前回の続きになります。
ギャーちゃんの口調はこれで合ってる筈……(多分)
今回の視点はギアちゃんになっています。
短いかもしれませんが楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
私とルル君…それとネプギャーちゃんは、
プラネテューヌの街中を歩いています。
「前来た時より今日は人が多いね?」
「うん、今日はプラネテューヌの各店舗で特売セールをやってるんだよ?」
「じゃあ僕は運が良かったかも……」
ルル君の質問に答える私。
そうなんです、今日は各店舗で特売セールをやってるんです!
プラネテューヌでは月に3回あるイベントなんです。
私も限定パーツ目当てに1人でよく行くんです。
『ところで私達はどこに向かっているんでしょうか?』
ネプギャーちゃんが画面から話しかけてきた。
そういえばどこに向かおうとしてるんだろ?
するとルル君が……
「…え? 洋服屋さんに行こうかと思って」
『……いやん♡』
ねぇ…ネプギャーちゃん?
今の色っぽい声は何かな?
私に喧嘩を売ってるでしょ……
むぅ…コンパチキャラの癖に……
「ネプギアちゃん、この辺に洋服屋さんってないかな?」
「あ、それならこの先にあったと思う……」
いけないいけない!
せっかくルル君とのお出かけだもん!!
楽しまなきゃ損だよね?
ーー洋服屋ーー
プラネテューヌの洋服屋さんに入ると、
人はあんまりいなかった。
まぁ訳ありのお店だもん……
「あれ…かなり空いてるんだね?」
「実はここね? プラネテューヌでも有名な店員さんがいない洋服屋さんなの」
『店員がいないとはどういう事でしょうか?』
「私もアイエフさんから聞いた程度なんだけど……」
2人に説明しようとした時、
1台のロボットがやって来た。
「イラッシャイませ。このお店は初めてですか?」
「「は、はい……」」
するとロボットは掲示板のような物を見せてきた。
というかHD画質の画面だよね!? この掲示板!?
ハ、ハイテク過ぎるよ……
「当店は、お会計の際に呼んでいただければ伺います。また試着は自由にして頂いて結構です。試着室はそちらにございますので。ナニカ他にご質問等はございますか?」
「「だ、大丈夫です……」」
「ソレデハ当店をお楽しみください」
それだけ言うとロボットは、
奥に行ってしまいました……
「今のが店員がいない理由だよ?」
「…うん、僕もよく分かった」
『ここの経営は大丈夫なんでしょうか?』
それは私も同意見だった。
ここの経営は本当に大丈夫なのかなぁ……
「さてと……」
ルル君がギャラクシーギアを前に向けると、
光の粒子が構築され目の前にネプギャーちゃんが再び現れた。
「僕、お金を下ろしてくるから2人共そこで待ってて……」
そう言うとルル君は、
レジの奥辺りにあるATMコーナーに向かいました。
どうしよう…ネプギャーちゃんと2人になっちゃった……
「1つ、お聞きしてもよろしいですか?」
「な、なにかな?」
「ネプギアさんは、ルル君の事が好きなんですか?」
「へっ!?」
変顔をしながら聞いてきたので驚く私。
す、すすす好き!? What!?
うぅ…これって真面目に答えた方がいいよね……
「う、うん…その…ルル君の事は……好き…///」
あああぁ……なんで私、目の前で変顔しているコンパチキャラに暴露してるんだろ……
恥ずかしくて死にそう……///
この想いに気づいたのは最近だったりします……
私が悶えてるとネプギャーちゃんは……
「実は真面目な話なんですが私もルル君の事が好きなんです///」
両手を頬に当て体をくねくね振りながらカミングアウトしました。
「なのでネプギアさんが相手でも負けません」
「わ、私だって負けないもん!」
「…何を負けないって?」
「「ねぷぎゃぁあ!?///」」
いつの間にかルル君が戻ってきてました。
思わず、ネプギャーちゃんと驚いちゃった……
「そうだ。ネプギアちゃんに渡したい物があったんだった」
「わ、私に?」
ルル君は首を縦に頷くと、
腰に付けてあるポーチから何かを取り出し私に渡してきた。
それは薄紫色のギャラクシーギアでした。
「ネプギアちゃん専用のギャラクシーギアだよ」
「も、貰ってもいいの?」
「うん…
私達って事はユニちゃん達のもあるって聞こえるなぁ……
でもなんかプレゼントを貰ったみたいで嬉しいな♪
「そしてこれがネプギャーちゃんの洋服ね?」
「この可愛らしい洋服を私にくださるんですか?」
ルル君がネプギャーちゃんに買ってあげた洋服は、
私でも見た事がない制服のような衣装でした。
でもサイズとかは合ってるのかな?
私が思っていた事が顔に出ていたのか……
「合ってるよ。実は僕……目測で相手のサイズ分かるんだ」
「えっ!?」
「…いやん♡ 知らぬ間に私はルル君に自分のサイズを測られていたんですね?」
「ネプギャーちゃんには悪い事したなと僕は反省してる……」
「私は大丈夫です♪ 早速なので試着室で着替えてきますね?」
そう言うとネプギャーちゃんはスキップをしながら試着室に入って行った。
それにしてもルル君って目測で身体の寸法とか測れるんだ……///
もしかして私もされてたのかな?
でもルル君になら…されても良いかも///
「ネプギャーちゃんの保護の件なんだけどさ、ネプギアちゃんが保護してくれない?」
ルル君がそんな事を言ってきた。
「え…でも、いーすんさんもネプギャーちゃんの保護は難しいって……」
「ところがぎっちょん……その為のギャラクシーギア」
「あっ……!」
その言葉で思い出したのは、
教会から出る際にルル君がネプギャーちゃんにやってた行動。
それはギャラクシーギアに移動させる事だった……
「ホーム画面は基本ネプギャーちゃんの部屋になってるから、模様替えとかはネプギャーちゃんと相談してやってね?」
ギャラクシーギアの画面を見ると、
ルル君が言った通り女の子らしい部屋みたいなホーム画面になってた。
要するに…これがネプギャーちゃんのマイホームって事かな?
「すみません、着替えてみたんですが……」
試着室からネプギャーちゃんが出てきた。
その姿は私から見ても凄く可愛くて似合っていました……
「うん、可愛いし似合ってるよ?」
「あ、ありがとうございます……///」
ルル君に似合うと言われ照れた表情をするネプギャーちゃん。
でも何故か自分にも言われてるような感じがして、
心の中では私も内心嬉しかったり///
あ、そうだ♪
良い事を思いついた私はポケットから紫色のリボンを取り出し……
「ネプギャーちゃん、これ結んでみない?」
「リボンですか? 私には似合わないと思いますが……」
するとルル君も……
「そんな事ないと思うよ? せっかくだしポニーテールにしてみよ?」
「いえ、ですから私には……」
「「ちなみに拒否権なしだよ♪」」
「ねぷぎゃー!?」
ーー10分後……ーー
「うぅ~……///」
「「おぉー」」
恥ずかしそうにモジモジするネプギャーちゃん。
うん♪ 凄く似合ってるよー♪
「それにしてもネプギアちゃん、よくリボンなんて持ってたね?」
「一応持ち歩いているんだ♪」
「そうなんだ、女の子の嗜み?」
「うん、そうだよ♪」
この後、
私達3人はゲームセンターに行ったりして遊びまくりました。
ネプギャーちゃんがシューティングゲームで高得点を出した時は驚いた……
もしかしたらユニちゃんといい勝負かもしれない。
今日は私にとって楽しい1日になりました。
ルル君と一緒にお出かけができた。
それから……
『ネプギアさん、どうかしましたか?』
「ううん♪ なんでもないよ♪」
ネプギャーちゃんという新しい友達ができたから♪
読んでいただきありがとうございます。
ギャーちゃんもヒロイン候補になったよ(笑)
もちろんギアちゃんもヒロインですよ?
それとこの小説での差別化……というか、
今回ルルがネプギャーに買ってあげた洋服の詳細です。
容姿:『激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団』の制服ネプギア
次回から上記の服をネプギャーちゃんが着ているのを想像していただければ幸いです。
どんな服か分からない方は公式サイトをご覧になってください。
次回はアニメ第6話『ラステイションの
自分なりに頑張りますのでよろしくお願いします。