながら驚いてた。
「付け加えると別次元のリーンボックスの女神候補生なんですのよ♪」
「「め、女神候補生!?」」
お姉ちゃん……ちゃんと説明してくれたんじゃなかったの?
この後、僕が2人にちゃんと説明しました……
お姉ちゃんが開会式の準備に戻った後、
僕はコンパさんとアイエフさんに連れられて3人でパーティー会場を回る事になりました。
「…どうして周りの人は興味深そうに僕の事を見てくるんでしょう?」
「あの時エンシェントドラゴンを瞬殺したからじゃないかしら……」
「ルルくん凄かったですよ~」
さっきから周りの視線が気になってたので、
何気なくアイエフさんに聞く。
その理由が式典の時に落ちてきたエンシェントドラゴンを片手で受け止めたり
挙句の果てに倒したからなのではとの事……
しかもその現場を式典にいた人、殆どが目撃していたとの事。
てっきり僕は避難していたかと思ってたよ……
「あ、アイエフさん!、コンパさん!」
コンパさんとアイエフさんを呼び止める声がしたので振り返ると、
そこには154cmの薄紫色のロングヘアーの女の子がいた。
知り合いなのかなぁ……?
アイエフさんは薄紫髪の女の子に僕の事を説明していた。
気のせいか僕が男だという説明も聞こえ薄紫髪の女の子は驚いていた。
「あ、じゃあこの子が……」
「そうよ。ルル、この子はネプ子の妹のネプギアよ」
「は、初めまして……ルルです。」
「こちらこそ初めまして、ネプギアと言います」
「ギアちゃんはルルくんと同じ女神候補生なんですよ~」
聞けばプラネテューヌの女神候補生だとの事。
この後、女神候補生同士仲良くしたら?とアイエフさんとコンパさんの気遣いにより僕とネプギアちゃんの2人だけになりました。
「じゃあルル君は別次元のリーンボックスの女神候補生なの?」
「…うん、クエストの最中にここに飛ばされちゃって……」
ここに来るまでの経緯をネプギアちゃんに説明する。
と言っても僕の身分とか簡単な説明だけど……
「やっぱり元の次元に帰りたい?」
「帰りたいっていうよりも……心配の方が強いかな?」
「そうなの?」
「うん、でも国民のみんな強いから。僕がいなくても何とかなるよ……流石に連絡くらいはしたいけどね?」
苦笑い気味に答える僕。
あの異空間の調査に向かう前に全国民に万が一の事が起きたら、
予め指示しておいた事を伝えてあるから当面は大丈夫だ。
ただやっぱり個人としては僕は無事ですよって伝えておきたいなぁ……
「あ、ネプギア!捜したじゃない!」
「ユニちゃん」
すると149cmの黒髪のツインテールの女の子がこっちにやって来た。
名前はユニちゃんというらしい。
その後ろには132cmの双子の女の子がいた。1人は人見知りしそうな子、もう1人は活発そうな女の子だった。
「あー!、エンシェントドラゴンを倒した人だー!」
「ラムちゃん…人に指差しちゃ……だめだよ」
「えーだってロムちゃんも見たでしょー、傘でズバーって斬ったんだよ?」
活発そうな女の子、
ラムちゃんが僕に指差しながら隣にいた人見知りの女の子…ロムちゃんに言う。
別に僕は気にしてないけど……
「あ、初めまして……ルルです。別次元のリーンボックスの女神候補生です」
「ア、アタシの名前はユニ、ラステイションの女神候補生です……」
「ラムちゃんでーす!、ルウィーの女神候補生でーす!」
「ロムです……ルウィーの女神候補生です。よろしく…お願いします(ぺこり)」
「ラムちゃん以外、堅苦しい雰囲気がするのは私の気のせい……かな?」
ネプギアちゃん?
君はどうか分からないけど、
僕はこう見えて初対面の人とは緊張するんだよ……
そしてネプギアちゃんが僕が男だと説明するとユニちゃん達も驚いていた……
ロムちゃん、ラムちゃんに至っては好奇心の目で見られた。
ネプギアちゃん、ユニちゃん、ロムちゃん、ラムちゃんと話していると、
お姉ちゃん達が開会式が終わったのかこちらに戻ってきた……
その隣には本に乗って浮かんでいる妖精さんらしき人がいた。
「初めまして。私の名前はイストワールと申します。プラネテューヌの教会
で教祖を務めさせていただいています。それと先程の件はありがとうございます」
「は、初めまして……ルルと言います。」
なんだろう……凄く大人っぽいよ……
最近まで僕の次元でも妖精さんを見かけたから
同じ感じかなと失礼な事を考えてしまった……
イストワールさんが教祖と聞いて思い出したがチカお姉ちゃんは元気にしてるかな?
心配してるよね絶対……
イストワールさんから今後の事を聞かされたのは、僕が別次元のリーンボックスの女神候補生という事もあり僕はリーンボックスで保護される事になりました。
「さて……」
するとネプテューヌさんが突如光り出した。
女神化の解除かな?
なんで呼び方が変わってるのかって?
そう呼んでと言われたからです。
ここのパーティー会場に来る前にね……ちなみに他の女神様からもである。
そう思っていたら……
「ひゃっほう!」
さっきの落ち着いていた雰囲気とはガラリ。
テンションアゲアゲなネプテューヌさんがいた……
「ネプテューヌは相変わらず落差が激しいわね……」
ぼやきながら呟いたのはノワールさん。
変身解除の光が発生し黒髪ツインテールの姿に変わった。
あ、ユニちゃんに確かに似てる……
「それはお前も同じだろ……つーか開会式の挨拶でテメーだけ目立つのは納得いかねえな……」
「もぉーブランたら、それは言いっこなしだよ~」
ブランさんも光り出す……
「…じゃんけんで決めたのは後悔してる」
さっきまでとは変わって大人しい感じの人に変わった……
というか開会式の挨拶をじゃんけんで決めてたって本当なんですか?
僕が口出しする訳じゃないですけど……
「まぁいいじゃありませんか……」
最後に、お姉ちゃんが光り出した。
僕が知っている金髪で気品がある姿だった……
ただ違うのは服装だけみたい……
「今更言ったって大人げないですし♪、それにしてもルルちゃんは私達の変身前の姿を見ても驚きませんでしたわね?」
「うん。僕、見慣れてるから……別に違和感とかは感じないよ?」
お姉ちゃんに聞かれたので答える僕。
まぁ変身前と変身後だと違うって言ってたし……
「でもネプテューヌの変身前を見ても驚かないのは意外でしたわ」
「そう?、僕からしたらネプテューヌさんのは微笑ましい方だよ?」
「微笑ましい!?、コレが!?」
「ねぷぅー。ノワール、指差しながら言う事!?」
なんか言い争いを始めたネプテューヌさんとノワールさん。
するとネプギアちゃんが……
「じゃあルル君はもっと凄いのを見てるの?」
「…うん。あの人……人って呼んでいいのかな?僕の次元にいる他の国の女神さんがいるんだけど……その人の女神化が衝撃的過ぎて慣れちゃったというか」
「お姉ちゃん以上……全然想像がつかない……」
ほんと……あの人の女神化は衝撃的だったよ。
いや、変身前の時点でも衝撃的かもね、もしネプギアちゃん達があの人を見たら……
こうして何だかんだで僕はパーティーを楽しみました。
読んでいただきありがとうございます。
ギアちゃん達の口調が難しい……
変身前のネプテューヌもですけど……
こんな調子ではありますが次回もよろしくお願いします。